2022年9月15日木曜日

口腔健康

 食欲の秋、"脱早食い"で健康アップ

 国民健康栄養調査の結果では、男女とも食べる早さが「早い」人ほど肥満度が高い人の割合が多いことがわかっています。いくつかの疫学研究でも同様の結果が出ており、また子どもにおいても同じ傾向がみられます。

 早食いをすると肥満になりやすいのはなぜか? 食事をすると血液中のブドウ糖濃度が上昇し、満腹中枢がそれに反応して満腹感を知らせますが、ブドウ糖濃度が上昇するには、ある程度の時間が必要です。早食いの場合、満腹感が得られる前に多くの食事を摂ってしまいがちになり、摂取エネルギー量が多くなるため肥満につながると考えられています。

 広島大学の研究チームが約1,000人の男女を5年間追跡調査した結果では、早食いの習慣のある人がメタボを発症した割合は11.6%で、ゆっくり食べる人の2.3%、普通の人の6.5%よりも高いということが確認されています。早食いは、体重の増加、血糖値の上昇、腹囲の増加にも関連していることがわかっています。

 日本肥満学会の「肥満症治療ガイドライン」では、肥満の行動療法の一つとして「咀嚼法」があげられており、一口30回噛むことが推奨されています。咀嚼には、満腹中枢を刺激して、食欲を抑える働きがありますが、さらにゆっくりよく噛んで食べることで、食後のエネルギー消費量である「食事誘発性体熱産生」が増加します。食事誘発性体熱産生とは、食後安静にしていても栄養素の消化・吸収による代謝によって使われるエネルギー消費量のこと。つまり、よく噛んでゆっくり食事をすることは、エネルギー摂取量の抑制とエネルギー消費量アップの2つの効果が期待できることになります。

 ゆっくり食べる、つまり食べるスピードを遅くするには、食材の工夫をする、という方法もあります。料理の際は、食材は大きく厚めに切り、噛みごたえがある状態に。きのこやこんにゃくなど食物繊維を多く含む食材を使うことも効果的です。魚や肉は骨付きのものを選ぶと噛みごたえや食べにくさから時間をかけて食べることができます。

 十分な咀嚼には、"噛める"ことも大切です。国民健康・栄養調査報告から、歯の本数が多い人ほどよく噛めることがわかっています。歯を失う2大原因は、虫歯と歯周病です。毎日の歯みがきや定期的な検診で、歯の健康も維持しましょう。

(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)


■お口の健康から全身の健康へ

 近年、お口の健康が、全身の健康や生活習慣病に大きく関係していることを示す科学的なデータが報告されつつあります。


口腔健康は生活習慣病に関係あり!?

 厚生労働省が行っている国民健康・栄養調査から、現在歯の数が少ない人ほど炭水化物の摂取量が多く、ミネラル、ビタミン類、食物繊維の摂取量が少ない傾向が認められています。こうした背景から、歯周病などによる歯の喪失と共に生じる咀嚼能力の低下が、食行動の変化を招き、食行動の変化から生じる栄養摂取状態の悪化が、生活習慣病やメタボリックシンドロームを促進するのではないかと推測されます。


口腔機能の低下を防ぐことがフレイルを防ぐ

 歯・口の健康の悪化が放置され、食べる・しゃべるといった機能の低下が進むと「オーラルフレイル」と呼ばれる状態になります。これは、栄養 面・身体面のフレイルを進行させ、サルコペニア(加齢性筋肉減少症)やロコモティブシンドローム(運動器症候群、ロコモ)の要因となります。オーラルフレイルを予防・改善することによって、全身のフレイルに歯止めをかけることが重要です。

 昨今、地域包括ケアシステムが推進される中で、フレイル予防への動きが活発になってきています。

 日常生活の行動に、少し運動を取り入れたり、歩く時間や距離を伸ばすなどして、毎日続けられる方法を少しずつ始めましょう。 ロコモティブシンドロームを予防する方法によっても、足腰の筋力を向上・維持し、バランスを保つことで、フレイルを予防し、その進行をおさえることができます。


※地域包括ケアシステムとは :高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援の体制を包括的に構築、提供しようとするシステム。

※QOLとは :「quality of life」の略。人々の生活を物質的な面から量的にのみとらえるのではなく、精神的な豊かさや満足度も含めて、質的にとらえる考え方。

※ADLとは :「activities of daily living」の略。食事、排泄、着脱衣、入浴、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作全てを指す。高齢者の身体活動能力や自立度をはかるための重要な指標。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年9月7日水曜日

こむら返り

 “こむら返り”はなぜ起きる?

 ふくらはぎや足の裏が突然つって(けいれんを起こして)激痛が走る“こむら返り”。運動不足の高齢者から激しい運動をする若い人まで、幅広い年齢層が経験する不快な症状です。人によっては、血管や内臓の病気を背景に発生することもあるといいます。こむら返りはなぜ起こり、どうすれば予防できるのでしょうか。

 こむら返りとは、筋肉が強い痛みを伴ってけいれんを起こすこと。"こむら"はふくらはぎという意味で、その名の通り、こむら返りが一番起こりやすいのはふくらはぎです。原因は諸説ありますが、一番有力なのは、体液中の「電解質バランスの崩れ」です。電解質(イオン)とは、カルシウムやカリウム、マグネシウムなど、五大栄養素のミネラルのことで、このバランスが崩れると、足がつる現象が起こると言われています。

 筋肉を動かそうとするとき、脳からの指令を受けた神経が反応し、筋肉に電気信号が送られます。その働きに関与するのが電解質で、電解質バランスが崩れてしまうと、神経から筋肉への伝達が阻害されるのです。

 そのほか、筋肉に疲労がたまったときもこむら返りが起きやすいと言われています。

では、どんな状況でこむら返りが起きやすいのでしょうか。

 季節に関して言えば、こむら返りがよく起きるのは夏です(右表)。発汗量の多い夏は脱水症状を起こしやすく、電解質バランスが崩れがちだからです。利尿作用のあるアルコールを過剰に摂取することも、脱水につながるので要注意です。

 就寝中も、足がつりやすい場面です。昼間の活動量が多すぎたとき、1日の疲れがこむら返りとなって夜中に出るのだと思われます。寝返りのような急な動きが引き金となって足がつるのでしょう。 

 また、こむら返りは下肢静脈瘤や肝臓病がもとで生じることもあります。下肢静脈瘤があると足の静脈血の量が増え、電解質のバランスが崩れてしまいます。そのため、下肢静脈瘤が悪化すればするほど、こむら返りをよく起こすようになります。次いで多いのが、肝臓の病気です。脂肪肝や肝炎などの肝臓の病気が進めば、様々な物質を分解・合成するという肝臓本来の働きが果たせなくなり、電解質バランスも崩れるのです。

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■予防は、水分補給と適度な運動から

 こむら返りの予防上の注意点としては、適度な水分補給によって脱水を避け、適度な運動を毎日続けることが大切です。血流が良くなれば電解質バランスも整うので、入浴時はお湯に浸かって体を温めるのもいいですし、下肢静脈瘤や肝臓病がある人は、その治療も必須です。いずれも適切な治療を受けて改善すれば、こむら返りの頻度を減らすことができます。

 食事に関しては、こむら返り予防に効く食材は特にありません。食事が偏ると体の中も偏ってくるので、電解質バランスを崩さないよう、野菜や穀物、肉類など何でもバランス良く食べるようにしましょう。電解質バランスの崩れを防ぐためにイオン飲料を飲むのもいいと思いますが、糖類や人工甘味料にはご注意を。

 頻繁にこむら返りを起こす人は、医師に相談して弾性ストッキングを使ってみてはいかがでしょうか。血流が改善すると電解質バランスが崩れにくくなり、こむら返りの予防効果が期待できます。


電解質バランスにとって大切な腎臓の働き

 余分な水分や電解質、老廃物を尿として体外に排泄し、必要な水分と電解質は再吸収することで、体内を一定の環境に維持する働きをしているのは"腎臓"です。体内の水分量や、体液に含まれる電解質量のバランスを保つのも、腎臓の役割のひとつなのです。

 人の体は、約60%が水分でできています。汗を大量にかくなど、体内の水分量が不足したときは尿の量を減らします。一方、飲み物や食べ物で体内の水分量が増えたときは尿の量を増やして余分な水分を体外に出します。

 身体を体液が入っている「水槽」と例えると、水分の出入りを調節し、体内の水分量をコントロールするポンプのような働きをしているのが腎臓です。

 電解質は神経の伝達や筋肉の運動に深くかかわり、腎臓はこれら電解質の量を一定に保つ働きもあります。腎臓の機能が悪くなり、電解質のバランスが崩れると、こむら返りだけでなく、むくみが出てきたり、高血圧や心不全などをもたらしたりします。最悪の場合、生命の危機にかかわることもあります。

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肝臓・腎臓を元気にする霊芝

 血液の流れが良くなり、血液がきれいになると、肝臓や腎臓などの臓器にきれいな血液がたくさん流れるようになります。すると徐々にそれぞれの臓器は元気になっていきます。単純な仕組みですが、各臓器の働きがよくなることで病気の予防ができます。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、血管・血液・血流の改善作用や肝臓への保護作用など、微小循環に関する豊富なデータがあります。


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愛・感謝 村雨カレン

2022年9月1日木曜日

心臓病

夏の心臓病

 夏は血圧が低下する季節。気温の上昇によって体内にこもった熱を放散しようと血管が拡張します。また、汗をたくさんかくと血管内の水分と塩分が失われ、血液量が減少します。こうしたことから血圧が下がりやすくなるのです。

 血圧が低いことは、高血圧のように他の病気には直接つながりませんが、軽く考えてはいけません。めまい、立ちくらみ、頭痛、全身の倦怠感といった症状が生じ、失神して命に関わるような大きな事故につながるリスクがあるのです。

 低血圧の明確な基準はありませんが、世界保健機関(WHO)では、安静時「収縮期血圧100㎜/Hg以下/拡張期血圧60㎜/Hg以下」としています。私たちの体は、血圧が下がって血流量が少なくなると、優先的に脳、心臓、腎臓に血液を送ろうとするため、ほかの臓器への血流が減って影響が出るのです。低血圧が続き、脳への血流が減ると意識消失を招きます。動脈硬化が進んでいる高齢者は急激な血圧低下を起こすことがあるので注意が必要です。

 夏場は「起立性低血圧」にも注意。急な立ち上がり、長時間の立ち続けで生じます。座ったり横になっていたりする状態から立ち上がるとき、血液は重力によって下半身に移動して溜まります。すると心臓に戻る血液量が一時的に減り、心拍出量が低下して血圧も下がります。通常は交感神経が働いて血管を収縮させ、速やかに血圧を正常化しますが、人工透析や糖尿病の患者さんは、交感神経がうまく働かなくなっているため、血圧が下がったままの状態になってしまいます。

 起立性低血圧で最も危険なのは、基礎疾患として大動脈弁狭窄症や、心房細動性の徐脈(1分間の脈拍が60回未満)がある人。急な血圧の低下でさらに脈拍が減るため、ショック状態になって心臓が止まる危険があります。

 ほかにも、女性で生理が重い女性、運動習慣があって大量の汗をかくのに水分補給が少ない人など、循環血液量が変化する要因がある場合は起立性低血圧に注意しましょう。また、高齢者で「サルコペニア」の人は、水分貯蔵庫である筋肉の量が減っているため、脱水や熱中症リスクが高くなります。サルコペニアの人は脱水や熱中症になると、脳保護のために血圧が一時的にバーンと上がります。その状態で急に立ち上がると、今度は血圧が一気に下がるため、そのまま意識を失い命にかかわる事態が起こりかねません。日本人は、サルコペニアの人も含めて処方されてた降圧剤をきちんと飲む人がほとんどのため、ただでさえ血圧が下がる夏は降圧剤が効きすぎて血圧が必要以上に下がってしまう恐れがあります。

 糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある人、心臓や腎臓の異常を指摘されている人、高齢者で筋肉量が落ちている人などは、1日の水分摂取が少ないなと感じたらしっかり補給したうえで、横になっている姿勢から急に立ち上がることは避けるよう意識しましょう。

(出典:https://hc.nikkan-gendai.com/)


■心臓病を遠ざける生活習慣を

 心臓病の多くが動脈硬化に起因します。4つの危険因子を遠ざける生活習慣を実践して動脈硬化を予防しましょう。

(1)高血圧を防ぐ

 高血圧の最大の原因は塩分の過剰摂取だと言われます。味付けは塩だけに頼らず、香辛料やだし・酢などを上手に使って、減塩を心がけましょう。

(2)脂質異常を防ぐ

 肉の脂身や動物性生クリームなどの乳製品などに多く含まれる飽和脂肪酸は、中性脂肪やコレステロールを増やすので摂り過ぎに注意が必要です。一方、オリーブ油やゴマ油、魚の油に多く含まれる不飽和脂肪酸は、これらを減らす働きがありますので、良質の脂質を選び、必要な量だけを摂るように心がけましょう。新鮮な生のアジやイワシなどの背が青い魚には不飽和脂肪酸が豊富で、血液の流れを改善する効果もあります。

(3)高血糖を防ぐ

 食事は腹八分目を心がけ、栄養バランスを考えて摂りましょう。間食(甘いお菓子)やアルコールにも注意が必要です。

(4)禁煙を徹底する

 喫煙は心臓病だけでなく、多くの生活習慣病を招く危険因子です。喫煙者のみならず、身近な家族の健康も害します。「今すぐ禁煙」を実行しましょう。


康復医学における心臓病対応

 康復医学においては、「心臓は筋肉であり、血管はコラーゲンチューブである」と認識して、下記の改善項目に対し、生薬・補酵素で対処します。


●微小循環の血流改善

→ 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」がよい働きをします。虚血性の心疾患の場合、霊芝は、微小循環の血流改善、酸素の供給量の促進、そして、血栓の形成抑制に影響を与えます。その他、霊芝には心機能に影響し改善に導く数々のデータがあります。また霊芝には、動脈硬化の要因となる物質(「ICAM」などの接着因子)の発生を抑える性質があることが発見されています。


●ストレスによる心負担を改善

「ラフマ葉エキス」で対処します。ストレスはストレスホルモンの上昇によりノルアドレナリン、アドレナリンの分泌が促進され細動脈収縮を起こします。そして血圧が上昇し心拍数も上がり、結果として心臓負担が増えます。ラフマ葉エキスはセロトニン分泌を促進させ、ノルアドレナリン、アドレナリンの分泌を抑制します。


●心筋機能を改善

→これには「コエンザイムQ10」(Co-Q10)をお勧めします。現在、食品として扱うことができるようになったCo-Q10は、それまで代謝性強心剤としてうっ血性心不全症などの治療に用いられてきました。Co-Q10は細胞内のミトコンドリアに存在しますが、そのミトコンドリアがより多く存在するのが心臓の細胞です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年8月25日木曜日

夏風邪と免疫機能

 夏風邪に負けない体を作る

 夏風邪の症状として咽頭痛(のどの痛み)や発熱が挙げられます。そもそも「夏風邪」とは、梅雨から夏季にかけて流行するウイルス感染症の総称。発熱、のどの痛み、鼻汁、せきなどが主な夏風邪の症状で、下痢や腹痛を伴うこともあります。

 厚生労働省作成の新型コロナウイルス感染症診療の手引きによると、初期症状は多くの症例で、発熱、呼吸器症状(鼻づまり、鼻水、咽頭痛、せき)、頭痛、倦怠感などとなっており、医師であっても夏風邪と新型コロナウイルス感染症を症状のみで見分けることは非常に難しいと言われています。もし風邪のような症状があった場合には、自分で判断せず医療機関に相談しましょう。

 新型コロナと同じく、夏風邪の原因もウイルスです。ウイルス感染の多くは、せきやくしゃみなどによる飛沫感染です。マスクの着用、手洗いうがいをこまめに行うことを徹底することで予防へとつながります。

 特に夏は暑さで寝苦しく、睡眠不足になったり、食欲が落ちて栄養不足になったりすると免疫機能が低下しやすくなります。また、冷房が効いた室内と暑い室外で気温差や湿度差が大きいと、自律神経が乱れて体温調節ができなくなります。

 風邪のウイルスが体内に入ると、鼻水やせき、のどの痛み、発熱などの症状が出ます。これらの症状は、体内の免疫システムが正常に作動している証拠です。回復が早ければいいのですが、免疫機能が低下していると、逆に症状をこじらせ長引かせてしまいます。


風邪をひいてしまったときの食事

 風邪が悪化しているときは、体力を消耗する一方で消化吸収力が低下しています。消化のいい食事を基本にして、エネルギー源となるご飯、パン、麺類などの糖質の多い主食をしっかり取るようにしましょう。

のどが痛いとき  

 食材を小さく切って飲み込みやすいようにやわらかく調理します。熱すぎるものや辛いものは、のどへの刺激が強いので避けましょう。

熱があるとき  

 脱水症状をさけるためこまめに水分補給をすることが大事。食事も、スープや雑炊、おかゆなど、汁気が多いものを積極的に取り入れていきましょう。

下痢のとき  

 普段よりも多量に体から水分が排出されるため、水分不足になりやすく、ミネラルバランスも崩れがちです。水分とミネラルを補いましょう。腸の働きが鈍り、栄養素が吸収されにくい状態のため、消化のいいものを摂ることがポイント。

「風邪かな?」と思ったら、体を温め、温かい食事を取り、安静にして十分に睡眠を取り入れながら長引かせないようにしましょう。

(出典:https://diamond.jp/)


■免疫機能を低下させない!

 新型コロナウイルスも夏風邪も、ウイルス感染で起こる病気。健康的な食習慣を普段から心掛けることは、ウイルスに負けない体づくりにもつながります。免疫機能を低下させないためにはどんなものを食べ、どんな生活習慣をしたらよいのでしょうか?


免疫を低下させない食事

 免疫機能を低下させないための食事としては右表のような栄養素を摂ることが大切になります(管理栄養士:岡田明子氏)


免疫機能の維持・アップのための生活習慣

 免疫力アップに大切なことは、適度な活動性と休養のバランスからだを温めること、ストレスを減らすこと、そして腸内環境を整えることです。

 免疫は、日中の活動中に高まり、夜になると低下します。免疫力を高めるためには、決まった時刻に起きて食事を摂り、しっかりとからだを動かすこと。“活動”と“休養”という一定のリズムを保つことが大切なのです。しかし外出自粛やテレワークにより生活のリズムが崩れ、朝寝坊や夜更かしから抜けられない人が増えました。さらに「コロナが怖い」と、家から一歩も出ず、まさに“不活動”に陥る高齢者もたくさんいます。


精神的ストレスは免疫の大敵!十分な休養と睡眠がカギ

 睡眠不足や精神的ストレスも、免疫力を落とす大きな要因のひとつです。睡眠時間が少ないほど風邪を引きやすいことがわかっています。また精神的なストレスが高まる仕事が多いときほど唾液中の抗体の一種IgA(免疫グロブリンA)が低下しているそうです。

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 康復医学学会が推奨する「ラフマ葉エキス」には、精神的なストレスを改善し、質の良い睡眠に良い影響を与えるエビデンスがあります。


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愛・感謝 村雨カレン

2022年8月18日木曜日

高齢者・認知症と睡眠

 認知症と睡眠の関係

 アミロイドβはアルツハイマー型認知症の原因の1つとされています。入眠困難や中途覚醒、早朝覚醒などがある睡眠が不安定な人は、睡眠が安定している人に比べてアミロイドβの蓄積が5.6倍ということがわかっています。

 脳のごみ掃除は夜中に行われます。脳には「グリア細胞」と呼ばれる細胞がニューロンの何倍もあり、ニューロンに栄養を渡すことでその働きをサポートしています。眠っている間はこのグリア細胞が収縮するため、細胞間の隙間が60%も広がると考えられています。ぐんと広くなった隙間に脳の中で作られている脳脊髄液がどんどん流れてくるので、ごみの排出が活発になります。睡眠中こそ、最高のクリーンアップ・タイムというわけです。

 よって、いかに睡眠の質を上げるのかが大事ですが、最近の研究では昼寝の習慣がある人はアルツハイマー型認知症になりにくいとされています。注意点は、1時間以上の昼寝の習慣は、逆にアルツハイマー型認知症になりやすいという事です。

 認知症患者は体内時計の調節障害がより強く現れ、深部体温やメラトニン分泌リズムが平坦化・不規則化して昼夜の差が不明瞭になるため、昼夜逆転による日中の過剰な眠気、夜間の不眠や中途覚醒などの睡眠障害が高い頻度で認められます。

 その傾向は午後1~3時にかけて最も強く現れると報告されていますので、眠気の出たお昼間に20~30分程度昼寝をすることをおすすめします。20~30分で起きる自信がない方は、カフェインは飲んでから15分ほどして効果が出てきますので、昼寝の直前に紅茶やコーヒーなどを飲むと良いかもしれません。

 短時間の昼寝は脳疲労の軽減と機能回復をもたらし、就寝までの覚醒状態を適正に維持する効果が期待できます。

 また、昼間に適度な運動を行うことはメラトニン分泌を介した睡眠周期の調節を正常にして、睡眠・覚醒パターンを規則化するのに有効であることが示唆されていますので、睡眠のリズムがうまくいっていない方は、昼寝を20~30分程度行い、その後適度な運動を行うことがベストのようです。

 高齢者での激しい運動は逆効果となる報告があり、適正な運動強度は散歩や屋内での掃除、階段昇降程度とされています。               

(出典:https://obata-naika.jp/)


■年齢とともに睡眠は変化する

高齢者・認知症と睡眠

 年齢とともに体力が落ち、老眼になり白髪が増える――それと同じように睡眠にも変化が生じます。

 第一の変化は早寝早起きになること。これは体内時計の加齢変化によるもので、血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになります。

 そして第二の変化は"睡眠が浅くなる"ことです。睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いレム睡眠が増えるようになります。そのため尿意やちょっとした物音でも目が覚めてしまうのです。


認知症の睡眠問題

 認知症の方では、同年代に較べてもさらに睡眠が浅く、さまざまな睡眠問題がみられるようになります。重度の認知症の方ではわずか1時間程度の短時間でさえ連続して眠ることができなくなるといわれています。夜間の不眠とともに昼寝(午睡)が増え、昼夜逆転の不規則な睡眠・覚醒リズムに陥るようになります。またしっかり目が覚めきれず「せん妄」(もうろう状態)がしばしば表れます。この時には不安感から興奮しやすく時に攻撃的になるため、介護の負担が増します。認知症患者の一部では、夕方から就床の時間帯に徘徊・焦燥・興奮・奇声などの異常行動(日没症候群)がみられます。これも睡眠・覚醒リズムの異常が関係していると考えられています。

 認知症の睡眠障害に有効な薬物療法は知られていません。効果が出ても一過性の場合が多く、長期間使用することは避けねばなりません。睡眠薬や鎮静薬を使いすぎると、強い眠気や誤嚥、転倒・骨折などのために生活の質が低下し、結果的に介護負担が増加します。認知症の方の睡眠障害への対処法として、「なるべく日中に刺激を与えて覚醒させる」「規則正しい日課で生活リズムを保つ」「夜間睡眠の妨げになる原因をなくす」ことを心がけましょう。


睡眠薬は効きやすくなるので注意を!

 認知症の方に対する睡眠薬の使用については、高齢者では若年者に較べて睡眠薬に対する感受性が高く(少量で効きやすい)、体内から排泄する力も弱くなるので、注意深く使用する必要があります。睡眠薬の前に、「ラフマ葉エキス」など、安全性が十分確認されているサプリメントを使用することをお勧めします。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年8月11日木曜日

HSP

 騒音、雑音とストレス

 騒音の激しい場所にいるとイライラしてしまいます。集中できなくなるだけではなく、「騒音の大きい場所に住むと太る」というスウェーデンのカロリンスカ医科大の研究(2014年)があります。5156人を対象に、騒音と肥満の関係性を統計的に調べたところ、空港、鉄道、大きな幹線道路などの近くに住む人は、相対的に体脂肪の量が多かったそうです。個人差もありますが、女性だけで言えば、騒音が5デシベル上がるごとにウエストが1.51センチ増えることも数字上で明らかになったといいます。

 騒音の刺激を受けると、ストレスによってコルチゾール、すなわちストレスホルモンが分泌されます。ですからコルチゾールが増えることで食欲は増え、睡眠の質も下がります。当然、太りやすくなってしまうわけです。そのため、音が激しい場所、たとえばカラオケボックスやゲームセンターなどでストレスを発散したい場合は、自分で気分転換と思える程度がいいでしょう。付き合わされて、騒音に聞こえるようだったら黄信号。また、過剰なコルチゾールの分泌は、プランニングや論理分析に関与する脳の前頭前野の働きを阻害するともいわれています。音がうるさくて集中力が欠けてしまうのです。

 一方で、雑音が数多く意識に入ってくるということは、それだけ多くの情報を脳が処理しているといわれ、創造性を与えるという指摘もあります。

 私たちは情報が入る際に、「感覚情報のゲーティング」と呼ばれる情報の取捨選択を自動的に見分けてフィルタリングしています。情報のフィルタリングに"漏れ"が多い人は、一般平均よりも広い範囲から雑音を含めた刺激を受け取ってしまうといいます。雑音を拾ってしまう人は、本来であればフィルタリングされ、シャットアウトされるかもしれなかった情報に気が付くため、創造性豊かな人物になりえる可能性があるのです。

 イリノイ大学の研究(2012年)によると、比較的静かな環境(50デシベル/書店の店内や役所の窓口周辺など)よりも、適度な周囲の雑音(70デシベル/コーヒーショップの店内、ファミレスの店内など)、たとえばカフェなどの場所のほうが創造性を求められる仕事においては被験者たちのパフォーマンスを向上させたという報告もあります。

 ただし、騒音に近い雑音(85デシベル/パチンコ店内やゲームセンター内など)においてはパフォーマンスが低下してしまうという結果も明らかになっています。

 むしろ、あまり雑音を気にせず仕事がはかどるという方は、人よりもいろいろな情報が入ってくるため、結果的にそれらを結合して、とんでもないアイデアを思いついたりすることができる――といった可能性を秘めています。

 少し賑やかな場所で仕事をしたいという方は、雑音以上、騒音未満こそが創造力を向上させストレスにならない空間といえるでしょう。      

(出典:https://hc.nikkan-gendai.com/)


■音や光に過敏な"HSP"

 世の中にはHSP(Highly Sensitive Person:非常に敏感な人)と呼ばれる、外界の刺激や体内の刺激にきわめて敏感に反応してしまう気質の人がいます。

 このところ、新型コロナウィルスの流行により、ニュースや街中の雰囲気が以前と変わりつつあります。在宅時間が長くなるにつれ、家族と過ごす時間の増加や、ニュースで見る世間の様子に落ち込みや疲れやすさを感じている人は、もしかすると、その原因はHSPという気質に由来しているのかもしれません。

 特になじみのない環境では、他の人が感じないほどの些細な刺激でも神経がたかぶる傾向があり、神経系の興奮が長引き、疲れやすくなります。HSPと想定される人は、全人口の15~20%と推定されています。また、高齢になるほど刺激に敏感になりやすく、状況によっても敏感さは変化するといわれています。HSPは生まれながらに持った気質です。個人差が大きいといわれますが、共通する特性として「周囲の些細な変化に気づきやすい」「小さな刺激に敏感に反応する」「情報を深く処理する傾向がある」などが挙げられます。

 HSPには一人で過ごす時間を好み、空想力や直感力に恵まれた人がいる一方で、新しい刺激を好み、人との関わりを求めるため疲れすぎてしまう人もいます。HSPの特性を備えつつ刺激を求めて行動する人をHSS(High Sensation Seeking)型HSP、そうでない人(非HSS型HSP)と区別する場合もあります。


発達障害や適応障害との違いは?

 発達障害は、脳機能の発達のかたよりが原因で、対人コミュニケーション能力や問題解決能力などの低下がみられる状態です。HSPの特性は発達障害と似ているものもあるため、間違われることがあります。HSPを発達障害の自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と比べると、表のような共通点と相違点があります。

 適応障害は職場や家庭などの環境ストレスが大きすぎて、自分の能力をうまく発揮できず不適応に陥った状態です。音や光、感情などの刺激に敏感に反応するHSPの特性が原因で、適応障害をきたすことがあります。

 HSPの過敏さには、神経伝達物質「セロトニン」も関係しています。脳内に存在するセロトニンには扁桃体の興奮を鎮める役割がありますが、生まれつきセロトニンが少ない人や働きが弱い人は、結果として扁桃体が過敏な状態になってしまうことがあります。

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 康復医学学会の研究する「ラフマ葉エキス」には、脳内セロトニンの増加作用が認められており、また、セロトニンのセロトニン神経通過性を安定させる働きもわかっています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2022年8月3日水曜日

認知症の原因

 定年後、認知症になりやすいタイプは?

 認知症の年齢別有病率は右表の通りですが、認知症リスクは糖尿病や高血圧など生活習慣病との関係が深いと考えられています。

 定年退職後、60代といった比較的若年で認知症になる人は、現役時代に、十分な睡眠時間が取れていなかったり、食生活が乱れていたり、血管や神経にダメージを与え続けている生活を送っているケースが多いといいます。

 たとえば、アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が減っていき、正常な脳の働きが失われていきます。糖尿病の患者は健康な人と比べ認知症リスクが2倍ほどになります。糖尿病ではAGE(糖化最終生成物)という物質が大量に蓄積します。AGEは体内に活性酸素を排出し、神経細胞を変性させます。活性酸素はからだをサビさせる老化の原因であり、認知症に限らず万病のもとです。

 また、歯周病の患者も認知症を発症する確率が高いことが分かっています。九州大学の研究チームは、歯周病菌を投与したマウスはアルツハイマー型認知症において増加するアミロイドβが10倍近くも増えたと発表しています。

 そして、現役時代のストレスも関係します。人間の脳は、ストレスがかかるとノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が放出され、神経が興奮状態になります。退職時の役職が部長クラスという人は、社長や役員、そして万年平社員と比べ、退職後の平均余命が短いといった傾向もあります。上司と部下の間で追い詰められストレスが多い立場の人は、神経に負荷がかかっており、これもまた認知症のリスクが上がる可能性があります。

 睡眠時間については、2021年の科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』の発表で、約8000人を50歳から約25年追跡調査したデータによると、睡眠時間6時間以下の場合、7時間に比べ、認知症のリスクが高いことが分かっています。また、短い睡眠持続時間が継続する状態は認知症リスクが3割増加しています。

 大企業でそれなりに出世するような真面目で周囲に気を使う人は、ストレスも多く、多忙を理由に食事や睡眠をないがしろにしやすいという意味で、同世代に比べて認知症が発症しやすいタイプであると言えるかもしれません。     

(出典:https://hc.nikkan-gendai.com/)


■認知症の原因は脳の病変とストレス

 認知症の原因には、脳そのものの病変による一次的要因と、脳以外の身体的、精神的ストレスによる二次的要因があります。

 まず一次的要因には、脳萎縮性変化(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など)、血管性変化(血管性認知症)、内分泌・代謝性・中毒性疾患(甲状腺機能低下症、アルコール性認知症など)、感染性疾患(クロイツフェルト・ヤコブ病、脳梅毒による進行麻痺)、手術による効果が 期待できる正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍といった疾患があります。このように認知症を起こす原因はたくさんあるのです。

 二次的要因には、環境の変化や人間関係、不安、抑うつ、混乱、身体的苦痛などがあります。入院や転居といった環境の変化で認知症が出現することや、骨折や貧血など体の変化により認知症がひどくなることがよくあります。配偶者の死や定年退職をきっかけに認知症が始まった例も少なくありません。

 二次的要因を見つけて適切な対策をとるのが実は最も重要で有効な方法なのです。


主な一次的要因について

 アルツハイマー病あるいはアルツハイマー型認知症では、大脳の神経細胞の萎縮と「老人斑」と呼ばれる変化が見られるのが特徴です。原因は不明ですが、アミロイドβ(たんぱく質の老廃物)が多量に蓄積し、神経細胞や神経のネットワークが破壊されることが分かっています。

 頭部CTなどの検査をすると、中年期以降に大脳、とくに記憶中枢のある側頭葉の海馬と呼ばれる部分の萎縮が認められます。物忘れから始まって徐々に進行しますが、運動神経は侵されないので初期には体はよく動きます。進行が緩やかになることはあっても、次第に大脳機能が喪失して寝たきりになっていくのです。

 アルツハイマー病は、記憶、思考、行動に問題を起こす脳の病気で、40歳後半から65歳未満に発症します。アルツハイマー病を原因疾患として認知症に至った場合は、アルツハイマー型認知症と呼ばれます。認知症の原因として最も多くみられます。

 初期段階であれば記憶力改善に塩酸ドネペジル(商品名アリセプト)などが使われます。認知症治療薬の中でも古くから使用されており、国内外とも大きなシェアを占めています。しかし、脳の萎縮そのものを治すものではありません。認知症が進行すれば、数年で薬の効果は期待できなくなるといいます。

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 康復医学学会では、脳血管障害やアルツハイマー型認知症に対して、「HM-3000(特系霊芝)」による微小循環血流の総合的改善の促進と、「ラフマ葉エキス」による仮性認知症への対策(うつ病合併抑制)をお勧めしています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン