花粉症、自覚症状なくても油断は禁物!
春は花粉症の季節です。スギ花粉はピークを過ぎたとのことですが、これからはヒノキです。
花粉症は、アレルギー性鼻炎の1つで、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主な症状です。日本において花粉症を引き起こす植物はおよそ50種類ありますが、スギ花粉症患者がもっとも多く、人口の16%の約2000万人いるとされています。近年では、ヒノキやその他ブタクサ、ヨモギなどの花粉症患者も増えています。
また、これまで花粉症にかかったことがないのに急に発症したというケースも珍しくありません。これは、毎年花粉を体内に取り込んでいるうちに、花粉に抵抗しようとアレルギーを引き起こす「IgE抗体」と呼ばれる物質の量が、その人にとってアレルギー反応を引き起こす一定の許容量に達した(感作が成立)ためです。一度感作が成立すると、体内に侵入してきた花粉をIgE抗体が異物とみなし、免疫反応を起こして花粉を追い出そうと攻撃します。
つまり、花粉症は身体に備わっている生体防御システムが過敏に働くために、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状を起こすのです。
花粉症の症状で特徴的なのは、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみであり、それが鼻風邪との鑑別点になります。
鼻風邪であれば、一般的には目のかゆみはなく、数日のうちに鼻水は粘性の高いものになり、さらに黄色や緑など色のついたものとなります。
また、屋外のほうが花粉が多いため、外出時などはおのずと症状も強くなるという点も風邪との違いです。非常に似通った症状ですが、屋内のほうが症状が強いといった場合、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎を疑ったほうがよいでしょう。
一般に「アレルギー性鼻炎」と言った場合、通年のアレルギー性鼻炎を指すことが多いようです。患者は自己診断に頼らず、専門家の診断を受けることが重要です。
■花粉症の季節、だからアレルギー対策!
花粉症対策としてまず大切なのは花粉を取り込まない工夫です。外出時、マスクやメガネをかけるだけでも花粉を取り込む量を軽減できます。また、衣類は花粉が付着しやすいウール素材は避けましょう。帰宅時は玄関で上着や髪についた花粉を振り払い、手洗いやうがい、洗顔をして花粉を洗い流しましょう。外に干した洗濯物や布団は、よくはたいてから取り込みましょう。部屋は掃除機をしっかりかけ、できれば水拭きを。空気清浄機を利用すると、花粉を含めダニやハウスダスト対策にもなります。
生活習慣を見直して、規則正しい生活を!
花粉症の症状を悪化させないためにも、規則正しい生活を送り正常な免疫機能を保つことが大事です。睡眠をしっかりとり、バランスの取れた食事を心がけましょう。抗アレルギー効果の高い食材
高タンパクの肉や卵を食べ過ぎて分解が不十分なまま吸収されると、体は異物とみなして抗体が増え、アレルギー症状を引き起こすことがあります。アレルギーに負けない(抗アレルギー)食材を取り入れることです。青魚に多く含まれるEPA・DHA、緑茶や甜茶に含まれるポリフェノール、なたね油や大豆油のαリノレン酸(多価不飽和脂肪酸)、サンマや牛レバー、マグロに多いビタミンB6、ヨーグルトなどの乳酸菌、その他、酸化作用の強いビタミンAやC、Eなどに抗アレルギー作用があると言われています。Aは鶏レバーやウナギ、にんじんやかぼちゃなどに、Cはピーマン、ブロッコリー、オレンジなどに、Eはウナギ、かぼちゃ、アーモンドなどのナッツ類、ひまわり油や綿実油などの油脂類に多く含まれています。
また、タバコはやめましょう。タバコの煙に含まれる有害物質が鼻の粘膜を刺激し花粉症の発症率を2倍~5倍高め、症状を悪化させます。
アルコールや刺激物も控えるべきです。
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対策:アレルギーは免疫系の活性亢進が原因!
花粉症は、正常な組織に対しあたかも非自己物質に対するように攻撃を加えるという免疫系の“活性亢進”(免疫の活性が高まること)からもたらされるものです。「康復医学学会」HPより |
粒状やカプセル状の商品を摂ることはもちろんですが、『HM真菌』(和漢生薬研究所)などの粉末状商品(カプセルの中身)を水に溶かして鼻スプレーの容器に入れて使用したり、メントール系軟膏に混ぜ込んで鼻腔に塗ったりすることで効果を感じている人も多いようです。
※参考:【免疫系と霊芝】
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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