2015年6月5日金曜日

MERSウイルス対策

韓国のMERS集団発生、1,300人隔離! 

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が増えています。

 感染者計30人、死者5人となり、感染の疑いのある人が約400人(5日現在)。このほか100人が検査中で、感染者はさらに増える恐れもあります。

 韓国保健福祉省は、さらに1,300人以上に隔離措置を取っています。日本人感染者はいません。同省によると、隔離対象となったのは、感染者と接触した疑いのある家族や医療従事者。9割が自宅、1割が医療機関などに隔離されています。

 ずさんな防疫管理で批判を浴びた当局は、隔離対象者に1日2回電話して状態を確認するなど対策を強化しました。しかし、隔離対象の50歳代女性が夫らとゴルフに出かけたことが判明し、統制の難しさを露呈。ネット上では、無関係の病院でMERS患者が出たとする虚偽の情報が流れるなど、混乱が広がっています。
 休校する学校も増え、ソウル近郊の京畿道を中心に小中高校など計230校に達しました。ソウル日本人学校(ソウル市麻浦区)は休校していませんが、5日に予定されていた校外学習の延期を決めたほか、手洗いとうがいの徹底など感染防止対策を行っています。

 朴大統領は、官民合同の緊急対策会議を開き、「これ以上(感染が)拡散しないよう万全を期す」と述べました。その上で、批判を受けた政府の初期対応の点検や感染経路の解明などを指示しました。

 日本も、中東諸国との往来が多くなっています。そのため、国内でも感染症法上の二類感染症へのMERSの追加、診療ガイドラインの整備や地方衛生研究所への検査試薬の配備など、行政面での体制強化が進められています。
 しかし、最初の患者が複数の医療機関を受診し、感染症指定医療機関に搬送されていく中で感染拡大が起こっている韓国の状況は、日本の臨床現場でも「対岸の火事」ではないかもしれません。

■有効治療薬のないMERS

中東呼吸器症候群(MERS)は、2012年に始めて報告された新型の感染症です。主に中東地域で広がり、その後ヨーロッパで、そして今年5月に韓国で確認されました。

 患者は発熱や下痢、肺炎などを起こします。世界保健機関(WHO)の調査では、致死率は約4割と高く、「全世界への脅威」と警鐘を鳴らしています。

MERSウイルスの感染経路と症状

原因はMERSコロナウイルスで、コウモリやヒトコブラクダなどの動物が感染源と疑われています。ヒトからヒトへもうつります。
 経路はよくわかっていませんが、構造が似ている重症急性呼吸器症候群(SARS)のウイルスは、せきやくしゃみ、排泄物などを介して感染します。
 MERSは当初、ヒトヒト感染はないと見られていましたが、ウイルスが感染しやすく変異した可能性も懸念されています。

 症状としては発熱下痢せきなどが表れ、多くの場合、肺炎を起こして呼吸困難に陥ります。また、腎不全になる人もいます。特に糖尿病や心臓病など慢性的な病気を抱えている人や高齢者が重症化しやすくなります。
 現時点でワクチンや有効な治療薬はなく、対症療法でウイルスが消えるのを待つしかありません。潜伏期間は2~14日間とされています。

感染防止策はないのか

まず、日本にウイルスが入ってこないようにする空港などの"水際対策"が重要ですが、潜伏期間がある以上、完全に防ぐには限界があります。2003年のSARS流行時も、体温の自動測定サーモグラフィを設置し、対策強化しましたが、すり抜けられるケースがありました。

 厚生労働省では予防策として、海外に行ったときにうがいや手洗いの励行、マスクの装着などを呼びかけています。

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 康復医学学会の研究素材「ホタテ貝殻焼成カルシウム」(粉末・水溶液)は、食品添加物に認定されている安心・安全素材です。しかし、その強アルカリ性特性や水溶液から発生する活性酸素種(特にスーパーオキシド:O2-)により、抗ウイルス・抗菌作用が確認されています。また、世界最強レベルのウイルスと知られるガチョウパルボウイルス(GPV)の不活化データ(東京農工大)もあります。
 水溶液による手洗いやうがいでの使用で、各種ウイルスの不活化が期待できます。
 ご家庭でのご使用はもちろん、海外旅行へ行くときには、ぜひ携帯されることをおすすめします。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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