健康寿命と高血圧
日本人が健康に生きられるのは70代前半まで――。こんな調査結果が発表されました。厚労省が行っている「健康寿命」調査で、男性は71.19歳、女性は74.21歳でした。「介護の必要がなく健康的に生活できる期間」という報道もあったため、驚いた人も多かったのではないでしょうか。日本人の平均寿命は男性が80.21歳、女性が86.61歳。この数字から健康寿命を差し引いたら、男性は9年間、女性は12年、介護が必要という計算になるのです。厚労省(健康増進課)に問い合わせたところ、「介護だけでなく、日常生活に制限があると感じている人の年齢を表す数字です。たとえば薬を飲むのを制限と感じる人もいる。そうした人たちの平均年齢なのです」という答えが返ってきました。
要するに、「介護を受けている」「歩行に杖が必要」「内臓に病気を抱えている」など、何かしら健康への悪影響を感じている人の年齢なのです。
「分かりやすく言えば、体にガタがくる年齢です」とは医学博士の米山公啓氏。
「人間の多くは病気の遺伝子を持っていますが、発症するかしないかは個人差が大きい。高血圧の遺伝子があり、30代で発症したのに放っておいたら60代で重症化。脳卒中や心筋梗塞で倒れたりします。一方、病院に通い、薬や食生活で節制している人は病気を抑えることができる。心がけ次第で健康寿命を延ばすことができます」
その健康寿命を脅かす疾患として、「心臓疾患」や「脳血管障害」があります。この二つは、血管が突然破れたり詰まったりする、いわゆる「血管病」ですが、血管病には生活習慣病の一つ、血圧が大きく関係しています。そして、最近になって注目されているのが、『職場高血圧』です。健康診断で正常値が出ていたとしても、仕事中の様々なストレスによって職場高血圧は起こっていると考えられています。30代~50代の男性は、一日の大半を会社で過ごしますが、健康診断の正常血圧だった人のうち、仕事場で血圧を計測すると、なんと23~33%もの人が高血圧の領域に入っていたというのです。仕事場で血圧が上昇するのは、就業時間中にさらされるさまざまなストレスによるものと考えられています。
高血圧に関しては、世界保健機関(WHO)の調査によると、25歳以上で高血圧と診断される人は、2008年に世界で10億人を超えています。このことから、25歳以上の3人に1人が高血圧であると推測され、WHOは早期予防を呼びかけています。
■対策:職場高血圧
職場高血圧は健康診断で見つからないだけに、何年も見逃される危険性があります。職場高血圧が続くと、数年後には本当の高血圧になります。さらに、職場高血圧の状態が5年以上続けば、突然死のリスクが高くなります。職場高血圧に当てはまりやすいタイプ
○検診時の血圧が130~139/85~89㎜Hg(つまり、正常高値血圧) ○45歳以上 ○たばこを吸う ○中間管理職 ○両親や兄弟に高血圧の人がいるストレスによる心拍上昇と血管の収縮
ストレスを受けると、交感神経が活性化され、興奮物質アドレナリンやノルアドレナリンが大量に放出されます。すると心拍数が増え、心臓が1回の鼓動で送り出す血液の量、心拍出量も増えます。と同時に、血管では収縮が起こります。循環する血液の量が増え、さらに血管の収縮で抵抗が増し血圧は上がるのです。ストレス型高血圧対策
ストレス状態が続くと、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌されます。すると同じ神経伝達物質の「セロトニン」が過剰分泌の抑制に働きます。康復医学学会の研究素材「ラフマ」には、セロトニン神経を活性しセロトニン分泌を促進するというデータがあり、ストレスが影響する高血圧には最適です。また、ストレス型の高血圧は、適切なケアを怠ると慢性化し、微小循環の血流低下から本態性の高血圧に至ります。微小循環の血流改善に影響を与える「HM-3000 (特系霊芝)」は、本態性高血圧の予防にも期待ができるお勧めの生薬です。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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