食品の原材料表示に要注意!
抗老化に関する老化を加速させる「酸化」についてお伝えしていますが、もうひとつ、老化を促進させるのが「糖化」です。「酸化」は体が錆びるイメージ、「糖化」は体がこげるイメージだといえばわかりやすいでしょう。酸化の原因となる「活性酸素」は、代謝の過程で活性酸素(フリーラジカル)が生まれることを前号でもお伝えしましたが、その他、ストレスが多かったり悪いものを食べたりするとたくさん発生してしまいます。
「糖化」とは、簡単にいえば、体内で糖がたんぱく質と反応して異なる「AGE(糖化たんぱく)」に変化してしまうことです。AGEが体内に蓄積すると、骨や血管がもろくなったり、皮膚の弾力性が損なわれたりします。「酸化」も「糖化」も老化に密接に関わります。
「それでは、抗酸化作用のある食品や、抗糖化作用のある食品を食べればいいのでは」と思った皆さん、その発想は間違いではないですが、それよりも大切なことがあります。そもそも「酸化」するような食品を食べておきながら、一方で一生懸命「抗酸化」の食品を食べることはナンセンスです。よく「トマトに含まれるリコピンには抗酸化作用があるからアンチエイジングに良い」などと言われますが、抗加齢医学専門、日本エイジマネージメント医療研究機構の青木晃理事によると、抗老化のためには「まずは悪いものを摂らないことが大切」とのこと。避けるべきは、悪い油の代表格「トランス脂肪酸」。代表格はマーガリンです。その他、コンビニなどで売っているクッキーやパンなどの原材料表示を見るとよく使われている「ショートニング」や「ファットスプレッド」もトランス脂肪酸です。このトランス脂肪酸は、体を酸化させる油なのです。食品を買う時には、原材料表示を見て、悪い油が使われていないかを確認することです。また、「糖化」を抑制するために避けるべきなのは「悪い糖分」です。原材料表示に「果糖ブドウ糖液糖」や「高果糖液糖」などと書いてある食品は避けるべきです。食品の原材料表示は使用量の多い順に書いてあります。栄養ドリンクなども、「果糖ブドウ糖液糖」が最初に出てくるものは注意が必要です。
抗酸化食品は摂取しても効果が疑わしいということは前号でもお伝えした通り。その分、食品の原材料表示をチェックした方がよっぽど効果的です。
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■疲労と老化は同じメカニズム!
「疲労」と「老化」の根本的な原因は共通です。ミトコンドリアの活性が低下しエネルギー産生が低下するためだということがわかっています。また、ミトコンドリアの活性低下は、活性酸素が生まれる原因にもなります。余分な活性酸素は、体内の健全な細胞や遺伝子・血管を傷つけ、全身の酸化を進行させることになります。エネルギー産生の低下と活性酸素は、疲労と老化の原因なのです。完全燃焼によるエネルギー産生の利点
活性化されたミトコンドリアは、エネルギーを無駄なく効率的に生み出し、酸素を使いきります。この完全燃焼は、豊富なエネルギーを作り出し、余分な活性酸素を少なくすることができます。作り出されたエネルギーは、単に活動する為のエネルギーというだけでなく、壊れた細胞を修復する為にも必要なものなのです。【疲労・老化対策】
エネルギー産生が低下するのは、ミトコンドリアと細胞を正しく機能させるための栄養素の不足が原因のひとつです。それを補えば、老化や疲労に対処できます。不可欠な栄養素は、「コエンザイムQ10」「αリポ酸」「L-カルニチンです。そして、「霊芝」は、エネルギー産生時に必須な酸素の供給量に影響します。エネルギー産生時に酸素不足が生じると、不完全燃焼から余分な活性酸素を生み出す原因になります。完全燃焼で活性酸素の抑制に期待できます。そして、「テラヘルツ波」を有効的に体に吸収することで、ミトコンドリアの活性化を促し、疲労・老化の対策に期待できます。
このように「特定栄養素+最先端医学療法」が康復医学学会が提唱する康復療法です。
※『康復医学大綱』p63(微小循環研究所刊)
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光・愛・感謝 五月雨ジョージ