心臓を守る4つの生活習慣
1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返し、生きている限り休みなく働き続ける心臓。この大切な臓器に徐々に異常が生じ、血液を送り出す力(ポンプ機能)が落ちてくると、息切れやむくみ、だるさといった症状が出現し、やがて命の危険に晒されることになります。
がんにも匹敵するほど怖い病気「心不全」は、“心臓の機能が徐々に落ち、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなっていき生命を縮めていく病気”です。 心不全には4つのステージがあり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病があれば、それだけで最初のステージAに該当します。日本の成人の2人に1人が高血圧と言われている今、それだけの人が既に心不全の入り口に立っていることになるわけです。血圧が高いまま放置していると、動脈硬化が進んで狭心症や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高まるだけでなく、症状はないまま心臓の筋肉(心筋)が徐々に厚くなる心肥大が起こり、ステージBへと進行していきます。心不全は、入院を要するほど重症になってしまうと、症状は改善しても心臓の機能は元に戻らず、入院を繰り返しながら徐々に悪化していきます。そうした事態を避けるためには、心臓に異常が現れるステージBや、息切れやむくみなどの自覚症状が現れるステージCになる前に、なんとか進行を食い止めなければなりません。
「何よりも、ステージAに該当する高血圧や糖尿病などを予防し、血圧や血糖値を正常範囲内にコントロールすることが重要」(かわぐち心臓呼吸器病院副院長・循環器内科部長 佐藤直樹氏)
既に治療中の場合は、処方薬をきちんと服用し、血圧や血糖値が目標値まで下がった状態を維持できているか、医師任せにせず、自分自身でも常に気にかけるようにしましょう。
高血圧や糖尿病の予防や改善のために推奨されている生活習慣には、1日3食の栄養バランスの良い食事、適度な運動、禁煙・節酒、十分な睡眠と休息などがあります。それらに加え、「心臓を守る」という観点で特に大切になってくるのが、右図表のポイントです。普段、健康に良かれと思ってしていることが、心臓にとっては逆効果になってしまったり、効果的ではなかったりすることもあるため、正しい知識を仕入れ、無理なく生活習慣として身に付けていくことが大切です。
(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)
■強い心臓をめざせ!
私たちの心臓にとっての"最大の危機"は、血管がつまって鼓動がストップする「心筋梗塞」です。実は、この非常事態に負けない「強い心臓」を作る方法があるのです
もし心筋梗塞を起こしても、亡くなる可能性が低く後遺症も残りにくい……こんな強い心臓の存在は、実は以前から心臓の専門家の間で知られていました。日常生活で「あること」を行うと、心臓の機能は高まってゆくというのです。
心臓には「自分を守ろうとする力」があると考えられています。心臓研究の世界では、心筋梗塞などの際に"直前に狭心症の発作を起こした"人などは救命率があがることが知られてきました。現在は様々な研究によって、「酸欠などの負荷をかけられた心臓では、ミトコンドリアの活性が高まる」など、心臓が強くなる仕組みの解明が進んでいます。 変える事が出来ないと思われている「心臓」も様々な方法で変える事が出来る可能性があるのです。
心臓リハビリテーションの世界でも行われている心臓トレーニング、それは「心拍数110程度の有酸素運動」+「少し強めの筋トレ」です。(※心臓の病気や不調をお持ちでない方に限ります)
「心拍数110」とは、心臓に効果があり、かつ安全できる運動の強さの目安で、「しゃべりながらでも続けられる」「息が少しあがる」程度の強さです。例として「早歩き」「少し頑張って自転車に乗る」などがあります。これを週3回、1回30分程度行うことがすすめられています。
「ちょいキツ筋トレ」とは、心拍数110の運動に加えて、時々少し強めの筋トレを織り交ぜると更に効果が上がりやすいと言われています。誰にでも始められる筋トレの例として『壁立て伏せ』があります。1)丈夫な壁に手をつく(間隔は肩幅くらい)
2)壁に体重をかけるようにして腕立て伏せを行う
‥‥を、曲げ、伸ばしにそれぞれ3秒ずつくらいかけてゆっくりと行うのがポイントです。10~15回を1セットとして1日2セット行いましょう。 ※体に少なからず負荷がかかります。関節の痛みを抱える方や、体力に不安のある方は行わないでください。
運動する時間が取れない人は、日常の中で「心拍数110」を目指すことも大切です。階段の上り下りや、坂道を登るなど、「ちょっときついな」と思う動作を取り入れてみましょう。 ※疾患や外傷で、医師から運動を控えるように指導されている方はご遠慮ください。
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康復医学学会では「HM-3000(特系霊芝)」による微小循環血流の改善作用、そして血栓対策・酸素の供給量の促進作用が、心機能の改善に影響するデータを数多く保有しています。また、「コエンザイムQ-10」には心筋の血流改善効果が期待できるデータがあります。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン