2011年12月9日金曜日

マイコプラズマ肺炎(細菌)/風邪・インフル(ウイルス)


高齢者でも発症するマイコプラズマ肺炎

「マイコプラズマ肺炎」「RSウイルス感染症」などの患者が急増しています。特に今年のマイコプラズマ肺炎は流行っていて、2001年以降の平均患者数は最高値を記録しています(国立感染症研究所)。

 天皇陛下や、皇太子ご夫妻の長女・愛子さまも、一時、感染の可能性があると伝えられました。インフルエンザやRSウイルス感染症と違って、マイコプラズマは真正細菌です。この細菌による呼吸器系感染症がマイコプラズマ肺炎です。「症状が風邪に似ていて外来ですぐ診断するのは難しく、重篤化してしまうケースもある」と感染研の安井良則・感染症情報センター 主任研究官。ワクチンはなく治療は抗生物質が中心ですが、薬が効かない耐性菌の増加が拡大の要因になっている可能性もあるといいます。「今年はこれまで使われてきたマクロライド系の抗生物質が効かないケースが多い。2003年以降、耐性菌が増え、今では8割を超えるという報告もある」(安井研究官)。

 若い世代に多いマイコプラズマ肺炎ですが、65歳以上では獲得免疫などの関係でマイコプラズマによる肺炎を起こすことはほとんどないと言われています。しかし、実は風邪やインフルエンザに罹ると、その後に細菌性肺炎を起こしやすくなるとのこと。

「肺炎球菌やインフルエンザ桿菌(インフルエンザウイルスとは関係ない)などの細菌は、普段から鼻や口腔内の粘膜に住んでいることが多い。健康体なら気管支の粘膜表面に無数にある線毛が働いて病原体は痰(たん)と一緒に排出される。だが、風邪やインフルエンザを発症すると線毛の働きが低下するので、鼻や口腔内にいる細菌が肺の奥まで落ちて、その後、2次的に肺炎が起こるのです」と国際医療福祉大学三田病院・呼吸器センターの佐藤哲夫教授は言います。
 高齢者はもとから線毛の働きが弱いので、最初から合併するケースもあるということなので、注意が必要です。


シーズン2011 ウイルス対策
■ 唾液の効果

 唾液(だえき)は、唾液腺から口腔内に分泌される分泌液で、正常の場合1日に1~1.3リットルが分泌されます。デンプンを分解する消化液としての働きの他、口腔粘膜の保護や洗浄、殺菌、抗菌、排泄など、下記の作用があります。

 1)化学的消化作用:アミラーゼの働きによって、デンプンを分解します。

 2)飲食補助:咀嚼や飲み込みの補助作用をします。

 3)円滑作用:発音をスムーズにします。

 4)溶媒作用:溶解し、味覚を促進します。

 5)洗浄作用:食物残査を除去します。

 6)抗菌作用:リゾチーム、ペルオキシターゼ、ラクトフェリンなどにより、病原微生物に抵抗します。

 7)pH緩衝作用:急激なpHの変化を防ぐ。(虫歯予防など)

唾液に含まれるIgA
 唾液腺には右図のように大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)と多数の小唾液腺があります。小唾液腺は口腔内の粘膜に広く分布しています。唾液は前述のように殺菌・抗菌作用を持つ成分があり、そのひとつが前回の「本説伝」でお伝えしたIgAなのです。

のど飴の唾液分泌効果
 のど飴をなめることで唾液の分泌が促進されることはよく知られています。そして、唾液には分泌型IgAやリゾチームなどの抗菌活性を有する成分が含まれています。唾液が増えることでこれらの成分の殺菌作用が増し、炎症が起きている喉を一定時間洗浄する効果も期待できます。『レイシセンダンのど飴』特有の苦味の刺激が唾液の分泌を促します。
 逆に、唾液の分泌や上気道の粘膜免疫にとって大敵となるのは、就寝時の口呼吸による“乾燥”です。対策として口テープなども商品化されていますが、私は就寝時に霊芝を1~2粒を(霊芝粒のコーティングにキズを付けて)口に含んでいます。これで無意識に口を閉じることになり、就寝時の乾燥を和らげるうえ、苦味の刺激で唾液が出て口内を潤すのです。

 “昼はのど飴、夜は霊芝粒”が私のウイルス対策です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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