子ども同乗の車内喫煙を禁止、違反者に罰金(英国)
新法では、“18歳未満”の同乗者がいる車内で喫煙しているのが見つかった場合、窓を開けていたとしても罰金50ポンド(約9,000円)の対象となります。子どもを受動喫煙から守ることを目的としているため、同乗者の喫煙を許した運転手も罰金の対象となるそうです。
また、スコットランド議会も来年、同様の法律の導入を検討しています。
新法の施行前に行われた英・ニューカッスル大学の実験では、同乗者がタバコを吸うと、窓を開けていても、危険な化学物質のレベルが推奨されている安全指針の100倍を超えたとのこと。この実験を再現した20分間のドライブでは、窓を閉めて空調を入れたところ、人体に有害な微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が安全指標の200倍に達したということです。【10月2日AFP】
世界では「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」に示されているように、受動喫煙の健康被害は明白なものとして、分煙ではなく全面禁煙化が進んでいます。先進国で屋内が全面禁煙でないのは日本だけです。
海外の状況に比較して、日本は喫煙対策「後進国」とたびたび揶揄されています。
■喫煙が子どもに及ぼす影響
喫煙は、がん、循環器疾患などの生活習慣病の重要な危険因子であり、喫煙者だけでなく、周りの子供や非喫煙者の健康にも被害を及ぼします。喫煙が健康を脅かす大きな社会悪になってきていることを自覚し、児童虐待や傷害の加害者とならないよう気を付けましょう。副流煙は主流煙より刺激性が強い
タバコの煙には、喫煙者が直接吸い込む主流煙と、点火部から立ち上る副流煙があります。有害成分は低温の不完全燃焼時により多く発生するため、副流煙は主流煙よりも、一酸化炭素が4.7倍、ニコチン2.8倍、カドミウム1.5倍、アンモニア147倍(国際がん研究機関(IARC)データ)にもなり、多量の有害物質を含むことが知られています。北京の環境問題どころじゃないPM2.5
タバコの煙はPM2.5の塊で、私たちが一番身近に接するPM2.5は、タバコの煙なのです。問題になっている北京はいまも400μg/立方メートルくらいの「危険水準」を超えていますが、喫煙中の室内はそれ以上の場合があります。
たとえば、クルマの中。車内は狭いので、1本タバコに火をつけると窓を開けていても1000μg/立方メートル、窓を閉めていると3000μg/立方メートルになることがあります。
保育園で外遊びが中止されても、親御さんが送り迎えの車内でタバコを吸ったらそれどころではありません。居酒屋などにも連れて行くべきではありません。
子どもの害はさらに大きい!
子どもへの受動喫煙の影響には、肺炎や気管支炎、気管支喘息の発病と悪化などがあります。母親が喫煙者の3歳児が喘息様気管支炎になる割合は、非喫煙者の場合の4.3倍にもなります。ニコチンには血管を細くする作用があり、皮膚の血行が悪くなり、皮膚温が低下します。屋外でタバコを吸う家庭の子どもの尿中ニコチン濃度を測定すると、非喫煙家庭の子どもの7倍検出されたとの報告があります。
また、タバコの煙に含まれる高濃度の鉛が子どもの脳細胞を傷つけ、知能の発達に影響を与えることがわかっています(米・ハーバード大とボストン小児病院の共同研究)。
ベランダやキッチンの換気扇の下で喫煙していても、移動と共に有害物質は付いてくることも確認されており、影響は周囲の人に及ぶのです。
子どもの体に溜まった“毒素”を出す
親御さんの禁煙が前提ですが、血液を効率よく流すことで、体内に溜まった有害物質を徐々に排出することが可能です。康復医学学会のメイン研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は抹消血管血流を改善し、酸素・栄養素を送り届け、老廃物の回収を促進させます。お子様への安全性も確認されています。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン