風邪をひかない生活習慣!
11月最終日、冬本番を迎えました。くしゃみや鼻水、咳など、風邪の症状の人が増え始めています。風邪の多くはウイルス感染によって人から人へとうつります。風邪をひきおこすウイルスは200種類以上もあり、感染するウイルスの種類や型が異なるたびに風邪をひくことも少なくありません。風邪予防にはウイルスにさらされないこと、ウイルスに負けない抵抗力をつけることが大切です。ウイルスにはこうして感染する
感染ルートには、ウイルスの付着した手を介して口や鼻の粘膜から感染する「接触感染」、風邪をひいた人の咳やくしゃみによってウイルスを含んだ小粒子が飛び散り、それを吸い込むことによる「飛沫感染」、さらに空気中に浮遊したウイルスを吸い込むことによる「空気感染」があります。こうしたことから、風邪の予防には「こまめに手洗いをする」「マスクを着用する」「症状の出ている人に近づかない」ことが基本です。
また、同じ環境で過ごしていても、体力や抵抗力が低下している人はウイルスに感染しやすくなります。しっかり睡眠をとり、十分に栄養を補給し適度に運動し、風邪に負けない身体づくりを実践しましょう。また、なるべく薄着を心がけることも効果的です。厚着は気温の変化に身体が順応する力を弱めて、抵抗力の低下につながります。
風邪をひいてしまったら…
まず、十分な休養と睡眠をとりましょう。ウイルスにより胃腸が弱っている時は、おかゆなど温かく消化が良いものを食べましょう。また、食べたくないときは体が風邪との闘いに専念しているときです。無理に食べたり食べさせたりしないことです。ただ、発熱や炎症があると体内の水分を消耗しますので、水分補給は十分に行うことが大切です。食欲が出てきたら、消耗した体力を補う意味で、たんぱく質や糖質などを摂ってエネルギー補給をしましょう。
■インフルエンザ対策も十分に
通常の風邪のほか、インフルエンザ対策も重要です。風邪の症状は進行もゆるやかで、症状も鼻やのどを中心とした上気道に起こり、発熱しても38度と比較的軽度です。一方、インフルエンザは感染して1~3日の潜伏期間後、突然38度以上の高熱や全身の倦怠感、食欲不振の全身症状が強くあらわれるのが特徴です。インフルエンザウイルス対策には、通常の風邪対策以外に湿度管理も大切です。加湿器などで50~60%の湿度を保ちましょう。
なお、効果の有無の議論は尽きませんが、予防ワクチンの接種をして安心する人が大勢います。一方、ワクチンを打ったのにかかってしまったという人が多いのも確かです。特に高齢者の中には摂取したのにインフルにかかり、重症化して亡くなってしまった方も多く報告されています。
★インフルエンザワクチンの接種はあくまで自己責任で、が前提です。
ワクチン接種奨励側の意見は「インフルエンザは例年12~3月頃に流行するが、接種効果が現れるまでに2週間程度かかるため、12月中旬までに接種するのが望ましい。接種には、発病リスクを低減させ、かかった時の重症化防止に有効とされている」など。
一方、摂取反対側の意見は「そもそもワクチンは効かずむしろ感染者を増やす。接種が重症化防止に有効だとされるデータも全くない」というもの。反対意見の裏付けとして有名なのは「前橋医師会のレポート」。ある児童の予防接種事故をきっかけに集団接種を中止した前橋市は、研究班を立ち上げました。そして5つの市で計75000人を対象にして6年間にわたり、インフルエンザワクチンの疫学調査をしました。そして罹患率が全く変わらずワクチンが予防に何の効果も示さないことが証明されたというものです。
インフルエンザ予防のポイントはIgA抗体
そもそもインフルエンザウイルスは、そもそも鼻やのどから感染しますが、これを防ぐIgA抗体(免疫グロブリンA)の産生細胞(M細胞)は粘膜の下の組織にしか存在しません。このIgA抗体をまったく増やさない現行のワクチンでは予防・治療は不可能なのです。のど飴として世界で初めて「インフルエンザ予防・治療用の経口投与組成物」の特許を取得した「霊芝エキス」と「センダン葉エキス」を配合した製品では、IgAにターゲットを絞り、極めて予防・治療効果の高い飴型商品の開発に成功しています。こののど飴は、ウイルスが肺に入って発病する前にのどの段階で食い止め、不活化する製品です。
さらに昨年、九大と近大の研究者らが、霊芝から抗インフルエンザ薬のリード化合物(感染を抑制する働き)を発見したことを発表しています。「HM-3000(特系霊芝)」を常用されている方は普段からインフルエンザの予防対策をしているということになります。
⇒九州大プレスリリース:http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2015/2015_08_27.pdf
光・愛・感謝 村雨カレン