2021年12月23日木曜日

酵素と微小循環

 人間を“健康にする食品”

 巷にあふれる食品・食材‥‥。その中で健康になる食物の条件を挙げてみましょう。

 まずは、血液がサラサラと流れる「血流が良くなる食物」です。全身に栄養素も酸素も潤沢に送り届けられます。次に「腸内腐敗の少ない食物」です。腸内腐敗は病気の原因であり、微小循環も悪化させます。「便通をよくする食物」も腸内環境を整えます。また「抗酸化力や抗炎症作用の強い食物」も大事です。健康の大敵、活性酸素を除去します。これも人間が健康に生きていくのに必要な要素です。さらに、しっかりと「エネルギーを作り出す食物」であることも重要です。

 こうした条件にピッタリなのが、生野菜、果物、海藻、芋、豆、穀類、そして発酵食品です。中でも、発酵食品の黒酢と梅干しはお勧めです。生の野菜と果物には、体の健康を維持する栄養素が満載されています。食物繊維も、ビタミンも、ミネラルも、ファイトケミカルも、酵素もあります。

 人間の体を構成する元素は酸素、炭素、水素、窒素などですが、驚くことにその65%が酸素なのです。人間は酸素がなければ生きていけないことがよくわかります。また、人間の細胞を構成する要素は70%が水です。この組成が大きく変わることはありませんが、脂肪を摂りすぎると脂肪の比率がどんどん上がり、細胞自体も大きくなります。これが、肥満=太るということですが、その時も水の割合は変わりません。最も水を必要とする細胞は脳細胞で、なんと85%(図表参照)です。この水分が減ると人間はおかしくなります。84%くらいでもうボケてきますし、また命に支障も出ます。酵素も水がなければ働けません。それくらい人間に水は必要なのです。生の野菜や果物からは、この酸素をタップリと含んだ水を十分に摂収できます。

 このように、日常の食生活の中で、これら生のものをたくさん摂ることが健康への近道です。焼いたお肉や野菜の煮物、野菜炒めだけではダメなのです。


■酵素と微小循環

 酵素(エンザイム:enzyme)を多く含んだ食品を摂ると、なぜ体に良いのでしょう。まず一つは、消化が良く栄養素がスムーズに吸収できることです。そのために、食べたものがすぐにエネルギー源となり、行動力、活動力がアップします。体内酵素(潜在酵素)を消化に回す分が少なくて済むので、その分を代謝酵素に使えます(代謝がスムーズになります)。第二に、腸内腐敗を減らし「腸管免疫」の向上につながることです。免疫機能増強の最大ポイントである「短鎖脂肪酸」の生成を行なう力となります。

 そして特に強調したいことは、酵素を多く含む食品を摂ると血液がサラサラになり、微小循環(毛細血管の血流)に好影響を与えることです。この微小循環が良いことは、人間の健康にとても大きな意味を持ちます。


重要な役割を持つ血液と毛細血管

 血液は心・血管系の中を循環する液体で、生命の維持にきわめて重要です。その主な役割は、酸素や栄養素の「運搬」、pH・ホルモン・体温などを一定に保つ「緩衝」、そして病原体や異物などから体を守る「防御」です。人間の心臓から送り出された血液は、総延長なんと10万km(地球2周半)におよぶ血管の中を流れていきます。その気の遠くなるような距離を巡りながら、体中の細胞に酸素を供給し、アミノ酸・ブドウ糖・脂肪酸・ビタミン・ミネラル・酵素など大事な栄養物を送り込んでいきます。戻る時には、二酸化炭素や体内の老廃物を持ち帰ります。この大事な役目を担っている血管の93%が毛細血管です。この毛細血管=微小循環という組織こそが、細胞の代謝を支えているのです。


微小循環不良は万病のもと!

 血漿内が高たんぱく状態になったり、酸化油脂などの悪い油や糖化たんぱくが増えたりすると、赤血球の間にそれらの物質が入り込み、糊の役目をして、赤血球同士をつなげてしまいます。これをルロー(連銭形成)と言います(図参照)。赤血球は2個つながっただけでも極細血管には入れません。微小循環が悪化し全身に酸素も栄養素も回らないと、組織は飢餓状態になります。この微小循環不良は、病気を引き起こす原因の最終段階です。特に目、腎臓、脳、子宮、卵巣など血液循環が重要な臓器は、より大きなダメージを受けます。ほとんどの病気が微小循環不良から起こるといっても過言ではありません。がんもその一つです。がんは、まず酸素のないところに生じるのです。

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霊芝と酵素食品で微小循環の改善を

 赤血球のルローを解く力は酵素にしかありません。これは代謝酵素の役割ですが、実は食物酵素も体内で吸収され、血中でルローを解きます。微小循環を改善する薬はまだありません。現状唯一の方法は「HM-3000(特系霊芝)」です。そして“酵素を摂る食事”、つまり加熱していない「生」の食物と「発酵物」です。


いつもありがとうございます。愛・感謝 村雨カレン

2021年12月17日金曜日

貧血

 男性の貧血は要注意!

“女性の20%が貧血患者”と言われるほど、貧血は女性に多く、そのほとんどは体内の鉄分不足が原因の鉄欠乏性貧血です。一方、男性でも貧血になる人は多くいますが、男性は鉄欠乏性貧血患者は少なく、より重い病気のサインとなっているので注意が必要です。

 貧血は血液の赤血球の中にあるヘモグロビンという血色素が減少したために起こります。ヘモグロビンは身体の組織に酸素を運ぶなど、重要な役割を担っているため、減少すると様々な組織が酸欠状態になります。結果、「顔色が悪い」「全身倦怠感」「立ちくらみ」「胸痛」「動悸」「息切れ」などの症状を起こします。

 女性に貧血が多いのは、月経や婦人科系の病気(子宮筋腫、子宮内膜症など)で出血が多くなることがあるからです。そのため、前述のように女性の貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血ですが、ほかにも再生不良性貧血や溶血性貧血といった深刻なケースもあるので、貧血がよく起きるという方は、一度診断をしっかり受けましょう。

 男性が貧血になる場合は、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、大腸ポリープ、大腸がんなどの可能性が高く、それらによって体内で出血が起こると貧血を引き起こします。事実、大腸がん専門医が、貧血症状のある患者から大腸がんを発見することはかなりあるようです。ほかにも、貧血症状によって重い病気をダブルで発見したりするそうです。「“早期の胃がん患者を見つけた”と消化器内科医から患者を紹介されたので検査を進めたときのこと、その患者は貧血の度合いが強かったので、患者に了解を得て大腸の検査を加えた。すると、上行結腸に進行がんを発見した。『他臓器重複がん』だった」(大腸がん専門医)

 このようなことにならないためにも、貧血の症状がひどくなったという自覚がある人で、特に40歳以上の人は便潜血検査を受けましょう。40歳以上でなくても、便の色が変だったり、便に血が付着したりすることがある人は、すぐに内科を受診すべきです。変な便の色というのは「黒色の便」または「赤褐色から鮮紅色の便」です。

 黒色の便は食道、胃、十二指腸など上部消化管からの出血が考えられます。いわゆる、コールタール状のタール便です。血液が胃酸や消化酵素によって黒くなり、それが便とまざってタール便となって排せつされているのです。

 赤褐色から鮮紅色の便は大腸の、特に肛門に近いところからの出血が便にまざっていると考えられます。このようなとき、軽い病気や痔だと思い込もうとする傾向があるようですが、それでは重大な病気を見逃してしまいかねません。血便がでていると貧血の恐れもあります。必ず精密検査を受けましょう。

 男性は女性以上に“たかが貧血”と考える傾向がありますが、それは命とりになるので要注意です。 しっかり検査を受けることが、重大な病気の発見に結びつくのです。

(出典:https://www.healthcare.omron.co.jp/)


■赤血球に関わる貧血対策

 貧血は、鉄欠乏性貧血の他にも起ります。赤血球の数や質に異常が起こることでも貧血になります。赤血球の主要な構成物質であり、酸素運搬を担うヘモグロビンが、血液体積あたりで減少し、血液の酸素運搬能力が低下します。すると、多臓器・組織が低酸素状態に陥り、様々な諸症状や機能不全が現れます。


赤血球が減少する原因

 赤血球減少の原因は大別すると、「赤血球産生低下」または「赤血球の破壊・喪失」の進行が考えられます(両方が同時に起きることもあります)。

【赤血球産生の低下】 

● 造血細胞の減少:造血細胞の数が減少し赤血球産出能力が低下する。

● その他:造血因子の減少や低栄養(鉄欠乏性など造血細胞の意欲が低下)

【赤血球の喪失】 

● 出血:出血では赤血球と血漿(水分)を同時に失う。血漿量は短時間で回復するが赤血球の回復には時間がかかるので血液が薄くなる。

● 溶血:何らかの原因で赤血球が破壊される。(溶血性貧血など)


多能性造血幹細胞

 赤血球・白血球・血小板は、全て骨髄で造られます。これらの元になる細胞は骨髄中の多能性造血幹細胞です。まず初めに、多能性造血幹細胞が、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化します。このうち骨髄系幹細胞が、赤血球・好中球・単球・好酸球・好塩基球の出発点となる各々の前駆細胞に分化し、増殖成熟過程を経てそれぞれの成熟した細胞の集団が形成されます。

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 康復医学学会の研究素材「黒米」を基に製品化された「黒米エキス加工食品」には、鉄分が豊富に含まれていますので、造血効果が期待できます。その他、黒米エキスは多くのミネラルも含み、糖質や脂質の代謝を助け、鉄分の利用効率を高めます。

 造血機能は加齢や様々な疾患、虚弱体質、投薬などによっても低下します。また、がんの末期などは、貧血を併発し酸欠状態をおこしてQOLを低下させてしまいます。康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、赤血球の柱になる造血前駆細胞に影響を与えるデータがあります。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年12月8日水曜日

認知症と微小循環

 認知症の前段階、MCI

「MCI(軽度認知障害)」とは「認知機能の低下は見られるが、認知症ではない」という状態で、本人や家族から記憶障害の訴えがあるものの、日常生活は自立している人を指します。日本では400万人いると考えられています。

 MCIには、アルツハイマー病など様々な病気が背景にありますが、そのまま認知症になってしまう人も、あまり悪化しない人もいます。

 2000年代に「アミロイドPET(陽電子放射断層撮影)」という検査法が開発され、脳内に溜まる異常なたんぱく質「アミロイドβ」の蓄積を調べられるようになりました。するとMCIの中にアミロイドβが溜まっている人と溜まっていない人がいました。さらに、アミロイドβが溜まっている人は症状が悪化しやすく、溜まっていない人は悪化しにくいことがわかったのです。日本では、アミロイドβが蓄積しているのは、MCI全体の約4割と考えられています。

 アミロイドβが蓄積しているMCIの人は、将来認知症になる可能性が極めて高いと言えます。逆にアミロイドβが蓄積していない人は認知症になる確率は低いのですが、蓄積していなくても2割程度の人は認知症に進行します。これはレビー小体型などアルツハイマー型以外の認知症である可能性が考えられます。

 フィンランドでMCIの人を対象とした2年間の「FINGER」という有名な研究調査(2015年発表)では、運動や食事、認知トレーニングなどに取り組んだMCIの人に認知機能などの改善が見られ、アミロイドβが蓄積している人でも改善効果が認められています。

 最近は、認知症を生活習慣病と同じように考えるようになってきました。例えば、糖尿病は診断された段階では、何の症状もないことが多いと思います。症状がない時は、本人は何も困ることはありませんが、放っておくと心筋梗塞や脳卒中を起こしたり、目が見えなくなったりして、取り返しがつかなくなります。高血圧もそうです。認知症に関しても、症状がなくても脳内に溜まる異常なたんぱく質、アミロイドβの蓄積がまだ少ない時から介入し、MCIにすらならないとか、MCIになる時期を大幅に遅らせることができるようになれば、メリットは大きいでしょう。そのような理由から、MCIや症状のない人たちに関する研究が増えているのです。

 今MCIと診断されたとしても、現段階では国内に治療薬はありません。「あなたはアルツハイマー病があるから何年か後に認知症になります」と言われても、「薬もないのに困るだけだ」と思う人もいるでしょう。本人が「どこまで知りたいか」も重要になります。

(出典:毎日新聞「くらしナビ」)


■米国が承認した認知症新薬

 6月、アルツハイマー型認知症の治療薬として米国で新薬「アデュカヌマブ」(製品名ADUHELM)が、十分なエビデンスが示されないまま承認され、波紋が広がっています。

 アデュカヌマブは、米・バイオジェン社がスイスNeurimmune社から導入し、アルツハイマー病を対象にエーザイと共同開発してきた抗アミロイドβモノクローナル抗体です。アルツハイマー病の発症機構は完全には解明されていないものの、認知症を発症する約20年前から脳内にアミロイドβやタウたんぱく質が蓄積され、脳神経が変性・脱落して認知機能の低下などを来す神経疾患です。アデュカヌマブはアミロイドβを標的とした抗体医薬で、静注で投与して脳内に蓄積したアミロイドβを除去することを企図して創製されました。

 患者や家族にとって、新しい薬への期待は非常に大きく、今回のような新薬の登場は素晴らしいことです。ただし、米国で承認されたアデュカヌマブが日本国内で承認されたとしても、現在、認知症の人の多くは対象とならない可能性が高いと言わざるを得ません。アデュカヌマブの対象は、MCIや軽度認知症の人だからです。今後、新しい薬が出てきても、同じように対象にはならないかもしれません。

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微小循環血流の改善で老廃物を回収する

 認知症の症状軽減や治癒には、脳血管血流を含めた全身の微小循環血管の機能改善が前提となります。全身の組織や末端の部位にまで酸素と栄養素を運び、不要な老廃物や二酸化炭素を回収するという血管内外の物質交換が起こるところは微小循環以外になく、微小循環血管が生理学的には「交換血管」とも呼ばれる所以です。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、微小循環の改善と認知症の症状軽減・機能改善に関わるさまざまな実証例とデータがあります。


認知機能障害改善用組成物
に関する特許症
認知症における康復医学学会の研究

 脳は脂質成分が多いため酸化されやすく、円滑な血流が必要な組織です。そのため、脳の酸化を抑え、血流を良くすることが、認知症予防につながります。

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」による脳血流の改善作用は、早くから認知症患者の症状改善の実証例を積み重ねてきました。2018年には、微小循環研究所の森昌夫所長(当学会理事長)が、長年研究してきた"認知症患者向けのサプリメント"に関わる特許を取得いたしました。この特許技術は、HM-3000を基に様々な成分を独自配合し、和漢生薬研究所によって製品化を実現しています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年12月2日木曜日

一酸化窒素(NO)

 日光が体重増加を遅らせる!?

 紫外線(UV)が健康へ及ぼす悪影響が明らかになり、現在では出来るだけ日光を避けるようにする人も増えてきました。しかし、常に日陰で過ごしている人よりも、太陽の光を好んでいる人のほうが大まかに見て長寿であることは、統計的に知られていることです。

 このところ、"日陰もの"の様相が強い日光ですが、西オーストラリア大学らによる研究によって、日光が「肥満」や「糖尿病」の予防に役立つ可能性が明らかになりました。

 この報告は、マウスによる実験に基づいたものです。食べ過ぎの状態にしたマウスに、紫外線を当てると、体重の増加が緩やかになり、更に糖尿病に関連するインスリン抵抗性や、血糖値の上昇も抑えられていたのです。

 研究によると、日光に反応して体が生成し、健康に良いと称賛されるビタミンDに関しては、サプリを使った実験でも、体重管理や糖尿病のリスク軽減を証明することが出来ませんでした。それでは、この効果はどのようにして生まれるのでしょうか?

 紫外線の有益な効果は、日光に晒された後に皮膚から放出される“一酸化窒素(NO)”と呼ばれる化合物に関連していました。

 マウスに一酸化窒素を含むクリームを塗ると、紫外線に晒されるのと同じ効果で体重増加が抑制され、糖尿病リスクも低くなることが発見されたのです。

 これまでの研究では、紫外線の照射によって放出される一酸化窒素が血圧を下げることがわかっていました。

 今回の結果はさらに、皮膚から放出される一酸化窒素の量が、心臓や血管だけでなく、私たちの体における代謝の調節にも有益な効果をもたらす可能性があることを示しています。このことは、適度に日光を浴びることが、たくさんの運動と健康的な食事とともに、子供の肥満の発症を防ぐのに役立つかもしれないことを示唆しているのでとても重要です。

 日光を求める人は日陰で生活する人よりも長生きすることは、疫学研究からもわかっていますが、このような研究は、日光が私たちにとってどのように良いかを理解するのに役立ちます。皮膚がんなど健康へ及ぼすデメリットだけではなく、おそらく日光を浴びることのメリットとのバランスをとって考えることが必要です。 

 研究チームは、「毛皮に覆われたマウスで見られた現象を、ヒトに対してそのまま当てはめるわけにはいかないものの、今後研究を進めて、生活習慣病の予防に役立てられるかを検証する価値は十分ある」としています。

 紫外線の害を過度に恐れることなく、適度にお日様のもとに出るようにすることが、健康管理に役立つかもしれません

(出典:http://www.qlifepro.com/)


■血管の老化 ⇒ 肥満や糖尿病を悪化

 2014年、新潟大学と千葉大学の共同研究で、高カロリー食投与によって引き起こされた血管老化が、骨格筋(筋肉)におけるエネルギー消費を阻害することが発見されています。

 通常筋肉では、血流から糖(グルコース)を取り込んで、細胞内のミトコンドリアと呼ばれる小器官でエネルギーを作り出します。しかし、高カロリーの食事を投与された糖尿病患者では、血管細胞が老化することで、筋肉への糖輸送や、筋肉におけるミトコンドリアの合成能が障害されることがわかりました。この障害によって余剰となったカロリーが内臓脂肪として蓄積し、肥満や糖尿病がさらに悪化すると考えられます。

 これまで、糖尿病で合併する血管障害は、糖尿病の病態の結果と考えられていましたが、血管の細胞老化によって肥満や糖尿病がさらに進行する悪循環を引き起こしている可能性があるのです。

 細胞は過度のストレスを受けると、細胞老化と呼ばれる増殖停止状態が誘導されます。この現象は、遺伝子が障害を受けて細胞ががん化することを防ぐためと考えられていますが、身体全体の老化にも影響し、様々な加齢関連疾患の発症にも関与しています。

 現代社会の生活習慣により、社会問題となりつつある糖尿病やメタボリックシンドロームは、心臓病や脳卒中・腎不全など多くの合併症を引き起こす疾患です。そして、これらの合併症の多くに血管病変が関与しています。血管病変に基づく糖尿病の合併症として、糖尿病網膜症や糖尿病腎症などがよく知られています。また、この血管病変において、血管の細胞が老化していることが近年分かってきました。そうした血管の細胞老化が肥満・糖尿病といった慢性の代謝性疾患に対し影響を及ぼしていたのです。

 これまで、一般に糖尿病でしばしば合併する血管障害は、糖尿病の病態の結果と考えられていました。しかし、血管の細胞老化が筋肉というほかの組織でのエネルギー代謝に作用して糖尿病を悪化させるのです。細胞老化の鍵因子p53はがん抑制遺伝子でもあるため、p53そのものを治療標的とすることは難しいですが、「血管老化から肥満や糖尿病の進行へ」という悪循環を断ち切るための新たな治療法開発に役立つ可能性があります。

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血流の改善に大きく関わる一酸化窒素(NO)を産生・増加させる作用が確認されています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年11月25日木曜日

アテローム性動脈硬化症

 ストレスと高血圧リスクとの関連

 ストレスが多い人は、血圧や心臓の健康に注意した方がいいようです。血圧が正常でもストレスホルモンのレベルが高い人では低い人に比べて、6~7年以内に高血圧になりやすいとする研究結果が報告されました(京都大学大学院医学研究科による研究)。

 近年、「心と心臓と体のつながり」(mind-heart-body connection)に関する研究報告が増えています。これは、心のあり方は心血管リスクにポジティブにもネガティブにも影響を与えるという考え方のこと。これまでの研究では、高血圧患者のストレスホルモンレベルと高血圧や心血管障害との関係に焦点が当てられてきましたが、高血圧でない成人を対象にした研究は十分に行われていませんでした。

 研究者らは今回、米国のアテローム性動脈硬化症に関する大規模研究(MESA)に参加した、高血圧でない412人(48~87歳)を対象に、ストレスホルモンレベルと、高血圧や心血管障害の発生との関連について調べました(平均年齢61.2歳、男女比1:1)。

 対象者は夜間の12時間の蓄尿により、ストレスホルモン(ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン、コルチゾール)レベルを測定。ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミンはカテコールアミンと総称され、心拍数や血圧、呼吸を調節する自律神経系に関連しています。一方、コルチゾールは心身がストレスを感じると分泌が促されます。研究者は、「これらのホルモンは全て副腎で産生されるが、それぞれ異なる役割とメカニズムで心血管系に影響を与えるため、高血圧や心血管障害との関係を個別に調べることが重要」と強調します。

 対象者を6年半の間追跡した結果、4種類のストレスホルモンレベルが2倍になるごとに、高血圧を発症するリスクが21~31%増加することがわかったのです。この傾向は、60歳未満の人で60歳以上の人に比べて強く、ドーパミンとコルチゾールでより顕著でした。

 また、11.2年間追跡したところ、コルチゾールレベルが2倍になるごとに心血管障害の発生リスクが90%増加することが判明しました。しかし、カテコールアミンと心血管障害の発生リスクとの間には、関連が認められていません。

 この結果を受けて研究者は、「ライフイベント・仕事・人間関係・経済状態等からのストレスが増えるとストレスホルモンの分泌が促進される。今回の研究で、ストレスが高血圧や心血管障害のリスクを上昇させる重要な因子であることが確認された」と語っています。ただし、この研究の限界についても認識しており、例えば、高血圧のある人が対象者に含まれていなかった点や、ストレスホルモンの測定手段として尿検査しか使われていない点です。

 研究者は、「ストレスが一般成人に与える影響を調べる必要がある。そうすれば、高血圧や心血管障害の予防策として、ストレスホルモンの定期的な測定が有効かどうかの情報が得られるだろう」との見通しを示しています。     

(出典:https://www.carenet.com/news/)


■アテローム性動脈硬化

 コロナ禍の影響で、仕事や家庭でのストレスが溜まりがちになっていませんか? 過剰なストレスは、交感神経が過度に刺激され、血圧を驚くほど上げることがあります。それをきっかけに脳卒中や心臓病などの発作が起こることもあります。また、ストレスが慢性的に長く続くことは、交感神経の高ぶった状態が続くということです。循環器系の基礎疾患がある方は特に注意が必要です。


ストレスリスクが大きいアテローム性動脈硬化

 ストレスが血管に及ぼす障害のリスクを高めてしまうのがアテローム性動脈硬化です。

 動脈は、3層(内膜、中膜、外膜)でできています。内膜の内皮細胞は血液の凝固予防、血管の拡張など、動脈硬化を防ぐ様々な働きを持っていますが、高血圧や糖尿病などで血管に負担がかかると、血管の内皮細胞が傷つき動脈硬化を防ぐ働きが失われます。すると血液中の悪玉コレステロール(LDL)が内膜に入り込み、酸化して酸化LDLに変化します。それを処理するために白血球(単球)も内膜へと入り込み、マクロファージに変わります(上図)。マクロファージは酸化LDLを取り込んで、やがて死んでいきます。この結果、内膜に、LDLに含まれていたコレステロールや脂肪が、お粥のような柔らかい沈着物となって溜まっていき、内膜はどんどん厚くなります。こうしてできた血管のコブをプラーク(粥腫)と言い、プラークができた状態をアテローム(粥状)動脈硬化と言います。そして、ストレスによりこのプラークの発生が進行してしまうのです。冠動脈内のプラークが破綻すると、その部位に血栓が形成され、不安定狭心症や心筋梗塞の発症を引き起こすことになるのです。

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 ストレスにより血流が低下している微小循環に対して、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血流改善・血栓形成抑制・血管内皮細胞の改善を促すため、アテローム動脈硬化対策に期待が持てます。また、ストレスへの対応として脳内セロトニンが働きますが、当学会の研究素材「ラフマ」には、セロトニン神経を活性しセロトニン分泌を促進するというデータがあり、ストレスが影響する高血圧への対策には最適です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年11月11日木曜日

世界糖尿病デー

 藤原道長と糖尿病

 11月14日は「世界糖尿病デー」です。世界各国でイベントが催されるようですが、平安時代中期に摂政・太政大臣を務めた藤原道長が糖尿病だったことはご存知でしょうか。

 平安時代の華やかな貴族文化を象徴する権力者として有名な藤原道長ですが、万寿4年12月4日(西暦1028年)に62歳でこの世を去りました。当時の平安貴族の一般的な寿命から考えれば決して短命ではありませんが、記録が残るうちで日本最古の糖尿病患者といわれており、糖尿病が原因で亡くなったという説が濃厚です。

 現代では主に血液検査で糖尿病を診断します。しかし、平安時代に検査はありませんし、糖尿病という概念自体が確立していませんでした。では、なぜ道長が糖尿病だったと考えられているのでしょうか。実は道長が訴えていた不調が、まさに糖尿病の症状そのものだったのです。その症状が藤原実資(さねすけ)の遺した日記『小右記(しょうゆうき)』や、道長自身の日記『御堂関白記(みどうかんぱくき)』に記されています。

藤原道長
【道長にみられた症状】

 ●喉が乾いて大量に水を飲む 

 ●痩せてきて体力がなくなった

 ●目が見えなくなった 

 ●背中に腫れ物ができた

 なぜこれらの症状が糖尿病によるものだと考えられるのかは、次項で解説します。


道長が糖尿病になった理由は?

 糖尿病は生活習慣から起こりやすくなることが分かっている病気です。具体的には「過食」「運動不足」「過度の飲酒」などがこれにあたります。

 これを踏まえると、道長が糖尿病になってしまった背景についても記録から読み解くことができます。『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』や『延喜式(えんぎしき)』など平安時代の記録によると、平安貴族は山盛りの白米を食べ、糖度の高い日本酒を飲み、中国風の揚げ菓子や芋がゆ、そして果実などをデザートとして食べていたようです。仏教や陰陽道の影響で獣肉食が避けられる傾向にもあったようで、かなり糖質に偏った食生活になっていたと推測されます。

 また、歴史書『大鏡(おおかがみ)』によれば、道長の弓の腕は良かったようですが、平安貴族の数少ない運動機会である蹴鞠(けまり)については、道長に関する記録があまりありません。このことから、運動不足だった可能性が考えられます。

 糖尿病のほとんどを占めるタイプの2型糖尿病は、遺伝的要因がかなり大きいといわれています。道長の伯父:伊尹(これただ)、兄:道隆(みちたか)、甥:伊周(これちか)なども「飲水病」であったと記録があり、道長は糖尿病家系であったようです。道長が糖尿病にかかってしまったのは遺伝の要素も大きかったと考えられます。

(出典:https://medley.life/)


■糖尿病で表れる主な症状

 前項で紹介した、藤原道長に表れた症状を見てみましょう。

〇 喉が乾いて大量に水を飲む

 糖尿病はインスリンの効きの悪化、あるいはインスリンの量の不足が原因で起きる病気です。インスリンの効きが悪くなるとブドウ糖を細胞内にうまく取り込めないため、血中のブドウ糖濃度(血糖値)は高くなり、尿にもブドウ糖が漏れ出します。尿中の糖は浸透圧の原理で体の水分を奪い、多くの尿が出るので、喉が乾いて多くの水を飲むようになります。道長に関する記述にも「日夜を問わず水を飲み、口は乾いて力無し」とあります。平安時代には「飲水病」として恐れられたそうです。

〇 痩せてきて体力が落ちた

「太っている人がかかる病気」というイメージがあり、確かに糖尿病の原因の一つは肥満です。肥満はインスリンの効きが悪化します。しかし、糖尿病になるとブドウ糖をうまく取り込めなくなるので、次第に痩せてくることがよくあります。

〇 目が見えなくなった

 高血糖値の状態は全身の血管にダメージを与え、以下の「三大合併症」を引き起こします。

①神経障害(足先の感覚の鈍り、立ちくらみ、下痢や便秘、勃起障害など) ②網膜症(視力低下、失明など) ③腎症(むくみ、だるさ、皮膚のかゆみなど)

 これらの三大合併症は糖尿病になって数年以上かけて現れてきます(神経障害→網膜症→腎症の順に出ることが多い)。糖尿病網膜症は現在でも失明の原因としてとても多い病気であり、道長も網膜症により視力が低下した可能性が高いと考えられます。また、糖尿病では眼の水晶体が濁ってくる白内障も起こりやすくなります。

〇 背中に腫れ物ができた

 道長は亡くなる数日前から背中の大きな腫れ物で苦しみました。糖尿病では免疫細胞の機能異常が起きるため、感染症にかかりやすくなり、皮膚でもしばしば障害を起こします。また、合併症の神経障害で痛みを感じにくくなって皮膚のトラブルに気づかず、悪化するまで放置してしまいがちです。道長の背中の腫れ物も何らかの菌が全身に回ってしまったのかもしれません。糖尿病は「がん」にもなりやすいので、皮膚がんだったかもしれませんし、他の臓器から皮膚に転移したがんだった可能性も考えられます。

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「HM-3000(特系霊芝)」の産生物の一つ「2,3-DPG」は、酸素を効率よく細胞に供給する役割のほかに、糖化ヘモグロビン(HbA1c)生成の阻害作用も確認されています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年11月2日火曜日

健脚習慣

 座りっぱなしは“とてつもなく危険”

 新型コロナウイルスの影響で、テレワークを経験した方は多いでしょう。通勤時間がなくなったのでラクになったかと思いきや、実は体調不良を訴える人が増えています。実はこれはとても危機的な状況なのだと専門家は言います。

 新型コロナウイルスの蔓延はここにきて収束の様子を見せていますが、医師の多くが指摘しているのが、運動量の減少により体調不良を訴える人の増加です。特に目立つのが「体重増加」「筋肉量の低下」。普段からトレーニング習慣のある人でも、自宅にこもってしまうと、2kgも筋肉が減ってしまいます。この状態が続くと股関節や膝が痛みだし、血糖値が上昇します。その結果、多くの人が高血圧症になりかねません。筋肉を動かすことで体は糖を消費しているので、運動をしないと糖尿病のリスクも抱えてしまうのです。

 実はテレワークは、重大な危険性をはらんでいたのです。

 必要なのは、何より全身のトレーニング。筋トレや有酸素運動、ストレッチをバランス良く行うことが必要です。まずは脚の筋肉量を確保するために、習慣的にスクワットすることをおすすめします。ウォーキングは、運動の導入時期としては良いですが、できればもう少し強度の高いランニングが効果的です。ウォーキングをする場合は、筋トレも組み合わせて行いましょう。

 スポーツ庁では、こういったテレワーク下の体調不良を「健康二次被害」と名付け、解消に乗り出しています。

 実は、1日に11時間以上座っている人は、4時間未満の人に比べて、死亡リスクが40%も高まるとの調査もあるのです。自宅でも頻繁に立ち上がって歩くといった“運動習慣”が重要なポイントです。

 この問題に取り組み始めた企業も多いようです。ある会社は昨年3月から完全テレワークに移行しており、出勤の必要がなくなったため、不調を訴える社員が増えています。

「現在、全ての社員が自宅で作業をしているのだが、8時間近く椅子に座り続けるため、不調になる社員が目立つようになった。疲れやすくなった、眠りが浅い、寝ても疲れがとれない。こんな悩みをよく耳にする。このままにしておくと、仕事にも影響を及ぼすようになり、パフォーマンスが下がる可能性がある。弊社はシステム開発が基盤となっているので、社員の不調は経営全般にも大きく響いてしまう」(同社マーケティング担当者)

 そこで同社が取り入れたのが、トレーニングジムが提供しているサービス。様々なプログラムを実践して社員の健康の改善に取り組んでいるそうです。従来はスポーツ選手に対して行っていたサービスですが、一般企業が採用するケースは、まだ珍しいとのことです。

(出典:https://diamond.jp/)


■健脚習慣のすすめ

 かつてないほど寿命が長くなった今、いつまでも健やかでいたいもの。そこでおすすめなのが歩くこと。いつでもどこでも手軽にできる有酸素運動です。

 コロナ禍で自粛生活が長期化して活動量が減り、健康への影響が危惧されています。実際、足腰が弱くなり、わずかな段差に足を取られたりして転倒する人が急増しています。


正しく歩くことでうれしい効果がたくさん!

■気分スッキリ:身体を動かすこと自体が爽快感をもたらします。景色を眺め季節を感じながら歩けばさらに楽しい気分に。 

■心肺機能の向上:下半身の静脈血を心臓に送るふくらはぎの筋肉を動かすことで血液循環が良くなり、心肺機能がアップします。 

■血圧・血糖値の低下:血液循環が改善され、血管の弾力性が増して血圧が安定。インスリンの働きが活発になり血糖値も低下します。 

■肩こりや腰痛の軽減:背筋を伸ばして歩くと腰回りの筋肉が鍛えられます。また、腕振りは肩や胸のストレッチになり、肩こりを改善します。 

■骨密度の低下を予防:かかとの骨に適度な負荷がかかるので骨が丈夫に。日光を浴びて歩くと、骨の健康を保つビタミンDも作られます。 

■脳の活性化:歩くことで筋肉や腱、関節などにある感覚器を刺激し、脳を活性化。血流が促進され、脳に新鮮な酸素が供給されます。 

■睡眠の質が向上:歩行などの適度な運動をした後は、心身をリラックスさせる副交感神経が優位になり、眠りにつきやすくなります。

■便通の改善:歩く動作は腸を刺激するので便秘予防の効果が期待できます。またリズミカルな動作が、腸の動きを支配する自律神経を整えます。 

■体が引き締まる:糖質や資質を燃焼する有酸素運動なので、体型が整い、体幹が強化します。継続することで体全体が引き締まります。 

■姿勢が良くなる:歩くということは、立った姿勢をそのまま前へ運んでいくこと。正しい歩き方をすれば自然と姿勢が正されます。


「霊芝」との併用で効果倍増!

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血液中の酸素供給力を高める糖化ヘモグロビン(HbA1c)の生成を阻害する血管の修復・弾力性の維持抗酸化作用により生活習慣病を予防‥‥などが期待できます。歩くこととの併用で、より健康的な生活を!


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン