2015年8月29日土曜日

過眠症と睡眠不足症候群

頑張る女性に急増中の“睡眠不足症候群”

女性が社会で活躍するのが当たり前になりました。しかしそこに、女性の社会進出にともない新たに「働く女性が注意しなければいけない病気」が生まれたのです。それが「睡眠不足症候群」です。

 睡眠不足症候群とは、慢性的な睡眠不足のために、日中に過眠が出現する状態のことを指します。ちなみに過眠症とは夜寝ていても、日中に眠気を感じる睡眠障害のひとつです。
 睡眠不足症候群の方の生活を見てみると、ほぼ毎日3~4時間睡眠の人が多いそうです。
 どうしても明日までに終わらせなければいけない仕事あって3時間しか眠れなかった‥‥という経験は誰でも一度や二度あるでしょう。でも、それが日常的なものになると当然、睡眠不足になってしまいます。

 睡眠不足症候群の厄介なところは、多くの患者が「自分は睡眠不足である」と自覚していないこと。真面目な人がなりやすいと言われていて、遅くまで仕事をして、家に帰ってもまだ気になって続きをやる、というような人は特に要注意です。
 一般的に女性は、どの世代においても男性より睡眠時間が短いと言われていて、特に最近では若い女性の間で睡眠不足症候群になる人が増えています。

 仕事も遊びも何でも真面目に取り組む若い女性が、気づかないうちに慢性睡眠不足の状態になり、日中にイライラしたり、眠気に襲われたりするなんていうことが多々あるといいます。
 睡眠は疲れた脳と身体を休ませるために欠かせません。睡眠不足の状態では日中のパフォーマンスが低下するばかりか、ほかの病気を併発する原因にもなりかねません。もちろん、肌荒れやニキビといった美容面でもトラブルが発生しがち。つまり、睡眠を侮ってはいけないのです。

「私は4時間眠れば大丈夫」と言い切る人もいますが、ある調査では、98%の人には7時間前後の睡眠が必要ということが判明しています。
 ちなみに残りの2%(約250万人)は? というと、ショートスリーパーまたはロングスリーパーと呼ばれる人たちです。ショートスリーパーは5時間以下の睡眠でも大丈夫な人、ロングスリーパーは10時間以上眠らないと元気が出ない人のこと。でも、そのような人はごくごく少数で、ほんのわずかしかいません。
 そのことを理解した上で、心身の健康のために、自分は本当に大丈夫なのか、睡眠をいま一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
http://nemgym.com/201507207738/

■過眠症と睡眠不足症候群

日中に眠くなる病気「過眠症」

過眠症とは、日中に過剰な眠気または実際に眠り込むことが毎日の様に繰り返して見られる状態で、少なくとも1ケ月間は持続し、そのため学校生活、社会生活、職業的機能が妨げられ、あるいは自らが苦痛であると感じるものです。ただし一回の持続期間が1ヵ月より短くても繰り返して過眠期がみられるものも含みます。
 日中の眠気や居眠りなどの過眠を呈する症状は、様々な原因によって誘発されます。睡眠不足症候群のほか、睡眠関連呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群が含まれる)、中枢性過眠症(ナルコレプシーなどが含まれる)、概日リズム睡眠障害睡眠関連運動障害(むずむず脚症候群などが含まれる)など多岐の睡眠障害に過眠が認められています。
 また、抗ヒスタミン薬、抗てんかん薬、抗精神病薬など多くの薬の副作用が原因で過眠症に陥る場合もあります。

睡眠不足症候群は生活習慣によって引き起こされる

睡眠不足症候群は、夜間睡眠が慢性的に不足しているために、日中の過度の眠気、集中力の低下、活力の低下などが生じる睡眠障害です。患者は、故意ではないが自発的に慢性の睡眠不足状態を続けています。身体機能の異常を認めることができません
 慢性化や睡眠不足の程度によって、いらいら感、集中力の低下、活力の減退、注意散漫、意欲の低下、無反応、不快、疲労感、落ち着きのなさ、協調性の欠如、倦怠感などが出現することがあります。

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睡眠不足症候群の対策

生活習慣を改める

寝る前はカフェインやお酒、タバコなどの刺激物は、夜遅くなったら摂らない、入浴で体を温めてリラックスする、テレビやゲーム、スマホなど画面の光が眠気を減らすものは控えるなど。多忙型では、勤務や勉強のスケジュールを再検討する必要があります。忙しい勤務者の場合は、会社の理解が必要となります。

仮眠をとる

夜の睡眠時間が不足するなら、昼間に仮眠を積極的にとりましょう。午後3時以降や30分を超える昼寝は夜の睡眠に悪影響があるので、お昼休みから午後3時までの間で、20分くらいにとどめましょう。
眠気の周期

睡眠リズムを整える

睡眠促進ホルモンといわれるメラトニンは、夜間に分泌量が多くなり、朝方に減少します。太陽光を浴びるとメラトニンの脳内分泌量は抑制され、目覚めることができます。また、メラトニンの原料はセロトニンです。セロトニンは、脳内ホルモン全般を調整しています。
 太陽光やリズム運動でセロトニンは活性化しますが、日常のストレス対応に追われて減少してしまっているとメラトニンも減少します。

 康復医学学会の研究素材「ラフマエキス」にはセロトニン産生に関するデータがあります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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