2023年1月25日水曜日

コラーゲン

 コラーゲンの日(1月26日)

 それまで一般的に「水に溶けない‥‥」とされていたコラーゲンでしたが、1960(昭和35)年1月26日、日本皮革(現:ニッピ)の研究員だった西原富雄氏が、コラーゲンの可溶化に成功し、特許を出願したことにちなんで制定された記念日です。

 コラーゲンの可溶化によって、食品、飲料、化粧品などへの利用が容易になり、今日では「美容業界にとってはなくてはならないもの」になるなど、コラーゲンが可溶化されたことにより飛躍的に用途が増えることとなりました。

 肌だけでなく髪や爪、関節部分など身体の様々な部分に存在するコラーゲン。中でも最もコラーゲンが多いのは皮膚です(水分を除くと約70%がコラーゲン)。

人間の皮膚は、肌表面から、表皮・真皮・皮下組織の3つの層があります。この中の真皮の主成分がコラーゲンです。真皮はコラーゲン、エラスチン、細胞外マトリックスという3つの成分で構成されており、コラーゲンやエラスチンで作られた網状構造の隙間をヒアルロン酸が埋めています。真皮は肌の弾力を保ち、表皮を支える土台になっているだけでなく、毛細血管により栄養と酸素を肌の隅々まで届けるという働きもあります。

 この真皮の機能を保持できるかどうかが肌の抗老化に最も関わってくるので、そのまま見た目の若さの維持につながるのです。その真皮の約70%を占めるコラーゲン。若々しくハリのある肌を保つためには、コラーゲンをいかに保持していくかが大切だということです。

 骨がもろくなる「骨粗鬆症」という病気は、少し前まで骨の中のミネラル不足と考えられてきましたが、最新の研究では、コラーゲンの側の問題で骨が弱くなるタイプもあることがわかってきました。

 骨の架橋に必要なコラーゲン分子は、AGE(終末糖化産物)でも影響を受けて骨の柔軟性を低下させてしまいます。外部から骨へ伝わる力の吸収を低下させるため、骨折などの骨障害の原因にもなっています。過去、骨の健康度は骨密度が重要視されてきましたが、近年は鉄筋の役割をしている骨質(架橋)の大切さが重視されています。


■コラーゲンは量より質が大事!

 コラーゲンは3本の鎖状の繊維がらせん状に絡み合った構造をしており、復元力と強度があります。この構造によって肌は弾力をキープできるのであって、コラーゲンが減少、変性してしまえばピンとしたハリを保てなくなり、シワやたるみが目立つようになります。

 よく商品の広告では「コラーゲンは年齢とともにどんどん減っていく」と説明していますが、実際は20歳と60歳ではコラーゲンは10%程度しか減少しません。加齢とともに目立ってくるシワやたるみの原因は、実はコラーゲン量の減少ではなく、コラーゲンの"変性・劣化"なのです。つまり、量ではなく質が低下したということ。

 糖化や紫外線、ストレス、活性酸素の影響でAGE(終末糖化産物)が蓄積されることで、真皮層のコラーゲンはダメージを受け変性・劣化します。ダメージを受けたコラーゲンもすぐに新しく入れ替わればよいのですが、真皮は表皮のように新しく生まれ変わることはありません。ただ、コラーゲンは繊維芽細胞で合成・分解されているので代謝は行われています。

 しかし、そのスピードは非常に遅く数年かかります。そのため真皮層が傷つきダメージが蓄積されると、コラーゲンはどんどん老化&劣化してしまうのです。


低分子コラーゲンならコラーゲンを"作る力"を活性化

 近年、低分子のコラーゲンペプタイドに注目が集まっています。分子量の大きなコラーゲンを細かく分解し吸収しやすくしたもので、食品素材として使われています。

 低分子コラーゲンを摂取しても、前述のコラーゲンのようにバラバラに分解されるだけなので特別な効果は期待できないともいわれていましたが、実は最近の研究で、一部の低分子コラーゲンはそのまま吸収される場合があること、コラーゲンを"作る力"を活性化する可能性があることがわかってきました。実際に、低分子コラーゲンを摂取することで、関節の状態が改善したというヒト臨床試験の報告も出てきています。

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 当学会ではコラーゲンの研究から、魚由来の良質なコラーゲンペプタイド製品を、また、特許技術を活用して鶏冠を酵素分解した低分子化製品を開発し、メーカーで商品化しています。いずれもコラーゲンの働きを助ける成分を含んでおり、明らかな効果が得られています。

 またこの商品には、一緒に摂ると肌のキメの強化が期待できるといわれるアミノ酸の一種・クレアチンと真珠粉も配合し、高品質のコラーゲン商品を実現しています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2023年1月19日木曜日

血栓

 血栓予防月間(1月20日~2月19日)

 日本ナットウキナーゼ協会では、血栓症で亡くなる方の最も多い1月(厚生労働省 人口動態調査より)に「20=ツーマル=詰まる」の語呂合わせから1月20日を「血栓予防の日」と制定。この日から1カ月間を「血栓予防月間」とし、血栓の予防を積極的に啓蒙しています。

 血栓症とは、血管が血栓で詰まることにより臓器に血流が流れなくなることを言います。その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる場所により、脳梗塞や心筋梗塞と分類されます。飛行機に乗っている際、狭い機内で長時間同じ姿勢でいることによって起こる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)も血栓症の一つです。

 この血栓症、35歳以上の方は特に注意が必要です。厚生労働省の調査によると、35歳以上で発症者数が急増しています(右表参照)。

 また、現在、日本人の死因の第1位はがん(26.5%)ですが、第2位心筋梗塞などの心疾患(14.9%)、第3位は老衰(10.6)、第4位脳梗塞などの脳血管疾患(7.3%)になっています(令和3年厚生労働省 人口動態統計より)。つまり、日本人の10人に2人以上が「血管がつまる・破裂する」ことにより死亡しているのです。

 食生活や生活習慣の変化により、現代人は高齢者に限らず若年層でも血液成分のバランスが崩れ、コレステロールや中性脂肪値の多いドロドロ血が増えています。不健康な血液では、血栓ができやすく、血栓を溶かす"線溶系"の働きも弱まります。つまり、現代人は血栓ができやすく、しかもできてしまった血栓が溶けにくい体質になっているのです。

 心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症は、血液中にできた血栓が血管を詰まらせることにより起こる病気です。血栓症は多くの場合、自覚症状の無いまま突然発症し、その症状は急速に悪化します。たとえ命を取り留めたとしても再発の恐れや重大な障害をもたらします。

 ある日突然襲ってくる血栓症に対し、何よりも大切なのが"予防"です。血栓を作らず、できてしまった血栓を溶かす体質になるためには、運動や食事による生活習慣の改善が必要です。                        

(出典:http://j-nattokinase.org/)


■血栓の形成要因

 ウィルヒョウの三要素 

 ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・ウィルヒョウはドイツ人の医師で、白血病の発見者として知られています。彼の研究により、静脈血栓症の形成に関する三つの要因(血管の障害・血流のうっ滞・血液性状の変化)が突き止められました。これは、彼の名を冠して「ウィルヒョウの三要素」と呼ばれています。


血栓の形成の三大要因

1)血管内皮細胞の損害:

 高脂血症、高血圧、肥満、糖尿病、喫煙やストレスなどが原因で血管内皮細胞が傷つき内皮細胞の機能が低下し、そこから血栓が生じる。

2)血流の緩慢

 動脈瘤、静脈瘤、心臓内など血流が渦巻く場所や心房細動により血栓が生じやすくなる。ギプス固定や長時間の同じ姿勢による血管の圧迫による血流の緩慢など。

3)血液性状の変化(粘稠度の増加、繊維素溶解活性低下、血液凝固因子の増加

 赤血球の凝集、変形能の低下や妊娠・出産時、老齢などでは血液成分が変化しているため血栓が生じやすい。


血管内皮細胞とNO

 血管内皮細胞は、微小循環の血流を円滑に維持しています。高血圧や中性脂肪・酸化ストレスの増加は、血管内皮細胞を阻害し、一酸化窒素(NO)などの産生が低下します。すると、血管が収縮、炎症を起こし易くなり、血栓が形成され易い血管になってしまいます。


内皮細胞によい運動の種類と目安

 内皮細胞の機能を改善させる運動は、少し汗ばむ、中程度の運動が効果的であると言われています。右表のような運動を、週3回以上、合計で週180分以上を目標としましょう。

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NOの産生を促進する「HM-3000(特系霊芝)」

 NOは血管の拡張だけではなく、血小板凝集の抑制、酸化ストレスによる内皮障害の抑制、白血球の内皮細胞への接着の抑制など、重要な役割があります。当学会では血管内皮細胞の保護とNOの産生促進には「HM-3000(特系霊芝)」をお勧めしています。その効果に期待がもてます。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2023年1月12日木曜日

生活習慣病

 一無、二少、三多で生活習慣病を予防

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


 1月23日は「一無、二少、三多」(いちむ にしょう さんた)の日。今年はこの「一、二、三」を常に心掛けて、生活習慣病を遠ざけていきましょう! 

 生活習慣病は長い時間をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。それを防ぐには、日頃の体調、身体の些細な変化など、つねに自分自身の健康に目を向ける必要があります。そして、中高年になってからではなく、若い頃から、適正な生活習慣を獲得し、維持することが大切です。

★「一無、二少、三多」は、日本生活習慣病予防協会が普及啓発に努めている健康標語です。


 一無 〔無煙・禁煙のすすめ〕

 たばこは万病のもと~喫煙は単独で最大の予防可能な死因です。さらに、新型コロナウイルス感染症との関係では、喫煙者は重症化しやすく、またワクチンを接種しても抗体価が上昇しにくいこともわかっています。たばこの煙には7,000種の化学物質、250種の有害成分が含まれており、その内の70種以上には発がん性が確認されています。

 二少 〔少食・少酒のすすめ〕

「腹八分目に医者いらず」という格言があります。お腹いっぱい(満腹)まで食べる習慣をやめ、腹七~八分目でやめるよう心がけ、偏食をせず、よく噛んで、三食を規則正しく食べましょう。また、飲酒は少量をたしなみ、ほどほどに。さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっていて、過度の飲酒を長く続けると、多くの病気が誘発されるリスクが高まります。

 三多 〔多動・多休・多接のすすめ〕

 日常生活の中で身体活動量を増やしましょう。座りっぱなしは避け、身体活動をできるだけ多くして、しっかり毎日の生活の中で維持していくことが大切です。快適な睡眠時間は標準的には6~8時間といわれますが、「快適」には個人差があります。個々の活動量に応じた適正な睡眠時間をとるように心がけましょう。「睡眠」に限らず、「休憩」や「休日」、「休暇」も含めて、心身ともにリフレッシュする機会をもつことが大切です。また、多くの人と交流し、さまざまな事・物に好奇心をもって接し、創造性豊かな生活を送りましょう。社会や人とのつながりが途絶えると身体的・精神的な健康障害が起こりやすことが科学的に検証されています。

(出典:https://seikatsusyukanbyo.com/)


■生活習慣病と認知症

 食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、喫煙など、良いとは言えない生活習慣から起こる病気(糖尿病・脂質異常症・高血圧・脳卒中・肥満など)を生活習慣病と言います。日本人の死亡原因の3分の2は生活習慣病によるものです。そして近年は、高齢者の生活習慣病も増え続けており、認知症の発症と大きく関連していることも分かってきました。


生活習慣病が脳に及ぼす影響

 脳の血管に障害が起きると、脳血管性認知症が発症しやすくなります。

【糖尿病】: 生活習慣によってインスリンの分泌が低下したり、インスリンに対して抵抗性が表れたりすることで、血液中のブドウ糖を処理し切れず、血糖値が高いままになって糖尿病になります。糖尿病は、脳血管や脳神経の障害を起こりやすくしてしまいます。

【脂質異常症】: 血液中の中性脂肪やコレステロールが多くなり、血管内に溜まって動脈硬化を起こします。すると血管内が狭くなるため、血流が悪くなり、血管がもろくなります。その結果、心疾患や、脳梗塞、脳出血などが起きやすくなります。

【高血圧】: 血圧が高いという状態は、血管が大きく引き伸ばされる状態が続く事です。その結果、血管が傷み、動脈硬化が起こりやすくなり、脳卒中などのリスクになります。

【肥満】: BMI(肥満指数)の値が25以上を肥満と言います。肥満になるような生活習慣を続けていることが様々な病気を引き起こす元になります。糖尿病や脂質異常症などは、肥満と無関係ではありません。また、肥満は無呼吸症候群になりやすく、脳へ送る酸素が少なくなるため、脳に障害を引き起こす原因にもなると言われています。


糖尿病患者はアルツハイマーの発症リスクが4.6倍に

 九州大学で行われていた研究の結果、2型糖尿病と関係する高インスリン血症状態が、アルツハイマー型の原因と言われているアミロイドβたんぱくを分解出来なくすることがわかりました。また、アミロイドβたんぱくと同じく、アルツハイマー型の原因と考えられているタウたんぱくの変質促進にも関わっているとされています。そして糖尿病の人のアルツハイマー型認知症の発症リスクは、血糖値が正常な人より約4.6倍も高くなっている事も明らかになっています。

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認知症を予防するにも、まず生活習慣の改善から

 生活習慣病は、そのほとんどが「HM-3000(特系霊芝)」によって改善できることがわかっています。微小循環血流の滞りと体の酸化に霊芝の効能・効果が発揮されるのです。治療薬とは異なり体質を改善する穏やかな効果が期待できます。当学会の研究協力により製品化された認知機能障害改善用サプリメントの主要成分もHM-3000(特系霊芝)です。サプリ利用者の多くに認知機能の改善が見られていますが、特筆すべきは、多くの人がそれまで持病として持っていた何らかの生活習慣病も同時に改善されたことです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年12月22日木曜日

低体温症

 冷え性よりも危険な“低体温症”

「冷え性」は、人が寒さを感じない程度の温度環境で、手足や下半身などが冷えてつらいと感じる自覚症状のこと。指先などが冷たくても、身体の中心部の温度は正常なことが多くあります。一方「低体温」は、深部体温(脳や内臓など身体内部の温度)が下がってしまうことをいいます。

 深部体温が35℃以下になると、激しい震えや、判断力の低下などの症状があらわれ、“低体温症”と診断されます。体温が下がるにつれ、筋肉の硬直、脈拍や呼吸の減少、血圧の低下などが起こり、死に至ることも。自覚がないまま進行することもあるため、高齢者や、屋外作業をする人は注意が必要です。

 厚生労働省の発表によると、2020年の低体温症による凍死は1317人で、そのうち65歳以上が全体の80%以上となっています(※ちなみに熱中症での死亡者数は1528人)。

 凍死というと、「雪山での遭難」など、日常とは遠いところで起こるイメージが一般的ですが、実は多くが家などの屋内で発生しています。年齢を重ねると、身体能力の衰えや持病等により低体温症になりやすい上、寒さを自覚しにくくなることが要因の一つです。

 36℃未満の軽度低体温でも、免疫力が低下し、感染症や脳血管障害、糖尿病など、身体に様々な不調が出やすくなる可能性があるといわれています。疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったり、また風邪がなかなか治らないなどの症状も見られます。さらに肺炎やインフルエンザのリスクも高まります。

 身体の深部温度は直腸で測るため、一般的な体温計では測定できません。毎回病院で測ってもらうわけにもいかないので、普段から身体を冷やさない生活習慣を心がけましょう。ポイントは、衣服、食事、運動の3つです。

①衣服 :厚手の靴下、マフラー・ネックウォーマー(首筋から逃げやすい熱を留める)、ひざ掛け、汗をよく吸い乾きやすい下着等を利用し、しっかり防寒対策をしましょう。

②食事 :食事の7割は身体の熱になるため、温かい物をしっかり食べましょう。

③運動 :身体の熱量の6割を作り出す筋肉をつけましょう。スクワットやストレッチなど暖かい室内でできる運動がおすすめです。


 できることから実践して、体温アップを目指してみてください。

(出典:https://www.dydo.co.jp/)


■日常でも多い"低体温"の弊害

 前項でもお伝えしたように、低体温症は、重症になると命に関わります。しかし、軽度な低体温でも様々な不調に悩む人が多いのが現状です。

 低体温は体質だけが原因ではなく、体温が低いうえに薄着による体熱の放出、偏食(ダイエット等)などによる栄養不足、不規則な生活習慣・運動不足、なども原因と考えられています。

 また、ストレスなどにより交感・副交感神経のバランスが崩れると体温が36℃を下回り、低体温特有の疾患や免疫力の低下などが表れることがわかっています。


低体温になる生活習慣

●ストレスによる血行不良・自律神経の乱れ:

 過度のストレスがかかると血行不良が起こることがあり、これも低体温の原因としてあげられます。また、ストレスは、ホルモンバランスを崩し、自律神経を乱してしまうため、体温をコントロールすることができなくなり、低体温になることがあります。

●エネルギー産生の不足:

 エネルギー産生機能が低下してエネルギー不足になると、基礎代謝が低下するため、冷え性や低体温の原因になります。

●たんぱく質不足:

 ダイエットや高齢者の摂食障害でたんぱく質不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となります。細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が減ると、ミトコンドリアの数も少なくなり、それにともなって体温が下降すると考えられます。


低体温症を予防するために

 ストレス対策・自律神経バランスの調整には、十分な睡眠とセロトニンを増やす生活が重要です。よく噛むこと、概日リズム(地球上の生物が持つ約25時間周期で変動する生理現象)を整えること、リズム運動を心がけましょう。「ラフマ葉エキス」はセロトニンの産生と活性を促します。また、血行不良には、血流改善作用が認められている「HM-3000(特系霊芝)」を、そして肉体疲労の改善やエネルギー不足の解消には、エネルギー産生に不可欠な「コエンザイムQ10」の継続的な摂取がお勧めです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年12月15日木曜日

冷えのぼせ

 手足は冷えても顔は熱い!?

 下半身や手足の先が冷えているのに、顔や頭はのぼせたように熱くなるのが「冷えのぼせ」です。冷え症の重い症状とされ、女性に目立ちます。

 冷えのぼせの人は、他にも様々な体の不調に悩むことが多い傾向にあります。最近の冷え症の患者の多くが冷えのぼせだという報告もあります。

 通常の冷えと同様に筋肉量の少ない女性に目立つといいます。冷えのぼせの人は、軽い運動の後などでも上半身が熱くなり、汗がどっと出るといった傾向があり、他にも、何もしていない時や、明け方目が覚めた時に大量の汗をかいているといったことが通常の冷え症の人よりも顕著です。

 医療関連機器販売会社が、20歳~59歳までの女性1万人を対象に冷えのぼせについて調査したことがあります。それによると全体の約64%の人が普段体の冷えを感じると回答し、うち冷えのぼせが疑われる人の割合はその約半分でした。冷えのぼせを起こすメカニズムは以下のように考えられています。

 最初は体を冷やすことで起こる一般的な血行不良型の冷えから始まります。血行不良の状態が続くと、代謝がうまく機能せず、静脈やリンパ管の流れが滞り、体の末端がむくんできます。血行が悪くなって冷えが進むと、交感神経と副交感神経は体温を一定に保とうとして通常より頻繁に働くのでバランスが崩れてきます。体は本能的に頭部の温度は下げないようにするため、冷えのぼせが起きやすくなるのです。

 この医療関連機器販売会社の調査では、冷えのぼせとみられる人は各年代とも5割前後ありました。特に50歳代が約57%と最も比率が高かったようです。50歳代は更年期症状が出やすく、ホルモンバランスが崩れる人が多いのです。次いで目立ったのは20歳代の約55%。若い世代は小さい頃からエアコンがある環境に慣れ、運動不足のうえに、肌を出すファッションも定着しているためだと考えられます。

 冷えのぼせの人は自律神経のバランスも崩れているので、一般的な冷え症の人よりも健康面の悩みを抱えていることが多いようです。特にイライラなどストレスに関する悩みを持つ人が多く、全体の約35%と、一般的な冷え症の人よりも15ポイントも高い結果でした。睡眠の悩みを抱えている人も多く、寝ている間も緊張して汗をかき、このために体を十分に温められずに冷えを招いている人もいるといいます。

(出典:http://www.nikkei.com/)


■"冷えのぼせ"の対策

「冷えのぼせ」はもともと冷えの重い症状です。日常生活を見直し、冷えそのものを改善することがとても重要です。

 日々の生活を細かく見直していけば、多くの人が冷えの改善効果をすぐに実感できるでしょう。しかし、長い期間冷えに苦しんできた人は、治るのに時間がかかることがあります。体質だからとあきらめずにじっくりと対処することが大切です。

冷えのぼせ、悪循環のメカニズム

 冷えのぼせの症状が出やすくなるのは、1日の温度差が大きく、気候が不安定になる季節です。激しい温度変化のせいで、自律神経が乱れて体調不良を感じる人が増えるのです。

また、日常のストレスなども「冷えのぼせ」の悪循環を進行させてしまいます。


ストレスによる自律神経の反応

 ストレスを受けると、生体反応は〔視床下部〕⇒〔自律神経系〕⇒〔交感神経〕⇒〔副腎髄質〕と伝播し、「ノルアドレナリン」や「アドレナリン」など脳内の神経伝達物質が血中に放出されます。すると血糖値の上昇、胃腸機能低下、心拍数の上昇、血圧上昇など循環機能が亢進し、冷えのぼせや、ほかにも肩こり・疲労などが発症します。

 また、ノルアドレナリン、アドレナリンは、細動脈の収縮から毛細血管への入口を収縮させて微小循環の血液が低下します。そのため、冷えをはじめとする様々な自覚症状を発症してしまうのです。

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 脳内の神経伝達物質のひとつ「セロトニン」には、細動脈の拡張・自律神経のバランスを整える働きがあることが確認されています。康復医学学会の研究素材「ラフマ葉エキス」には、セロトニン産生を促進し、セロトニン神経通過性を安定させるデータがあります。

 また、ストレスの影響で毛細血管の入口が収縮することにより、微小循環血流は低下してしまいます。毛細血管の入口拡張には、NO(一酸化窒素)が大きく関わっています。

 当学会が長年研究を続けている生薬「特系霊芝(HM-3000)」は、そのエビデンスとして、その血中NOの産生を促すデータを有しています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年12月9日金曜日

水と健康

 冬の水分補給

 コロナ禍が続いても落ち着いても、何かとあわただしい師走。唐突ですが、水分補給していますか? 夏場は熱中症対策などでせっせと水分を補給していたのに‥‥と考える人は多いことでしょう。

 人間の体の約60%は水分です。毎日食べ物や飲み物などから2~2.5リットルの水分を摂取し、尿や便、汗などで同じくらいの量の水分を体から排出しています。これは季節が変わってもあまり変化ありません。この時期、熱中症の危険は去りましたが、水分補給の重要性は夏場と変わってはいないのです。

 コロナだけではなく、寒くなってきてからというもの、職場で、街中で、風邪を引いている人をよく見かけるようになりました。風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつです。風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。また、風邪をひいてしまったら発熱や食欲低下、下痢、嘔吐などの症状により体からの水分排出が多くなりますので、普段以上にきちんと水分を補給するようにしましょう。

 冬場には脳卒中や心筋梗塞の発症が増えます。これは寒くなって血圧が上昇することも一因ではありますが、水分補給も大いに関わっています。寒くなって汗をかかなくなり、のどの乾きを自覚しにくくなる冬場は水分摂取が少なくなります。水分摂取が少ないと、血液の粘度が上がり、いわゆる「ドロドロ」の状態となります。ドロドロ血液によって血管が詰まりやすくなり、結果として脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。

 この時期、忘年会や新年会など飲酒の機会が多くなります。お酒を飲むと喉が渇くことは多くの方が経験されていると思いますが、アルコールには利尿作用があるため、飲酒が過ぎると体は脱水状態となります。アルコールを飲んだら意識的に水分を補給して、脱水状態を防ぎましょう。また日本酒造組合中央会では、悪酔いをしないとして飲酒の合間に水分を取る「和らぎ水」を勧めています。一年の疲れをお酒で流しても、水分補給をお忘れなく。

…2022年もあとわずか。来年も心身ともにうるおいに満ちた年にしたいものですね!

(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)


■水と健康の基本情報

1. 人の水収支 

 成人男子が比較的安静にしていたときの水収支は右図のとおりとされています。ここで「体内でつくられる水」とは、たんぱく質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水を指します。

運動や温熱環境のために発汗量が通常より多いときには、それに見合う水分量の確保が必要となります。

 2. 脱水と健康障害 

 尿、汗等の喪失量に見合う水分を適量摂取できれば、血漿浸透圧は一定に保たれますが、水分摂取量が不足すると血漿浸透圧が上昇し、のどが渇き、尿が濃縮されます。水分の摂取量不足は、健康障害や重大な事故の大きなリスク要因の一つとなります。

【熱中症】:発汗によって血液中の水分が減少すると、生体内では細胞外液と内液の移動によって循環機能に支障を来さないような体液を維持するような調整が行われます。しかし、水分補給を行わないと、脱水による血液の濃縮のために循環不全を起こし、酸素や栄養素の運搬あるいは体温調節にも重篤な障害を起こして、熱中症を起こすことがあります。

熱中症とは高温環境下での障害の総称で、重症度により、通常、「熱疲労」、「熱痙攣」、「熱射病」の3種類に分けられています。

【脳梗塞】:脳梗塞とは、脳血管が閉塞又は狭窄し、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる疾患を言います。後遺症を残して介護が必要となることが多く、福祉の面でも大きな課題を伴う疾患です。発症時間で最も多いのが夜間から早朝にかけてで、これは、就寝中には水分をとらないために脱水傾向になることと関わっているとされています。また、年間を通じては夏と冬に多く、夏は脱水、冬は体を動かさなくなることが発症と関わっているとされています。

【心筋梗塞】:心筋梗塞とは、虚血性心疾患のうちの一つで、冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死、又は壊死に近い状態になる疾患です。動脈硬化病変を基盤として脱水状態になった場合には、閉塞性血栓が発生し、心筋梗塞に至る場合があります。

【その他】:他に、いわゆるエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)等の予防のためにも、水分補給は重要とされています。

 3. 健康のための水の飲み方 

 のどの渇きは脱水が始まっている証拠。渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。水分が不足しやすい就寝の前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中とその後等に水分を摂ることが重要です。水分摂取量は多くの人が不足気味です。平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できます。

 水分補給は「早めに」「こまめに」


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年12月1日木曜日

貧血

 貧血には鉄分よりたんぱく質?

 知り合いから、こんな相談を受けたことがあります。女子大生の娘さんが貧血で困っているというのです。通院して3年も経つのに少しもよくならないそうです。それだけで、医師がどんな治療をしているのか予想がつきました。聞くと、案の定、鉄剤を与え続けているといいます。これでは貧血がよくならないのも無理はありません。

 昔ほど多くはないようですが、いまでも貧血で苦しんである女性は少なくありません。特にダイエットが原因になっていることが多いようです。そして、医師の対応は昔から少しも変わっていません。「貧血は鉄分の不足が原因」という従うべきマニュアルを信じて、鉄剤を処方するだけです。しかし、実際に私の知人の娘さんがそうだったように、鉄分を補給しただけで貧血がよくなることはありません。少し栄養のことを勉強すればわかることです。

 貧血とは、赤血球の中にあるヘモグロビン(血色素)の量が不足している状態のことです。酸素を運ぶ役割のあるヘモグロビンが足りなくなると、組織の末端で酸欠状態が起こり、そのため顔色が悪くなったり、立ち眩みを起こしたりします。当然、貧血対策のポイントは、どうやってヘモグロビンを増やすかになります。当然、足りないものを増やすには、それを作るための材料を仕入れればいいということになります。

 ヘモグロビンの材料は、“グロビン”というたんぱく質と“ヘム鉄”という鉄分です。ヘモグロビンという名前を見れば、この二つが欠かせないことは明らかです。医師の対応が間違っているのは、二つの材料のうちの鉄分のほうにしか目を向けていないというところ。鉄分だけを与えても、ヘモグロビンは増えません。必要なのは、まずたんぱく質なのです。

 それ以外にも、採るべき栄養素はたくさんあります。ヘモグロビンが出来上がるまでには、ビタミンB6とB12、葉酸、ビタミンC、銅、ニコチン酸等が求められます。確かに鉄分も必要な成分の一つですが、医師が処方する鉄剤には、たんぱく質もビタミン類も銅も何も入っていません。それで貧血が改善するはずがありません。事実、3年も鉄剤を飲まされていた女子大生は、たんぱく質やビタミンの摂り方を指導し始めたとたん、わずか2カ月で貧血が治ってしまいました。彼女の場合も、やはりダイエットが貧血の原因だったようです。

 人間には一日に体重の1000分の一の良質なたんぱく質が必要です。それだけのたんぱく質を確保するのは容易ではありません。ダイエットで食事を減らせば、ますますたんぱく質は不足してしまうことになります。

 それにしても専門家の発想というものは短絡的すぎます。高血圧には減塩、骨にはカルシウム、そして貧血には鉄分。どれもこれも間違いだらけです。そのせいで何年も病気が治らずに苦しんでいる人がいることを思うと、ため息が出る思いです。

(出典:『医学常識はウソだらけ~分子生物学が明かす「生命の法則」~』三石巌著/祥伝社)


■鉄欠乏性貧血の対処法

 貧血には様々な種類がありますが、女性の貧血の中で多いのは、鉄不足の「鉄欠乏性貧血」です。鉄欠乏性貧血は、月経によって血液を失う女性に多く見られ、赤血球のヘモグロビンが鉄不足で合成されずに起こります。また、男性が中年以降貧血になる場合は、胃がん、大腸がんなど消化器のがんが原因であることが多いので注意が必要です。

 鉄不足の主な原因には、●ダイエットや偏食などによる鉄の摂取不足 ●妊娠・授乳などによる鉄の必要量の増加 ●胃切除や、胃酸分泌低下などによる鉄の吸収低下 ●月経過多、潰瘍、痔など失血による鉄の排泄増加 ――などがあります。

 日本人の成人女性が1日に必要とする鉄の量は5.0~9.0mg。しかし、月経のある女性は、毎月20~30mgの鉄分を失いますから、鉄は補給しなければ減る一方です。バランスの良い食事をしていれば、1,000kcalの食事で6mg、2,000kcalでは12mgの鉄を摂ることができます。一方、単純にダイエットで摂取カロリー数を減らすだけでも、鉄は不足してしまいます。


鉄を摂る食事にたんぱく質は欠かせない

●食品に含まれる鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。ヘム鉄は溶けやすいため吸収されやすく、非ヘム鉄は消化吸収されにくいので、ヘム鉄で摂る方が効率的です。

●たんぱく質は、赤血球の中のヘモグロビンの材料となる栄養素ですので、鉄と同様に大切です。肉や魚のたんぱく質は、非ヘム鉄の吸収を高めます。特に、必須アミノ酸のバランスのよいたんぱく質である卵、肉は欠かさないように注意しましょう。1日の目安は、卵1個+魚1切れ+肉80g程度+豆腐半丁程度です。

●ビタミンB2、B6、B12、葉酸、ビタミンCなども造血や鉄の吸収にかかせません。これらを十分に摂るには、偏食せずに3食きちんと食べることが大切です。炭水化物だけでなく、おかずをしっかり食べましょう。

●ビタミンCは非ヘム鉄を吸収しやすい形に換える助けになります。この作用は、梅干しに含まれるクエン酸や酢にもあります。

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愛・感謝 村雨カレン