ノロウイルス、不顕性感染と突然変異!
ノロウイルスの拡散の背景にあるのが、ウイルスが体内に入り込んでも症状が出ない「不顕性感染」です。「ノロウイルスでは、感染者の5~10%が不顕性感染とされます」(国立感染症研究所・片山和彦氏)。
不顕性感染は感染を自覚できないため、食品製造工場などでは食材を扱う作業も無意識に通常通り続けてしまい、念入りな手洗いなど、衛生管理に努める動機も高まりにくくなっています。その結果、食品を介してウイルスが広がり、集団食中毒事件が起こってしまうのです。
このようなことは、家庭でも起こり得ます。身近で食中毒騒ぎがあっても、家族に症状が出ていなければ「うちは感染していない」と思いがちです。もし誰かが不顕性感染をしていれば、ドアノブや共用の手洗いタオルなどを介し、ウイルスが家族間で広がる恐れもあるのです。
不顕性感染は原因がわからないことが多く、深刻な問題の種となっています。いったんウイルスに感染すると免疫ができるためとも考えられていますが、その理屈では説明のつかない実態もあります。もし免疫があれば、ウイルスは体内で増えにくく、便の中に見つかるウイルスも比較的少ないはずです。しかし現実には、不顕性感染者の便からも、多くの人が発症するレベルの大量のウイルスが検出されているのです。国立医薬品食品衛生研究所の野田衛氏は、「症状が出る人と出ない人の差は、分かっていないのです」と話し、また前出の片山氏も、「健康状態や体質によるのではないかと推測されます」と言っています。どんな体質だと発症しにくいのかがわかれば、ノロウイルスに強い体づくりも可能かもしれません。しかし、それがわかっていない以上、対策は難しいのが現状です。
また、ノロウイルスは感染源の多様さも指摘されています。「細菌類の場合は感染源が限定されやすいが、ノロウイルスは加工段階であらゆる食べ物が汚染される恐れがあります」(東京医科大学微生物学の松本哲哉教授)。
ノロウイルスは現在、数十種類あり、それぞれが突然変異を繰り返すことも一因です。新種が次々に現れ、人間の免疫システムは対応し切れないうえ、変異のスピードも激しく、それらがワクチン開発の妨げになっています。ひとたび感染力の強いタイプが現れれば、大流行につながり得るということですので、細心の注意を払う必要があります。
■感染性胃腸炎ノロウィルス対策
ウイルスの不活化
ウイルスによる感染症の治療時や、そのウイルスの遺伝子操作などによって新薬をつくる場合などには、ウイルスの持つ働きを完全に絶つことが不可欠です。ウイルス自体の持つ様々な作用(たとえば遺伝子のコピー機能など)を完全に抑えることをウイルスの“不活化”といいます。
免疫の調整・双向性
現在のノロウイルスやインフルエンザなどは、不顕性感染のように健康な人ほど心配がないと考えられています。しかし、基礎疾患や高齢者、幼児、妊婦などが感染し発病すると治療のすべはなく重症化の確率も高くなります。原因として考えられるのが免疫力のバランス異常と低下です。
ウィルスの処理・予防
治療法が確立されていない状況では、自らの予防策が必要になります。手洗いの徹底はもちろんですが、感染が疑われる人の嘔吐物の処理、食品の表面に付着しているウイルスの除去もしっかり行いましょう。また、農薬、ワックス等の添着剤や、防腐剤、着色料などの添加物、さらに環境ホルモン等も、免疫低下などの原因のひとつにもなります。
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ウイルスは、鼻や口から侵入し、のどなどの上気道で感染しますので、感染を水際で阻止しウイルスを不活化させるには、「のど飴」のような形態が有効といえます。
お薦めするのが、康復医学学会の研究協力により開発された『レイシセンダン葉のど飴』(発売元:和漢生薬研究所)です。こののど飴は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で驚くべきデータ結果を得ています(1時間で99.9%のウイルスが不活化)。上気道でのウイルス阻止に期待できます。
また、同じく康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は免疫系に対して調整的な双向性があるため、さまざまな免疫失調症に対しての効果が期待できます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ、NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持・改善に期待ができます。
そして、康復医学学会では早くからウイルスや細菌対策にも取り組んでいます。食品の洗浄やウイルス・細菌の除去、さらには嘔吐物の処理などにも最適なのが同学会の研究素材“焼成カルシウム”から作られた『安心村』(発売元:和漢生薬研究所)です。焼成カルシウムを水に溶かした時に生じる強アルカリ性(pH値12.5)の洗浄力により、食品の場合は5分間浸しておくだけで細菌・ウイルスや農薬類を剥がし落とします。また、ウイルス感染者の嘔吐物などに散布することで、空気感染による二次感染を予防する対策として期待が持てます。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ