2011年12月24日土曜日

エネルギー不足⇒低体温


低体温と肥満の関係

普通、体温測定というと、わきの下や口の中をイメージします。しかし正確な意味での体温とは、深部体温によって表されるものです。体の表面の温度が外気温によって若干変動するのに対して、脳や内臓などの温度は一定に保たれており、深部体温とはこうした体の深部の温度を指します。人の一般的な深部体温は37℃を基準としています。

“体温が低い”ということで、まず最初に思い浮かべるものに「冷え症」があります。冷え性「体温に関わらず、手足などが部分的に冷たくなることを不快に感じること(自覚症状のあること)」を指します。
そして、もうひとつが「低体温」です。低体温(症)とは「体全体の体温が低下すること」を指す医学用語です。摂氏に換算して約35℃未満と捉えられていることもあるのですが、深部体温で測定した場合の低体温とは約36℃未満を指します。わきの下で測定する体温は、見かけ上は低くなりますので、これを考慮すると「一般的な体温計で測定したとき、35.4℃未満であれば低体温」と考えてよいそうです。

健康な人は、起床したときの体温が最も低く、活動するにつれて少しずつ上昇し、正午から夕方にかけてピークを迎えます。その後は睡眠時まで次第に低くなります。

一般的に低体温となるのは、「神経性食思不振症(拒食症)」や、過度のダイエットによる体のエネルギー不足、そして特に中高年以降では「甲状腺ホルモン低下症」という病気の存在が原因となる場合があるそうです。

ところが、最近はこうした病気がないにも関わらず、「平熱が低い」人がいます。中で最も注意していただきたいのは、肥満(皮下脂肪の増大)によって深部体温は正常なのに皮膚表面には温度が伝わらず、見かけ上の低体温となっているときです。まずは十分なエネルギーの産生と適度な運動によって、体温調節機能を整えることが大切です。低体温はそのことによって健康に害が生じるというよりも、何らかの前兆として低体温が生じているとも考えられます。

改善策として、まずはエネルギー産生の促進をすることです。すると基礎代謝が上がり、皮下脂肪の対策にもなります。


低体温は免疫力にも影響する
日頃から低体温で様々な不調に悩む人がたくさんいらっしゃいます。低体温は体質だけが原因ではなく、体温が低いうえに薄着などで熱が奪われたり、偏食(ダイエット等)などによる栄養不足、不規則な生活習慣、運動不足などが原因と考えられています。また、ストレスなどによる交感・副交感神経のバランスが崩れて36℃を下回り、低体温特有の疾患免疫力の低下などが表れることがわかっています。


体温調節は、体温を基準値に近づけようとする働きで、自律神経がコントロールしています。しかし低体温によって、リンパ球分泌の低下→免疫低下の原因にもなります。そして、基礎代謝エネルギーの産生(熱の産生)の低下も低体温の原因の一つです。

低体温はエネルギー代謝の低下が一因!



エネルギー代謝に不可欠な成分は、ビタミンやパントテン酸の他、重要なのがコエンザイムQ10α-リポ酸L-カルニチンです。そしてこれらの成分が、炭水化物(ブドウ糖)や脂肪などを細胞内でエネルギーに変えているのですが、そのエネルギー産生に必須となる酸素の供給量アップに影響するのが霊芝なのです。
またTCAサイクルでは、良質なたんぱく質(アミノ酸BCAA)をアミノ酸単体で摂取した場合、胃で壊される種類のアミノ酸があります。最終的に血中に取込まれたときにアミノ酸のバランス、アミノ酸スコアが100の状態で吸収できるのが、和漢研の『薬膳の素』なのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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