2021年7月15日木曜日

ジャンクフード

 脳機能の低下がジャンクフードを求める

 疲れたときに甘いものが欲しくなるように、無性にジャンクフードが食べたくなる‥‥。

「自分は疲れているからジャンクフードを食べたくなっているんだ。だから食べてしまうのは仕方がない」と考える人が多いと思うのですが、カナダ・ウォータールー大学では「前頭前皮質(脳の左背外側)の機能を一時的に低下させると、カロリーが高い食べ物を欲するようになるだけでなく、実食においてもジャンクフードを食べる傾向が高くなる」との研究が行われています(2018年)。

 前頭前野を含む前頭葉は、注意力、集中力、判断力などと関係し、感情や欲求を抑制する脳の大切な部位です。そのため前頭葉の機能が低下すると、普段は「悪いからやめよう、我慢しよう」と思っていることについての判断が鈍くなり、我慢できなくなってしまうのです。

 また、背外側前頭前皮質の機能低下は、ストレスが原因で引き起こされます。つまり、ストレスが蓄積して、脳の背外側前頭前皮質の機能低下が生じると、それに応じて判断が鈍ってしまうというわけです。

 多くの人が、ジャンクフードは太りやすく、健康上あまりよくないものだと認識していると思います。「疲れているから仕方がない」と思いたいところですが、実はそうではありません。脳が十分に休めていないからジャンクフードに手が伸びてしまう‥‥。普段は体に悪いからやめておこう、我慢しようと思っている抑制のフタが外れてしまった結果、ポテトチップスの袋を開けてしまうのです。

 先の研究は、ジャンクフードを食べたいという気持ちになってしまう原因は、脳の機能低下にあると指摘しています。脳にジャンクフードのおいしさが刷り込まれており、脳が十分に休めていないからこそ"止まらない"のです。

「本来は我慢しなければいけないジャンクフードを食べてしまう=脳に十分なリフレッシュが足りていない」というサインでもあるわけですから、ジャンクなものを食べたくなったら仮眠を取るなど体を休ませた方がいいかもしれません。

 また、どうせ食べるのであれば、「疲れているから」という具合に脳のせいにするのではなく、「好きだから食べているんだ」と割り切ったほうがよいでしょう。自己決定は、自らの幸福度を上げる効果があります。「この選択は自分を満足させるために好きで食べているんだ」と考えれば、幸福度も高まり、脳も安心感を覚えます。

 罪悪感に苛まれながら食べると、ますます脳がストレスを抱えて抑制のフタが外れてしまい、さらにジャンクな食べ物を求める‥‥というように、心身ともに負のサイクルに陥ってしまう恐れもあります。食べたいときは"自己決定感"を持つようにしましょう!

(出典:210618 日刊ゲンダイヘルスケア)


■ジャンクフード、体への影響

「ジャンク」とは「がらくた」「くず」の意味です。ファストフードのハンバーガーやフライドポテト、カップ麺にポテトチップス、菓子パンやドーナツ、スナック菓子、甘い飲料水など、一般的には糖質・脂質・塩分が多く高カロリーで、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足している食品のことをジャンクフードと呼んでいます。

 ジャンクフードには以下のような体の機能への悪影響があります。

 免疫システム 

 ジャンクフードの摂り過ぎは、免疫システムにも悪影響を及ぼす。私たちが口にする食べ物は、腸内の免疫細胞と相互作用する腸内細菌に影響する。主に脂肪、塩分、砂糖からなるジャンクフードの過剰摂取は、免疫機能を低下させ、炎症の原因となることが確認されている。

 炎症 

 ジャンクフードは、一般的に脂肪が多く食物繊維が少ないため、腸内細菌のバランスを崩す。また、炎症を抑える役割がある酪酸のような有益な短鎖脂肪酸を生成する善玉菌の成長を妨げる。こんな研究結果も報告されている。南アフリカ人に、西洋風のファストフードを食べてもらい、アメリカ人に、南アフリカ人が食べるような食物繊維を多く含む食事を2週間してもらった結果、南アフリカ人のグループでは、酪酸レベルが半減し、その一方で、アメリカ人グループでは酪酸のレベルが約2倍に増加した。

 代謝 

 ジャンクフードの大量摂取は代謝にも影響する。実際、インスリン抵抗性のリスクを高め、毎日身体が消費するエネルギーの熱量を減らす恐れがある。また、高脂肪な食事は代謝に影響する腸内細菌を変化させることが分かっている。微生物叢は、食事からエネルギーを抽出する方法や、脂肪(エネルギー)を蓄える方法にも関係している。健康な腸内細菌は代謝を高める一方、不健康な腸内細菌は脂肪を蓄える。

 精子異常 

 ジャンクフードなどの不健康な食事は、脂溶性毒素が上昇して、エストロゲンを過剰に分泌させる。また、不摂生を続けて肥満になると、酸化ストレスが上昇し、増加した活性酸素が精子形成に悪影響を及ぼす。さらに脂肪細胞は男性ホルモンのテストステロンを減少させる。男性ホルモンの減少が精子異常や精子形成の低下を招く。

==========

 重要なことは、腸の健康のために、加工食品や食品添加物を極力避け、自然な食品を食べるということです。そして、日々の食事で不足していると思われる栄養分は補助食品等を利用して、腸内細菌の健康をサポートしましょう。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

心原性脳塞栓

 この時期、脳梗塞にも注意を!

 心臓病や全身血管病は、冬に多い病気とされています。しかし、脳梗塞は夏にも多いのをご存知でしょうか。

 かつて、厚生労働省の研究班が全国156の病院を対象に「脳梗塞発症者数」を調べたところ、6~8月が最も多かったのです。汗をかき体内の水分が減少、血液もドロドロしてきて血栓ができやすくなるのが理由と言われますが、高齢者、糖尿病、高血圧の人などは心臓の働きのチェックが大事だということです。

 脳梗塞は、脳の血管に血栓(血の塊)が詰まって血流が途絶え、脳の組織が壊死していく病気で、大きく3つのタイプに分けられます。

 1つは、脳の細い血管に動脈硬化が起こって詰まる「ラクナ梗塞」。2つめは、脳の太い血管に血栓ができて詰まる「アテローム血栓性脳梗塞」。アテロームとは、血液中のコレステロールなどが血管壁に入り込んでできた、粥状の塊のことです。そして3つめは、心臓の血管内にできた血栓が脳に飛んで詰まる「心原性脳塞栓症」です。

 このうち、一番怖いのが心原性脳塞栓症で、別名"ノックアウト型脳梗塞"とも呼ばれています。実際、脳梗塞の3割を占める心原性脳塞栓症は、10%近くが突然死し、半分が寝たきりになると言われています。ノックアウト型脳梗塞はもともと冬に多いタイプで、気温が高く汗を大量にかく夏は、血液から水分が抜けて固まりやすくなり、脳の動脈に血栓ができるタイプ(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞)が多いと言われてきました。しかし、最近の猛暑と気温の急激な変化が、夏でもノックアウト型脳梗塞のリスクを高めている可能性があります。欧州の研究でも、猛暑による心房細動の増加が証明されているのです。

 ノックアウト型脳梗塞が起きやすいのは、突然、動悸や息切れがしたり、意識がフッと遠のいたりする人。このタイプの人は要注意です。一般的な不整脈なら問題ありませんが、心房が細かく震えることによって起こる不整脈は心房細動といい、非常に危険です。ノックアウト型脳梗塞の3分の2が心房細動が原因だからです。心臓の中で血液がよどみ、血の塊ができて、それが脳に飛び、脳細胞に大きな損傷を与えるのです。

(出典:http://www.nikkan-gendai.com/)


■致死率が高い心原性脳塞栓

 不整脈の一種の心房細動が起り、心臓の中で血液がよどんで固まりやすく血栓になり、脳へ移動して脳の動脈を詰まらせてしまうのが心原性脳塞栓です。脳梗塞の中では最も重症になりやすく、症状も急激に現れやすくなります。


小さな血栓が心臓で巨大化する!

 心原性の血栓は、心臓だけでできる場合もありますが、他の動脈などでできた小さな血栓が不整脈の心臓で巨大化することもあります。

 右図を参考にすると、通常、動脈では血管の内膜である血管内皮(①)が血栓の予防や血管の収縮に関わっていますが、高血圧や動脈硬化などで血管内皮細胞の機能が低下すると、血管内皮がもろくなり損傷します。損傷を修復するために血小板(②)が働きます。次に網目状の物質「フェブリン」(③)が血小板など他の血液成分をからめ取り、本来は傷ができたときに固まって止血する役割を持っていますが、フィブリンが網目状になって固まってしまい、これが離れ血中に流れ血栓(④)になり心房細動の心臓で巨大化することもあります。また、血管内皮細胞の機能が低下しているとフェブリンができやすく、フェブリンが心臓内で血栓になることもあります。


血栓の発生から脳への移動

 心臓の外側の左右に左心耳、右心耳という耳のような形をした部位があり、中は袋状になっています。正常時には、血液が滞ることなく中に入りまた出ていくという流れを続けますが、一旦、心房細動になると左心+耳内の血流が滞り始めます。やがて血の塊である血栓が発生します。その血栓が血流に乗って脳へと移動し、脳の動脈に詰まります。一旦、血管が詰まると、そこから先の組織は時間の経過とともに壊死の範囲が拡大します。壊死した部位により、身体の麻痺してくる箇所も増え、麻痺の程度も悪化するのです。

==========

 心原性脳塞栓は不整脈の心房細動が一因ですが、高血圧や糖尿病、動脈硬化などがある場合、発症率は上がります。対策としては、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」がお勧めです。HM-3000(特系霊芝)には、高血圧対策はもちろんですが、血栓ができやすい血管内皮細胞の機能促進血栓形成の抑制微小循環の血流・環境の改善に対するエビデンスがあります。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年7月1日木曜日

セロトニンの作用

 “瞑想”が脳に与える変化

 心や体に、様々な恩恵をもたらす瞑想。脳科学の観点からも、コロナ禍の今こそ、日常生活に瞑想を取り入れるチャンスといえるのです!

瞑想によって活性化!セロトニンの作用とは?

1. 精神安定作用:神経伝達物質・アセチルコリンの過剰な働きを抑え、覚醒した中でも高ぶりすぎることのない、安定した精神状態をキープします。

2. 自律神経の調整:交感神経優位になりすぎない適度な状態を保つと同時に、過剰になると興奮状態となるドーパミンを適度に抑制し、平常心を維持します。

3. 鎮痛作用:体の炎症を抑えたり、脊髄からの痛みの伝導路を抑制する働きがあり、医療現場でも偏頭痛などの治療薬に応用されています。

4. 皮膚感覚の抑制:感覚をゆるめる作用があり、皮膚感覚が抑制されることで、自分と外界との境界線が曖昧になり、自分へのこだわりがなくなります。

5. 抗重力筋の促通効果:延髄から下方へと分泌されるセロトニンが脳からの司令を強化。抗重力筋を使いやすい状態にし、良い姿勢を保持します。


脳内神経物質・セロトニンが活性化し、心身に作用

 脳科学の分野では、瞑想による脳の機能的、形態的な変化を報告する論文が、これまでに多数発表されています。これらの論文から、瞑想によって個人個人に最適な、オーダーメイドのような脳内ネットワークが形成されることがわかってきました。

 脳内で発見されている神経伝達物質は60種類以上あり、意識、覚醒、認知、思考、記憶、感覚など様々な機能の調整役として働き、体全体に大きな影響を与えています。このうち、瞑想によって活発になるのが「セロトニン」。“幸せホルモン”とも言われ、ストレスを軽減して免疫力を高めるのはご存知の通りです。瞑想を行い、脳の前頭葉にある前頭前野が活性化されることで、このセロトニンの分泌が活発化し、脳内全体を巡ります。


コロナ禍の今、なぜ瞑想が大事なのか?

 不安や心配を解決する唯一の方法が瞑想です。コロナ禍では、いつも以上に不安や心配、悩みが増え、いろいろな思いや考えが頭の中を駆け巡るのではないでしょうか。ネガティブな思考や感情は、自分の意識レベルを上げることでしか解決できません。そのために必要なのが、瞑想です。瞑想を行うとセロトニンが活性化し、"心の免疫力"が上がることが医学的にもわかっています。すると、強さと優しさが心に備わり、自然とマインドを平穏に保つことができるようになるのです。また、"心の免疫力"が上がると、体の免疫機能も自然と高まり、コロナ禍を健康に乗り切る力が高まるのです。

(出典:https://news.yahoo.co.jp/)


■セロトニンの作用

 セロトニンは、モノアミン神経伝達物質の一つで、視床下部や大脳基底核、延髄の縫線核などに高濃度に分布しているトリプタミン誘導体の一種です。"睡眠ホルモン"と言われるメラトニンは、このセロトニンから合成されます。


人体とセロトニン

 セロトニンはヒトを含む動植物に一般的に含まれる化学物質で、トリプトファン(アミノ酸の一種)から生合成されます。人体中には約10ミリグラムのセロトニンが存在しており、そのうちの90%は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞(=EC細胞)内にあります。クロム親和細胞はセロトニンを合成する能力を持っていて、ここで合成されたセロトニンは腸などの筋肉に作用し、消化管の運動に大きく関係しています。ここで合成されたセロトニンの一部(総量の約8%)は血小板に取り込まれ、血中で必要に応じて血液凝固・血管収縮、疼痛閾値の調節、脳血管の収縮活動の調節などに用いられます。

 一方、脳内の中枢神経系に存在する2%のセロトニンが脳内の神経伝達物質として働きます。脳内セロトニンは脳幹の縫線核で合成されます。腸で生成されたセロトニンは血液脳関門を通らないため、脳のニューロンに直接作用する可能性はありません。セロトニン前駆体の5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)は血液脳関門を通過しますが、種々の副作用を示すため、脳内セロトニンを増やすには栄養学的にトリプトファンの摂取が重要となります。


うつ病とセロトニン

 抗うつ薬には、三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬・SSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害薬)・MAO阻害薬などの種類があります。憂うつ感や気分の落ち込み、不安感を改善する抗うつ薬の作用機序は、脳内のセロトニンレベルやノルアドレナリンレベルによって精神状態や気分の高低が決定されるという脳内モノアミン仮説を前提としています。つまり、脳内の神経細胞(ニューロン)終末と他の神経細胞終末との間にあるシナプス間隙において、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質(情報伝達物質)の分泌・受容が行われるというのがモノアミン仮説です。 

============

 当学会の主要研究素材の「ラフマ葉」は、脳内セロトニンの増加、およびセロトニン神経通過性の安定に作用することが認められています。ラフマ葉の含有成分が、鎮静作用抗ストレス作用睡眠改善血圧安定などに効果をもたらすのです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年6月25日金曜日

夏の接触皮膚炎

 汗の季節に注意“接触皮膚炎”

 皮膚は洗うほどきれいになりそうですが、夏は思っている以上に乾燥します。皮膚が接触する物によって刺激やアレルギーを起こす接触皮膚炎は、日常生活のいたるところにリスクがあります。また、リスクとなる要因を自分で作っていることがあります。汗の季節に増える「接触皮膚炎」に注意しましょう。

 汗をかくと皮膚は潤っているように見えますが、気化熱によって乾燥しやすく、皮膚の防御能力が低下します。身の周りの品によるかぶれなどに注意が必要です。東邦大学医療センター大森病院皮膚科の関東裕美教授は、「接触皮膚炎では、ベルトのバックル、ピアス、眼鏡のフレームなどの金属が汗に溶け出すことでかぶれが起きる。たとえば、汗をかいた皮膚がこすれて、そこにブラジャーの金具があるとかぶれる。刺激やアレルギーによるかぶれも、汗をかいて抵抗力の落ちた皮膚に起こりやすい皮膚炎だ」と話します。

 接触皮膚炎は皮膚に物が接触した状態で起こる炎症で、急性と慢性化する場合があります。皮膚の症状は刺激によるものとアレルギーがあり、見分けがつきにくいものですが、前者の刺激性接触皮膚炎は、接触した部位を超えることはなく、原因が除去されれば治ります。一方、後者のアレルギー性接触皮膚炎では接触部位を超えて広範囲になり、重症化します。

 夏は自然を満喫する人が増えますが、野山や庭の植物に注意しましょう。漆塗り食器が伝統的に使われている日本では、ウルシかぶれが知られています。「ウルシは強力なアレルゲンで、一度、ウルシかぶれを起こすとハゼノキでもかぶれる。小さいときに植物かぶれの経験がある人は、ウルシの可能性が高く、銀杏(ぎんなん)を拾ったり、マンゴーをむいたりしてかぶれるかもしれない。また、サクラソウ科のプリムラ・オブコニカの葉や花の手入れをしてかぶれてしまうこともある。ウルシ科植物の樹液は、釣り用具や履物、家具など思いがけない製品の塗料に使われていることがあり、注意してほしい」(関東教授)

 また、関東教授によると、目や口の周りの乾燥が目立つ患者さんの多くは、洗顔料で洗わないように指導すると半分以上が良くなります。日本人のきれい好き気質が皮膚のダメージを助長しているそうです。「顔に病変があると、必要以上にこすり洗うようです。洗い過ぎて本来皮膚を守るバリア膜や常在菌まで落とし過ぎてしまうから、良くならない。30代後半になると洗顔後の皮脂分泌の回復力が低下します。自分の年齢、皮膚の状態、環境に応じた洗顔をすることが大切」とアドバイスします。 

(出典:https://www.healthcare.omron.co.jp/)


■注意すべき日用品と市販薬

 接触皮膚炎は次のような日用品にも注意が必要です。気づいたら早めに受診しましょう。

 化粧品  

:目と口のまわりは、皮膚が薄く弱いところ。顔にトラブルがあると化粧かぶれと思いがちですが、洗いすぎにより、パック、日焼け止め、メイク落とし、界面活性剤、つけまつ毛の接着剤などに刺激反応を生じやすくなります。特に40歳代は洗いすぎに注意しましょう。

 日焼け止め  

:日焼け止めは、"光老化"の対策に有効です。しかし、紫外線吸収剤が入っていて、汗をかくと染みる人は、紫外線吸収剤の入っていないノンケミカルタイプを使うようにしましょう。

 毛染め  

:白髪染めやおしゃれ染めでは、アレルギーが重症化して、顔が腫れる、頬から頸部に皮膚炎が広がるなどの症状が表れることがあるようです。染めている最中や翌日に皮膚や頭皮に違和感があったら、毛染めアレルギーになっている可能性があります。皮膚科の専門医に相談した方がよいでしょう。

 爪のおしゃれ  

:ネイルの接着用アクリル樹脂は、皮膚につくとかぶれることがあります。扱いに慣れていない人や手荒れなどで皮膚が荒れている人は、爪のおしゃれでアクリル樹脂が入りやすくなるので注意しましょう。

 テープや絆創膏  

:医療用の接着剤で接触皮膚炎を起こすことがあります。テープや絆創膏にかぶれやすい人は、病院や歯科で治療を受ける前に医療者に話しましょう。また、絆創膏を貼り、湿って白っぽくなった皮膚のまわりに水っぽい発疹が出る場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があります。皮膚の症状にも気をつけましょう。


夏は市販の塗り薬にも気を付けましょう

 足に湿疹が出ると水虫の市販薬、虫刺されはかゆみ止めなどを使って、薬でかぶれることがあります。また、市販薬には、かゆみや痛みを早く止めるために局所麻酔薬(リドカイン塩酸塩)が配合されているものがあります。

 市販薬には、症状を緩和する目的で多くの成分が含まれています。すぐに痛みやかゆみをとるには局所麻酔薬が有効ですが、傷のある皮膚に塗り込むとアレルギーを起こすことがあります。必要なときに麻酔薬が使えないのは困りますから、アレルギー体質の人は皮膚から入れないように心掛けた方がよいでしょう。薬は目的に合った成分を使うことが大切です。市販薬を購入するときは内容成分を確認しましょう。

============

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、炎症やアレルギーを抑える効能も確認されています。アレルギー反応の原因となるヒスタミンの働きを抑えたり、接触で起こる皮膚炎を抑制したり、気管支ぜんそくなどによる異常呼吸の出現を抑制したりします。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年6月16日水曜日

細胞の寿命

 週3時間の運動で細胞寿命を延ばす!

 運動が体にいいのは、あくまでも"適度な運動"ということです。激しい運動を続けるのでなければ、運動習慣は健康にいいのです。運動によってアンチエイジング効果があるということでは、次のような調査結果があります。

 英国の大学、キングス・カレッジ・ロンドンの調査では、週3時間以上の運動習慣のある人は、運動をしない人(週に15分以下)と比べて、細胞の寿命が約9年長くなるという結果を発表しています。細胞の寿命が長くなるとは、寿命を決定するテロメア(染色体末端部にあり、染色体末端を保護する役目を持つ)が、寿命にすると9年分長いということです。

 この調査は18~81歳の約2,400人の"双子"を対象にして、運動習慣のアンケート調査と血液を採取してテロメアの長さを調べたものです。遺伝的な条件が同じである双子を対象にしたことで、生活習慣によって老化のスピードが違ってくるのをはっきりさせたわけです。運動習慣があることで約9年分老化が遅くなるということで、それがそのまま寿命が変わるかどうかは判断できませんが‥‥。

 この調査での週3時間の運動というのが、どの程度の強さの運動なのかははっきり示されていませんが、ウォーキングも入るならば、1日30分程度のウォーキングで老化が変わるということになります。

 ついでですが、このキングス・カレッジの研究では、やはり双子を対象にした調査で、"ほくろ"が多い人(100個以上)は、25個以下の人よりもテロメアが長いことを発見しました。だいたい6~7年の違いがあったということです。つまり、ほくろの多い人の方が6~7年老化が遅くなるというのです。

 ウォーキングは手軽にできる運動です。しかも歩くことは体力維持のためにいいだけではなく、脳細胞を活性化するということも定説になっています。歩けば最低限、足の筋力も保てますし、認知機能の維持にもなるのです。

 ちなみに歩くことがいいのは、脳内物質のセロトニンが分泌されることもあります。リズム運動で分泌されると言われるセロトニンは、気分を安定させる役割を持ち、うつ気分やストレスを解消させます。

 運動はやり過ぎは危険ですが、まったく運動をしないというのもよくありません。定年になって家にこもりがちであまり外に出て歩かないと、あっという間に歳を取ってしまいます。コロナ禍でますます外出しにくい昨今、リタイアした方でなくても、どうしても家に閉じこもりがち。散歩や外に出る機会を自分で工夫してつくることが大切になってきます。

(出典:『"健康常識"はウソだらけ』奥村康著/WAC文庫)


■なぜ人は老化するのか

 各生物の寿命は、ハエ4ヶ月、マウス2年、サル25年、ヒト70年、ゾウ70年と、生物種によって決まっています。つまり個体差は別として、生物種によって寿命は予めプログラムされている、という考え方です。1961年、米ウイスター研究所のヘイフリック博士が、若者の体の細胞を培養してみたところ、細胞は50~60回分裂したところで分裂しなくなりました。さらに、40歳、80歳の細胞の培養では、細胞の分裂回数が年齢の分だけ少なくなるということを発見しました。

 一方でヒト以外の動物の細胞を調べてみると、寿命が長い生物種の細胞ほど分裂の限界回数も多くなっています。つまり、生物の細胞には寿命があって、ある回数以上は分裂できないこと(細胞には寿命があること)がわかったのです。細胞が一定回数以上は分裂できない理由のひとつとして、染色体の「テロメアの短縮」という現象があります。染色体DNAの末端部分はテロメアとよばれ、TTAGGGという塩基配列の繰り返し配列で構成されています。テロメアには、染色体の構造を安定化するなどの役割があります。実は、細胞分裂でDNAが複製されるたびに、テロメアの繰り返し配列部分が端から50~100塩基ずつ短くなっていきます。細胞分裂が繰り返され、テロメアがある限度を超えて短くなると、染色体の構造が不安定になり、テロメアより内側にある大切なDNA配列が削れてしまいます。その結果、細胞はそれ以上分裂できなくなってしまうのです。

 一方で、テロメアの短縮が起こらず細胞分裂能力が衰えない(寿命のない)細胞が存在します。それは、精子、卵子を生み出す生殖系列の細胞と、がん細胞です。

 細胞の寿命にとって、重要な働きをしているテロメアですが、マウスの染色体を見てみると、テロメアが非常に長く、一個体の一生の間には細胞分裂が止まってしまうほどのテロメアの短縮は起こりません。これは、細胞の寿命と個体の寿命は必ずしも一致しないことを示しており、テロメアと個体の寿命との関係については今後のさらなる研究が必要です。


霊芝の抗老化作用 

 生薬の最高峰「霊芝」は、古より“不老長寿の薬”として用いられてきました。霊芝の抗老化作用を解明するための研究は多く、平均寿命や最長寿命を延ばし体力の保持学習・記憶障害を改善させる作用などが期待されています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年6月9日水曜日

反射性失神

高齢者向けコロナワクチン本格化

緊張で「失神」の恐れ

 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が、5月10日から本格化しています。可能な限り安全に受けるには、何に気を付けるべきなのでしょうか。専門家は、重いアレルギー反応アナフィラキシーに加え、「接種時の緊張による失神も心配。力を抜いて受けて」と話します。

 米ファイザー製ワクチンは、接種当日に37.5度以上の発熱がある人や、このワクチンに含まれる成分でアナフィラキシーを経験した人は接種を受けられません。心臓などに基礎疾患がある人は要注意とされます。上腕筋肉に接種するため、肩を出しやすい服装で行きましょう。

 厚生労働省によると、4月22日までの約250万回の接種でアナフィラキシーは94件発生。接種後の死亡例は同27日までに19人確認されましたが、いずれも「因果関係は不明」で、同省専門部会は安全性に問題はないとしています。

 ワクチンに詳しい長崎大の森内浩幸教授は副反応などの頻度について、「想定の範囲内で、心配するレベルではない」と評価しています。一方で「注射時のストレスで失神する“血管迷走神経反射”にも注意が必要だ」と指摘します。

 これは、緊張や恐怖により、心臓や血管の動きを調整する副交感神経が過剰に働いて心臓の動きが弱くなり、脳への血流が減少する現象です。「ホラー映画やお化け屋敷で失神するのと同じ」(森内教授)で、立ちくらみのように倒れ、けがをする恐れもあります。接種直後が多く、若い痩せ形の女性で起きやすいということです。

 森内氏は「採血より痛みはない。リラックスして受けて」と呼び掛け、「かかりつけ医で受けるなら横になった状態で。集団接種ならすぐに立ち上がらず、背もたれ付きのいすで休めるように配慮してもらうのが望ましい。家族や知り合いに付き添ってもらい、ふらつかないよう支えてもらうのも有効」と話します。


 厚労省は、接種後15~30分は座って過ごすよう求めています。当日の入浴に問題はありませんが、こすってはだめで、激しい運動も控えること。接種から数日間は痛みや頭痛などが起こり得るとしています。

(出典:時事メディカル)


■神経調節性失神(反射性失神)

 失神とは一過性に意識消失を起こす状態をいいます。一時的に脳全体が必要とする血液が十分に行き届かなくなりますが、比較的速やかに数分以内で意識の回復がみられます。

 多くの場合、頭が重たい、体がふわふわ浮いた感じ、冷や汗をかく、ものが二重に見える、血の気が引いて気が遠くなる、腹が痛い、むかむかする、吐いてしまうなどの前駆症状が現れますが、前駆症状がなく突然失神を起こすこともあります。


 神経調節性失神には血管迷走神経性失神、状況失神、頸動脈洞症候群が含まれます。

【血管迷走神経性失神】:長時間立ったままや座ったままの同じ姿勢で仕事をしたり、痛み刺激を受けたり、不眠や肉体的疲労が長く続いたり、精神的恐怖を体験することが誘因となって起こる
【状況失神】:日常のある特定の動作(排尿、排便、飲み込み、咳き込みなど)の時に起こる
【頸動脈洞症候群】:衣服の着替えや重たい荷物の上げ下げで極端に首を回したり伸ばしたり、またネクタイなどをきつく締めたりすることが誘因となって起こる


 失神はその発症に"自律神経反射"が深く関与しています。自律神経は人間が生きていくために無意識のうちに心身の機能を調節する神経で、自律神経反射は自律神経によって起こる生体反応のことです(心臓を動かす、汗をかくなど)。

 自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は、緊急時やストレス時にはたらき、心身を活発にする神経です。血圧を上げたり、心拍数を上げたりするはたらきがあります。副交感神経は、心身を休め回復させる、身体のメンテナンスを担う神経で、血圧を下げたり、心拍数を下げたり、消化管のはたらきを活発にするはたらきがあります。通常は交感神経と副交感神経がバランスを保って心身の機能を調節しています。

 神経調節性失神は様々な誘因で交感神経と副交感神経(迷走神経)のバランスが悪くなり、交感神経抑制と迷走神経緊張が起こることで血圧が低下したり、脈が遅くなったり、あるいは両者が起こって失神に至ります。大多数が後遺症を残さない予後良好の疾患ですが、2~3年の間に3人に1人くらいの頻度で再発を認めます。

=============

 失神の発症に関与する自律神経の働きには、脳内セロトニンによるバランス作用が欠かせません。康復医学学会の主要研究素材「ラフマ葉エキス」は、脳内セロトニンを増加させ、セロトニン神経の通過性を安定させる作用が認められています。

 ラフマ葉にはフラボノイド配糖体、カテキン類、アポシニン類などが豊富で、また、特異成分としてヒペロシド、イソクエルシトリンなどが認められています。これらの成分により、ラフマ葉の生理作用として、鎮静抗ストレス睡眠改善血圧安定などの効果が期待できるのです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2021年6月4日金曜日

動脈硬化

 無症状でも油断できない動脈硬化

 血管の状態は、老化や健康寿命を左右する要因です。血管が傷んで老化すると、血管壁にコブ(プラーク)ができる「動脈硬化」を起こします。

 私たちの臓器や筋肉はすべて、血液中に含まれる酸素や栄養素が届くことで機能します。血管が老いれば、各臓器の機能も低下し、全身の老化が進むのは当然のことです。

 動脈が詰まれば心筋梗塞や脳梗塞を起こし、最悪の場合は突然死、命が助かっても後遺症が残る可能性があり、寝たきりで要介護状態となることもあります。さらに、血管は認知機能とも深い関わりを持っています。脳出血や脳梗塞を起こした後、認知症(脳血管性認知症)を発症する恐れがあることが知られています。

 現在、日本で死亡者数が最も多い病気は「がん」ですが、血管の老化がもとで起こる病気も、がんに負けず劣らず多くなっています。2位の「心疾患」と、4位の「脳血管疾患」がそれに該当します(グラフ参照)。心疾患の多くは、心筋梗塞や狭心症など、心臓に栄養を送る動脈(冠動脈)が"狭まる"または"詰まる"ことによって起きます。そして脳血管疾患は、脳梗塞や脳出血など、脳の血管が"詰まる"または"切れる"ことから発生します。2019年度の統計によれば、31万人を超える日本人が、脳・心血管系のトラブルにより亡くなっています。

 突然死の原因で最も多いのが、動脈硬化から始まる血管事故です。これが怖いのは、突然死だけでなく、脳梗塞のように麻痺や認知症が残って健康寿命が短くなる場合もあること。こうした事態を防ぐためには、動脈硬化を改善して血管の若さを保つことが大切です。

 加齢のほか、脂質異常症、高血圧、高血糖、喫煙、肥満等の要因で、血管壁が傷ついて動脈硬化が進み、血管壁にプラークができます。そこから狭心症や心筋梗塞を発症します。

 長年かけて大きくなったプラークが血管にあると、血管の内腔が狭くなりますが、心筋梗塞をよく起こすのはそのタイプではなく、実際は、動脈硬化の初期段階とも思えるような小さいコブこそ、ある日突然詰まることが多いのです。

 さらに、コロナ禍の今、血管事故の発生リスクのある人が通常時より多くなっている可能性があります。自粛生活で外出しなくなり、運動不足や食べ過ぎ、ストレスなどによる肥満から、動脈硬化のリスクが高まっている人が増えつつあるからです。

 便利・飽食の時代の今、運動不足と過食の人は多く、その上、コロナ禍の自粛生活が続くことになれば、生活習慣病の増悪のみならず、ストレスによる血圧上昇も生じやすく、血管事故の危険性が高まるのです。             

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■血圧と動脈硬化

 高血圧な状態が続くと、血管はその圧に負けまいとして壁の厚さを増します。血管の内腔を覆っている血管内皮細胞は直接高い圧に晒されるため、小さな傷ができたり、機能不全が起こったりします。すると、血管壁に慢性的な炎症反応が生じ、動脈硬化が進みます。高血圧→動脈硬化は、制限なく健康な日常生活を送る"健康寿命"の妨げになってしまうのです。


血行動態要因

 血圧は様々な因子が複雑に関与し合って規定されています。主な要因は大きく以下の5つに分けることができます。

心拍出量末梢血管抵抗循環血液量血液の粘着度大動脈の弾力

 高血圧90~95%を占める本態性高血圧(30~60歳代に多い)は血行動態の要因が原因と考えられています。

 二次性高血圧の場合、自律神経・ホルモン・腎臓などが関係してきます。


加齢も要因、動脈硬化

 高血圧と動脈硬化はお互いに危険因子となって血管の老化を促進してしまいます。そして、動脈硬化によって様々な疾患が引き起こされ、健康寿命を脅かします。動脈硬化は高血圧でなくても加齢(60代以降)によっても進行します。また、男性は女性と比較して動脈硬化を起こしやすいのですが、女性でも閉経期を過ぎるとLDL(悪玉コレステロール)を低下させる作用を持つエストロゲン(ホルモン)が低下するため動脈硬化を起こします。

===============

 生薬の最高峰とされる「霊芝」には、動脈硬化の要因となる物質の発生を抑える性質があることが発見されています(2016年)

 動脈硬化は脂質異常症や高血圧、喫煙などにより、血管内部で血液と接する「血管内皮細胞」の機能に障害が生じることで起きます。血管内皮細胞の表面に「ICAM」などの接着因子が現れ、白血球の仲間である単球を血管内部に取り込んで動脈硬化が進行します。霊芝エキスをヒト由来の血管内細胞に添加したところ、接着因子の発生量が従来比約5割になりました。「VCAM」や「セレクチン」という別の接着因子でも同様の結果が出ています。細胞の機能障害を抑制できるとがわかったのです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン