2022年1月20日木曜日

血管の老化

 老化への影響は遺伝か生活習慣か?

 近年、老化研究が進み、老化の要因や老化を制御する方法について、いろいろなことが分かってきました。老化研究で知られる慶應義塾大学医学部の早野元詞特任講師は、「加齢は避けられないが、老化が進むスピードには個人差がある。最新の老化研究により、その進行スピードを緩やかにして老化現象を抑えつつ年をとることが、近い将来、可能になるかもしれない」と話します。

 海外では、老化のスピードには個人差があるという研究が行われています。例えばニュージーランドでは、約950人を26歳から12年間追跡調査し、38歳時点の生物学的年齢を比較しています。生物学的年齢の判定材料は、体の代謝能力を表す血糖値の指標であるHbA1c、心肺持久力、腎機能を示す数値など18の指標。すると、実年齢が同じ38歳でも、生物学的年齢は、28歳から61歳まで33年もの差があったといいます。生物学的年齢が高い人は、握力や脚の筋力の低下や、認知機能の低下も始まっていました。まだ老化を意識することが少ない38歳の時点で、生物学的年齢にこれだけの差があるというのは驚くべき事実です。

 同じく時を重ねてきているにもかかわらず、50歳で驚くほど若く見える人がいる一方で、別の人は10歳以上年を取って見える、というケースは少なからずあります。では、そうした差は、生まれる前から遺伝によって決められているものなのでしょうか?

 デンマークの一卵性双生児を対象にした研究などから、老化に対する遺伝の影響は15~25%で、残りの75~85%は生活習慣や環境によって変わることが分かっています。つまり、遺伝より、食事や運動などの生活習慣や、光への当たり方などの環境のほうが老化への影響は大きく、自分の努力次第で老化のスピードを緩やかにし、実年齢より生物学的年齢を若く保つことは可能だということなのです。

 70歳以上の同性の一卵性双生児約900組を10年間追跡し、見た目年齢と死亡率の関係を調べた研究があります。この研究では、女性看護師20人と男性教育実習生10人、高齢女性11人が判定した平均値で、見かけ年齢を算出しています。その結果、100%同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも、見た目年齢には10歳もの開きがある場合もありました。そして、見た目が老けて見えるほうが、明らかに先に死亡する確率が高いことも分かりました。見た目が老けている人は、体の中も老化している可能性が高いというわけです。

 いつまでも若々しい心と体を維持し、健康寿命をいかに延ばすかという「抗老化研究」が注目を集めています。どんな生活習慣や環境が「抗老化」に有効なのか、最新の研究から目が離せません。

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■危険な血管の老化

 血管は頭から足の先まで延びており、体全体に張り巡らされています。その長さは、全身のあらゆる血管をつなぐとおよそ10万kmと言われており、地球2周半もの距離になります。体に張り巡らされている血管の中を流れる血液は、全身に栄養や酸素を届けたり、老廃物や二酸化炭素を回収したりしています。血管は私たちの身体を支える生命線なのです。

(←左図)動脈は外側から、外膜、中膜、内膜の三層構造になっています。外膜:外側から血管を保護する層。中膜:平滑筋という筋肉と2種類の線維からなり、主に血管の収縮と拡張を担当する。内膜:血管の内側を覆う内皮細胞と内皮下組織からなる薄い層。

 血管は、体全体の健康に大きく関係しますが、年をとるにつれて弾力を失って厚くなったり、硬くなったりして老化していきます。

 血管が硬化は臓器に大きな影響を及ぼす 

 心臓は1分間に70回拍動して、毎分5リットルの血液を動脈に押し出しています。そのため、動脈には常に拍動の衝撃が加わっています。血管が軟らかい場合には、この衝撃を吸収することができますが、血管が硬いと、大きな衝撃が伝わっていき、血圧が上昇してしまいます。血圧が高くなると、血管がさらに硬くなるだけでなく、心臓や腎臓など全身の臓器に悪い影響が及んでしまいます。

 血管の老化では、「動脈硬化」に最も注意が必要 

静脈には、動脈のように高い血圧が加わっていないので、動脈のように硬くなりません。静脈の血圧はほとんどゼロですが、静脈の血管内には弁がついているので、この働きによって血流が一方通行に流れ、血液は少しずつ心臓に戻っていきます。こういった背景から、血管の老化で最も注意しなければならないのは、動脈が硬くなる動脈硬化なのです。


動脈硬化の2つのタイプと原因

 動脈硬化には、血管が狭くなるタイプと血管が硬くなるタイプの2種類があります。

 血管が狭くなるタイプ「アテローム動脈硬化」は、主にLDLコレステロールが溜まることが原因で起こります。血管が硬くなるタイプは、血管内にカルシウムが沈着して、「石灰化」と呼ばれる状態になることで起こります。石灰化はアテローム動脈硬化が起きていない場所にも起こります。

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 康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」には、動脈硬化の要因となる物質の発生を抑える性質があることが発見されています(2016年4月)。さらには、免疫力向上やコレステロールの低下、脳機能の向上などの効果が確認されており、抗老化に関して多くのエビデンスが報告されています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年1月12日水曜日

褐色脂肪細胞

 アラフォー世代、無敵の体を作る食事

 どうして歳をとると太りやすくなってしまうのでしょうか。一般的には40歳を過ぎると太りやすく痩せにくい体質になると言われています。

 一番の原因は代謝の悪化です。40歳を超えてくると褐色脂肪細胞という脂肪細胞が急速に減少するためです。褐色脂肪細胞は体の中で脂肪を分解してエネルギーに変換してくれる細胞です。代謝の悪化は褐色脂肪細胞も減少させてしまいます。

 また、運動不足も代謝の悪くなる理由のひとつです。40歳前後になると、体力が落ちる上、仕事の責任感や子育てなど様々な事情で自分の時間を確保し辛くなります。そうすると、日々の消費カロリーも落ちてきます。褐色脂肪細胞の減少と運動不足で代謝が落ちているのに、若い頃と同じ量を食べたら太るのは当たり前です。


40歳を超えても太らない体を作るための4か条

①自分の肥満レベルを把握する

 指標としてはBMI値(体重÷〔身長×身長〕)。BMIが30%の人は筋肉が少なく体脂肪が多い、隠れ肥満の可能性が高い人です。こういう人は、筋肉をつけて体重を落とすことが大切です。

②カロリーを制限するダイエットはしない

 歳を重ねて代謝が悪くなっているのに食事量を減らしてしまうと、代謝に必要な栄養まで足りなくなります。特にカロリーを減らすために野菜中心の食事にすると、たんぱく質が不足して筋肉量が少なくなるため、代謝の悪い太りやすい体になってしまいます。一時的に体重は減るかもしれませんが、体質改善にならないどころか悪化してしまい、少量で太り、リバウンドしやすい体になってしまいます。

③筋肉をつけるために、ある程度の糖質を摂る

 褐色脂肪細胞が減少して代謝が落ちやすい40歳には、ランニングなどの有酸素運動ではなく、筋トレで筋肉をつけることが大切です。筋肉で代謝をあげるのです。筋肉量を効率的に増やすのに必要なのが糖質です。ただし、筋トレ前の食事で茶碗に軽く1杯分程度で十分です。

④たんぱく質、良質な脂質、ビタミン、ミネラルを積極的に摂る

 40歳を超えても太らない体を作るには、カロリーを抑える引き算の食事ではなく、代謝に必要な栄養素をプラスする"足し算の食事"が必要なのです。筋肉の材料になるたんぱく質、脂肪燃焼を促す良質な脂質、代謝酵素の働きに使われるビタミン・ミネラルを意識して摂りましょう。 

 1日に必要なたんぱく質の量はおよそ体重1kgあたり1gと言われています(体重50kgの人なら50gが必要)が、代謝をあげるには1.2g/1kgがおすすめです(体重50kgなら60g)。

 ビタミンB群は糖質や資質などのエネルギー代謝を促進する役割があり、血行も良くしてくれます。体を温める効果もあるので特に女性には必須です。

 ミネラルは赤血球や骨を作ったり、体の機能を維持・調節に重要です。


■褐色脂肪細胞を活性化させる!

 脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類があります。この2つの脂肪細胞の特徴と働きを知っておくことで、痩せやすい体質に改善することができるのです。

 白色脂肪細胞 

 いわゆる「体脂肪」と呼ばれるもので、人の体内にある脂肪のほとんどはこの白色脂肪細胞です。身体のあらゆるところに存在し、この白色脂肪に脂肪を溜め込むことで太りやすくなり、肥満になるのです。特に多く蓄えられる部位は、下腹部、お尻、太もも、二の腕などです。

 褐色脂肪細胞 

 太りにくい人のポイントとなる脂肪細胞です。褐色脂肪細胞は脂肪を溜め込んだ白色脂肪細胞を燃焼させて熱を作ります。寒さで体温が下がった時、脂肪を燃焼させることで熱を作り出しますが、この役割を担っているのが褐色脂肪細胞です。ちなみに褐色脂肪細胞は、首周辺、肩・肩甲骨周辺、脊髄周辺、脇の下など決まった場所にしかありません。普段あまり意識しない背中側に集中しています。


褐色脂肪細胞の活性化がポイント

 褐色脂肪細胞は、30代で幼児期の50%、40代で30%程度と、年齢とともに減少していきます。また赤ちゃんは自分で体温調節ができないため、体温を一定に保ち、体を守る機能として、褐色脂肪細胞を最も保持していると言われています。そこで重要となるのが褐色脂肪細胞を活性化させ、褐色脂肪細胞の量と熱エネルギーの消費量を増やすことなのです。


褐色脂肪細胞を活性化させる簡単な方法

肩甲骨のストレッチ

 肩や肩甲骨まわりをこまめに動かして刺激を与えることで、褐色脂肪細胞は活性化されます。

温冷浴を繰り返す

 褐色脂肪細胞は、体温を一定に保つために蓄えたエネルギーで熱を産生するという特性があります。これを活かすのが「温冷浴」。温と冷を繰り返すことで、体温を保とうと褐色脂肪細胞の痩せスイッチが入り活性化するのです。※ただし、心臓疾患がある方や冬の寒い日は水の温度をもう少し高めにして行うようにしましょう。

水泳

 水泳はダイエットに最適です。全身を使った有酸素運動となり、運動だけでも脂肪が燃焼されますが、プールは冷たく、体に寒冷刺激を与えます。寒い状態で活性化される褐色脂肪細胞にとってはもってこいの運動となります。また、海外の論文においてマウスの水泳運動を行った結果、褐色脂肪細胞が活性化されたという研究結果もあります。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年1月6日木曜日

寒さと体

 寒いと体が縮こまるワケ

 さて突然ですが、寒さを感じたとき、人間の体はどう反応するのでしょうか。

 寒くなると体の熱が大幅に失われ、体温が下がり、代謝も落ちてしまうので、熱が逃げないよう、すぐに交感神経がさかんに働き始めます。交感神経は、よく知られているように人体の活動を活発にする神経で、血管を締める働きがあります。血管が締まると血流が少なくなります。つまり、皮膚の表面を流れる動脈が収縮し、流れる血液の量が減るので、放熱が抑えられるわけです。通常は皮膚を通して血液の色が見えているので、皮膚は赤みを帯びていますが、血管が収縮すると白っぽくなります。それで、寒いと顔や手足が白くなるのです。

 血行が悪くなると皮膚に悪影響を及ぼすのではないか、と心配されるかもしれませんが、皮膚の表面は酸素不足に相当強く、少々血液が足りなくても平気です。逆に言うと、放熱の役割を担わせるために、わざと常に過剰に血液が行く状態にしてあるのです。

 この機能がすごく発達しているのは、動物では人間だけです。それは人間には、動物のように全身を覆う毛がないからです。

 寒さに対して動物では、皮膚の血行の調節より、毛による反応が先に起こります。動物は寒いと、放熱を抑えるために毛を立てます。通常、毛は寝かせていますが、立てると皮膚に接する空気の量が増えます。毛の中の空気は循環しないので、皮膚の熱で温かい層を形成します。これが断熱効果を生むのです。

 冬の寒い日、雀が梢で体を膨らませているのを見たことはありませんか。あれは羽毛を立て、体からの放熱を防いでいるのです。実は人間にも、この毛を立てる反応が残っています。"鳥肌を立てる"、というのがそれです。毛がなくなっても、人間には立毛筋という毛を立てる筋肉は残っていて、寒いと、この立毛筋が収縮し、毛穴をギュッと締め上げます。それで、鳥肌特有の「皮膚のいぼいぼ状態」が生まれるのです。ただし、毛穴からの熱の放散はある程度抑えられるものの、肝心の毛がないため、放熱防止という点ではほとんど効果はありません。  

(出典:https://www.yakult.co.jp/)


■体は寒さに適応する

 普通の筋肉収縮は自分の意志でコントロールできますが、寒さによる筋肉の震え(骨格筋の収縮)は自分の意志とは関係なく起こり、一度震え始めると、止められません。この震えは、いわば緊急処置で、体にストックされたエネルギーをフル活用するようなものなので、大変疲れます。

 いつまでも厳しい寒さへの対処ができないでいると、最終的には低体温症になります。体全体の代謝が低下し、ついには脳へのエネルギー供給も低下して意識がなくなります。昏睡状態に陥るわけです。体温が下がると心臓の動きも弱く、ゆっくりとなり、血液供給の低下に拍車がかかります。最後には、エネルギー不足で細胞組織が破壊され、死に至ります。

 寒さから一番守らなければいけない器官は心臓です。心臓の動きが悪くなると、脳への血液供給も低下してしまいます。たとえば、酔っ払って地べたで寝て、急死する人がいます。アルコールは血管を開く作用があるので、酔うと熱が大量に抜けます。それで、どんなに暑い日でも、酔った人の体温は下がり気味で、そうした人が地べたに寝て心臓のあたりを冷やしたりすると、心臓の働きが低下し、急死しかねないのです。

 寒い地域に暮らしていると、次第に寒さに慣れてきますが、それにはホルモンが大きな役割を果たします。中でも「甲状腺ホルモン」が重要です。

 甲状腺は、喉仏の下のあたり、気管の前にある蝶々のような形をした臓器で、ここから甲状腺ホルモンを分泌します。このホルモンは体中の代謝を高め、細胞活動を活発にし、その結果、酸素消費量が増え、発熱量が増大します。基礎代謝量が上がるということです。そのため、「バセドウ病」のように甲状腺ホルモンが出過ぎる人は暑がりで汗かきに、「橋本病」のように足りない人は寒がりで、体が冷え、気持ちも沈みがちになります。

 寒さを感じると、この甲状腺ホルモンがよく分泌されるようになる、ということが分かっています。分泌量が北方で暮らす人と南方で暮らす人で違うらしく、北の人のほうが若干高いと言われています。

 副腎が分泌するアドレナリンも、寒さをふせぐのに役立つホルモンで、作用自体は交感神経とよく似ています。寒さに直面してすぐに働くのが交感神経、ロングスパンで効果を上げるのが甲状腺ホルモンで、このアドレナリンはその中間のタイミング、いわば亜急性期に働くと考えられます。

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代謝で生まれた熱エネルギーは血液が運ぶ!

 血流が滞ると代謝が低下し、熱エネルギーの運搬力が弱まって冷えにつながります。主な原因は、運動不足、冷気(外気・エアコン)の浴び過ぎ、ドロドロ血液、血管の硬化など。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血流を改善し、熱エネルギーを全身に運ぶ血液を後押しします。また、冬のエネルギー不足を感じたら「コエンザイムQ10」も一考の価値あり、です。


いつもありがとうございます。本年も宜しくお願い致します。

愛・感謝 村雨カレン

2021年12月23日木曜日

酵素と微小循環

 人間を“健康にする食品”

 巷にあふれる食品・食材‥‥。その中で健康になる食物の条件を挙げてみましょう。

 まずは、血液がサラサラと流れる「血流が良くなる食物」です。全身に栄養素も酸素も潤沢に送り届けられます。次に「腸内腐敗の少ない食物」です。腸内腐敗は病気の原因であり、微小循環も悪化させます。「便通をよくする食物」も腸内環境を整えます。また「抗酸化力や抗炎症作用の強い食物」も大事です。健康の大敵、活性酸素を除去します。これも人間が健康に生きていくのに必要な要素です。さらに、しっかりと「エネルギーを作り出す食物」であることも重要です。

 こうした条件にピッタリなのが、生野菜、果物、海藻、芋、豆、穀類、そして発酵食品です。中でも、発酵食品の黒酢と梅干しはお勧めです。生の野菜と果物には、体の健康を維持する栄養素が満載されています。食物繊維も、ビタミンも、ミネラルも、ファイトケミカルも、酵素もあります。

 人間の体を構成する元素は酸素、炭素、水素、窒素などですが、驚くことにその65%が酸素なのです。人間は酸素がなければ生きていけないことがよくわかります。また、人間の細胞を構成する要素は70%が水です。この組成が大きく変わることはありませんが、脂肪を摂りすぎると脂肪の比率がどんどん上がり、細胞自体も大きくなります。これが、肥満=太るということですが、その時も水の割合は変わりません。最も水を必要とする細胞は脳細胞で、なんと85%(図表参照)です。この水分が減ると人間はおかしくなります。84%くらいでもうボケてきますし、また命に支障も出ます。酵素も水がなければ働けません。それくらい人間に水は必要なのです。生の野菜や果物からは、この酸素をタップリと含んだ水を十分に摂収できます。

 このように、日常の食生活の中で、これら生のものをたくさん摂ることが健康への近道です。焼いたお肉や野菜の煮物、野菜炒めだけではダメなのです。


■酵素と微小循環

 酵素(エンザイム:enzyme)を多く含んだ食品を摂ると、なぜ体に良いのでしょう。まず一つは、消化が良く栄養素がスムーズに吸収できることです。そのために、食べたものがすぐにエネルギー源となり、行動力、活動力がアップします。体内酵素(潜在酵素)を消化に回す分が少なくて済むので、その分を代謝酵素に使えます(代謝がスムーズになります)。第二に、腸内腐敗を減らし「腸管免疫」の向上につながることです。免疫機能増強の最大ポイントである「短鎖脂肪酸」の生成を行なう力となります。

 そして特に強調したいことは、酵素を多く含む食品を摂ると血液がサラサラになり、微小循環(毛細血管の血流)に好影響を与えることです。この微小循環が良いことは、人間の健康にとても大きな意味を持ちます。


重要な役割を持つ血液と毛細血管

 血液は心・血管系の中を循環する液体で、生命の維持にきわめて重要です。その主な役割は、酸素や栄養素の「運搬」、pH・ホルモン・体温などを一定に保つ「緩衝」、そして病原体や異物などから体を守る「防御」です。人間の心臓から送り出された血液は、総延長なんと10万km(地球2周半)におよぶ血管の中を流れていきます。その気の遠くなるような距離を巡りながら、体中の細胞に酸素を供給し、アミノ酸・ブドウ糖・脂肪酸・ビタミン・ミネラル・酵素など大事な栄養物を送り込んでいきます。戻る時には、二酸化炭素や体内の老廃物を持ち帰ります。この大事な役目を担っている血管の93%が毛細血管です。この毛細血管=微小循環という組織こそが、細胞の代謝を支えているのです。


微小循環不良は万病のもと!

 血漿内が高たんぱく状態になったり、酸化油脂などの悪い油や糖化たんぱくが増えたりすると、赤血球の間にそれらの物質が入り込み、糊の役目をして、赤血球同士をつなげてしまいます。これをルロー(連銭形成)と言います(図参照)。赤血球は2個つながっただけでも極細血管には入れません。微小循環が悪化し全身に酸素も栄養素も回らないと、組織は飢餓状態になります。この微小循環不良は、病気を引き起こす原因の最終段階です。特に目、腎臓、脳、子宮、卵巣など血液循環が重要な臓器は、より大きなダメージを受けます。ほとんどの病気が微小循環不良から起こるといっても過言ではありません。がんもその一つです。がんは、まず酸素のないところに生じるのです。

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霊芝と酵素食品で微小循環の改善を

 赤血球のルローを解く力は酵素にしかありません。これは代謝酵素の役割ですが、実は食物酵素も体内で吸収され、血中でルローを解きます。微小循環を改善する薬はまだありません。現状唯一の方法は「HM-3000(特系霊芝)」です。そして“酵素を摂る食事”、つまり加熱していない「生」の食物と「発酵物」です。


いつもありがとうございます。愛・感謝 村雨カレン

2021年12月17日金曜日

貧血

 男性の貧血は要注意!

“女性の20%が貧血患者”と言われるほど、貧血は女性に多く、そのほとんどは体内の鉄分不足が原因の鉄欠乏性貧血です。一方、男性でも貧血になる人は多くいますが、男性は鉄欠乏性貧血患者は少なく、より重い病気のサインとなっているので注意が必要です。

 貧血は血液の赤血球の中にあるヘモグロビンという血色素が減少したために起こります。ヘモグロビンは身体の組織に酸素を運ぶなど、重要な役割を担っているため、減少すると様々な組織が酸欠状態になります。結果、「顔色が悪い」「全身倦怠感」「立ちくらみ」「胸痛」「動悸」「息切れ」などの症状を起こします。

 女性に貧血が多いのは、月経や婦人科系の病気(子宮筋腫、子宮内膜症など)で出血が多くなることがあるからです。そのため、前述のように女性の貧血のほとんどは鉄欠乏性貧血ですが、ほかにも再生不良性貧血や溶血性貧血といった深刻なケースもあるので、貧血がよく起きるという方は、一度診断をしっかり受けましょう。

 男性が貧血になる場合は、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、大腸ポリープ、大腸がんなどの可能性が高く、それらによって体内で出血が起こると貧血を引き起こします。事実、大腸がん専門医が、貧血症状のある患者から大腸がんを発見することはかなりあるようです。ほかにも、貧血症状によって重い病気をダブルで発見したりするそうです。「“早期の胃がん患者を見つけた”と消化器内科医から患者を紹介されたので検査を進めたときのこと、その患者は貧血の度合いが強かったので、患者に了解を得て大腸の検査を加えた。すると、上行結腸に進行がんを発見した。『他臓器重複がん』だった」(大腸がん専門医)

 このようなことにならないためにも、貧血の症状がひどくなったという自覚がある人で、特に40歳以上の人は便潜血検査を受けましょう。40歳以上でなくても、便の色が変だったり、便に血が付着したりすることがある人は、すぐに内科を受診すべきです。変な便の色というのは「黒色の便」または「赤褐色から鮮紅色の便」です。

 黒色の便は食道、胃、十二指腸など上部消化管からの出血が考えられます。いわゆる、コールタール状のタール便です。血液が胃酸や消化酵素によって黒くなり、それが便とまざってタール便となって排せつされているのです。

 赤褐色から鮮紅色の便は大腸の、特に肛門に近いところからの出血が便にまざっていると考えられます。このようなとき、軽い病気や痔だと思い込もうとする傾向があるようですが、それでは重大な病気を見逃してしまいかねません。血便がでていると貧血の恐れもあります。必ず精密検査を受けましょう。

 男性は女性以上に“たかが貧血”と考える傾向がありますが、それは命とりになるので要注意です。 しっかり検査を受けることが、重大な病気の発見に結びつくのです。

(出典:https://www.healthcare.omron.co.jp/)


■赤血球に関わる貧血対策

 貧血は、鉄欠乏性貧血の他にも起ります。赤血球の数や質に異常が起こることでも貧血になります。赤血球の主要な構成物質であり、酸素運搬を担うヘモグロビンが、血液体積あたりで減少し、血液の酸素運搬能力が低下します。すると、多臓器・組織が低酸素状態に陥り、様々な諸症状や機能不全が現れます。


赤血球が減少する原因

 赤血球減少の原因は大別すると、「赤血球産生低下」または「赤血球の破壊・喪失」の進行が考えられます(両方が同時に起きることもあります)。

【赤血球産生の低下】 

● 造血細胞の減少:造血細胞の数が減少し赤血球産出能力が低下する。

● その他:造血因子の減少や低栄養(鉄欠乏性など造血細胞の意欲が低下)

【赤血球の喪失】 

● 出血:出血では赤血球と血漿(水分)を同時に失う。血漿量は短時間で回復するが赤血球の回復には時間がかかるので血液が薄くなる。

● 溶血:何らかの原因で赤血球が破壊される。(溶血性貧血など)


多能性造血幹細胞

 赤血球・白血球・血小板は、全て骨髄で造られます。これらの元になる細胞は骨髄中の多能性造血幹細胞です。まず初めに、多能性造血幹細胞が、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化します。このうち骨髄系幹細胞が、赤血球・好中球・単球・好酸球・好塩基球の出発点となる各々の前駆細胞に分化し、増殖成熟過程を経てそれぞれの成熟した細胞の集団が形成されます。

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 康復医学学会の研究素材「黒米」を基に製品化された「黒米エキス加工食品」には、鉄分が豊富に含まれていますので、造血効果が期待できます。その他、黒米エキスは多くのミネラルも含み、糖質や脂質の代謝を助け、鉄分の利用効率を高めます。

 造血機能は加齢や様々な疾患、虚弱体質、投薬などによっても低下します。また、がんの末期などは、貧血を併発し酸欠状態をおこしてQOLを低下させてしまいます。康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、赤血球の柱になる造血前駆細胞に影響を与えるデータがあります。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年12月8日水曜日

認知症と微小循環

 認知症の前段階、MCI

「MCI(軽度認知障害)」とは「認知機能の低下は見られるが、認知症ではない」という状態で、本人や家族から記憶障害の訴えがあるものの、日常生活は自立している人を指します。日本では400万人いると考えられています。

 MCIには、アルツハイマー病など様々な病気が背景にありますが、そのまま認知症になってしまう人も、あまり悪化しない人もいます。

 2000年代に「アミロイドPET(陽電子放射断層撮影)」という検査法が開発され、脳内に溜まる異常なたんぱく質「アミロイドβ」の蓄積を調べられるようになりました。するとMCIの中にアミロイドβが溜まっている人と溜まっていない人がいました。さらに、アミロイドβが溜まっている人は症状が悪化しやすく、溜まっていない人は悪化しにくいことがわかったのです。日本では、アミロイドβが蓄積しているのは、MCI全体の約4割と考えられています。

 アミロイドβが蓄積しているMCIの人は、将来認知症になる可能性が極めて高いと言えます。逆にアミロイドβが蓄積していない人は認知症になる確率は低いのですが、蓄積していなくても2割程度の人は認知症に進行します。これはレビー小体型などアルツハイマー型以外の認知症である可能性が考えられます。

 フィンランドでMCIの人を対象とした2年間の「FINGER」という有名な研究調査(2015年発表)では、運動や食事、認知トレーニングなどに取り組んだMCIの人に認知機能などの改善が見られ、アミロイドβが蓄積している人でも改善効果が認められています。

 最近は、認知症を生活習慣病と同じように考えるようになってきました。例えば、糖尿病は診断された段階では、何の症状もないことが多いと思います。症状がない時は、本人は何も困ることはありませんが、放っておくと心筋梗塞や脳卒中を起こしたり、目が見えなくなったりして、取り返しがつかなくなります。高血圧もそうです。認知症に関しても、症状がなくても脳内に溜まる異常なたんぱく質、アミロイドβの蓄積がまだ少ない時から介入し、MCIにすらならないとか、MCIになる時期を大幅に遅らせることができるようになれば、メリットは大きいでしょう。そのような理由から、MCIや症状のない人たちに関する研究が増えているのです。

 今MCIと診断されたとしても、現段階では国内に治療薬はありません。「あなたはアルツハイマー病があるから何年か後に認知症になります」と言われても、「薬もないのに困るだけだ」と思う人もいるでしょう。本人が「どこまで知りたいか」も重要になります。

(出典:毎日新聞「くらしナビ」)


■米国が承認した認知症新薬

 6月、アルツハイマー型認知症の治療薬として米国で新薬「アデュカヌマブ」(製品名ADUHELM)が、十分なエビデンスが示されないまま承認され、波紋が広がっています。

 アデュカヌマブは、米・バイオジェン社がスイスNeurimmune社から導入し、アルツハイマー病を対象にエーザイと共同開発してきた抗アミロイドβモノクローナル抗体です。アルツハイマー病の発症機構は完全には解明されていないものの、認知症を発症する約20年前から脳内にアミロイドβやタウたんぱく質が蓄積され、脳神経が変性・脱落して認知機能の低下などを来す神経疾患です。アデュカヌマブはアミロイドβを標的とした抗体医薬で、静注で投与して脳内に蓄積したアミロイドβを除去することを企図して創製されました。

 患者や家族にとって、新しい薬への期待は非常に大きく、今回のような新薬の登場は素晴らしいことです。ただし、米国で承認されたアデュカヌマブが日本国内で承認されたとしても、現在、認知症の人の多くは対象とならない可能性が高いと言わざるを得ません。アデュカヌマブの対象は、MCIや軽度認知症の人だからです。今後、新しい薬が出てきても、同じように対象にはならないかもしれません。

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微小循環血流の改善で老廃物を回収する

 認知症の症状軽減や治癒には、脳血管血流を含めた全身の微小循環血管の機能改善が前提となります。全身の組織や末端の部位にまで酸素と栄養素を運び、不要な老廃物や二酸化炭素を回収するという血管内外の物質交換が起こるところは微小循環以外になく、微小循環血管が生理学的には「交換血管」とも呼ばれる所以です。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、微小循環の改善と認知症の症状軽減・機能改善に関わるさまざまな実証例とデータがあります。


認知機能障害改善用組成物
に関する特許症
認知症における康復医学学会の研究

 脳は脂質成分が多いため酸化されやすく、円滑な血流が必要な組織です。そのため、脳の酸化を抑え、血流を良くすることが、認知症予防につながります。

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」による脳血流の改善作用は、早くから認知症患者の症状改善の実証例を積み重ねてきました。2018年には、微小循環研究所の森昌夫所長(当学会理事長)が、長年研究してきた"認知症患者向けのサプリメント"に関わる特許を取得いたしました。この特許技術は、HM-3000を基に様々な成分を独自配合し、和漢生薬研究所によって製品化を実現しています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年12月2日木曜日

一酸化窒素(NO)

 日光が体重増加を遅らせる!?

 紫外線(UV)が健康へ及ぼす悪影響が明らかになり、現在では出来るだけ日光を避けるようにする人も増えてきました。しかし、常に日陰で過ごしている人よりも、太陽の光を好んでいる人のほうが大まかに見て長寿であることは、統計的に知られていることです。

 このところ、"日陰もの"の様相が強い日光ですが、西オーストラリア大学らによる研究によって、日光が「肥満」や「糖尿病」の予防に役立つ可能性が明らかになりました。

 この報告は、マウスによる実験に基づいたものです。食べ過ぎの状態にしたマウスに、紫外線を当てると、体重の増加が緩やかになり、更に糖尿病に関連するインスリン抵抗性や、血糖値の上昇も抑えられていたのです。

 研究によると、日光に反応して体が生成し、健康に良いと称賛されるビタミンDに関しては、サプリを使った実験でも、体重管理や糖尿病のリスク軽減を証明することが出来ませんでした。それでは、この効果はどのようにして生まれるのでしょうか?

 紫外線の有益な効果は、日光に晒された後に皮膚から放出される“一酸化窒素(NO)”と呼ばれる化合物に関連していました。

 マウスに一酸化窒素を含むクリームを塗ると、紫外線に晒されるのと同じ効果で体重増加が抑制され、糖尿病リスクも低くなることが発見されたのです。

 これまでの研究では、紫外線の照射によって放出される一酸化窒素が血圧を下げることがわかっていました。

 今回の結果はさらに、皮膚から放出される一酸化窒素の量が、心臓や血管だけでなく、私たちの体における代謝の調節にも有益な効果をもたらす可能性があることを示しています。このことは、適度に日光を浴びることが、たくさんの運動と健康的な食事とともに、子供の肥満の発症を防ぐのに役立つかもしれないことを示唆しているのでとても重要です。

 日光を求める人は日陰で生活する人よりも長生きすることは、疫学研究からもわかっていますが、このような研究は、日光が私たちにとってどのように良いかを理解するのに役立ちます。皮膚がんなど健康へ及ぼすデメリットだけではなく、おそらく日光を浴びることのメリットとのバランスをとって考えることが必要です。 

 研究チームは、「毛皮に覆われたマウスで見られた現象を、ヒトに対してそのまま当てはめるわけにはいかないものの、今後研究を進めて、生活習慣病の予防に役立てられるかを検証する価値は十分ある」としています。

 紫外線の害を過度に恐れることなく、適度にお日様のもとに出るようにすることが、健康管理に役立つかもしれません

(出典:http://www.qlifepro.com/)


■血管の老化 ⇒ 肥満や糖尿病を悪化

 2014年、新潟大学と千葉大学の共同研究で、高カロリー食投与によって引き起こされた血管老化が、骨格筋(筋肉)におけるエネルギー消費を阻害することが発見されています。

 通常筋肉では、血流から糖(グルコース)を取り込んで、細胞内のミトコンドリアと呼ばれる小器官でエネルギーを作り出します。しかし、高カロリーの食事を投与された糖尿病患者では、血管細胞が老化することで、筋肉への糖輸送や、筋肉におけるミトコンドリアの合成能が障害されることがわかりました。この障害によって余剰となったカロリーが内臓脂肪として蓄積し、肥満や糖尿病がさらに悪化すると考えられます。

 これまで、糖尿病で合併する血管障害は、糖尿病の病態の結果と考えられていましたが、血管の細胞老化によって肥満や糖尿病がさらに進行する悪循環を引き起こしている可能性があるのです。

 細胞は過度のストレスを受けると、細胞老化と呼ばれる増殖停止状態が誘導されます。この現象は、遺伝子が障害を受けて細胞ががん化することを防ぐためと考えられていますが、身体全体の老化にも影響し、様々な加齢関連疾患の発症にも関与しています。

 現代社会の生活習慣により、社会問題となりつつある糖尿病やメタボリックシンドロームは、心臓病や脳卒中・腎不全など多くの合併症を引き起こす疾患です。そして、これらの合併症の多くに血管病変が関与しています。血管病変に基づく糖尿病の合併症として、糖尿病網膜症や糖尿病腎症などがよく知られています。また、この血管病変において、血管の細胞が老化していることが近年分かってきました。そうした血管の細胞老化が肥満・糖尿病といった慢性の代謝性疾患に対し影響を及ぼしていたのです。

 これまで、一般に糖尿病でしばしば合併する血管障害は、糖尿病の病態の結果と考えられていました。しかし、血管の細胞老化が筋肉というほかの組織でのエネルギー代謝に作用して糖尿病を悪化させるのです。細胞老化の鍵因子p53はがん抑制遺伝子でもあるため、p53そのものを治療標的とすることは難しいですが、「血管老化から肥満や糖尿病の進行へ」という悪循環を断ち切るための新たな治療法開発に役立つ可能性があります。

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血流の改善に大きく関わる一酸化窒素(NO)を産生・増加させる作用が確認されています。


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愛・感謝 村雨カレン