2015年4月22日水曜日

コレステロールは低すぎても危険!

コレステロール値はただ低ければいいのか!?

中年と呼ばれるようになって、コレステロールを気にし始める人は多いと思います。コレステロール値が高いと動脈硬化(血管障害)を起こしやすくなるという心配からです。しかし、常識だと思っていたその根拠は甚だ怪しいのです。

そもそもコレステロールが悪者にされたのは、1913年のニコライ・アニチコワ(ロシア病理学者)による実験からです。ウサギに大量のコレステロールを投与したら動脈硬化が起こったのです。その結果から彼は「コレステロールが動脈硬化の原因」と発表しました。
 問題は、草食動物のウサギは本来コレステロールの多い肉や魚などは食べないということです。しかも実験では腐って酸化したコレステロールを無理やり食べさせたのです。
 人間はウサギと違ってコレステロールの多いものを食べても恒常性を保つ調節機能があり、健康ならばコレステロール量は一定に保たれます。また、私たちが食事で摂るのは酸化したコレステロールではありません。つまりウサギのデータを人間に当てはめること自体が問題なのです。

 さらに1970年にアメリカの学者ヘグステッドらが「食事のコレステロールが100mg増加すると、血中のコレステロール値が6mg/dl上がる」という有名な「ヘグステッドの式」を提唱。各国で長い間採用されてきましたが、その後個人差が大きくてこの式が成り立たないことがわかってきました。
 しかし、いまだにコレステロールには悪役のイメージが強く、多くの人たちがそう思い込んでいます。

 私たちはコレステロールを食品で摂り入れていると思うかもしれませんが、実はコレステロールの3分の2は肝臓などの体内で作られます。毎日一定量が合成され、それで足りない分が食事で摂り入れられ小腸から吸収されているのです。
 人間の体にとってコレステロールは必要不可欠なものです。細胞膜の生成・維持にも必要で、コレステロールが少ないと、細胞が壊れやすくなります。血管の細胞も壊れやすくなるため、脳卒中のリスクが高くなります。

 また、既に血中コレステロール値が高い人でも、摂取を減らせば心筋梗塞などを予防できるかは明らかでないとして、米国保健福祉省は新食生活指針で摂取基準を撤廃し、日本の厚労省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会も、報告書にコレステロールの摂取目標値を盛り込みませんでした。

■コレステロール値が低いほど死亡率が高くなる!

悪玉コレステロールにも大切な役割がある!

コレステロールは脂質の一種で、細胞膜、胆汁、ビタミンD、副腎皮質ホルモン、男性・女性ホルモンなどの原料となる体にとっては必要不可欠な物質です。肝臓で作られたり食品から摂ったりしたコレステロールは血管を通じて体の各細胞に運ばれ、さまざまな原料として使われます。
 肝臓から細胞へはLDLという形で運ばれます。また、余分なコレステロールを肝臓に回収するときはHDLとして血液中を運ばれます。HDL、LDLはそれぞれ役割が異なり重要な働きをするので、本来は善玉も悪玉もありません。

 なぜ高いコレステロール値が問題視されるかといえば、心筋梗塞のリスクを重視する心臓の専門医(動脈硬化学会など)の側からの意見が強く反映されているからです。しかし近年では、日本動脈硬化学会も多少基準を変更した(2007年)ように、見解は変わってきています。

コレステロール値を下げると健康を害する!?

○ 総死亡率がもっとも低いのは、総コレステロール値が200~279mg/dl。
○ 総コレステロール値が低いほうがより死亡リスクが高くなる。
○ 総コレステロール値が低いほどがん死亡者が多い。総コレステロール160mg/dl未満は280mg/dl以上の約5倍。
(※以上、茨城県が9万6千人を対象に5年間行ったコレステロールとがんの因果関係を追跡した調査結果、5万人を対象に6年間にわたって行われた「日本脂質介入試験」などの結果より)

○ コレステロール値が低下すると、脳の働きが低下してうつや認知症になる可能性が高い。また、脳血管にダメージを与えやすくなり脳卒中のリスクが増す。
○ コレステロール値が高いほうがNK活性が高いので、がんの発症リスクは小さい。
○ 心臓さえ悪くなければ総コレステロール値300mg/dlは心配ない。350以上になったら注意すべきだが、基本的にコレステロールを下げる薬は飲まないほうがいい。
(※以上、順天堂大学医学部特任教授)

○ 駅のホームから飛び降り自殺をする人に関する調査報告によると、ほぼ全員がコレステロールを下げる薬を飲んでいた。
(※医大研究者とJRの共同研究)

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」にはホルモンの崩れを正常化する作用が認められていますので、ホルモンバランス改善の方向から血液中のコレステロールの調整が期待できます。HM-3000により、数値に一喜一憂することなく、しかも薬の副作用やうつへの不安のないコレステロール対策が可能になると考えています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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