2015年1月21日水曜日

昼間の眠気

昼間の強い眠気は、思わぬ病気も? 

日中、何らかの眠気を感じるのはよくあることですが、重要な会議の最中に寝てしまったり、車の運転中に居眠りをしたりするほどの強い眠気には注意が必要です。睡眠不足だけでなく、思わぬ病気が隠れていることもあるからです。

 昼食後、一息ついた午後に感じるような軽い眠気は生理的なものですが、強い眠気が日常の社会生活に影響するほどなら「原因をつきとめて、治療や生活習慣の改善を図るようにすることだ」と、睡眠総合ケアクリニック代々木の中村真樹院長は注意を促しています。

 日中に我慢できないほどの眠気を催す原因としては、まず、必要な睡眠時間が取れていないことがあります。また、何らかの病気が睡眠の量や質に影響を及ぼしたり、起きていることそのものを難しくしたりするようなケースもあります。
 睡眠時間に関しては、日本は先進国の中でも短い国の一つです。2009年の経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本の平均睡眠時間は7時間50分で、最も長いフランスよりも1時間ほど短かったといいます。
 睡眠量が少ない状態が続くと、睡眠障害の一つである睡眠不足症候群になることがあります。日中に強い眠気や倦怠感などを引き起こします。

 睡眠不足症候群の人は、眠りが足りないという感覚に乏しいことが多い傾向にあります。中村院長は「睡眠不足が続くと、本人はそれを自覚しづらくなるのが怖い」と指摘します。しっかり寝たら日中の眠気や疲労感が軽くなったというようなら、睡眠不足症候群の可能性があります。

 社会活動に支障をきたすような昼の眠気につながる恐れがあるのが「概日リズム睡眠障害」です。交代制の職場などによる不規則な生活が原因で自律神経が乱れ、頭痛や倦怠感、集中力の低下などが起こります。
 そして、睡眠の質を低下させる原因には、肥満などが原因で起きる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」や、「むずむず脚症候群」もあります。SASは睡眠中に空気の通り道である上気道が閉塞するため断続的に無呼吸を繰り返す病気です。むずむず脚症候群は足の不快感で睡眠が妨げられます。
 また、日中に強い眠気に襲われて眠ってしまう「ナルコレプシー」は、脳の病気の一つです。運転時などに発作が起こると事故の原因にもなってしまいます。「日本人の発症率はおよそ600人に1人とされる。多くは10代で発症するので、何か心当たりがあれば早期に専門の医療機関を受診することが大切」とスリープ&ストレスクリニックの林田健一院長は言います。

 平均睡眠時間が世界的に少ない日本人にとって大切なことは、「睡眠の質」を高めることです。

■「昼間の眠気」原因と対策

昼間に眠気を催す原因として疑われるもの

(日本経済新聞 電子版より)

昼間に眠気を予防するためのポイント

□適切な睡眠時間を確保する
□毎朝決まった時間に起きる
□朝日を浴びる
□朝食を取り、夜寝る2~3時間前には食べ物を口にしない
□夕食前後に軽い運動で体温を上げる
□カフェインやアルコールは就寝4時間前まで
□就寝前は明かりを落とす
□就寝前はパソコン作業やゲームなどを避ける
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 睡眠専門のクリニックには、主に不眠の悩みを訴える人が多いのですが、最近は眠気についての訴えも増えています。
 日中の眠気の原因のひとつには、睡眠ホルモンといわれる神経伝達物質メラトニンの原料・セロトニンの不足があります。

 康復医学学会の研究素材「ラフマ」にはセロトニン分泌を促進する働きがあり、睡眠・覚醒のサイクルを整え「質の良い睡眠」に導きます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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