2025年1月22日水曜日

血管モレ

 女性の更年期に血管が老化する?

 お腹まわりが太ってきた、健康診断の数値が悪くなった──これらは更年期を迎えるころから体が「内臓肥満型」に変わり、「血管老化」が進行しているサインかも。女性の更年期は生活改善のギアチェンジが必要な時期です。

 健康に気を配り食事にも気をつけているつもりなのに、更年期に入ってからお腹まわりが太りやすく、洋服のボトムスがきつくなる一方。同時に、血糖値やLDLコレステロール値といった健康診断の数値も悪化するなど、“更年期メタボ”のような現象に戸惑っている人が多いようです。女性の場合、変化の始まりはエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といった女性ホルモンの分泌の低下からです。

「女性は更年期に卵巣機能が低下し、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下していく。男性と同様に内臓肥満が起こりやすく、メタボになりやすい体質に変わる。その結果、血管の老化が一気に進行し、脳梗塞や心筋梗塞といった病気のリスクが高くなってくる」(大阪大学大学院特任准教授・野口緑氏)

 更年期の血管老化は、エストロゲンの減少による動脈硬化脂肪が蓄積する場所の変化LDLコレステロールの増加──という3つの変化とともに進んでいきます。

(1)エストロゲンの減少が、ダイレクトに血管を硬くする 

⇒エストロゲンは、血管の最も内側にある血管内皮細胞で分泌される血管拡張物質NO(一酸化窒素)の産生を高め、血管をしなやかに保つ。しかし、エストロゲンが減少するとNOの産生が減るので、NOが担っていた血管拡張作用が発揮されず、血管の弾力性が低下する。

(2)脂肪がたまる場所が変わる

⇒女性は、更年期まではエストロゲンの働きによって余剰エネルギーを優先的に「皮下脂肪」にためる性質がある。柔らかくて指でつまむことができる皮下脂肪。更年期以降は、男性同様「内臓脂肪」として蓄積するようになる。

(3)血管が詰まる要因を作るLDLコレステロールの増加

⇒たとえ肥満でなくとも、女性は更年期以降、LDLコレステロール値の悪化が起こりやすくなる。コレステロールはホルモンや細胞膜、胆汁酸という消化液などの材料になる。しかし、更年期以降は女性ホルモンを作る必要がなくなるために、材料のコレステロールが余る。

「更年期にエストロゲンの分泌が減少すると、ホルモン作りに使われていたコレステロールが消費されなくなります。必要量が減っているのに、食事からコレステロールやコレステロールの材料となる飽和脂肪酸をとり続けると、LDLコレステロールの数値が悪化することになります」(野口氏)

 そして、コレステロールは脂質の仲間とはいっても、中性脂肪とは違ってエネルギーを作るために消費することができず、運動をしてもなかなか減らないのが難点です。食事の見直しが重要です。                    

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■毛細血管の機能低下 “血管モレ”とは

 毛細血管は、体中の細胞に血液を通じて栄養と酸素を届けます。この毛細血管は、45歳を境に急激に傷つきやすくなり、栄養分が漏れ、消滅しやすくなります。これを「血管モレ」といい、これが老化に多大な影響を及ぼすことがわかっています。

「血管モレ」はこうして起こる!

 毛細血管がダメージを受けて傷つき、老化して血管モレを起こすメカニズムは、毛細血管の外側にある壁細胞と内側の内皮細胞のゆるみにあります。

 毛細血管は加齢や紫外線、活性酸素によるダメージが原因で、外側の壁細胞が剥がれやすくなります。壁細胞が剥がれてしまうと内側の内皮細胞に影響が及び、不安定な血管に。内皮細胞にも隙間ができて、栄養分や酸素が漏れ出てしまいます。これが血管モレの正体です。

 血管モレが続くと、毛細血管の末端まで血液が届かなくなり、そうなると、毛細血管は無機能血管になってしまいます。周囲の細胞も血管も消滅して"ゴースト血管"となり、さまざまな不調の原因になるのです。

 安定した血管は、外側の壁細胞と内側の内皮細胞が密着して安定した構造を維持しています。加齢や活性酸素などで壁細胞がダメージを受けると、壁細胞と内皮細胞の構造がゆるみ、血管は不安定になります。血流が滞り、写真のように毛細血管はゴースト血管になってしまうのです。

 血管モレによるゴースト血管こそが肌や髪、全身の不調の原因です。このゴースト血管を防ぐには、毛細血管の壁細胞と内皮細胞との接着剤の役割をする“Tie2(タイツー)”という受容体を活性化させることです。“Tie2受容体”が活性化すると、剥がれそうな血管を補強したり、壁細胞自体を強く丈夫にしたりする働きをします。

「血管モレ」を生活習慣で防ぐ

 血管モレは以下のような生活習慣の実践で予防することができます。

塩分と糖質、悪い油を摂らない

血液の質をよくする腸内環境もケア

全身の血流を改善して体を温める

ふくらはぎ運動

毛細血管復活の救世主“Tie2活性植物”ヒハツシナモン月桃葉ルイボスハス胚芽スターフルーツなどがTie2受容体の活性化に効果が認められている)

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 康復医学学会のメイン研究テーマは「HM-3000(特系霊芝)」です。霊芝は微小循環系*の改善に最適です。また、抗酸化作用や健寿延命への影響が期待されます。

*微小循環系とは:毛細血管床その輸入・輸出血管である細動脈・細静脈を一括した呼称。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン


2025年1月15日水曜日

筋トレと認知機能

 認知症が増えた背景

 認知症が初めて世に発表されたのは今から119年前です。1906年、ドイツのアロイス・アルツハイマー医師により発表されました。つまり、それより以前は認知症のような症状は稀だったのです。当初から認知症は文明の発達によってもたらされた現代病と考えられていました。それを証明するために昔の人々の認知症の有病率を調べようとしましたが、残念ながら資料が全くなく、当時の人々も生存していないため調査手段がありませんでした。

 総合能力研究所所長の本山輝幸氏は次のような仮説を立てています。「近代化によって人々の暮らしが便利になった反面、現代人の"感覚神経"が休眠状態になってしまい、筋刺激が脳に戻りにくくなった結果、認知症が増えてしまった。昔の人々は負荷の強い日常生活で全身を使うため感覚神経が良好になっており、認知症のような人は少なかった」

 2022年に南カリフォルニア大学から『アルツハイマー病予防への新たな洞察』という論文が学術誌に掲載されました。それは、南米・ボリビアで暮らす先住民の高齢者を対象に、認知症の有病率を調べたものです。ボリビアは学校や最低限のインフラなどもあり他国と極端な違いはないものの、先住民は昔ながらの自給自足の生活をしていて文明の利器を使っていない点が現代人と大きく異なります。専門医が心理テストやCTなどを使って彼らの脳機能を厳密に検査したところ、その結果は、認知症の有病率は0.6%で、100人中1人にも満たないという驚異的なものでした。日本の認知症有病率は17%、運動が習慣化しているアメリカでも11%です。論文発表した研究者は、「産業革命以前の生活の中にある"何かしらの要素"が、この地域の高齢者を認知症から保護しているようだ」と述べています。

「私はこの"何かしらの要素"は"感覚神経の良好さ"であると確信している。世界の研究者たちは認知症が増えたのは高齢化、身体活動量の減少、食物摂取の変化やストレス、遺伝子など様々な要因を列記している。どれも一因ではあると思うが、私は"感覚神経"の不具合が認知症増大の大きな要因と考えている。なぜなら感覚神経を良好にしたMCI(軽度認知障害)や認知症の人たちは健常者に戻るし、感覚神経が良好であろう民族には認知症の人がほとんどいないからだ」(本山氏)

 事実、認知症が多いのは近代化が進んだ先進国であり、身体に負荷のかかる生活をしている国では認知症は少ないのです。

 そして、2022年、アメリカの『neurology(神経学)』という科学誌にも「2000人異常の高齢者を11年追跡した結果、下肢の感覚が鈍い人はそうでない人に比べて認知症になりやすかった」との研究結果が発表されています。

 現代人は幼少期から過保護になり過ぎ、身体に負荷を与えるようなことを避ける傾向にあります。自ら積極的に動き、感覚神経を良好にすることで、認知症を予防していきましょう。

(出典:ダイレクト出版『ルネサンス』)


■筋トレで脳を覚醒する

 認知症やMCI(軽度認知障害)の人たちは、筋肉の痛みや疲れを感じにくいという身体的特徴があります。例えば、驚くような距離を一晩で徘徊したり、スクワットをとめどなく続けられたり、といったことです。こんなことができてしまうのは、筋肉と感覚神経とのつながりが悪く、筋肉の情報が脳に伝わりにくくなっているからだと言われています。通常、長距離を歩いたり、何度もスクワットをすれば、足が疲れてしまって歩けない、筋肉が痛くなって続けられないなど、疲労や痛みを感じます。しかし、筋肉の情報が脳に伝わらないと、疲れや痛みを脳が感知できず、歩き続けたり、スクワットを続けたりができてしまうのです。

 伝わりにくくなってしまった筋肉からの情報が、再び脳へ伝わるように回復する可能性はあります。低下した感覚神経の働きの改善方法として「強めの筋トレ」が効果をあげます。

意識した筋肉への強い刺激が脳を覚醒させる

 筋肉からの刺激が通る脳幹という部分には、生命活動の中枢を担う「脳幹網様体」という神経繊維の集まりがあります。ここに筋肉からの強い刺激が伝わると脳が覚醒します。その結果、失われていたり、眠っていたりした脳細胞の機能を取り戻すことができるのです。

 脳に伝わる筋刺激は強いほど効果が高く、筋肉の太さに比例します。つまり、体の中で最も大きい筋肉である太ももの筋肉を鍛えるのが最も効果的です。筋トレのポイントは「鍛える部分に意識を集中させること」です。トレーニングする筋肉を意識することで、運動神経を通して「この筋肉を動かす」という指令が脳から目的の筋肉に伝わり、その筋肉で生じた「筋トレによる痛み」が強い電気信号となり、感覚神経を通して大脳へ戻ってきます。目的の筋肉を意識していた場合には脳が感じ取る痛みが増し、感覚神経の改善につながるのです。

 感覚神経の働きが回復すると、筋肉で生じた痛みや疲れが脳に伝わり、「足が疲れた」「太ももが痛い」と感じられるようになるのです。

感覚神経が回復すると認知機能も向上する

 強めの筋トレを続けると、感覚神経のつながりが良くなり、痛みや疲労を感じるようになります。それに合わせて認知機能も向上することが多いようです。MCIの方が週1回の筋トレを3ヶ月続けた結果、記憶力スコアが健常者レベルにまで回復したという報告もあります。

筋トレを行う頻度と強度

 筋トレは、極限近くまで筋肉を使う強度で週1回行うことがお勧めです。残りの6日間で筋繊維が修復され、より強い筋肉に若返ります。自分の体力レベルに合ったトレーニングを実践すれば、早い人はその日のうちに、通常では2~3ヶ月で効果を実感できるでしょう。

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 認知症の予防・改善のためにはサルコペニア(筋肉減少症)やフレイル(虚弱)にならないよう、日々の運動と食事が大切です。脳機能の維持に有効な微小循環の改善には「HM-3000(特系霊芝)」が、また、体力の維持・強化には「コエンザイムQ10」がお勧めです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2025年1月9日木曜日

睡眠と肥満

 適度な"小太り"の基準とは?

 新年が明けました。今年も健康的に参りましょう。

 さて、ここ数年「小太りの方が長生きする」という記事が多いようです。「痩せ過ぎより少し小太りの方が長生きと言われるが、小太りとはどのくらいまで?」こんな疑問に、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし氏が答えます。

 小太りの方がいい :「肥満によって動脈硬化が進み、心筋梗塞とか脳梗塞になるので、昔は肥満がよくないと言われていた。その後の研究で『少し太っている方が死亡率が低い』ということがわかってきた。最近では小太りの方がいいというのは、ほぼ定説になっている」

 小太りの基準 :「これは結論が共通している。以前はBMI(体重kgを身長mで2回割った値)が22を理想としていた。しかし、死亡率を詳しく調べたら、最も死亡率が低いのが女性=BMI 23.5、男性=26前後だった。例えば女性の場合、身長160cmなら体重59kg、男性は身長170cmなら75kgが、最も死亡率が低い値。これが“良い小太り”の基準」

 なぜ小太りは死亡率が低い? :「痩せた人は骨粗鬆症になりやすく、転んで骨折⇒寝たきり⇒老化が進み死亡、という因子が大きい。免疫力も低い傾向にあり、それで肺炎も起こしやすい。さらに痩せた人は脳梗塞は少ないが、それ以上に脳出血が増えて、それで死亡する要因も大きい。また、皮下脂肪が健康を守る働きをしていることもわかってきた。ペプチンという物質を作って食欲を抑えて安定させてくれる。だから健康的な、ほどよい食事をずっと続けられる。血糖値が安定して、老化を抑えてくれる効果も見つかってきている」

 脂肪が健康によいか悪いかは、その脂肪がどこについているかで決まります。健康によくないのは内臓脂肪。血圧を上げて動脈硬化が進み、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病にもなります。一方、皮下脂肪は、圧倒的にこうした悪さは少ないのです。

 内臓脂肪は減らすコツ :「できるだけ遅いスピードでダイエットをすることにより、内臓脂肪はかなり減る。多くの人はダイエットとリバウンドを繰り返しているが、実はこれが最悪。極端なダイエットは、内臓脂肪も落とすが、皮下脂肪も落とす。その後、リバウンドすると皮下脂肪はなかなか元に戻らず、内臓脂肪だけが優先的に増える仕組みになっている。だからダイエット、リバウンドを繰り返すと老化が早まり、死亡率を上げてしまう」

 健康的な体重を維持するための基準 :「体重の管理より、腹囲の測定が重要。腹囲を測れば内臓脂肪の変化を正確に把握できる。同じ人で比較すると、腹囲を測ると正確に内臓脂肪の増減がわかる。腹囲が1cm減れば、内臓脂肪が600g減っている。腹囲が1cm増えたら、内臓脂肪が600g増えている。腹囲は空腹時に立った状態でおへその高さを測ること。自然に呼吸して息を吐き切ったところで測定する」

 腹囲の変化に注目して、内臓脂肪をしっかりコントロールするのが大切なようです。

(出典:https://hicbc.com/)


■正月太り対策:睡眠不足と肥満

 小太りが健康的だとは言え、太り過ぎ=肥満も重大な健康障害をもたらします(右表参照)

睡眠時間と食欲の関係

 睡眠不足が食欲増進につながるということを示したデータがあります。健康成人男性1,024名を対象に「睡眠時間と食欲に関するホルモンの関連を調べた報告」によれば、睡眠時間が短くなると、レプチン(食欲抑制ホルモン)の分泌が低下して、グレリン(食欲増進ホルモン)の分泌が増えることが示されています。つまり、睡眠時間が短いと食欲に関するホルモンのバランスが乱れて食欲が増進してしまい、肥満につながりやすいと考えられます。

健康と美容には、まず“睡眠”の改善

「ストレスは寝て解消する」という習慣は、本来、すべての人間にプログラミングされていた自然な習慣のひとつなのだと考えられています。それが大人になるにしたがって、仕事や趣味などで夜更かしが増え、睡眠がもたらすストレス解消と肥満予防の効果効能を忘れ去ってしまった人が多いのです。しかし、健康的に肥満を解消したいのであれば、十分な睡眠時間と質の高い睡眠を心がける生活習慣に変えていく必要があります。

 睡眠不足状態が体から消えていくにしたがって、心身の疲労やストレスが解消されていき、昼間も軽やかにしっかり動けるようになっていきます。もちろん睡眠は健康だけではなく、見た目にも大きな影響を与えます。睡眠をしっかりとると、全身の代謝がアップするので、むくみがとれ、リンパ管から老廃物が排出されやすくなるので、顔も体もスッキリと引き締まるようになるのです。

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 康復医学学会が長年研究を続けている天然生薬「ラフマ葉エキス」は、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の原料「セロトニン」に影響を与えます。セロトニン神経を活性し、セロトニン分泌を促進するというデータがあるのです。年末年始で不規則になった生活習慣やストレスによる睡眠障害の改善には最適です。

 また、睡眠が改善されればエネルギー消費に関わる基礎代謝が高くなります。基礎代謝は1 日の総消費エネルギーの60~70%を占め、ミトコンドリアの活性に影響します。ミトコンドリアでエネルギー産生するに最も重要なのが「コエンザイムQ10」 です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年12月25日水曜日

飲酒と認知症

 年末年始、お酒はほどほどに

 体の中で飲酒の影響を最も受けやすいのは肝臓です。肝臓には、アルコールを分解したり、余ったエネルギーを中性脂肪として蓄えたりする働きがあります。しかし、飲み過ぎによって、摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、余ったエネルギーは肝臓に運ばれて中性脂肪になり、どんどん肝臓にたまり、脂肪肝を招きます。

 脂肪肝の初期は自覚症状が少なく、そのまま飲酒を続けると「アルコール性肝炎」⇒「肝硬変」に至ります。肝臓は"沈黙の臓器"と呼ばれなかなか音を上げないため、定期健診などで早期発見することが大切です。飲酒による脂肪肝なら、短期間の禁酒で改善できます。

 お酒の飲み過ぎは、肥満も招きます。お酒と一緒に高カロリーなつまみを食べ、摂取カロリーがオーバーしがちだからです。

 長期間の飲酒は高血圧の原因になります。また、アルコールそのものの作用や代謝に伴い、血糖値にも影響し、糖尿病のリスクも高めます。

【節度ある適度な飲酒とは】

 量としては純アルコールを1日平均20g程度。ビール→中ビン1本、日本酒→1合、チューハイ(7%)→350mL缶1本、ウイスキー→ダブル1杯に相当。また、肝臓のためにも、週に2日は休肝日を設けることが重要です。

 寝酒は睡眠を浅くします。精神的に不安なときや興奮しているときは、飲み過ぎることも多いため、できるだけ飲酒は控えましょう。薬を服用しているときも控えてください。

 お酒は「エンプティカロリー」と言われ、カロリーはあっても栄養成分はほとんどありません。適度な量のたんぱく質や糖質、野菜をバランスよく食べながら楽しみましょう。冷奴や枝豆、お刺身や赤身肉、ゆで野菜・蒸し野菜など、カロリーを抑えた料理がお勧めです。

 多種類のお酒を飲む“チャンポン”は、逆に飲酒量が増える傾向があるので要注意です。

 年末年始は、飲み過ぎと飲み方に注意。一気飲みなどは、急性アルコール中毒を起こし、意識レベルが低下し、嘔吐や呼吸状態の悪化を招き、命にかかわることもあります。

「酒は百薬の長」といわれる一方で依存性のある嗜好品でもあります。習慣的に飲酒を続けると、「酔い」を求めて徐々に酒量が増加していきます。そして、お酒に対する欲求が高まり、飲み方がコントロールできなくなります。さらには、お酒が切れると、不眠・発汗・手足のふるえ、不安・いらいら感などの「離脱症状」と呼ばれる症状が出現します。

 アルコールの過剰摂取は、肝臓以外にも膵臓、脳・神経などのさまざまな臓器に悪影響を及ぼします。また、生活面でも飲酒による体調不良で仕事にも影響が及ぶ場合があります。さらには、家族間の信頼の喪失、関係の悪化により、ストレスで一層酒量が増えてしまい、やがては社会に適応できなくなることも‥‥。お酒の飲みすぎには注意が必要です。

(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)


■飲酒と認知症について

 疫学調査結果から、アルコール依存症及び大量飲酒者は、認知症のリスクが高まることがわかっています。一方で少量の飲酒は認知症の原因にはならないだけでなく、認知症を予防する可能性があります。

アルコールの脳への影響

 以前から、大量に飲酒する人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られていましたが、近年の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち、飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。また、飲酒による脳萎縮は、断酒することによって改善することも知られています。萎縮以外の影響としては、アルコールが加齢による記憶・学習の低下を促進することが動物実験で証明されています。

大量飲酒と認知症について

 アルコールには脱水作用があり、これで血液中の水分が奪われると、血管が詰まり脳梗塞などを発症するリスクが増します。また、血管性認知症の原因になります。

 施設に入っている認知症高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症という調査結果があります。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用や大量飲酒経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。大量の飲酒は、認知症のリスクを高めるということです。

 一方で、アルコールには善玉コレステロールを増やしたり、血管を拡張したり、血液をサラサラにしたりする働きがあります。少量だとこれらが効果的に作用するのではないかとみられています。飲酒しない人または大量飲酒する人より、少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる、言い換えれば少量飲酒は認知症の予防になる可能性を示唆しています。

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「HM-3000(特系霊芝)」の持つ、高血圧・高血糖・脳血管障害に対する微小循環の血流改善作用は、認知機能改善に有効であるばかりか、肝臓保護・肝障害改善効果も期待できます。

 また、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進作用や肝機能障害予防効果が認められていますので、飲酒前に摂っておくと効果的です。

 そして、飲酒により心臓の負担が増加してうっ血傾向にある人の場合は、特に心臓に戻る静脈血が滞りやすくなるので、心機能を高めることが大切です。康復医学学会では「コエンザイムQ10」をお勧めしています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年12月18日水曜日

低体温

 冷え性よりも危険な“低体温”

“冷え性”は、人が寒さを感じない程度の温度環境で、手足や下半身などが冷えて、つらいと感じる自覚症状のこと。指先などが冷たくなっていても、身体の中心部の温度は正常なことが多くあります。一方“低体温”は、深部体温(脳や内臓など身体内部の温度)が下がってしまうことをいいます。

 深部体温が35度以下になると、激しい震えや、判断力の低下などの症状があらわれ、「低体温症」と診断されます。体温が下がるにつれ、筋肉の硬直、脈拍や呼吸の減少、血圧の低下などが起こり、死に至ることも。自覚がないまま進行することもあるため、高齢の人や、寒い中屋外作業をする人は注意が必要です。

 厚生労働省によると、2021年の熱中症での死亡者数641人に対して、低体温症による凍死は1245人。そのうち65歳以上が全体の80%以上となっています。

 凍死というと、「雪山での遭難」など、日常とは遠いところで起こるイメージが一般的ですが、実は多くが家などの屋内で発生しています。年齢を重ねると、身体能力の衰えや持病等により低体温症になりやすい上、寒さを自覚しにくくなることが要因の一つです。

 36度未満の軽度低体温でも、免疫力が低下し、感染症や脳血管障害、糖尿病など、身体に様々な不調が出やすくなる可能性があるといわれています。疲れやすくなったり、風邪をひきやすく、また風邪がなかなか治らないといった症状も。肺炎やインフルエンザのリスクも高まります。

 身体の深部温度は直腸で測るため、一般的な体温計では測定できません。普段から身体を冷やさない生活習慣を心がけましょう。ポイントは、衣服食事運動の3つです。

 衣服 :暖房での温度調整、厚手の靴下、マフラー・レッグウォーマー、ひざ掛け等を利用して、室内にいても、しっかり防寒対策しましょう。

 食事 :食事の7割は身体の熱になります。朝食をしっかり摂り、身体を温める食材(しょうが、にんにく、鍋料理など)を積極的に食べましょう。

 運動 :筋肉は身体の熱量の6割を作り出します。スクワットやストレッチなどで筋肉をつけましょう。暖かい室内でできる運動がおすすめです。

 ちょっとした心がけの積み重ねが、健康維持につながります。できることから実践して、体温アップを目指してみてください。

(出典:https://www.dydo.co.jp/)


■日常でも多い低体温の弊害

 一枚目でお伝えした通り、低体温症は、都会など普段の生活の中で生じる身近な危険として見過ごせません。事実、救急車で病院へ運ばれる低体温症の患者のうち、自宅など屋内で低体温症を起こした患者は、屋外での発症者の3倍以上と言われています。

 初めは皮膚表面の血管の収縮から鳥肌が立ち、熱を得るために体がカタカタと震え始めます。言葉が思うように出なくなり、歩行もままならなくなります。体熱の喪失が発熱を上回るようになると、中心温は33℃以下(中等症)へ低下。やがて体の震えは止まり、意識障害で朦朧となったり、支離滅裂なことを口走ったり、呼びかけに無反応になったりします。さらに30℃以下(重症)の低下で昏睡状態に陥り、脈拍は微弱となります。そして、心停止に至る‥‥というのが低体温症です。

 屋内の場合、たとえば同居家族が不在中の昼間、トイレに行く途中で階段を踏み外し、倒れたまま動けなくなり、助けを呼べずに低体温症になった老人のケースもあります。認知症の高齢者を抱える家庭では、特に注意しなければなりません。

 脳卒中や狭心症・心筋梗塞、低栄養などの病気を患っている場合、低体温症の発症をきっかけに病状を悪化させ、後遺症を残したり、死に至るケースも少なくありません。中でも糖尿病患者は要注意です。いわば糖は、体内でエネルギーを作り出すガソリン。このガソリンを燃焼させるため、血液中から糖を細胞の中へうまく取り込む必要がありますが、糖尿病はそれがスムーズにできなくなるので、低体温症に陥りやすいのです。自分一人で身の回りのことができなかったり、独り暮らしだったりする高齢者が低体温症になりやすいと言えます。体が冷えたまま、当初の体の震えがなくなったら危険な兆候です。ただちに救急車を。

 低体温症は、重症になると命に関わります。低体温は体質だけでなく、薄着などで熱が奪われたり、偏食(ダイエット等)による栄養不足、不規則な生活習慣、運動不足なども原因と考えられています。また、ストレスなどにより交感・副交感神経のバランスが崩れると体温が36℃を下回り、低体温特有の疾患や免疫力の低下などが表れることがわかっています。

低体温に陥る生活習慣

ストレスによる血行不良・自律神経の乱れ

 過度のストレスは血行不良を呼び起こして低体温の原因となります。また、ストレスは、ホルモンバランスを崩し自律神経の働きを乱すため、体温コントロールが難しくなり、低体温になることがあります。

エネルギー産生の不足

 エネルギー産生機能が低下してエネルギー不足になると、基礎代謝が低下するため、冷え性や低体温の原因になります。

たんぱく質不足

 ダイエットや高齢者の摂食障害でたんぱく質が不足すると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となります。細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が減ると、ミトコンドリアの数も少なくなり、それにともなって体温が下降すると考えられます。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年12月11日水曜日

短鎖脂肪酸

 2週間で腸内環境は変わる

新型コロナ禍の「巣ごもり便秘」が指摘されてから、すでに数年になります。第11波と言われる感染が広まる中、大腸劣化を食い止めるには、どうすればよいでしょうか。消化器病専門医で帝京平成大学教授の松井輝明氏が勧める腸活方法を紹介します。

 私たちの大腸には1,000種類、100兆個以上とも言われる腸内細菌がすんでいます。この細菌が元気に働き続けられるかどうかは、私たちの心掛け次第。大腸ケアに手遅れはありません。2週間で腸内フローラのバランスは劇的に変わります。

 朝1杯の水分で大きな活力 :朝起きたら、コップ1杯の水分を摂りましょう。まだ眠っている胃腸を目覚めさせます。また、朝食は必ず摂りましょう。朝食を摂ることで、「胃・結腸反射」がおこり、その刺激で腸が動き出します。

 朝のトイレを習慣づける :朝食後には必ず排便する習慣を。副交感神経を優位にし排便しやすくするためにも、トイレでの数分くらいはリラックスした気分で過ごしたいもの。

 ストレスと上手につきあう :ストレスや睡眠不足は、交感神経が優位になりやすく、腸の動きが悪化します。腸と脳との連動(脳腸相関)で、お互いがストレスを敏感に感じ取ります。好きな音楽を聴く、散歩や運動をするなどの時間を、毎日持つようにしましょう。

 毎日30分の運動習慣 :毎日30分の有酸素運動は血行をよくし、運動の刺激が腸を活発にします。少し早足で歩く、階段を使う、遠回りをするなど、できる範囲でかまいません。

 炭水化物抜きダイエットは避ける :腸内細菌のエサは食物繊維。日本人にとってお米は貴重な食物繊維源です。「食物繊維は野菜で」と思っている人も多いですが、実は、野菜より穀物のほうが食物繊維を多く含みます。ごはん抜きの食事は不足しがちな食物繊維摂取量を一層減らします。食事制限の指導がない限りは炭水化物抜きダイエットはNGです。

 水溶性食物繊維を一品プラス :有用菌の代表格、ビフィズス菌は加齢とともに減少します。ビフィズス菌のエサとなる食物繊維、特に水溶性食物繊維を摂るように心掛けましょう。食事に一品、ワカメの酢のものなど海藻を加えたり、白米を雑穀米にしたり、食後に果物を加えたりすることで、水溶性食物繊維を摂取できます。食事が不規則になりがちな人や外食の多い人は、オリゴ糖や天然のイヌリンなどを利用する方法もあります。

 発酵食品を上手に利用 :ヨーグルトや漬物、納豆などの発酵食品には、腐敗を防ぐ働きのある細菌や、腸内細菌が好むエサが含まれていて、大腸を元気にしてくれます。ヨーグルトは腸活効果を最も発揮させるため、寝る2時間くらい前に摂るのがベスト。夕食後、胃酸や胆汁の分泌が落ち着き、腸内細菌が活発になる時間帯だからです。

 食事は量より品数 :豊富な品数はバランスのよい食生活の基本です。外食時は丼物や麺類などより、食物繊維が摂れる小鉢付きの定食が良いでしょう。

(出典:https://www.asahi.com/)


■健康のカギを握る"短鎖脂肪酸"

 口から三大栄養素を摂り、消化・吸収されたあと、腸内では四つの現象が起こります。①発酵 ②腐敗 ③異常発酵 ④酸敗です。このうち①は健康に向かい、②③④は不健康へと向かいます。この発酵で産生する有機酸こそ、健康のカギを握る「短鎖脂肪酸」です

 脂肪酸には、炭素数12以上の長鎖脂肪酸、7~11の中鎖脂肪酸、6以下の短鎖脂肪酸があります。短鎖脂肪酸は、大腸内で、善玉菌が持つ酵素の働きによって行われる食物繊維(糖質)の発酵で生じます。短鎖脂肪酸は飽和脂肪酸です(不飽和脂肪酸には、短鎖及び中鎖脂肪酸は存在しません)。飽和脂肪酸は、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれ、中性脂肪やコレステロールを増加させ、動脈硬化を促進させる悪者‥‥これは間違いです。飽和脂肪酸がなければ、細胞膜はボロボロに崩壊し、細胞が存在できなくなります。細胞膜形成に欠かせない栄養素なのです。あり過ぎたり摂り過ぎたりすると問題なだけの話です。

ミトコンドリアの活性、免疫の強化に

 短鎖脂肪酸は、炭素の鎖の連結が短いために分解が容易ですぐにエネルギー源として働きやすいのです(体脂肪として蓄積されるのは、鎖が16以上ある脂肪酸であり、短鎖脂肪酸ではありません)。

 近年大きな注目を集めている「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」も短鎖脂肪酸です。酢酸は脂肪を合成する材料として、プロピオン酸は肝臓における糖新生の材料として使われています。酪酸は大腸の主要部分の栄養素となります。

 これら短鎖脂肪酸は、水溶性の食物繊維や糖質の発酵で生じ、免疫機能の向上や、健康増進・維持への有益性が認められてきました。短鎖脂肪酸の95%は大腸粘膜から吸収され、すべての消化管と全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成・増殖を担い、粘液を分泌させる働きをしています。胃液も腸液、膵液、胆汁も全て短鎖脂肪酸が作っており、大腸粘液などは100%、短鎖脂肪酸をエネルギー源としています。さらに、細胞内のミトコンドリアに働き、エネルギー活性化を促進します。また、腸のpHを上げ、殺菌力を高めます。がんのアポトーシス(プログラムされた細胞死)にも関わっています。つまり短鎖脂肪酸は、人間の体液(粘液)のかなりの部分を作り、細胞のミトコンドリアを活性させ、粘液の強化に寄与しているのです。

短鎖脂肪酸を増やす食事を!

 短鎖脂肪酸を増やす材料は、熟した果物、わかめ、昆布などに含まれる水溶性の食物繊維です。穀物、大豆、キノコに含まれる不溶性食物繊維も材料となります。ほかには、酢(黒酢)、梅干し、漬物、キムチなどの発酵食品も、短鎖脂肪酸の材料になります。当然、康復医学学会の主要研究素材「HM-3000(特系霊芝)」には、不溶性食物繊維も豊富に含まれています。


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2024年12月4日水曜日

整腸剤

 整腸剤で得られる健康効果

 皆さんは「整腸剤」を飲んでいますか? 多くの人が「お腹の調子が良くない時に利用する」「下痢気味な時、便秘がひどい時に飲む」と答えます。もちろん、そんなとき整腸剤は効果を発揮してくれます。しかし、整腸剤にはそれ以上に大きなメリットがあります。

 一昔前までは「腸活=腸を整える」という、いわゆる「排便の改善」ばかりに注目されていましたが、近年、整腸剤は健康全体に大きな良い影響をもたらすことが明らかになってきていて、「アンチエイジング」や「美容」を目的に腸活している人が急増しています。

 整腸剤で得られる健康効果には以下のようなものがあります。

 食欲が激減、痩せやすくなる 

 整腸剤で、短期的に腸内環境を良好な状態に保つことができ、ジャンクフードへの欲求を減らすことができる。結果的に腸内環境が好循環に転換。さらに痩身効果から見ると、整腸剤はコレステロールを下げることが分かっている。2012年米心臓協会の発表では、高コレステロールに悩む人に整腸剤を飲んでもらったところ、LDLコレステロール:12%↓、総コレステロール値:9%↓という結果が得られている。

 肌がきれいになる 

 顔のテカリを放置しておくと、アクネ菌などのバクテリアが増殖、皮膚に炎症を起こし、ニキビや吹き出物の原因となる。しかし、整腸剤を摂ることで改善する可能性がある。皮脂の分泌により肌が荒れてしまうのは、腸内環境の悪化が原因とされており、整腸剤を使用することで腸内環境が好転、約80%の人のニキビが改善している。

 アレルギーやアトピーの改善 

 リーキーガット症候群により、異物に対して免疫が過剰に反応し、炎症を起こす。結果としてアトピー性皮膚炎やぜんそく、じんましん、食物アレルギーなどを引き起こしてしまう。アレルギーに悩む人には腸に問題があり、このリーキーガット症候群になっている人も多い。腸内環境が改善することにより、鼻づまりや花粉症が軽減した等のデータもある。

 下痢や便秘が改善する等お腹の調子が整う 

 整腸剤を飲むことで、腸内の善玉菌↑、悪玉菌↓となり腸内環境が改善、腸の不調をダイレクトに和らげてくれる。ただ、整腸剤は医薬部外品なので、即効性はない。毎日しっかりと飲み続けることが必要。

 疲労感が軽減する 

 研究によると、慢性疲労症候群の人は腸内環境が非常に悪いということがわかっている。慢性疲労症候群の患者を調べると、過敏性腸症候群を患っていたり、便秘だったりする人が多い。⇒腸内環境の悪さが日々の疲れやすさに関係している。整腸剤を飲むことで慢性疲労症候群の患者約70%に疲労感の回復が見られたという研究もある。

 メンタル不調が改善する 

 近年、腸内環境が脳にまで影響することが明らかになっている。「セロトニン」は腸で大半が作られるが、そのセロトニンが脳に働きかけることでメンタルが改善する。腸の働きが良ければ脳の機能が改善する。毎日整腸剤を服用した人は、健康増進はもちろん、うつ病や不安感、ストレスが改善したと報告されている。


■腸内フローラを整える

 腸内には数百種類の菌が生息しています。そして、この細菌の生息状態は一人ひとり異なります。腸はお腹の調子や消化吸収だけに関わる器官ではありません。免疫やホルモンの分泌、美肌、日々の調子など心身すべてに関わる器官です。腸内には様々な種類の細菌が生息していて、腸内フローラ(細菌叢)を形成しています。腸内フローラのバランスの改善し、美と健康を維持するために「整腸剤」も一つの回答となります。

腸内環境を改善するためには

 腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があり、人体に有害な働きをする悪玉菌が優勢になると心身の健康を損なうことがあります。腸内環境を改善するためには、善玉菌が働きやすい環境を作ることが重要です。腸内フローラの理想的な状態は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌の比率が2:1:7であると言われています。菌の割合の把握は難しいですが、食事と生活習慣を見直すことで、腸内フローラを整えることが可能です。

 食事では、発酵乳製品や漬物など善玉菌を含む食品・増やす食品(腸内で消化されにくい、オリゴ糖類食物繊維など)を摂ることと、腸内環境に悪影響を与える食材(高たんぱく高脂質化学調味料・添加物)を控えることが重要です。

 日常的なストレスは交感神経を刺激して便の排泄を抑制します。便の排泄が滞ることで、悪玉菌や、悪玉菌の作る有害物質(アンモニアや硫化水素)の排出ができなくなり、腸内フローラが悪化します。また、十分な睡眠時間を確保し、リラックスして入浴するなどして副交感神経を刺激することも重要です。

腸内フローラを整えることで期待できること

 腸内フローラの改善は、全身の健康も維持し、以下のような効果が期待できます。

【美肌効果】:腸内細菌がビタミンB群の生成を促進するため

【便秘解消】:善玉菌の増加で乳酸や酢酸などの有機酸が産生され、腸を刺激するため

【肥満予防】:腸内細菌が生産する脂肪酸がエネルギー代謝に関わる受容体を刺激するため

【体臭改善】:悪玉菌が産生するアンモニアや硫化水素が減少するため

【免疫力強化】:人体の免疫の7割を担う腸の免疫細胞を腸内細菌が刺激するため

【がんリスク低下】:がんの要因となる有害物質(アンモニアや硫化水素など)が減少するため

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 康復医学学会が、新しい甘味料のあり方として提案している「グリシン+霊芝炭」は、さまざまな健康作用が確認されています。整腸作用が高いこともそのひとつで、便通改善物質として働きます。グリシンは腸内善玉菌を増殖させて腸の働きを活発にするため、便秘や下痢になりにくくなるのです。また、食物繊維の一種「難消化性デキストリン」にも善玉菌を増やすことが知られており、腸内フローラを整えて健康的なお腹が期待できます。


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