2015年3月20日金曜日

歯周病が体に及ぼす影響

歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気? 

ヒトの体に寄生する共生菌は口腔内、腸、皮膚に存在しています。

 歯周病(歯槽膿漏)は、口腔内共生菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝=歯周ポケット)の掃除がきれいに行われないでいると、そこに多くの細菌が定着し(歯垢の蓄積)、歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。この状態を「歯肉炎」といいます。

そして、症状が進行すると歯周ポケットの溝が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯がぐらつくようになり、最終的には抜歯をしなければならなくなってしまいます。この症状が「歯周病(歯槽膿漏)」なのです。

 腸内と同じように口の中にも「善玉菌」「悪玉菌」が存在しますが、そのうちの悪玉菌=歯周病菌(300~500種類)が歯槽膿漏の全ての原因です。
 ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると悪玉菌が優位になり、寄り集まってネバネバした物質を作り出し、歯の表面にへばりつきます。これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
 この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が特異的に存在していることが解明されています。

 歯周病とは、この歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。
 歯垢(プラーク)は取り除かなければ次第に硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。こうなると、ふだんのブラッシングだけでは簡単に取り除くことができません。増殖力も強く殺菌しても効果はなく、結局放置してしまいがちになります。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

 また、歯周病を進行させる因子は、口腔内の細菌ばかりではありません。歯ぎしり、くいしばり・かみしめ、不適合な冠や義歯、不規則な食習慣、喫煙、ストレス、全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常など)、薬の長期服用などが原因となることも多いようです。

 毎日の歯磨きだけでなく、日常生活の見直し、改善が大切になってきそうです。

■歯周病が及ぼす影響とハミガキ剤の有害成分

歯周病が体に及ぼす影響
口腔内を悪玉菌優位にしておくとプラークからプロテアーゼ(たんぱく質・ペプチド結合加水分解酵素)が大量に発生し、歯肉の中の組織が破壊されてしまいます。

 そして、このプロテアーゼが原因で、喉や気管、胃の粘膜が溶かされて、重篤な症状に陥ることも少なくありません。

 また、歯茎に炎症が起きるとその周辺にサイトカイン(細胞から放たれ種々の細胞間情報伝達分子となる微量生理活性たんぱく質)という物質が産生されます。歯周組織で増加したサイトカインが歯茎の血管から血流に乗ってその人の体のもっとも弱い場所を標的として、その臓器または筋肉組織へ集まります。そして関節痛や筋肉の炎症、筋力低下などを起こします。

 プラークの影響が冠状動脈に及んでいる場合、プラークの細菌が歯茎の血管から動脈へ入り動脈の血管内壁にアテローム(粥腫)を形成し、「心筋虚血」を起こしやすくします。進行すると「狭心症」や「心筋梗塞」のリスクが高まります。

 このように、口腔内環境は、病気の原因を解明する上で一つの大きな鍵を握っているのです。

ハミガキ剤に使われている有害な配合成分

【ラウリル硫酸ナトリウム】 ドイツやアメリカなどでは使用禁止。発ガン性がある。
【フッ素】 急性中毒を起こす(症状として、腹痛や下痢、嘔吐、けいれんなど)。エナメル質形成不全、骨硬化症の恐れ。フッ素の過剰使用が骨粗しょう症のリスクを増加、神経系統を阻害する恐れ。
他、【直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム】【ポリエチレングリコール】などの有害性も言われています。

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 市販のハミガキ剤には、有害性が疑われる成分が入っているものが多くあります。口の粘膜は、薬その他有害物質を簡単に吸収してしまいます。歯磨きは毎日行うものですから少しでも有害と思われる成分は遠ざけることが大切です。

 康復医学学会の研究から生まれたハミガキ剤『秀真(ほつま)はみがき』には上記の有害成分は入っていません。また、独自成分の霊芝エキスが歯茎の血行を改善し、霊芝炭センダン葉エキスが歯を白くし口内の浄化を促します。
 そして、「HM-3000(特系霊芝)」の血栓形成への抑制作用や、微小循環の改善作用などは、歯周病菌が全身に及ぼす悪影響の予防対策として有効です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン


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