宴会のあったか鍋の“落とし穴”
何かとバタバタしがちな年末年始。宴席の誘いも多いのではないでしょうか。この時季の宴会や家庭の夕食では、鍋を囲む機会が増えるものです。簡単にできて体も温まる鍋料理。市販の「鍋の素」も新テイストが登場し、多彩になっています。でも注意したいのは、これらの鍋の多くは濃厚で塩分が濃い点です。シメを雑炊にすると、汁まで残さず食べ切ることになります。塩分の多い食事は血圧を上げてしまいます。
しかし、それ以上に気をつけたい鍋の落とし穴があります。それは尿酸値を上げてしまうことです。鍋料理は具材からいろいろなエキスが出て、おいしさが凝縮されています。この“おいしさ”は、核酸に含まれる「プリン体」という成分によります。プリン体を多く含む食品は、イクラ・たらこなどの魚卵類、白子、レバー類など。ビール自体にもたくさん含まれています。通常、プリン体は尿酸に分解されて排出されますが、摂り過ぎると排出が追いつかず身体に蓄積され、血液中で結晶化します。それが「風が吹いても痛い」といわれる痛風の原因となるのです。
冬に尿酸値が高くなりがちなのは、尿酸の排出を遅らせるアルコールを飲みながら、鍋をたくさん食べるからとも言われています。痛風は中高年の男性に多い病気です。
とはいえ、鍋を控えるというのも寂しい話です。濃い目の味つけの鍋なら、シメはぐっと我慢して、翌日の朝ご飯に雑炊にしたり、すき焼きなら卵を落として“すきやき丼”にしたり‥‥。1回の鍋を2日に分けて食べれば、プリン体も塩分の量も控えることができます。宴席の場合は、シメは麺類にしてスープを残すようにしましょう。
おすすめの鍋は、水炊きやしゃぶしゃぶなど。ごまだれやポン酢で味を調節して食べるなら、プリン体や塩分をコントロールすることができます。また、肉や魚と一緒に白菜やネギなどの具材を食べましょう。野菜を食べることでプリン体の摂取が減りますし、何より旬の冬野菜は鍋にしておいしいものばかり。特におすすめは春菊です。漢方の世界では、春菊のようなキク科の植物には血行を良くする効果があり、高血圧を予防すると言われています。
冬は水分を摂る機会が減りますが、汗にならなくとも体からは水分が蒸発し、血液が濃くなりがちです。鍋の汁を飲み干さず、お茶などを飲んで水分補給もあわせて心がけましょう。
(出典:http://www.nikkeibp.co.jp/)
■高尿酸値の原因と対策
尿酸値が高めの人はいま、1000万人以上。若い人にも意外と多く、いつ痛風を起こしてもおかしくないという状況にあります。水を飲んだり、美味しいものを我慢したりと様々な努力をしても、なかなか下がらないのが尿酸値です。高尿酸になってしまう本当の原因
高尿酸値になってしまう理由として知られているのが「プリン体」。あん肝やしらこ、レバーなどに多く含まれ、食事で摂ると体の中で尿酸を作り出します。しかし実は、食べ物は尿酸を作り出す原因の2割しかありません。プリン体は細胞の中にある核を構成する部品なので、残りの8割は、新陳代謝で生成され、肝臓で尿酸に作り変えられます。作り出されてもきちんと排せつすればいいのですが、高尿酸の人の9割は、尿酸の排せつが悪いのです。排せつを悪くする主な原因は「肥満」と「体質」です。
尿酸値を下げるには"肥満解消"が一番
肥満になると、体内で血糖を処理する「インスリン」が余りがちになります。インスリンは尿酸の排せつを邪魔する方向に働くので高尿酸になりやすくなってしまうのです。体重を落とすことで、インスリンが余りがちな状況を解消できますので、太っている人はまず痩せることにより一番効果が期待できます。
尿酸の排せつを促す「乳製品」
肥満以外で尿酸値を上げてしまう原因は「体質」です。しかし、体質は変わらなくても尿酸の排せつ量を増やして高尿酸を防ぐことはできます。牛乳にはその効果が認められています。1日コップ1杯飲めば十分で、低脂肪の方がより高い効果が期待できます。他の乳製品も「尿酸の排せつ」を促してくれます。残念ながら、豆乳には尿酸値を下げる効果は期待できません。
乳製品以外で尿酸値を下げるコツ
酒類はアルコールそのものが尿酸を産生するため、ビールに限らず酒類全般を控えましょう。甘いスイーツや果物も尿酸を作り出してしまうので、食べ過ぎには要注意。野菜の多くは尿酸を排せつしやすくしてくれるので積極的にとりましょう。水を多めに飲むことは尿酸値を大きく下げるわけではありませんが、尿酸値の上昇や結石の予防になります。
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尿酸が過多に蓄積された状態は、いわゆる「瘀血(おけつ)」という病理症候と言えます。
康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」の免疫増強・消炎・血栓溶解などの各作用は、瘀血を改善することで新陳代謝を促します。これまでに多くの高尿酸値症や痛風に苦しむ方々の尿酸値を下げ、平癒させている実績があります。
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光・愛・感謝 村雨カレン