足のしびれや冷えから心筋梗塞・脳梗塞に!?
足の血管の動脈硬化が進行すると、「閉塞性動脈硬化症(ASO)」を発症することがあります。「足の血管が詰まり動脈硬化が起こることで、血流が悪くなり、足先へ酸素と栄養を十分に送り届けることができなくなる病気で、足にさまざまな障害があらわれます。自覚症状としては、足の冷え・しびれから始まり、次第に痛みが生じて歩行障害が起こります。典型的な症状としては、一定以上の距離を歩くと足が締め付けられるように痛くなり、5~10分ほど休むと回復するといったこと(間歇性跛行)を繰り返します。重症化すると潰瘍・壊死が起こり、足を切断しなければならない場合もあるので、軽視できません」(東京血管外科クリニック・久保一人院長)
ASOの下地となり、悪化させる危険因子はなんでしょうか。それは、喫煙、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、慢性腎不全などです。
喫煙者が閉塞性動脈硬化症になると、非喫煙者に比べ、間歇性跛行が生じる割合が約3倍も高まるといわれています。
また、糖尿病の患者は、そうでない患者に比べ、閉塞性動脈硬化症が重症化しやすく、治療のため足を切断する下肢切断率は5.1倍もアップすると報告されています。糖尿病の早期診断・治療は、足の血管病の予防・治療の面からも重要で、積極的に行われるべきです。
高血圧症は、喫煙や糖尿病に比べ発症の危険性は低いのですが、十分な注意が必要です。
足はいちばん心臓に遠く、もともと血流が悪いので症状が出やすいのです。ASOにかかりやすいのは高齢の男性で喫煙者。元は動脈硬化が原因のため、生活習慣病の改善が必要です。最近では糖尿病も増えASOも増加傾向にあるそうです。
「冷えやしびれを我慢してしまったり、足が痛くて歩けないのを年齢のせいで足腰が弱っていると思って放置するケースが少なくありません。自然に治ることなく放置すると悪化する病気です」(久保院長)
ASOは、下肢静脈瘤や脊椎管が狭くなり神経が圧迫される脊椎管狭窄症など似た症状の病気もあり、検査しないと判別できません。また、ASOにかかると5年後には約20%の人が心臓や脳に血管疾患を発症するといわれています(国立循環器病研究センターHPより)。
この血管病とわかったら、足の動脈だけでなく、他の血管疾患がないかを確かめ、全身的な動脈硬化コントロール対策が必要になってくるのです。
■閉塞性動脈硬化症(ASO)の症状と対策
閉塞性動脈硬化症(ASO)は、それ自体の病状回復の見通しは比較的よいと考えられています。しかし、この血管病は他の血管疾患(心臓・脳血管疾患)を合併する可能性が高く、これらの合併疾患が原因で死に至る場合が多いことを忘れてはなりません。【ASOの症状】
通常の健康診断のチェック項目では見つからない病気なので、気になる症状があればまずは検査を受けましょう。症状には以下のような特量があります。○歩行障害(間歇性跛行:一定距離を歩くと、主にふくらはぎが締め付けられるように痛くなる。5~10分ほど休むと回復する) ○足が冷たい、しびれる、足の指が紫色になる ○じっとしていても足が痛み、夜寝られなくなる ○刺すような足の痛みが常に継続する ○足に潰瘍ができる
【治療方法】
1) 禁煙:喫煙とこの動脈硬化症との因果関係ははっきりしているので、禁煙は予防・治療の大原則です。
2) 薬物療法:
薬物療法は足へ向かう血流を増やして症状を改善する一方、心臓や脳の血流もよくすることを目的として、抗血小板薬や血管拡張薬がよく使われています。
3) 炭酸泉療法:
現在、閉塞性動脈硬化症、特に重症下肢虚血の場合に行われている温泉療法の一つです。
4) 運動療法:
初期治療としてまず行われる療法。血液不足の足への血流を増やす一方、血液中の酸素の利用効率を高めるのが狙いです。
5) 血行再建術(カテーテル治療、バイパス手術):
血行をよくするのが血行再建術で、運動療法や薬物療法で十分な効果が得られなかった場合に行われます。カテーテル治療とバイパス手術とがあります。
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ASOにかからないための対策として、禁煙、食生活改善、運動、ストレス解消が大事です。また、足を清潔にして冷やさないよう心がけ、怪我にも気をつける必要があります(深爪や靴擦れにも注意)。
ASO対策としてポイントとなる血流改善は、まさに康復医学学会の主要研究テーマです。「HM-3000(特系霊芝)」には、微小循環の血流改善に関する各種エビデンスがあります。脳血管障害や虚血性の心疾患に対し、血流の改善と血管の保護、血栓形成の抑制に対する効果でASO対策が期待されます。
また、「ラフマ」は、セロトニン活性により、鎮静作用、抗ストレス作用、睡眠改善、血圧安定などの生理作用が期待できます。ASOの予防・早期治療の助けとなることは間違いありません。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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