脳梗塞の前兆TIA
がん、心筋梗塞に次いで、日本人の死亡原因の第3位、寝たきりになる原因では1位を占める脳血管障害。この脳血管障害の約75%を占めるのが、脳の血管が詰まって神経細胞が壊死する脳梗塞です。故・小渕恵三元首相は、記者の取材を受けている最中、言葉が途切れる様子がテレビに映し出されました。そしてその夜、脳梗塞で倒れ、都内の大学病院に緊急入院したのです。「あれは恐らく一過性脳虚血発作(TIA)。直後に適切な治療が行えればよかったが、当時はまだTIAに対する知識が十分でなかった」と、国立病院機構九州医療センターの岡田靖臨床研究センター長は言っています。
TIAは、頸動脈など太い血管にできた血の塊(プラーク)の一部が血流で流され、細い脳の血管に詰まることで発症します。舌がもつれ言葉が一時的に出なくなったり、片側の腕の力が抜けたり、視界が暗くなったりというのが代表的な症状です。血栓は自然に溶けて血流が再開するため、症状は数分~十数分で消失しますが、依然プラークは残るため、その後再び脳の血管が詰まり、3カ月以内に15~20%の人が、さらにその半数が48時間以内に脳梗塞を発症するようです。
同センターを受診した60歳代の女性は、ダンス中に15分ほど右側の視野が見えにくくなり、最初にかかりつけ医を受診。その後眼科に回されましたが、異常が見つからなかったため、医師が同センターを紹介。同センターで頸動脈エコーなどを検査した結果、TIAと診断されました。女性は「バスで病院まで来たくらい元気なのに、どうして入院なのか」と不満そうだったそうですが、岡田センター長らが「直ちに抗血栓治療をしないと今夜にも危なくなる」と説得したそうです。
TIAの症状は、1960年代から知られていましたが、すぐ元に戻るため、医師の間でも「鎮痛薬を処方しておけば大丈夫」と考えられていたそうです。07年に大規模な研究成果が英医学誌に発表され、TIAは脳梗塞の前兆という認識が広がり、日本でも09年に改訂された「脳卒中治療ガイドライン」で、TIA患者に対する「グレードA」の「行うよう強く勧められる」措置として、「脳梗塞発症予防のための治療を直ちに開始しなくてはならない」という記述が加えられました。脳梗塞発症の原因である血栓は、不整脈などで心臓内でできることもありますし、そのほか血管内皮細胞の機能低下や動脈硬化なども関与しています。
8/24放送:「ためしてガッテン!」(NHK)より
■脳血管が突然詰まる! あなたを狙う巨大血栓
番組では、不整脈によって心臓で巨大血栓が作られる映像や血管で血小板により作られる血栓など紹介され、不整脈と動脈硬化によって引き起こされる「ノックアウト型脳梗塞」が紹介されていました。
動脈硬化は、フェブリンが固まりやすく溶けにくく変異し血栓が作られやすくさせます。動脈硬化に関わる血管内皮細胞とNO(一酸化窒素)の関係を紹介。
霊芝と血栓
霊芝には、約20年前から血栓に関する研究データがあります。血小板血栓及びフィブリン血栓形成に対して抑制効果(血小板や血栓を溶かすのではなく必要以上にできにくくする)のエビデンスがあります。その他、
●NO(一酸化窒素)を産生し血管壁を保護する
●赤血球の変形能(赤血球の弾力性)
●赤血球膜流動性に対する影響。 【霊芝研究・1:201・211P他】
など、血栓に対する予防と再発防止に期待できます!
血栓・血管障害・微小循環の血流改善など総合力で期待できるのが「霊芝」なのです!
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ