2024年2月28日水曜日

老衰死

 意外な死因(2022年最新版)

 人によっては残りの人生を思い浮かべ、自身の最期を考える人もいるでしょう。しかし、心がけ次第では予防できそうな、ちょっぴり残念な「死因」で最後を迎える人もいます。今後の振る舞いを考えるうえで、死因は大いに参考になります。以下は昨年(2023)に発表された最新の政府統計から2022年に亡くなった156万9050人の死因を調べたものです。

 太り過ぎ 

:肥満は、心臓病、脳梗塞、がん、関節症などに関係し、健康に重大な影響を与える。日本で2022年に「肥満症」が死因となった人は90人(男46、女44)。このうち肥満による低酸素死は36人(男13、女23)。2017年は81人(男33、女48)、2012年は73人(男25、女48)だったことからも、日本でも肥満症が着実に増えていることがわかる。世界保健機構(WHO)によると、肥満患者数は2018年から2倍以上に増えていて、肥満もしくは過体重による死因は世界で上位5番目だという。WHOは体重(kg)を身長(m)の2乗で割って算出する「体格指数(BMI)」が25以上を過体重、30以上を肥満症と定義。比較的、肥満が少ないとされる日本では25以上を肥満症としている。

 お酒の飲み過ぎ 

:健康志向で"酒飲み"が減っている今の時代だが、長年の飲酒が原因で亡くなる人は少なくない。最も多いのはお酒が原因の肝臓の病気で、アルコール性肝疾患6,296人(男5,437、女859)。これは肝臓の病気18,896人(男12,431、女6,465)の33%にあたる。ほかに、アルコール性急性膵炎35人(男32、女3)、アルコール性慢性膵炎31人(男28、女3)がある。また、554人(男501、女53)がお酒による行動や精神障害で亡くなっている。このうち369人(男331、女38)が依存症だった。

 自宅で凍死 

:「山での遭難ならわかるが、家で凍死なんて‥‥」そう思う人も多いだろうが間違いだ。凍死は死因分類上「自然の過度の低温への曝露」となり、2022年は1,450人(男845、女605)で、このうち家や庭での死は613件もあった。一方、熱中症による死亡にあたる「自然の過度の高温への曝露」は1,477人(男881、女596)だった。

 餓死 

:飽食の時代と呼ばれる現代において信じられない話だが、死因が「食糧の不足」が15人(男12、女3)いた。年齢別では、45~49歳1人(男)、55~59歳2人(男)、60~64歳2人(男1、女1)、65~69歳3人(男2、女1)、70~74歳3人(男)、75~79歳2人(男1、女1)、80~84歳1人(男)、85~89歳1人(女)。

 氷や雪による転倒死 

:転倒・転落・墜落による死亡は11,569人。うちスリップ・つまずき、よろめきによるものは9,687人(男4,514、女5,173)、氷や雪による転倒は9人(男8、女1)。他人との衝突又は他人に押されるなどしたことによる転倒は3人(男)。ベッドからの転落81人(男49、女32)、階段やステップからの転落転倒は593人(男401、女192)となっている。驚くのは「はしごからの転落又はその上での転倒」により死亡した197人(男185、女12)の年齢だ。1人を除いてすべて40歳以上。うち70歳以上が149人で、女性は10人だった。

 梅毒 

:近年、20代の女性を中心に全国的に流行している梅毒だが、2022年は晩期梅毒で10人(男8、女2)が亡くなっている。70~74歳が4人(男)、65~69歳2人(男)、75~79歳2人(男1、女1)、80~84歳1人(男)、85~89歳1人(女)だった。ちなみに母子感染による先天梅毒は0歳の女子1人が記録されている。

 孤独死 

:立ち合い者のいない死亡、つまり「孤独死」として記録された人は4,231人(男3,314、女917)。年齢別で見ると最も多いのは70~74歳の881人(男734、女144人)。次いで75~79歳の609人(男458、女151)、65~69歳の581人(男503、女78)だった。孤独死は圧倒的に男性が多い。女性は男性よりコミュニケーションに長けていて、家族がいなくても居住地でのネットワークを築いている人が多いことが要因かもしれない。

(出典:https://hc.nikkan-gendai.com/)


■高齢者にみられる"老衰"の定義

 厚労省は老衰の定義を「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」としています。

 2022年の死因は「老衰」だけを見ると、2016年5位、2017年4位、2018年から5年連続3位とアップ、また、構成比率も拡大しています。

 外傷などが原因での死亡や、延命治療の末の死亡は老衰とはいえません。加齢で身体機能が自然に衰えて死亡したと判断されたときに、死亡診断書に「老衰」と記載されます。

 老衰による死亡率が増加している背景として公的介護保険制度の普及があります。これにより高齢者の死亡場所が変化しています。厚労省によると2000年時点で全体の約1割だった介護施設で最期を迎える方が、2020年になると約5割に増えています。一方で、病院での死亡率は2000年の約8割から、2020年には約7割に減っています。病院で亡くなる場合、直前まで治療されるので、基本的には死亡診断書に病名が記載されますが、介護施設で亡くなる場合、延命治療が施されないことも多く「老衰」との記載が多いです。90歳以上なら、老衰死と判断する医師が多いようです。

老衰死の前兆

 老衰の原因は、生物学・医学的に細胞や組織の機能が老化に伴い機能の維持が難しくなるためと考えられ、最終的には代謝、免疫、回復能力の不全により老衰死に至ります。

【睡眠時間が増加する】:常に眠たそうで、なかなか目を覚まさないほど深い眠りに落ちるようになり、最終的には脳機能の低下により一日のほとんどを眠って過ごすようになります。そうなると口から栄養を摂取する機会が減るため、身体機能や脳機能はさらに低下します。

【身体機能の低下】:筋肉や臓器の萎縮による身体機能の低下も挙げられます。臓器が萎縮する理由は、老衰で自然に細胞が減少するからです。臓器が萎縮して正常に機能しなくなるにつれ、身体に様々な不調が現れ、筋肉の働きも衰えていきます。筋肉が萎縮して筋力が低下すると、転びやすくなり、階段の上り下りが難しくなり、日常生活に支障をきたします。

【体重が減少する】:老衰で自然に細胞が減少していくと十二指腸や小腸等の消化器官が萎縮して正常に機能しなくなります。消化器官の働きが衰えると、食事から栄養を吸収しにくくなるため、体重が減少し見た目からも分かるほどに痩せ細ります。また、栄養不足は睡眠時間の増加や身体機能の低下をはじめ、その他の老衰の症状に拍車をかけます。

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 老衰の進行ペースをできるかぎり緩やかにするためにも、康復医学学会の考える「健康の3本柱(①血流 睡眠・ストレス 体力)」に気を配ることが大切になってきます。


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愛・感謝 村雨カレン

2024年2月21日水曜日

筋肉

 万病予防には筋肉の維持が不可欠!

 ポッコリ出たお腹が気になり、年初に「今年こそ減量して肥満を解消するぞ!」と意気込んだ人、頑張っていますか? ご存じの通り、肥満はあらゆる病気を引き起こす万病のもとです。肥満気味の人は、引き締まった体を目指して対策を講じたいところでしょう。

20歳からの筋肉量の変化率
 その一方で、「自分は若いころから体重が変わっていないから大丈夫」と思っている人もいるかもしれません。しかし、安心するのは早計です。昔と変わらぬ体重でも、運動習慣がなければ脂肪が増え、筋肉はゴッソリ落ちている可能性があります。

「体重は増えていなくても、脂肪や筋肉の割合が悪い方向に変わっていることがある。大事なのは"筋肉をどれくらい維持しているか"であり、体重の維持ではない。体重に関わらず、筋肉が減ることが大問題なのだ」とは、筑波大大学院スポーツ医学専攻の久野譜也教授。

 筋肉の減少は、体に様々な負の作用をもたらします。歩く、走るといった基本的な動作が衰えるのはもちろん、その影響は内臓器官にも及びます。例えば、筋肉は体のエネルギー源である糖の貯蔵や消費という役割を果たしています。そのため、筋肉が減ると体内の糖がエネルギーとして使われにくくなり、体重や体形に関係なく、糖尿病に発展しやすくなります。

 糖尿病は体内で消費・貯蔵しきれなくなった糖が血液中に増えてしまう病気。進行すると、全身の血管が傷み、腎臓や目などに合併症を引き起こします。"糖尿病は太った人の病気"というイメージを抱きやすいですが、実際はやせていても発症します。こうした人たちの背景には筋肉量の減少などがあることが、近年の研究で分かってきました。

 筋肉は、脳と同様に様々なホルモンを分泌する器官でもあります。そのホルモンの中には、認知症やがん、動脈硬化などの病気を予防する効果が期待できるものもあります。筋肉を維持することは、全身の健康に直結するのです。「そのため、自分の体形に目を向けるときは、体重よりも"体組成"に着目して、筋肉を維持できているかどうかをチェックする必要がある」(久野氏)。体組成とは、全身の筋肉や脂肪、骨、水分などの割合のこと。一般に、肥満度の指標としてはBMI(体格指数)が広く用いられていますが、残念ながらBMIでは筋肉の割合までは分かりません。そこで久野氏が勧めるのが、「体組成計」で筋肉の量を測り、その変化を見ていくこと。最近は、家庭用の体組成計が数千円で購入可能です。スポーツジムや公共施設、医療機関など、体組成計を設置している場所も増えているので、定期的にチェックする機会をつくるといいでしょう。

 何もしなければ、筋肉は加齢によってどんどん減っていきます。筋肉量は20代をピークに年1%の割合で減少し、50代で30%、60代で40%も落ちます。一方、「簡単な筋トレを普段の生活に取り入れれば、たとえ80、90代でも、筋肉を増やすことはできる」(久野氏)。

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■脂肪と筋肉のコントロール

 脂肪は燃やして減らします。脂肪を燃やすには有酸素運動が有効とされています。一方、筋肉は鍛えて増やします。運動→休息→栄養を繰り返すことで、徐々に筋肉が付いていきます。過剰な栄養(カロリー)摂取を控えた上で適度な運動を行なえば、脂肪を減らし筋肉を増やすことができるのです。

筋肉が増えれば、基礎代謝量も増やすことができて、より痩せやすくなるので一石二鳥です。そしてより効率的に筋肉をつけるには、「たんぱく質」を摂ることが大切です。

 私たちのカラダは水分が60~70%、たんぱく質が約20%、その他が約20%を占めます。筋肉や臓器、皮膚といった組織から酵素やホルモン、血液まで、そのほとんどを作る上でたんぱく質が必要です。水分以外は、たんぱく質でできていると言っても過言ではありません。

体づくりのゴールデンタイム

 運動の直後~1時間後(アミノ酸が筋肉に送られる量が通常の3倍になる)と、就寝の1~3時間後(成長ホルモンの分泌が盛んになる)は「筋肉づくりのゴールデンタイム」といわれ、この時間になると成長ホルモンの分泌が盛んになり、筋肉の修復が行われます。

 そのタイミングで筋肉の原料となるアミノ酸が豊富にあると筋肉の修復がうまくいき、筋肉づくり・疲労回復につながります。だから運動直後や就寝前に水分補給と共にアミノ酸・ペプタイドサプリを摂るのが有効なのです。

 ペプタイドとは、たんぱく質が消化酵素で分解され、アミノ酸が数個固まった状態のこと。アミノ酸を2~3個まとめて取り込めるため、効率的に体内に補給することができます。肉や魚のたんぱく質からアミノ酸を摂ろうとすると、消化・吸収に3~4時間かかりますが、ペプタイドでは30~40分で吸収されていきます。中でも、魚は、人の体をつくる20種のアミノ酸をバランス良く含み、ペプタイド状にしているので吸収効率に優れています。

高齢者と体組成

 高齢者の間では、筋肉量低下による運動障害や転倒事故が増えています。高齢になるにつれて運動習慣が減ったり、たんぱく質の摂取量が低下したりして、筋肉量が徐々に減少してしまいます。実際に20代の方と80代の方では、全身の筋肉量が男性で16.8%、女性で11.0%も減少してしまうというデータもあります。まだまだ元気!と感じている60代、70代のうちから運動習慣とたんぱく質摂取を心がけて、現在の筋力を維持し続けることが大切です。

 そのためにも、現在の筋肉量を体組成計などで測定し、確認しておくことが大切です。今はまだ充分にあるのか、既に減少が始まっていて増やさなくてはいけないのか。さらにどこの筋肉が少ないのかが分かれば、そこを重点的に鍛えることで対策がとれます。

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 康復医学学会で開発した「コラーゲン製品」「霊芝配合の天然型高吸収たんぱく加工食品」は、魚由来のペプタイドを使用しており、高い栄養吸収率を実現しています。


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愛・感謝 村雨カレン

2024年2月14日水曜日

ウイルス性食中毒

 チャーハン症候群

 チャーハンやパスタをちょっと作りすぎた時に、そのまま室温で放置していませんか? あるいは、時間差で後から食べるご主人やお子さんのごはんを、ラップをかけてそのまま食卓に置いておく‥‥なんてこと、よくあるのではないでしょうか?

“チャーハン症候群”(Fried Rice Syndrome)という言葉が、海外のSNSを中心に話題になっています。チャーハン症候群とは正式な名称ではなく、SNSによる造語で、チャーハンやパスタなどの料理を室温で長時間放置したときに起こる「セレウス菌(Bacillus cereus)」による食中毒のことを意味しています。昨年の秋ごろ、5日前のトマトソースパスタを食べた後に急死した20歳の男性に関するTikTok動画に対し、医師が反応したことからこの言葉がトレンド入りしたようです。

 報告書によると、その男性は常温保存で5日も経ったパスタを電子レンジで温め直して食べてしまいました。その際、「いつもと味が違う」と感じていたようなのですが、パスタに新しいブランドのソースを使ったため、料理に異変が起きているとは思わず、そのまま食べ続けたといいます。結果、食後30分以内に吐き気、腹痛、頭痛に見舞われ、最後は下痢と嘔吐を繰り返しました。そして、男性は就寝後のおそらく午前4時ごろ、食事を取ってから約10時間後に死亡したことが判明しました。ちなみにこの男性のニュースは、2008年にベルギーのブリュッセルで起こった出来事です。

 セレウス菌による食中毒は、チャーハンやピラフ、スパゲティや焼きそばなどが代表的な原因食品として挙げられます。セレウス菌は、調理後に室温で長時間放置することで増殖します。厄介なのは、食品においてセレウス菌が増殖し、いわゆる腐った状態になっても見た目やにおいの変化がないことです。しかも、セレウス菌は90度で60分の加熱にも耐える芽胞(熱に強い殻のようなもの)を形成し、生き残ります。

 発症は食後30分から最大15時間後とされており、一般的に吐き気、嘔吐、下痢、腹痛を引き起こします。通常は短期間で治り、治療も水分補給のみですが、重症例には点滴を投与するケースもあります。セレウス菌が産生した毒素による食中毒なので、抗生物質の投与は効果がありません。

 セレウス菌による食中毒は夏場に件数が多いのですが、どの季節においても調理した食べ物を室温で長時間放置しないことが大切です。調理後に小分けにして、速やかに冷蔵庫で保存しましょう。

(出典:https://hc.nikkan-gendai.com/)


■冬に多発、ウイルス性の食中毒

 食中毒というと、夏場に多く発生する病原性大腸菌やサルモネラ菌などによる「細菌性食中毒」をイメージするかもしれませんが、冬場も夏場と同じように注意が必要です。冬場に多く発生するのはセレウス菌などの細菌性食中毒よりも「ウイルス性食中毒」です。代表的なものが11~2月にピークを迎えるノロウイルス。年間を通して食中毒にかかった患者数が最も多いのがノロウイルスによるものです。また、ウイルス感染という特性から、発端は食中毒であったとしても感染する力が極めて強く、学校や病院等で発生した集団感染の大半は誰かがまずノロウイルスに感染し、ヒトからヒトへ感染して広がっていきます。大規模になりやすいので、発生した場合は適切な対処をして感染拡大を防ぐことが大切です。

ウイルス性食中毒の感染経路と予防法

 ノロウイルスの主な原因食品は牡蠣、アサリ、シジミなどの二枚貝ですが、ウイルス性食中毒の感染は食品からだけでなく、ヒトや食器などからも経由して拡がります。少量でもウイルスが体内に入ると腸内で増殖して、吐き気やおう吐、下痢、腹痛などを引き起こします。幼児や高齢者、病気治療中の人は、症状が重くなる場合もあります。症状が出たら脱水症状を防ぐために十分な水分と栄養を補給しましょう。また、医療機関を受診する際は、感染拡大を防ぐために事前に電話を入れ、医療機関の指示に従って受診するようにしましょう。

 ノロウイルスの食中毒は、ウイルス感染です。食品の管理、衛生面に注意しましょう。

 日常生活で気をつけるポイント 

▼帰宅直後、調理の前後、食事の前、トイレの後などこまめに石けんを使って、指の間、爪の内側までていねいに手洗いをする。

▼魚介類を調理するときなど、「生食用」と表示のないものは中心部分を1分間85度以上で加熱する。

▼まな板やふきんなど台所の調理器具は水で薄めた家庭用塩素系漂白剤で消毒する(表示されている使用方法を確認すること)。

▼体調不良になるとウイルスに対する抵抗力が低下するので、普段から適度な運動を行い、栄養や睡眠などを十分にとって体調を管理すること。

 感染拡大を防ぐポイント 

▼便や吐瀉物を片付けるときは、使い捨ての手袋やマスク、ペーパータオルを利用し、処理後はビニール袋に密封し、塩素系漂白剤など消毒液を加えて捨てること。

▼汚れた床や家具、衣類、調理器具、食器などは水で薄めた家庭用塩素系漂白剤で消毒する(表示されている使用方法を確認すること)。

▼処理後は自分の手をていねいに洗う。

食生活で食中毒を予防しよう

 食中毒の予防には、ウイルスに対する抵抗力、免疫をアップさせる食生活が重要です。多品目を1日3回の食事でバランスよく摂ることが大切です。ヨーグルト、オリゴ糖など、腸内の善玉乳酸菌を増やす食品を積極的に摂り、腸内環境を整えましょう。また、抗菌作用のある、におい成分が強い野菜、ハーブ、薬味などを利用したり、タマネギ、梅干しなどの殺菌、解毒作用のある食品を積極的に摂りましょう。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年2月7日水曜日

がんと免疫

 乳がんは思春期の遺伝子変異だった!

 日本人女性のがんの中で最多の乳がんは40代以降の発症が多いのですが、その大本となる乳腺細胞の最初の遺伝子変異は数十年前の思春期前後に起きていることを、京都大大学院医学研究科腫瘍生物学講座の小川誠司教授らの研究グループが世界で初めて突き止め、昨年12月27日付の英科学誌ネイチャー電子版で発表しました。早い段階での乳がん予防につながる可能性があるとしています。

 がんは、細胞内の遺伝子の変異が何段階も積み重なり、正常な細胞ががん細胞に変化することで発症することが知られています。

 研究チームは、増加の一途を辿っている乳がんについて、41歳から48歳の閉経前の乳がん患者5人の乳腺の細胞を採取。最先端のゲノム(全遺伝情報)解析技術を詳しく解析することで、思春期前後に生じた最初の変異の獲得から数十年後の発症に至るまでの全経過を明らかにすることに、世界で初めて成功しました。がん化につながる遺伝子の変異が最初に起きた時期を調べたのです。

 その結果、最初の遺伝子変異は4・4歳から16・9歳(平均9・7歳)という非常に早い段階で起きていたことが判明。その後、数十年かけて変異が積み重なって一部ががん化し、発症することが分かりました。

 チームでは、乳腺細胞の遺伝子の変異に、第2次性徴以降に増加する女性ホルモンが影響している可能性があるとみています。最初の遺伝子変異が思春期前後に起き、その後、数十年にわたって変異が積み重なるのだということです。閉経後は女性ホルモンが減少し、新たな変異が起きにくくなります。

 京都大の小川誠司教授は「発がんの詳細な歴史が明らかになった。これを手がかりに、乳がん発生のメカニズム解明に取り組む。がん化につながる変異を早い段階で検知すれば、乳がんの予防につなげられる可能性もある」と話しています。

(出典:産経新聞 https://www.iza.ne.jp/)


■がんと免疫機能

 今やがんは2人に1人が罹る、とても身近な病気です。そもそも、なぜ、がんができてしまうのか。そこを知らないと「防ぐ」ことも「治す」こともできません。

 なぜ、がんができるのか 

 がんは、細胞の異常⇒がん細胞の生成から始まります。早期発見と言われている大きさは1㎝ほど(1㎝になるまでに10~15年)。そこから急速に大きくなり、数年で命に関わる大きさに増殖。大きくなったがんは、周りの正常な細胞が必要とする栄養分を横取りしたり、臓器を破壊したりして、次々と体の機能に障害を起こします。

 細胞に異常が起こる原因でよく指摘されるのは「生活習慣」です。食生活の欧米化(高カロリー・高脂肪食)や運動不足、肥満、睡眠不足、精神的ストレスなどがあります。また、直接細胞の遺伝子を傷つける"発がん性物質"も原因の一つです(タバコや農薬などの有害化学物質、自然界の放射線や紫外線、ウイルスや細菌など)。

 免疫の働きでがんを倒せるのか 

 実は、健康な人でも毎日数千個ものがん細胞が生まれています。しかし、私たちの体には出来たばかりのがん細胞を退治する機能が備わっています。それが"免疫機能"です。具体的には、血液の成分のひとつである白血球やリンパ球の働きを指し、これらは"免疫細胞"と呼ばれます。

 なぜ、免疫が働くのにがんになるのか 

 免疫細胞は全身に2兆個もあります。ただし、がんを退治できるのはごく一部で、ウイルスや細菌を退治する免疫細胞と、がん細胞などを退治する免疫細胞の種類は異なります。免疫細胞の中でがんを攻撃する免疫機能を高めるのは、「キラーT細胞」や「NK細胞」であることが知られています。

●初期:免疫機能の低下や、がん細胞数の増加で、免疫細胞が対処しきれなくなると、生き残ったがん細胞はひっそりと増殖を始めます。検査で発見できる前の状態です。

●中期以降:がん細胞の増殖後、最も恐ろしいのは、がん患者の免疫の働きが無力化してしまうこと。具体的には、免疫を無力化する「免疫抑制細胞」をがん細胞の周囲に増やします。免疫抑制細胞は、免疫ががん細胞を攻撃することを邪魔します。そして、がん患者の体の中で免疫機能が働きにくい免疫抑制状態を作ってしまうのです。

 がんに勝つ方法は 

 一般的に免疫機能を高めるには、バランスの摂れた食事、十分な睡眠、適度な運動など、規則正しい生活で体調を整えることが大切だと言われます。しかし、がんが大きくなると免疫抑制細胞が増えて免疫を無力化、免疫機能を高めることが難しくなります。この免疫抑制細胞は、がん細胞の周りに集まり免疫機能を低下させるのです。がんになってから免疫の働きを高めるには、免疫抑制細胞を減少させることがポイントになります。

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 康復医学の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」の、免疫の調整機能悪液質の改善機能細胞への酸素供給促進機能は、体内環境を整え、がん対策にも有効です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年1月31日水曜日

ラクナ梗塞

 片足立ちと脳血管疾患

 片足立ちで20秒以上バランスをとるのが難しい高齢者では、臨床的症状がなく健康な人でも、脳内の小血管の損傷や認知機能の低下が起きているおそれがある―― これは2014年、京都大学付属ゲノム医学センターの田原康玄氏らによる研究で明らかにされています(米国心臓学会が発行する医学誌「Stroke」に発表)

 片足でバランスをとる能力は、脳の健康の重要なテストとなることがわかり、バランスのとりにくい人は、脳疾患や認知機能低下のリスクが高いので、要注意とのこと。

 この調査は、愛媛大学病院抗加齢センターで実施している「抗加齢ドック」に参加した平均年齢は67歳の健康な中高年者1,387人を対象に行われました(目を開いたまま片足を上げ、片足で立つことのできる時間を測定)。また、参加者の脳の小血管の状態を検査、ラクナ梗塞と微小出血などの、症状の出ない小梗塞である脳小血管疾患について調べています。

 その結果、20秒以上の片足バランスができない人では、脳小血管疾患や認知機能低下のリスクが高まることが明らかとなったのです。

 片足立ちのバランスをとりにくいのは、以下のような人でした。

▼2つ以上のラクナ梗塞病変があった人の34.5%。▼ラクナ梗塞病変が1つあった人の16%。▼2つ以上の微小出血があった人の30%。▼微小出血が1つあった人の15.3%。

 脳小血管疾患のあった人は全体として高齢で、高血圧があり、頚動脈が厚く動脈硬化が進行していました。脳小血管疾患があった人は、片足立ちの時間が短かく、認知スコアの低さとも関連していました。

 片足で立つことの難しさと加齢に強い関連があることも判明。年齢が60歳以上になると、片足立ちの時間が明らかに短くなっていました。

 研究チームは、片足出しテストは、一見健康そうな人であっても早期の脳梗塞などの病理学的変化と認知機能の低下を予測する簡単な方法です。姿勢の不安定性がみられる高齢者には、よりいっそうの注意を払うべきだとの見解を示しています。

 高齢者が機能障害や要介護に至るのを予防するために、生活機能障害をまねく「フレイル」(虚弱、衰弱)が近年注目されています。多くの高齢者はフレイルな状態を経て寝たきりや要介護に移行しますが、フレイルとは不可逆的な虚弱・老衰状態を指すのではなく、適切な介入によって回復し得る状態をいいます。

 片足立ちテストはバランス能力の衰えをみるのではなく、潜在的な脳小血管疾患を調べるためのものですが、サルコペニア、立位動揺性、動脈硬化性疾患といった高齢者に多いフレイルティとも関連しているとしています。

(出典:https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/)


■細い血管で起こる“ラクナ梗塞”

 ラクナ梗塞は、他の種類の脳梗塞と違い、大きな発作が起こることはありません。ラクナ梗塞の症状は「ラクナ症候群」といい、運動麻痺やしびれなどの感覚障害が主に起こりますが、梗塞する部分が小さいので、症状が出ないことがあります。これを「無症候性脳梗塞」といいます。

遺伝的に日本人に多く発症する

 脳の血管の細い動脈に、直径1.5cm未満の小さな梗塞が起きた状態を「ラクナ梗塞」といい直径1.5cm以上の大きなものはラクナ梗塞とは呼びません。日本人に多く、脳梗塞全体の約35%を占めています。また、日本人は遺伝的にも細い血管が動脈硬化になりやすいとも言われています。

原因は、高血圧・動脈硬化

 ラクナ梗塞は、「高血圧」により細い動脈に発生する動脈硬化が最大の原因です。高血圧は、血管の内側の壁に強い圧力を加えます。そのために血管の内側の壁が傷き、どんどんと硬くもろくなって、動脈硬化を発症してしまいます。動脈硬化が起こると、血管の血液が通る部分が狭くなって血流がとだえてしまい、脳梗塞を引き起こすことになるのです。

ラクナ梗塞の症状・発作

 ラクナ梗塞は、梗塞する部分が小さく症状が出ないこともあることから、「かくれ脳梗塞」とも呼ばれます。しかし、発作がない状態のまま少しずつ症状が進行して、ラクナ梗塞が脳のいろいろなところに発生すると、「多発性脳梗塞」になってしまいます。こうなると、言語障害、歩行障害、嚥下障害(食べ物を飲み込みづらくなる)などの症状や、認知症の症状が表れることもあります。

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 脳内の微小循環は、脳神経細胞へ酸素・栄養素を供給する重大の役目を担っています。脳血管障害の対策としては、血流の改善、血管内皮細胞の保護、修復などが有効です。

 そして、これらに期待できるのは、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」です。脳血管の血流・血管内皮細胞の修復は、脳血管障害における病床後の健康回復・社会復帰・再発防止に重要な役割を果たします。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年1月24日水曜日

冬バテ

 冬バテってなんだ?

 最近、ネットやSNSで「冬バテ」という言葉を目にすることが多くなりました。

暑い日が続くと「食欲が出ない」、「身体がだるい」、「なかなか眠れない」といった症状が現れます。私たちはこの体調不良を「夏バテ」と呼んでいます。最近では夏バテに加え、秋に起こる体調不良を「秋バテ」、冬に起こるのを「冬バテ」と呼ぶこともあるようです。今回は冬バテの正体とその対処法についてお伝えします。

 私たちの身体は暑いと汗をかき、体内の熱を外に出すことで体温を一定に保つようにできており、この体温調整機能は自律神経(交感神経と副交感神経)が担っています。

 気温が40度近くなる夏の日中に、仕事や買い物のために外出し、クーラーがきいた室内に入って体温を冷まし、また外に出たり室内に入ったりして室内と室外の温度差を繰り返し感じると、自律神経の働きがおかしくなってしまいます。この自律神経の不調によって、食欲の低下や身体のだるさといった症状が生じるのが「夏バテ」です。

 冬バテも夏バテと同じで、室内と室外の気温差(寒暖差)によって起こる自律神経の乱れが原因と考えられます。

 夏よりも冬のほうが日中と夜間の気温差が大きいのに加え、暖房によってさらに気温差が生じるために自律神経が乱れ、体調が崩れやすくなるのです。さらに、仕事や人間関係のストレス、生活習慣の乱れなどで自律神経の機能が低下している方がいることから、冬に体調を崩す人が近年増えてきたと考えられます。

 冬バテの主な症状として、寝つきが悪くなったり、ちゃんと寝ているのに疲れが取れなかったり、頭痛、肩こりなどが起こったりします。冬バテが長引くことによって免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどに感染する可能性も高まります。

 冬バテをしないためには、自律神経の機能を整えることが重要です。気温差が激しい生活をしている人や、ストレス過多の人、運動不足の人は冬バテを起こしやすいと考えられます。朝夕にストレッチをしたり、毎日続けられる程度の軽い負荷をかけた筋肉トレーニングを行ったりしてみましょう。また、家に帰ってきたときや出かけるときはどうしても急な気温差が発生してしまうので、服装や温熱カイロで体温調節を行いましょう。

 近年、季節の変わり目に気温の急激な変化が起こりやすくなっています。このようなときに体調を崩しやすい人は、日頃から運動を行ったり、生活習慣を整えたりして、冬バテ・夏バテを予防しましょう。

(出典:https://www.tokyo-hospital.com/)


■漢方医学から見た冬バテ

 漢方は、古代中国から伝来した医学をもとに、日本の気候や日本人の体質などに合わせて、独自の伝統医学として発展したもので、現代医療の現場でも、漢方医学や漢方薬は用いられています。漢方の世界で冬は「閉蔵」といい、万物が納まり隠れるとき。人もこれに従い、内臓を養い、よく眠り、暖かくして、元気を逃がさぬよう春に備えることが大切だと考えます。冬バテは、西洋医学的には検査結果に異常がなく、病名の診断はつきません。しかし、漢方では「未病」といって病気の前段階と捉え、ここでの対策が重要と考えられています。

自律神経(交感神経と副交感神経)のはたらき

「未病」の対策には、自律神経を整え、養生することが大切です。養生とは、日常生活に注意し、健康の増進を目指すこと。

 薬やサプリメントに頼るのではなく、まずは自分の生活を見直しましょう。そうすることで、環境などの変化に負けない心と身体を作ることができます。大切なことは、①食事、②睡眠、③運動です。

(1)食事:

「時間がきたから食事を摂る」という方は、空腹を感じないままに食事を続けることで、本来身体が欲していない食事をし、胃腸に負荷をかけている可能性があります。また、夕食の食べ過ぎや、食事時間が遅いなどの理由で、胃腸に負担がかかっていることもあります。前日の食べ過ぎで空腹を感じない場合などは、一食抜いて胃腸を休めましょう。

(2)睡眠:

 睡眠は、漢方でいう「氣」を養うための重要な行為です。眠りの質が悪いと十分な機能が発揮できないうえ、疲れやすい、だるいなどの不調が起こり、集中力や注意力も低下してしまいます。不眠の原因は、ストレス、生活リズムの乱れ、寝る環境の問題などです。身体が睡眠に向かっていけるように、交感神経を活発にさせるスマホやゲームは極力避け、副交感神経の働きを優位にすることが大切です。身体が温まると副交感神経が優位になるため、お風呂は湯船に浸かって体を温め、リラックスするように心がけましょう。

(3)運動:

 自律神経を鍛えて氣の巡りをよくするためには、運動が重要です。個人の運動習慣や身体の状態に合わせて行ないます。目安としては、軽く汗をかく程度のもので、週1回でも続けていけるものがいいでしょう。ストレッチや運動をするときに腹式呼吸を取り入れることで、副交感神経の働きを優位にすることもできます。

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 当学会では、微小循環の改善(HM-3000(特系霊芝)睡眠の改善(ラフマ葉体力の維持・向上(Co-Q10を基本に整体調整をして、冬バテ・夏バテに対処することをお勧めしています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年1月17日水曜日

身体の酸化

 体内で起こる“酸化”を防ぐには

 平均寿命も、健康で自立した生活を送ることのできる健康寿命も、延伸傾向にあります。しかし、平均寿命と健康寿命には、女性12.19歳、男性8.79歳の差があります。この差は縮小傾向にあるとはいえ、自立生活を送れず介護を受ける期間が一定期間存在しているのが現状です。健康寿命を延ばしこのギャップをできるだけ短くすることが重要課題となります。愛媛大学大学院抗加齢医学講座教授で循環器内科医の伊賀瀬道也氏は、「健康寿命を延ばすためには血管年齢を若くすることが重要」と指摘します。

 通常、サビとは金属表面の不安定な金属原子が、酸素や水分などと酸化反応を起こして生成される腐食物のことです。このサビが私たちの体内で生じるとき、大きく関わるのが細胞内に存在するミトコンドリアです。ミトコンドリアは、呼吸によって体の中に取り込まれた酸素の約90%を使ってエネルギーを産生する工場のような位置づけにあります。

 ミトコンドリアではアデノシン三リン酸(ATP)という物質が作られ、そこからアデノシン二リン酸、一リン酸と、リンが分解されて少なくなっていきます。この過程で作られるエネルギーは、筋肉や神経活動、DNAの合成などを行うときに使われます。しかし、ミトコンドリアが使う酸素の約2%は、どうしても不安定な状態になってしまいます。それが活性酸素です。活性酸素はたんぱく質や脂質などと反応し、細胞を酸化させます。つまりサビつかせて老化させる物質なのです。同じ現象が血管で起これば、血管の老化につながります。

 活性酸素はとかく悪いイメージを持たれがちですが、大切な役目も持っています。白血球の中に存在する活性酸素(過酸化水素など)は、体に侵入した細菌やウイルスを撃退するための感染防御機能を担っています。女性の体の中では、排卵時の卵胞破裂や、受精など、細胞の分化においても重要な位置づけにある物質です。

 活性酸素が問題となるのは、体の中で増え過ぎた場合で、酸化によってDNAや細胞が傷つき、がんや血管の病気が増えてしまいます。そのため、活性酸素が増え過ぎないように注意する必要が出てきます。①ストレス ②揚げ物をよく食べる ③賞味期限切れの食品・調味料などの使用 ④喫煙、などが活性酸素を増やす要因とされます。

 活性酸素を減らす、つまりサビを防ぐ「抗酸化作用」を持つ食品で、特に取り入れやすいのが、右表のようなものです。α-ヒドロキシ酸を多く含むのはパイナップル、ビタミンCならアセロラ、ビタミンEならアーモンドなどのナッツ類、ビタミンAならニンジンが代表例です。オリーブオイルは、ビタミンCの約10倍の抗酸化作用を持つと言われています。加齢によって増える肌のシミのもと『メラニン』の生成抑制作用はビタミンCの25倍もあります。

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■活性酸素と酸化ストレス

 生物は、大気中に約20%含まれる酸素を利用し、生命活動を維持しています。酸素は外部からの様々な刺激を受け、「活性酸素」に変化します。活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰になると細胞を傷害し、がん、心血管疾患、生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。

活性酸素と抗酸化能力

 生命活動を営む上で酸素の利用は必須です。活性酸素とは、呼吸で体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になったものです。ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。活性酸素は、体内の代謝過程で様々な成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらします。

 活性酸素は、過剰な産生や酸化ストレスによる老化、がん、生活習慣病発症との関連が注目されがちですが、白血球から産生される活性酸素(スーパーオキシド・過酸化水素等)は、体内の免疫機能や感染防御の重要な役割を担います。また細胞間のシグナル伝達、排卵、受精、細胞の分化・アポトーシスなどの生理活性物質としても利用されています。したがって、活性酸素を消去すれば良いという安易な考え方は禁物です。

 活性酸素が体内で常に産生されているのに、私たちが体内の恒常性を維持できるのは、自己を防御する抗酸化防御機構が備わっているからです。抗酸化防御機構は、活性酸素の産生抑制、ダメージの修復・再生を促す働きを有しています。

 抗酸化防御機構には、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)などの内因性の抗酸化酵素に加え、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド類、カテキン類など外因性の抗酸化物質もあります。活性酸素の産生と抗酸化防御機構が複雑に作用し合いながら生体内の活性酸素の産生と抗酸化防御機構の状態が決まります。

酸化ストレスを予防する生活習慣

 活性酸素の産生が過剰になり、抗酸化防御機構のバランスが崩れた状態を「酸化ストレス」といいます。通常、私たちの生体内では活性酸素産生と抗酸化防御機構のバランスが取れていますが、紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤、酸化物質の摂取などにより酸化ストレスが引き起こされます。また、過度な運動やストレスも活性酸素の産生を促し、酸化ストレスの要因です。日ごろからバランスのよい食事、適度な運動習慣、良質な睡眠によって抗酸化防御機構を良好に保つことが、酸化ストレスを防止するためにも重要です。

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 康復医学学会がお勧めする「HM-3000(特系霊芝)」は、強力な抗酸化酵素であるGSH-Pxの増加作用が認められています。また、それ自身がビタミンCやビタミンE以上に強い抗酸化物質である「コエンザイムQ10」もお勧めです。


いつもありがとうございます。愛・感謝 村雨カレン