RSウイルス感染拡大中、昨年より早く4万人台へ!
国立感染症研究所は9月24日、9月7日~9月13日の期間中の感染症発生動向調査を公開しました。同調査により、RSウイルスが原因の「RSウイルス感染症」の患者が前週に比べ、約1.3倍に増加していることが判明しました。
RSウイルスによって引き起こされる呼吸器の感染症であるRSウイルス感染症は、生涯にわたって何度も感染と発病を繰り返します。ただ、同研究所は生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の子どもがRSウイルスの初感染を受けるとしています。RSウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染です。風邪のように発熱や鼻水などを伴ったり、重度の場合は肺炎や気管支炎になったりと症状はさまざまです。
しかし、生後数週間~数カ月間程度の乳児が初めて感染した場合や、成人で免疫不全の有る場合では劇症化し、重篤な症状が出る可能性が高まるとされています。
感染症法でRSウイルス感染症は五類感染症(定点把握)とされています。感染により発症する宿主は、ヒト、チンパンジー、ウシで、無症状のヤギなどからも分離されます。生後数週間~数カ月間程度の乳児が初めて感染した場合は、重篤な症状が出る可能性が高まるとされています。
全国約3,000カ所の小児科から9月7日~9月13日(第37週)の期間中に集まった感染報告数は、2,653。前週(第36週)の2,083からおよそ3割、さらにその前の週(第35週)の1,683からおよそ6割増加している計算になります。感染者が多い5地域は福岡県(304人)、東京都(274人)、大阪府(162人)、宮崎県(125人)、広島県(123人)となっています。東京都だけで見ると、第35週(106人)に初めて100人を超え、172人(第36週)、247人(第37週)と直近3週間で約2.3倍に増えています。逆に第37週の感染者が少ない地域は、群馬県(1人)、山梨県(1人)、富山県(2人)など。
RSウイルス感染症は例年、冬場に報告数のピークが見られますが、2011年以降は7月から報告数の増加傾向がみられています。今年の第37週までの累積報告数は4万1,360人で、昨年同時期(3万2,495人)に比べ、約1.3倍となっています。
治療は対症療法が主体となりますが、分子標的治療薬の一つで「パリビズマブ」という抗ウイルス薬があります。
■RSウイルスと感染症対策
RSウイルスの感染経路
感染から発症までの潜伏期間は2日~8日、平均的には4日~6日と言われています。感染経路は「飛沫感染」(主に唾液を介して感染)と「接触感染」になります。ウイルスが体外に排泄されるまでの期間は2~3週間と長く、大人の場合、軽い風邪のような症状で収まることが多いため放置したまま普通に生活を送り、感染が拡大する可能性が高いウイルスです。咳やくしゃみをした時に手をかざすと、その手に付着したウイルスがドアノブや手すり、タオルなどに付着し、感染が拡大していくと考えられています。人の手に付着した場合は約30分、ドアノブや手すりなどでは約6時間ほど感染する力が持続するため、比較的感染力の強いウイルスと言えるでしょう。
ウイルスを上気道で阻止する!
ウイルスは真菌や細菌よりはるかに小さく、生きた細胞に侵入しないと増殖(複製)ができない感染性微生物です。ウイルスは細胞(宿主細胞と呼ばれる)に付着して体内に侵入し、細胞内で自身のDNAやRNAを放出します。このウイルスの遺伝物質は細胞を支配し、強制的にウイルスを複製させます。
ウイルスに感染した細胞は、ウイルスによって正常に機能できなくなるため、通常は死にます。細胞が死ぬと、その細胞から新しいウイルスが放出され、他の細胞に感染します。
ウイルスの体内進入を防ぐには、まず鼻や口からの阻止が重要です。上気道(鼻腔・咽頭・喉頭)では線毛や粘膜が免疫機能を働かせて、ウイルスなどに対する防御を行っています。
しかし、この粘膜は、乾燥に非常に敏感です。のどが潤っていると、粘膜免疫、粘液線毛の輸送機能や抗菌作用、免疫タンパクが発達し、防御機能が正常に働き、ウイルスの繁殖を防ぐことができるのです。
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RSウイルスの経口からの侵入を阻止するには、康復医学学会の研究によって開発された「HM-3000(特系霊芝)とセンダン葉エキス」配合の"のど飴"がおすすめです。
日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で【99.9%/h不活化】という驚くべきデータが確認されており、「予防・治療用の経口投与組成物」として特許も取得しています(特許第5578646号)。
感染経路の予防には、次亜塩素系製品よりも安全で抗ウイルス効果の高い「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液をおすすめします。ドアノブ、キッチン、トイレ、浴室、マスク、おもちゃ、ぬいぐるみなどにスプレーすることが有効です。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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