2014年12月24日水曜日

元気の陰に蓄積されるストレス

いつまでも若いと思っていると・・・

年の瀬を迎え、忙しさに疲れがピークに達する時期だと思います。しかし、同じように仕事をしていて、連日の忘年会にも参加しているのに、いつも元気で若々しい人がいます。そんな人は概して健康的と思われがちですが、決してそんなことはありません。

 「元気な人の方が“万が一”のときは危ない。若作りの人は要注意です」と話すのは、聖路加国際病院内科名誉医長で西崎クリニックの西崎統院長です。

 それでは、なぜ若作りの人は危険なのでしょうか。

 「ポイントは、血圧です。血圧は活動している日中に高くなって、夜間から寝ているときに下がります。この大きなリズムに加えて、ストレスや運動などの影響で、さらに上下する。健康診断で正常な血圧でも、仕事中の血圧が異常に高い人は少なくないのです。脈も、運動やストレスの影響で変化します。健康第一の医師が、脳梗塞や脳出血を起こすのは、概して夜勤明け。徹夜による睡眠不足とストレスのダブルパンチで、血圧や脈が乱高下し、重大病を引き起こすのです」

●無理するほどNK細胞が弱る 

 「自分は元気だ」という健康感と周りからの評判が健康自慢を増幅させていきます。仕事と忘年会の疲れがたまっていても、週末は午前中から「健康のため」と運動で汗を流してから家庭サービス・・・。体力に自信があり「疲労回復は早い」と思っていても、体に感じない疲れが蓄積されていくのです。それが目に見えないストレスとなり、血圧や脈を乱し、血管にダメージを与えるのですが、血管の病気だけでなく、がんの危険性も高まります

 「たとえば、肺がんは心臓の裏にできると、X線ではかなり大きくならないと見つかりにくい。肺の奥にできるタイプは、症状が乏しい。大腸がんも同じで、できる場所によっては、便通異常が表れにくいことがあります。大腸がんは欧米食の影響が強く、健康自慢を気取って、いつまでも元気に肉を食べている人ほど発症しやすいのですが、若作りの人は病気の意識が薄いのでがんも発見が遅れやすい」(西崎院長)

 徹夜に強いのは若さの象徴ではありません。無理をすればするほど、がんと戦うNK細胞の活性が低下します。最大8割近くも落ちるといいます。“がんとの戦闘要員”が休んでいたら、体はがんに負けてしまいます。「睡眠不足もヘッチャラ」と若ぶっている人ほど、がんにもなりやすいのはそのためです。

 「とにかく休むことですが、若作りの人は“運動=体にいいこと”と刷り込まれているため、疲れていても過度な運動をしがちです。仕事も運動もでは、そのうち体は悲鳴を上げます。肩凝りや頭痛は血圧が上がったときに生じやすく、脈の異常は疲れがたまっているとき。これらの症状が表れたら、休むことです」(西崎院長)
(参照記事:日刊ゲンダイ)


■対策:ストレスと高血圧

年末のこの時期は、仕事や家庭でさまざまなストレスが溜まりがちになります。過剰なストレスは、交感神経が過度に刺激され、血圧が驚くほど上がっていることがあります。それをきっかけに脳卒中や心臓病などの発作が起こるリスクが高まります。また、ストレスが慢性的に長く続くことは、交感神経の高ぶった状態が続くということです。循環器系の基礎疾患がある方は特に注意が必要です。

ストレスと高血圧のメカニズム


 ストレスを受けると、興奮物質アドレナリンノルアドレナリンが大量に放出されます。すると心拍数が増え、心臓が1回の鼓動で送り出す血液の量、心拍出量も増えます。と同時に、血管では収縮が起こります。循環する血液の量が増え、さらに血管の収縮で抵抗が増して血圧は上がるのです。

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ストレスにより血流が低下している微小循環に対して、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血管の拡張、血液粘度へのアプローチの点から期待がもてます。
HM-3000の詳細は<こちら>から

 また、アドレナリン、ノルアドレナリンの抑制にはセロトニンが働きます。当学会の研究素材「ラフマ」には、セロトニン神経を活性し、セロトニン分泌を促進するというデータがあります。
 ストレスが影響する高血圧への対策には最適です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ


2014年12月19日金曜日

冷えのぼせ

手足は冷えても顔は熱い?

下半身や手足の先が冷えているのに顔や頭はのぼせたように熱くなることを「冷えのぼせ」といいます。冷え症の重い症状とされ、女性に目立ちます。冷えのぼせの人は他にも様々な体の不調に悩むことが多いようです。

 「最近クリニックに来る冷え症の患者さんの多くは冷えのぼせですね」
こう話すのは内科医で漢方専門医の目黒西口クリニック・南雲久美子院長。冷えと同様に筋肉量の少ない女性に目立つといいます。
 冷えのぼせの人は軽い運動の後などでも上半身が熱くなり汗がどっと出るといった傾向があります。ほかにも、何もしていない時や、明け方目が覚めた時に大汗をかいているといったことが一般的な冷え症の人よりもはっきりみられます。

 南雲院長が協力し、医療関連機器販売会社のピップが6月、20歳~59歳までの女性1万人(東京都、大阪府、愛知県に在住)を対象に冷えのぼせについて調査しました。それによると全体の63.6%の人が普段体の冷えを感じると回答し、うち冷えのぼせが疑われる人の割合はその約半分でした。

●血行不良が一因

冷えのぼせを起こすメカニズムは以下のように考えられています。

 最初は体を冷やすことで起こる一般的な血行不良型の冷えから始まる。血行不良の状態が続くと、代謝がうまくいかず静脈やリンパ管の流れが滞り体の末端がむくんでくる。
 血行が悪くなり、冷えが進むと交感神経と副交感神経は体温を一定に保とうとして通常より頻繁に働こうとしてバランスが崩れてくる。体は本能的に頭部の温度は下げないようにするため冷えのぼせが起きやすくなる。

 ピップの調査では冷えのぼせとみられる人は各年代とも5割前後ありました。特に50歳代が56.8%と最も比率が高かったとのこと。50歳代は更年期症状が出やすくホルモンバランスが崩れる人が多いのです。
 次いで目立ったのは20歳代の53.7%。若い世代は小さい頃からエアコンがある環境に慣れ、運動不足のうえに肌が出るファッションも一般的なためかもしれません。

 自律神経のバランスが崩れている冷えのぼせの人は、一般的な冷え症の人よりも健康面の悩みを抱えていることが多いようです。特にイライラなどストレスに関する悩みを持つ人が多く、全体の34.5%と、一般的な冷え症の人よりも15ポイントも高い結果でした。

 睡眠の悩みを抱えている人も多くいます。寝ている間も緊張して汗をかき、このために体を十分に温められずに冷えを招いている人もいるといいます。

■「冷えのぼせ」対策

冷えのぼせはもともと冷えの重い症状です。日常生活を見直し、冷えそのものを改善することが重要です。女性の心身の悩み解決を目指す健康情報ネットワーク「ウーマンウェルネス研究会」のメンバーで東京有明医療大学の川嶋朗教授は「冷え症克服には日常生活で以下の3つのポイントを改めて確認してほしい」と話しています。

(1) 38度から40度のお湯にゆっくりつかるなど、体を外から温める
(2) 食べ物などで体の内から温める。なるべく常温または温めたものを食べ、食材も体を冷やすものは避ける
(3) 適度な運動を心がける。少し息がきれるくらいを目安にする

 日々の生活を細かく見直していけば多くの人が冷えの改善効果をすぐに実感できるでしょう。しかし、長い期間冷えに苦しんできた人は治るのに時間がかかることがあります。
 体質だからとあきらめずにじっくりと対処することが大切です。

冷えのぼせ、悪循環のメカニズム


 冷えのぼせは、1日の温度差が大きく気候が不安定になる季節に症状が出やすくなります。激しい温度変化のせいで自律神経が乱れて体調不良を感じる人が増えるのです。また、日常のストレスなども冷えのぼせの悪循環を進行させてしまいます。

ストレスによる自律神経の反応

ストレスを受けると生体反応は、視床下部→自律神経系→交感神経→副腎髄質と伝播し、ノルアドレナリン・アドレナリンなどが血中に放出されます。すると血糖値の上昇・胃腸機能低下・心拍数の上昇・血圧上昇などの循環機能が亢進し、冷えのぼせやほかにも肩こり疲労などが発症します。
 また、ノルアドレナリン、アドレナリンは、細動脈の収縮から毛細血管への入口を収縮させて微小循環の血液が低下します。そのため、冷えをはじめとする様々な自覚症状を発症します。
(参照記事:日経プラスワン)

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 神経伝達物質のセロトニンには、細動脈の拡張・自律神経のバランスを整える働きがあることが確認されています。康復医学学会の研究素材「ラフマ」にはセロトニン産生を促進するデータがあります。
 また、ストレスの影響で毛細血管の入口が収縮することにより、微小循環血流は低下してしまいます。毛細血管の入口拡張には、一酸化窒素(NO)が大きく関わっています。同学会が長年研究を続けている「特系霊芝(HM-3000)」には、その血中一酸化窒素の産生を促すデータがあります。冷えのぼせ対策にお勧めです。


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年12月17日水曜日

咳と心筋梗塞の関係

その風邪症状は心筋梗塞の前兆?

風邪とインフルエンザの季節がやってきました。「ゴホン、ゴホン」と咳き込んでいる人も多いのではないでしょうか。たかが咳、単なる風邪と考えがちですが、気をつけなければならない場合もあります。心筋梗塞の前兆かもしれないからです。

 都内の計測機器メーカーに勤めるAさん(51歳)は、2年前の今ごろに風邪をひき、咳が止まらない日が続いたといいます。
 「急に体がだるくなり、声がかすれ、咳が止まらなくなったのです。息苦しさもありました。ただし、途中から鼻水が出なくなり、発熱も治っていたのです。風邪にしてはおかしいな、とは思っていたのです」
 それでも風邪が長引いているに違いないと思い、市販の風邪薬を飲み続けましたが、症状は一向に改善しません。そのうち、階段の上りなどで息苦しくなり、眠れない日が続きました。病院で診てもらったところ、「心筋梗塞」の疑いで緊急入院となってしまったのです。
 「栄養や酸素を送るための心臓の太い血管が詰まっていたのです。医師が〝ここまで気がつかなかったのは不思議だ〟と言うほどひどい状況でした」(Aさん)

●糖尿病は要注意

当時のAさんは糖尿病を発症して5年ほど経っていて、神経障害を患っていたといいます。
 「足の裏がジンジンする感覚があったのです。今になって思えば左肩や背中全体がやたらと凝っていて、奥歯に痛みがありました。本来ならもっと強い痛みを感じていたはずで、もっと早くに心臓が発した心筋梗塞のサインに気がついていたのかもしれません。ところが、神経障害のせいか、あまり深刻に捉えませんでした」(Aさん)

 不可解なのは、Aさんの咳です。なぜ心筋梗塞の症状がでるのでしょう。「心臓は全ての臓器に血液を送り出すことで栄養や酸素を届ける役割を担っています。心筋梗塞になり働きが悪くなると、酸素を十分吸っていても肺に血液がたまり体は酸素不足となり、息苦しくなったり咳き込んだりするようになるのです」(東邦大学医療センター佐倉病院循環器科・東丸貴信教授)
 心筋梗塞から心不全になると、夜、仰向けに寝た時に肺に血液がたまって咳が出やすくなるということです。特に糖尿病の人は心筋梗塞への注意が必要です。
 「糖尿病の人が風邪になると、何も食べなくても血糖値が上昇します。風邪のウイルスや細菌がインスリンの分泌を抑制したり、インスリンの抵抗性を高めるサイトカインという炎症性タンパク質を増すため、インスリンの分泌や効き目が悪くなるからです。これに食欲不振や発熱、下痢が加われば血液が濃くなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こすこともあるのです」(東丸教授)
(日刊ゲンダイ)
 風邪やインフルエンザのような症状には危険な病気が隠れていることがあります。日頃の基礎疾患への対策が必要です。


■長引く咳に潜む疾患

冬のこの時期、気温が急に下がった上に、乾燥状態の日が続くと多くなるのが「咳」です。特に長く続く咳は、安眠を妨げるばかりか、体力を消耗させてしまいます。咳が無意識に起こるときは、気道を正常に保つために出る場合と病気の症状として出る場合の二つがあります。多くの場合、病気が原因となって起こる時は風邪とみられますが、咳がなかなか止まらない場合は風邪だけを原因と特定できないのです。

目安は咳の期間が“3週間”

咳の期間によって疾患の区切りは以下の3点になります。
(1)急 性=3週間未満 
(2)遷延性=3週間以上 
(3)慢 性=8週間以上
 このうちの(1)の場合は、大抵ウイルスの感染によるもので、一般的な医療機関でも対応できます。しかし(2)や(3)となると、単純なウイルス感染ではない可能性が考えられます。

長引く咳には肺炎やPM2.5も影響

急激な発熱を伴い、痰がからんだ湿った咳が続く場合は、「肺炎」の可能性もあります。他にも、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」「肺がん」など、肺に関係する病気が原因で咳が続くことがあります。近年では、PM2.5や黄砂が、長引く咳の原因になっていることもあります。

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 風邪でもないのに咳がでる、声がかすれる、というのは、狭心症や心筋梗塞の心不全の初期症状にもみられます。
 心不全は心臓のポンプ機能の衰えにより起こるもので、血流量の低下から酸素不足になるので、息苦しくなったり咳が出たりします。他に、息切れ、疲労感、むくみなどの症状がでることもあります。
 これらの基礎疾患のケアには、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」がお勧めです。また、咳は1回出るごとに2カロリーの体力を消費すると言われています。病気で体力が必要な時に何度も咳込み、夜も咳が出て眠れないということが続くと体力を消耗して回復が遅れるばかりか余病につながる恐れもあります。体力の維持と向上に、同学会では補酵素「コエンザイムQ10」をお勧めしています。エネルギー産生促進に期待が持てます。


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年12月13日土曜日

老化と血液、血管

アンチエイジングは血液・血管から

血液は、自前の「栄養剤」です。血液の状態が悪くなると、だるさや疲れにつながります。また、血流が悪くなると、冷えやのぼせ、凝り、むくみなどの不調を引き起こします。そして、血管が硬くなると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなるだけでなく、体内老化が進み、人より老けてみられてしまいます。

 誰もが、いつまでも若く見られたいと思うものです。若く見えるためにはいろいろな要素がありますが、近年、「血管」をはじめ、「血液」や「血流」と見た目との相関が明らかになり、内側からのケアを重視する専門家が増えています。

「見た目」と「血液」は関係が深く、貧血で血液が薄くなると顔色は青白くなり、肌はくすみ、髪がパサつきます。また、血流が悪く目の下に血液が滞ればクマの原因になります。それは、「肌をはじめ体のすべての組織は、血管を流れる血液に養われているから」と、池谷医院の池谷敏郎院長は言います。

 新宿溝口クリニックの溝口徹院長も、「間違ったダイエットで血液中の鉄分やたんぱく質が不足すると、肌や血管ももろくなる見た目が老けることも考えられる」と話します。

 さらに最近、女性は血管が硬くなると、シミの面積が大きくなることが判明。愛媛大学医学部老年・神経・総合診療内科の伊賀瀬道也准教授らの研究グループが、抗加齢ドックを受診した人を対象に、血管年齢とシミや毛穴など見た目との関係を調査したところ、「動脈の硬さとシミの面積との関連が最も強いことが分かった」(伊賀瀬准教授)。
 同じ年齢でも、血管年齢が若い人ほどシミが少なかったとのことです。

 シミやシワなど、老け見えの原因はもっぱら紫外線の影響と考えられてきました。若々しい見た目を保つには、「紫外線や乾燥から肌を守る“外からのケア”も大切だが、偏った食生活や運動や睡眠の不足など、血液の質や血管に悪影響を及ぼすライフスタイルを見直す“内側からのケア”は不可欠」と、池谷院長。
 特に女性は、「妊娠や出産、閉経などライフステージによっても、“血”を取り巻く環境は大きく変化する」(溝口院長)。

 いつまでも若々しく見られるためにも、血液・血流のケアが大切ということです。
(日経ヘルス2015・1月号)

■老化に影響する、血液と血流・血管

○肌や体の組織を養う血液

貧血になると、顔がくすむほか、爪が割れやすくなり、また、シワができやすくなるという報告があります。
 「鉄はコラーゲンを作るのにも必要で、不足すると血管の壁ももろくなる。つい食べ過ぎる人は、悪い油のとりすぎに注意して」(溝口院長)

 実年齢より老けて見えるグループと、若く見えるグループに分けて比較したところ、老けて見えるグループは、肌の明度や透明度が低いことが分かりました。また、血液中のヘモグロビン酸素飽和度(赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合している割合)も有意に低く、くすんで見える要因になっていることが分かりました。(資生堂: 60~70代の女性130人対象2008年発表)

○熱を運び老廃物を回収する血流

皮膚表層部の血流が滞ると、目元や唇のまわりが黒っぽく見えます。肌に栄養や酸素が届かず、老廃物も回収されにくいため、肌荒れしやすくなります。
 また、女性に多い“むくみ”や冷えは、手足の末端などに血液が十分に流れないことによって起こります。
 クマが目立つ人と、クマが目立たない人の、目のまわりの血液量を調査した結果、クマが目立つ人のほうが、目立たない人よりも滞留した血液の量が多く、クマの部分とそのまわりの肌の明るさ、色の差も大きかったという報告があります。

○血液の流れをコントロールする血管

動脈硬化の初期段階では、血管内皮に傷がつき、血管を収縮させるホルモン(エンドセリン-1)の産生が上がります。
 「エンドセリンは、皮膚ではメラノサイトを刺激してシミをつくる指令を出す物質でもある」(愛媛大学医学部附属病院老年・神経・総合診療内科准教授)
 頚動脈の壁の厚さを測定する頚動脈エコーで血管年齢を算出して分析し、実年齢よりも若く見える人と老けて見える人を近似直線にすると、見た目年齢と血管年齢が強く関連していることがわかりました。
 エンドセリンを介して「動脈硬化はシミ発生のメカニズムにも関連する可能性がある」(同准教授)。

 人の美肌や見た目に関しては、これまで紫外線や抗酸化対策が主流でした。しかし、実はアンチエイジングには、血液と血流・血管が最も重要だったということなのです。


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年12月12日金曜日

ウイルス・感染症対策

ウイルスに勝つためには…

厚生労働省は12月5日、昨季よりも3週間早いインフルエンザの流行入りを発表しました。そして世界中で感染が拡大中の「エボラ出血熱」への不安が高まっています。

 ここで考えたいのは、日本人が意外にもウイルスというものに対しての基礎知識を欠いているということです。
 それは、これほど情報が氾濫しても、たとえば風邪をひいたとき、医者に「抗生物質を出してください」という患者さんがいます。しかし、抗生物質は風邪やインフルエンザには無力です。したがって、インフルエンザと同じようにウイルスによって引き起こされる感染症には無力なのです。

 このことを多くの患者さんが知りません。

 実は、ウイルス性の感染症は、病理学的に寛解させることはできません。つまりウイルスをたたける薬はまだ存在しないのです。
 もちろん「抗ウイルス薬」は開発されています。例えばインフルエンザで有名なタミフル。しかし、これは抗生物質のようには効きません。なぜなら抗生物質は投与すれば感染症の元となる細菌を叩くことができますが、抗ウイルス薬はウイルスそのものを叩くことができないからです。

 これは、ウイルスが細菌と違って細胞でないことに起因します。ウイルスは細菌より小さく、ヒトや動物などの細胞の中に入り込んで増殖します。そうして細胞を飛び出し近くの別の細胞に取り付くということを繰り返します。そのため、攻撃しようとすると、ウイルスが入り込んだ細胞まで破壊してしまうのです。
 したがって、抗ウイルス薬というのは、ウイルスの増殖を抑制し、細胞を飛び出さないようにすることしかできません。インフルエンザ用に開発された抗ウイルス薬がエボラ出血熱にも効果があるとされ、これまで試されながらもなかなか有効な結果が得られないのは、ウイルスそのものの性質が大きく関係しているからです。

つまり、抗ウイルス薬を開発しても、実際に臨床試験を繰り返さないと、使えるかどうかわからないのです。

 現在、日本でインフルエンザ用に開発された「ファビピラビル」という薬が有効とされますが、これも本当に試してみなければわかりません。

 というわけで、エボラ出血熱に対しては、いまのところ医学は無力です。発症患者に対してやれることは、試験的にいろいろな抗ウイルス薬を試して様子を見ることだけ。それ以外は、ともかく安静にして、栄養を補給していくしかないのです。

 ウイルスが恐ろしいのは、感染を繰り返すことでパワーを増したり、変質したりしていくことです。薬の開発が追いつかないということが起こるのはそのためです。

 ウイルスに打ち勝つには、結局、ウイルスを体内に侵入させないようにすることと、免疫力を高めることしかありません。感染経路を絶ち、ウイルスを不活化する。そして十分な栄養、休養、睡眠、運動で強い身体をつくるしかないのです。
(富家孝(ふけ・たけし):医師・ジャーナリスト。著書『医者しか知らない危険な話』(文芸春秋)など)
(c)SANKEI DIGITAL INC. 

■総合的な感染症対策!

『ノロアタックスプレー』

感染経路で予防する

ウイルスや細菌の感染経路の予防には、康復医学学会の研究テーマ「ホタテ貝殻焼成カルシウム」が有効です。帰宅時の手洗い、キッチン、ドアノブ、トイレ、浴室、マスク、子供のおもちゃ、ぬいぐるみなどに水溶液をスプレーして使用します。最強のウイルスと言われるパルボウイルスをも不活化させるデータもあります。

粘膜免疫を保護する

就寝中の口呼吸は、上気道を乾燥させ、粘膜免疫機能を低下させます。
 対策として、同学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」のサプリメントを1~2粒口に含んで就寝することをおすすめします。霊芝粒を口に含むことによって無意識に口を閉じます。さらに霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促し、気道の粘膜免疫の機能も高めます

『レイシセンダン葉のど飴』

ウイルスを不活化する

ウイルスは、鼻や口から侵入し、のどなどの上気道で感染します。対策には「のど飴」のような形態が有効です。同学会の研究協力によって開発された「霊芝とセンダン葉エキス」を配合したのど飴は、上気道でのウイルス不活性化に有効です(日本食品分析センターによる試験で【99.9%/h不活化】という驚くべきデータを確認)。また、「インフルエンザ予防・治療用の経口投与組成物」の特許を取得しています(特許第5578646号)



『HM真菌』

免疫の調整作用を高める

「HM-3000(特系霊芝)」は、免疫系に対して調整的な“双方性”があるため、免疫力向上の効果が期待できます。
 特にリンパ球増殖の調節免疫因子産生の促進マクロファージ、NK細胞の活性化造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持、ウイルス対策などに有効な影響を発揮すると期待されています。

『真斗利来素100』

エネルギー産生を促進する

高齢者や基礎疾患を持っている人は、体力が低下傾向にありウイルスに感染しやすくなります。また、感染後に発熱や自覚症状を伴うと体力が奪われます。体力の低下は感染を進行させ、完治が遅くなります
 体力を向上させるには補酵素「コエンザイムQ10(Co-Q10)」が欠かせません。Co-Q10は、私たちの身体のすべての細胞に存在する、エネルギーを作るときに欠かせない成分です。ただし、加齢とともに減少し、食事だけで補うには難しい成分ですから、質の良い補助食品での補給が大切です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年12月5日金曜日

RSウイルス対策

インフルより怖い 「RSウイルス」 パンデミック秒読

最近、気温がグッと下がり、感染症が心配な季節になってきました。いま、「インフルエンザウイルスより怖い」と内科医の間で囁かれているのが「RSウイルス(respiratory syncytial virus)」です。

せき、鼻水、のどの痛み...症状は風邪そっくり

このRSウイルスは「呼吸器感染症」とよばれ、強いウイルスではないのですが、抗体ができないため何度も繰り返し感染するのが特徴です。また、このウイルスの存在は数十年前からわかっていたのですが、ワクチンは副作用の問題もあり現在はできていません。薬も抗生剤が効かない状態です。

 倉敷中央病院の総合周産期母子医療センター・渡部晋一主任部長はこう話します。
 「RSウイルスは、健康な成人なら鼻かぜ程度の症状で済むことが多いので、気付かず放置する人が大多数です。それだけに接触・飛沫感染で爆発的に広がっていきます。免疫力の弱い乳幼児や高齢者は重症化し、命を落とすこともある。肺炎や気管支炎ばかりか、インフルエンザのように脳症を起こすともいわれています。ウイルスが心臓に感染する心筋炎を引き起こす例もあるようです」

 肺や免疫系、神経系、筋肉系などに持病があると、年齢に関係なく重症化し死に至ることもあるといいますから、中高年も注意が必要です。
 全国各地の感染症情報センターのデータによると、11月3日~9日に首都圏で報告された感染者数は637件。ところが、同17日~23日は973件と300件以上も急増しています。これは、昨年の同時期に比べ5割以上の増加で、03年の調査開始以来、最多だということです。首都圏だけでなく、大阪、愛知などの都市部を中心に猛威を振るっています。

 厚労省は「飛沫感染対策としてマスクの着用や手洗いをし、接触感染対策として、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなども消毒するのが好ましい」と注意を喚起しています。
 お子様や老親の命はもちろんですが、自分自身を守るためにも予防は徹底したほうが良いでしょう。
【日刊ゲンダイ http://www.nikkan-gendai.com/】

■RSウィルスと感染症対策!

RSウイルス感染症は、発熱や鼻水、せきなど、かぜのような症状が出ます。年齢を問わず何度でも感染を繰り返し、家庭では親や兄弟が感染していることに気付かずに乳幼児に感染が拡大してしまうケースが多いのです。

RSウイルスの感染経路

RSウイルス感染症はRSウイルスに感染している人がせきやくしゃみ、又は会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込む“飛沫感染”や、感染している人との直接の濃厚接触や、ウイルスがついている手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップ等)を触ったり又はなめたりすることによる間接的な“接触感染”で感染します。
 RSウイルスが麻疹や水痘、結核のように空気感染(飛沫核感染)するといった報告はありません。

ウイルスを上気道で阻止する! 

RSウイルスをはじめとするウイルスに対して鼻腔から肺に至る気道では、線毛や粘液が24時間の防御を行っています。
 鼻から入った空気は、ホコリやウイルス・細菌などの異物を除去、それと同時に温められ、100%加湿された空気は、肺胞で酸素が最も吸収されやすい状態となります。
 上気道では粘膜免疫を初めとするウイルス対策機能が働いていますが、この粘膜は、乾燥に非常に敏感になっています。のどが潤っていると、粘膜免疫、粘液線毛の輸送機能や抗菌作用、免疫タンパクが発達し、防御機能が正常に働き、ウイルスの繁殖を防ぐことができるのです。
【厚生労働省HPより:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html】

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『レイシセンダン葉のど飴』
(和漢生薬研究所)
RSウイルスの経口からの侵入を阻止するのにおすすめなのが、『レイシセンダン葉のど飴』です。この商品、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で【99.9%/h 不活化】という驚くべきデータが確認されており、特許も取得しています(特許第5578646号)。

 また、感染経路の予防には、安全で抗ウイルス効果の高い「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液商品『ノロアタック』です。この商品は天然素材で作られていますから、安心してご家庭や介護施設等でご使用いただけます。ドアノブ、キッチン、トイレ、浴室、マスク、おもちゃ、ぬいぐるみ、寝具などにシュッと噴霧するだけ。タバコ臭やペット臭にもおすすめです。

いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2014年12月3日水曜日

冬の血糖値

冬は血糖値が上がりやすい季節

遺伝的に糖尿病になりやすい人が生活習慣などをきっかけに発症する「2型糖尿病」は、食生活の見直しが高血糖改善の第一歩となります。

 しかし、長期にわたり高血糖状態が続いている人には、食事の改善そのものが難しいのが現状です。短期的には我慢ができても、しばらくすると甘いものに手が伸びてしまいがちになります。

 甘いものがやめられないのには原因があります。空腹時血糖が130(単位mg/dl)程度で、ヘモグロビンA1c(HbA1c)が7%程度の高血糖では、食生活の見直しは比較的容易です。ところが、空腹時血糖が200を超え、HbA1cが8~9%に到達すると、食に対する欲求が強まりやすくなります。
 その理由について、日本糖尿病学会専門医の「しんクリニック」の辛浩基院長は説明します。

「高血糖は、血液中にブドウ糖があふれた状態です。本来、血液中のブドウ糖は、細胞に取り込まれてエネルギー源となるのですが、インスリンの分泌量が少ない、あるいは、効きが悪いと、細胞内に取り込まれにくくなります。すると、ブドウ糖を主な栄養源としている脳は、体内のブドウ糖が少ないと錯覚し、食欲を増進させてしまうのです」

 血中にブドウ糖はあふれているはずなのに、細胞に取り込まれないため、脳は足りないと感じてしまいます。飢餓状態で食欲を増す信号を出し、パンやご飯などの炭水化物や、チョコレートやケーキなど、甘いものへの欲求を強めるのです。この状態で、「食生活を見直しましょう」といわれても、脳の飢餓状態を解消しない限り難しくなります。そのため、食生活の改善がうまくいかない人が少なくないのです。

 脳の欲求に任せて、高血糖状態が続くと、当然のことながら糖尿病の3大合併症(網膜症、腎症、神経症障害)だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの大血管病にも発展しかねません。血糖値が少し高い段階で、食生活の改善ができればよいのですが、すでに高血糖状態の人はどうすればいいのでしょう。

「食生活の見直しで、血糖値の改善が困難な人は、薬を適切に使用することが重要になります。薬による治療で血糖値が下がると、強い食欲を感じなくなり、食事療法も行いやすくなるのです」(辛院長)
 薬によってHbA1cが9%から8%に下がるだけでも、血液中のブドウ糖がうまく利用できるようになれば、強い食欲は感じにくくなるのです。この状態で食生活の見直しをすると効果的です。

 冬は、糖尿病患者とその予備軍にとって血糖コントロールが難しい季節です。気温が下がれば、ただでさえ血糖値は乱れがちで、その上、冬はミカンやリンゴなどの果物、鍋やおせちなどのおいしい料理が目白押し。しかも年末年始はイベントが多く、体を動かすことも少なくなるため血糖値も上がりやすくなります。

 冬の血糖値対策は心して取り組む必要があるのです。

■冬の血糖値コントロール対策!

冬は血糖値のコントロールが難しくなります。
 実際「12~2月のHbA1cが、夏より1以上悪くなる人は珍しくない」(糖尿病専門医)そうで、冬に予備軍から本格的な糖尿病患者になったり、糖尿病網膜症などの合併症を発症する糖尿病患者が多かったりと、血糖値が気になる人にとって冬は注意が必要な季節なのです。

○寒さ対策

 「冬は寒さによるストレスで血糖値が上昇します。そのため糖尿病やその予備軍の人は、健康な人より保温に気をつけなければいけません。厚手のコートやセーターを着るより、薄手の服を重ね着するほうが効果的です。保温効果が高く、体温調節もしやすくなります」(辛院長)。

○食事・酒

「健康な人の食後血糖値は200を超えませんが、冬の食事やお酒でその境界線を超えることがあります。一度超えると日常的に超えるようになって糖尿病になりますから要注意。とくにおせち料理の栗きんとんやだし巻き卵などは、砂糖を多く使っている。手を出さないことです。おもちも1つで茶碗3杯分のごはんと同じ。雑煮の食べすぎもいけません」(ゆうてんじ内科クリニック・下川耕太郎院長)
 お酒は、糖質の多い日本酒やビールを避けウイスキーや焼酎にして、量はウイスキーならシングル水割り2杯、焼酎ならお湯割り2杯までにしましょう。

○風邪予防

風邪インフルエンザなどの感染症になると、血糖値は確実に上がります
 「糖尿病患者が治療中に発熱や下痢、嘔吐、あるいは食欲不振になることをシックデイといいますが、風邪やインフルエンザにかかるのはまさにこの状態。血糖値が急激に上昇し、血糖コントロールが良好な人でも昏睡状態に陥ったり、合併症を起こしたりすることがあります。風邪やインフルエンザの予防対策が必要です」(辛院長)

○運動不足

飲み食いしたまま体を動かさなければ、血糖値は高くなります。食後の運動は欠かせませんが、屋外の運動は寒くてできないという人は、筋トレです。
「寒い冬は筋トレがお勧めです。筋トレで筋肉を鍛えれば基礎代謝が上がり、糖尿病に効果があります。スクワットがいいでしょう」(多摩センタークリニックみらい・馬場美佳子運動療法士)

(参考記事:夕刊フジ・日刊ゲンダイ)

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光・愛・感謝 五月雨ジョージ