2015年11月27日金曜日

「ストレスチェック制度」いよいよスタート

「ストレスチェック」来月開始、厚労省が無料ソフトを公開

仕事上のストレスで「心の病」となる人が今、増えています。そしていよいよ来月12月から、50人以上の企業に対して、心の状態を調べる「ストレスチェック」で社員の心理的な負担をはかることが義務付けられます。
 この制度が始まるのを前に、厚生労働省が近く、パソコンでストレスチェックを受けられる無料ソフトを公開することが分かりました。高いストレスを抱える従業員が検出でき、本人に通知する検査結果も出力できるというものです。
 外部業者に検査の実施を委託する企業が増える中、ソフトを利用すれば企業の負担が抑えられ、実施が努力義務になっている50人未満の企業にも制度が広がることが期待されています。

 ストレスチェック制度は、従業員がストレスに関する質問に回答し、自分のストレスの状態を知ることで、うつ病などの精神的な不調を防止する制度。過労やストレスで心の病になり、労災を申請する例が増える中、導入が決まったのです。
 「時間内に仕事を処理しきれない」「何をするのも面倒」などの質問に答えると、ストレスの状態が数値化されます。長時間労働やストレスが多いと「医師による面接指導が必要」と判定され、従業員が希望すれば医師の面接も行われます。
 会社は医師の意見を受け、労働時間短縮や配置転換などの措置を取ることになります。

 面接指導に当たる医師は企業のことをよく知る産業医が望ましいですが、精神科が専門の産業医は少ないのが現状です。
 東邦大医療センター佐倉病院の黒木宣夫教授(精神神経医学)は、「産業医と精神科医が連携できるシステムが必要」と話します。
 厚労省は専門医以外も適切な面接指導を行えるようにするため、面接指導に当たる産業医の参考となるマニュアルも近く公表するとのことです。

■ストレスチェック義務化への懸念点

会社がストレスチェックを行うという今回の「改正・労働安全衛生法」ですが、ストレスチェックそのものに限界があるのも事実です。

①スクリ-ニングの限界

厚生労働省が例示したような簡単なテストで、働く上での心理的ストレスをすべて把握できるわけではない。

②結果をよく見せたいという心理(歪曲)

たとえ、精神的な問題を抱えていたとしても、労働者自身がそれを隠そうとしてテスト結果が歪んでしまう恐れがある。

③労働環境orプライベ-ト

ストレスチェックで「問題あり」とされても、それが労働環境によるものなのか、プライベ-トが原因なのかがはっきりしない。プライベ-トが原因のストレスを会社のせいにして、会社に多額の補償をせまる不当な労働者も現れている。

企業本来の義務への支障が懸念される

いったん「会社の過失によるうつ病(労災)」と認定されてしまえば、会社は大きなダメ-ジを受けるため、最近では企業側もこういった問題に過敏になっています。もちろん、その結果としてメンタル不調にまつわる労災が減るのは望ましいことなのですが、あまり過敏になりすぎて、働く人がそれを悪用したり、企業本来の義務に必要な指揮命令・配置転換・社員教育などに支障が出たりしては困ります。

 また、「ストレスチェックを行った」「その時には問題は見当たらなかった」ということが、いざ問題が起きた場合の「免罪符」になってしまうようなことも「あってはならない」ことです。

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自分のストレス耐性を知ろう

 “ストレス状態に対する強さ”のことを「ストレス耐性」と言い、次の6つの能力に集約されます。そしてストレス耐性には個人差があります。あなた自身のストレス耐性を知って、自分にあったストレス対処方法を見つけることが大切です。

●ストレス感知能力 : ストレッサーの刺激を受けたときに、それに気付くか気付かないか。
●ストレス回避能力 : ストレスを作りやすい性格かどうか。
●ストレス処理能力 : ストレスの原因であるストレッサーをなくせるか、また弱められるか。
●ストレス経験 : どんなストレッサーにどれくらい出合ったことがあるか。
●ストレス転換能力 : ストレス状態に陥ったとき、そのストレッサーの意味をいい方向に考え直したり、ストレッサーをバネにして生きる能力が高いか。
●ストレス容量 : ストレスをどれくらい溜められるか、ストレス状態の程度がストレス容量の許容範囲ならば、ストレスをストレスと感じないですむか。

 康復医学学会では各企業及び産業医に対して、ストレス勉強会の実施、及び「ラフマ」「コエンザイムQ10」「アミノ酸」の補給食事運動による対応をお勧めしています。

※ストレスのことがよくわかるサイト
「疲れたなぁ.com」(http://tukaretana.com/



いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月25日水曜日

農薬の危険性と対策

農薬は日本のほうが怖い!?


農薬がなぜダメで、どれほど危険なのかご存知でしょうか。

 科学的にいえば、農薬は精神薬と同じ強力な神経細胞毒で、脳細胞を次々と死に至らしめます。しかしすぐに影響は出ずに体内に蓄積されていき、後々弊害をもたらすのです。しかも脳だけでなく脂肪が存在するあらゆる場所に蓄積されていきます。

 中国の野菜が怖いと思われがちですが、農薬に関する限り、実は日本の野菜の方が怖いのです。日本の農薬消費量は半端ではなく、何十回も撒くのは当たり前。これは使用基準値が世界一高いからです。しかし、ほとんどの日本人は「きれいに売られているから」と意識は低いようです。

 農薬には大きく三種あり、殺虫剤も農薬に含まれます。
 一つは「有機リン系」で、神経系・呼吸器系に対する毒性化合物です。第二次大戦前後から殺虫剤として農薬に使われています。農業用、家庭園芸用、殺虫剤または殺菌剤、除草剤として使用され、その後、河川に流れ出し浄水場から水道水に入ってきます。「ホス」と名の付く農薬は大体有機リン剤で、神経ガスのサリンはその仲間です。有機リンやサリンとアルツハイマーの薬は同じ作用機序です。木材防腐剤や、電車・バス・タクシー・航空機などの車内・機内消毒に使用されます。塩化ビニール・ウレタン・エポキシ樹脂などの可塑剤や難燃剤、ガソリンなどの添加剤としても使われています。

 二つめは「ネオニコチノイド系」。これは神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる毒物です。近年、世界各地でミツバチが姿を消していることで話題になりました。フランスやイタリアなどでは使用禁止です。川や湧き水などにはすでに大量のネオニコチノイドが混入しています。
 日本では防蟻剤としての需要も多く、今年改修工事の終わった姫路城にも使われました。しかし、復元整備計画中の熊本城や数年前改修の終わった東京の根津神社は、危険性を考えて不使用でした。

 三つめは「グリホサート系」で、いわゆるラウンドアップといわれる除草剤。遺伝子操作によりラウンドアップに耐性を有する作物とセット販売されていますが、ベトナム戦争での枯葉剤はその類似品です。その双方の毒物を作ったのが米国の大企業Mです。

 日本の農薬使用量は常に世界一で、韓国が続いています。近年農薬使用量が増えているのが中国です。最近になって日本はさらに一部で基準値が引き上げられてしまいました。これで一位の座は不動と言っていいでしょう。
出典:「医者が教える あなたを殺す食事 生かす食事」(内海聡著/フォレスト出版)

■残留農薬を除去する方法

農産物の種類と農薬の使用状況

農産物の種類には大まかに分けて次の三種類があります。

①有機農産物:
 国が定めた基準に合致して有機JAS法に基づく認証を受けている農産物です。無農薬でないこともあります。種子はほとんどが消毒しています。

②特別栽培農産物:
 減農薬や減化学肥料など、各地域や団体などで国の定めたJAS法とは異なる独自の基準を定めています。普通に無農薬として販売されているものもここに入ります。ただ「栽培期間中無農薬」の場合、"種まき~収穫"以外はバンバン使用している場合もあります。

③慣行農産物:
 普通の、農薬も化学肥料も使用して栽培された農産物です。 

 以上、全ての農産物は一応上の三つのカテゴリーのどこかに入ります。

自分で残留農薬を除去する方法アレコレ

●重曹水やレモン汁:
 酸性(レモン汁pH2~3)やアルカリ性(重曹pH8.2)を使用して農薬を落とそうとする方法です。レモンは大量に使うには高くつきますし、レモン自体が農薬まみれです。また、重曹は
食材に吸収される恐れがあるので1分以内に取り出す必要があり、弱アルカリ性なので完全に除去できません。

●調理法の工夫:
 皮をむく、ゆでる、揚げる、炒めるなどで農薬はかなり減らすことができます。デメリットとして、栄養価が大幅に減り、特に重要な食物酵素が失われてしまうため、体の負担につながります。

●安価な野菜用洗剤:
 食器などの汚れを落とすのと同様の仕組みで農薬を除去します。植物性製剤でも界面活性剤の塊です。徹底的に流水ですすぐ必要があります。農薬を気にする皆さんが使用するとは思えません。

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ホタテ貝殻焼成カルシウム水溶液に浸けたミニトマト。展着剤も
剥がれ落ちます。抗菌・抗ウイルス効果も確認されています。

良い農薬ほど落ちにくい

健康志向の高まりから、世界一の農薬大国日本でも、散布の回数を減らしても効果の高い農薬が開発されてきました。長期間、雨や風に耐えて農作物から離れないように、農薬は効率的な「展着剤」を加えて使用します。特にネギのように水を弾きやすい作物には多めに使われています。こうなると、流水や弱アルカリ性洗剤では容易に落とせません。

康復医学学会がお勧めする「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液は、食材を5~10分間浸けるだけ。強アルカリ性(pH12以上)の剥離効果で、農薬をはじめ、様々な病原菌やバイキンを剥がし落とします。しかも化学添加物ゼロの天然素材なので安全です。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月20日金曜日

食物酵素と微小循環

人間を「健康にする食品」のポイントとは?

巷にあふれる食品・食材‥‥。その中で健康になる食物の条件を挙げてみましょう。

 まずは、血液がサラサラと流れる「血流が良くなる食物」です。全身に栄養素も酸素も潤沢に送り届けられます。
 次に「腸内腐敗の少ない食物」です。腸内腐敗は病気の原因であり、微小循環も悪化させます。「便通をよくする食物」も腸内環境を整えます。
 また、「抗酸化力や抗炎症作用の強い食物」も大事です。健康の大敵、活性酸素を除去します。これも人間が健康に生きていくのに必要な要素です。
 さらに、しっかりした「エネルギーを作り出す食物」であることも重要です。

 こうした条件にピッタリなのが、生野菜、果物、海藻、芋、豆、穀類、そして発酵食品です。中でも、発酵食品の黒酢と梅干しはお勧めです。
 生の野菜と果物には、体の健康を維持する栄養素が満載されています。食物繊維も、ビタミンも、ミネラルも、ファイトケミカルも、酵素もあります。

人間の体を構成する元素は酸素、炭素、水素、窒素などですが、驚きなのはその65%が酸素なのです。人間は酸素がなければ生きていけないことがよくわかります。

 また、人間の細胞を構成する要素は70%が水です。この組成が大きく変わることはありませんが、脂肪を摂りすぎると脂肪の比率がどんどん上がり、細胞自体も大きくなります。これが、肥満=太るということですが、その時も水の割合は変わりません。最も水を必要とする細胞は脳細胞で、なんと85%(図表参照)です。この水分が減ると人間はおかしくなります。84%くらいになるとボケてきますし、また命に支障も出ます。酵素も水がなければ働けません。それくらい人間に水は必要なのです。生の野菜や果物からは、この酸素をタップリと含んだ水を十分に摂収できます。

 このように、日常の食生活の中で、これら生のものをたくさん摂ることが健康への近道です。焼いたお肉や野菜の煮物、野菜炒めだけではダメなのです。

■食物酵素と微小循環

酵素を多く含んだ食品を摂ると、なぜ体に良いのでしょう。まず一つは、消化が良く栄養素がスムーズに吸収できることです。そのために、食べたものがすぐにエネルギー源となり、行動力、活動力がアップします。体内酵素(潜在酵素)を消化に回す分が少なくて済むので、その分を代謝酵素に使えます(代謝がスムーズになります)。
 第二に、腸内腐敗を減らし「腸管免疫」の向上につながることです。免疫機能増強の最大ポイントである「短鎖脂肪酸」の生成を行なう力となります。そして特に強調したいことは、酵素を多く含む食品を摂ると血液がサラサラになり、微小循環(毛細血管の血流)に好影響を与えることです。この微小循環が良いことは、人間の健康にとても大きな意味を持ちます。

全身に張り巡らされる血管

重要な役割を持つ血液と毛細血管

血液は心・血管系の中を循環する液体で、生命の維持にきわめて重要です。その主な役割は、酸素や栄養素の「運搬」、pH・ホルモン・体温などを一定に保つ「緩衝」、そして病原体や異物などから体を守る「防御」です。
 人間の心臓から送り出された血液は、総延長なんと10万km(地球2周半)におよぶ血管の中を流れていきます。その気の遠くなるような距離を巡りながら、体中の細胞に酸素を供給し、アミノ酸・ブドウ糖・脂肪酸・ビタミン・ミネラル・酵素など大事な栄養物を送り込んでいきます。戻る時には、二酸化炭素や体内の老廃物を持ち帰ります。この大事な役目を担っている血管の93%が毛細血管です。
 この毛細血管=微小循環という組織こそが、細胞の代謝を支えているのです。

微小循環不良は万病のもと!

血漿内が高タンパク状態になったり、酸化油脂などの悪い油や糖化夕ンパクが増えると、赤血球の間にそれらの物質が入り込み、糊の役目をして、赤血球同士をつなげてしまいます。これをルロー(連銭形成)と言います。赤血球は2個つながっただけでも極細血管には入れません。

 微小循環が悪化し全身に酸素も栄養素も回らないと、組織は飢餓状態になります。この微小循環不良は、病気を引き起こす原因の最終段階です。特に目、腎臓、脳、子宮、卵巣など血液循環が重要な臓器はより大きなダメージを受けます。ほとんどの病気が微小循環不良から起こるといっても過言ではありません。がんもその一つです。がんは、まず酸素のないところに生じるのです。

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霊芝と酵素食品で微小循環の改善を!

赤血球のルローをほどく力は、酵素にしかありません。この作用をするのは代謝酵素ですが、実は食物酵素も体内で吸収され、血中でルローをほどくのです。

 微小循環を改善するクスリはまだありません。現状唯一の方法は「HM-3000(特系霊芝)」です。そしてそれを助けるのが、酵素を摂る食事です。つまり加熱していない「生」の食物と「発酵物」なのです。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月18日水曜日

片側顔面けいれん対策

まぶたのピクピクはストレス警報!? 


ストレスを感じたとき、体は“警鐘”としてさまざまな反応を示します。血圧の上昇や動悸などが知られていますが、顔の一部がピクピク動く「顔面けいれん」もその一つです。

 ピクピクする場所の9割が上下のまぶた、それ以外はほとんどが口の端。どちらであれ動くのは片側で、痛みはありません。持続時間は1回数秒から数十秒程度です。この症状を訴える人の多くは、脳の病気を心配します。しかし、95%以上の人はストレスが原因で、脳の病気がある方は5%未満です。

 なぜストレスで顔がピクピクするのでしょうか。
 頭部には多くの神経が走っています。このうち、顔の筋肉を動かすのは「顔面神経」と呼ばれる運動神経です。この神経はストレスが強くなると異常に興奮し、不必要に筋肉を動かしてしまうのです。

 顔面けいれんは、過重なストレスがかかっていることを教えてくれるアラームです。ただし、少数ですが、脳に問題がある場合もあります。その中で多いのは動脈と神経のぶつかりです。動脈には、心臓が収縮して血液を送り出すときのドンドンという力(ハンマーエフェクト)が加わります。脳の動脈と顔面神経は併走していますが、動脈硬化が進むと血管が蛇行し、カーブしたところが神経にぶつかることがあります。すると、神経にハンマーエフェクトが伝わり、その場所がけいれんするのです。このほか、脳腫瘍も原因になります。その多くは良性ですが、悪性の場合もあります。

 顔面けいれんを起こしやすい人の性別や年代は、原因によって異なります。ストレス性のものは圧倒的に女性が多く、特にまぶたのけいれんはほとんどが若い女性です。動脈と神経のぶつかりは、動脈硬化が進み始める50代以降に多いのですが、若い女性でも何らかのはずみで起こることがあります。

 顔面けいれんが起こったら、まず生活環境を振り返って、ストレス過多ではないかチェックしてください。職場の人間関係、オーバーワーク、睡眠障害‥‥思い当たる原因があれば、取り除く努力をしましょう。
 それでも改善しない場合や、自分の力ではストレス源をどうにもできないときは受診をおすすめします。

 ストレス社会と言われる現代、顔面けいれんに悩まされる人が増えています。特に、真面目で几帳面な頑張り屋に多いのが特徴です。顔面けいれんは、「頑張りすぎ」というアラーム。まぶたや口の端がピクピクしたら、張り詰めた緊張の糸を緩めて、自分をリラックスさせてあげましょう。
出典:http://mainichi.jp/

■片側顔面けいれんの対策

顔面けいれんは、正式には「片側顔面けいれん」といい、片側の目の周囲や顔の筋肉が無意識のうちに勝手に動くもので、片側の目をつぶるための筋肉、笑うときに収縮する筋肉、口の開閉にかかわる筋肉が勝手に収縮したり、収縮と弛緩を繰り返してピクピクしたりする病気です。
 うっとうしいばかりでなく、顔がゆがみ、ひどい場合は片眼が閉じてしまうため生活にも不都合が生じます。両側に起こることは非常にまれです。

 また、健常な人に、過労や睡眠不足を契機に、眼周囲の筋肉のごく一部だけに虫の這うような勝手な動きの出る「眼瞼ミオキミア」という状態があり、ときどきこの病気と間違われます。しかし、これは顔面けいれんとは無関係のもので、生活の改善で自然に治ります。

顔面けいれんの治療

治療は脳外科的に神経と血管がぶつからないようにする手術が最も根治的治療ですが、特に60歳以上ではリスクもあるので勧められません。
 最近は勝手に動く筋肉にボツリヌス毒素A製剤を少量注射して、いわば麻酔によってけいれんを止める方法が主流になりつつあります。効果は3~4か月です。(日本眼科学会)

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康復医学における予防・対応法

当学会においては、動脈硬化の予防とストレス対策を中心にした対応をお勧めしています。

“腎臓”を温める

目は、肝臓や腎臓の影響を受けやすい器官です。肝腎の機能低下は、眼精疲労の原因にもつながります。腎臓は一旦冷えるとなかなか改善しにくく、むくみが取れづらくなり造血機能に影響が出てきます。腎臓を温めると眼精疲労だけでなく、ダイエットや冷え性の改善にも期待できます。

「アイマスク」で目の疲れを防ぐ

目の疲れを防ぐには、やはり休息が一番。アイマスクをするだけでも、目は癒されます。当学会が開発した『和漢研アイマスク』は、特殊素材をコーティングしたシートが放つマイナスイオンと遠赤外線によって目と目元を温め血液の循環が促されます。

「ラフマ」でストレスを解消する

ストレスにより、交感神経の興奮がストレスホルモンを上昇させ、脳内神経伝達物質のノルアドレナリン・アドレナリンの分泌を促進、細動脈の収縮により脳内の血流・血圧に影響を与えます。「ラフマ」は、ノルアドレナリン・アドレナリンの分泌を抑制するセロトニンの分泌を促進させます。

「HM-3000(特系霊芝)」で目の細胞や粘膜の新陳代謝を促す

顔面けいれんは動脈硬化が進んだ血管が原因となることが多いので、「HM-3000(特系霊芝)」の微小循環の改善効果や抗酸化作用によって血液の機能を活性させることが大切です。近年、若い女性の動脈硬化も多くみられるようになってきました。若いうちから血管・血液の浄化に取り組みましょう。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月13日金曜日

小腸がんと体のpH

最近、小腸がんが増えている!?

昔は、小腸では、めったにがんが発生しませんでした。はっきりとした理由はまだ解明されていませんが、「小腸粘膜は非常に新陳代謝が激しく、がん化が起こっても、がん細胞が剥がれ、体内からすぐに排泄される」というのが定説です。
 ほかにも理由があり、小腸は6~7メートルで、腸全体の長さの3分の2を占めているにもかかわらず、「食物の通過時間が4~5時間と速く、そのため発がん物質との接触時間が少ない」という説もあります。
 免疫細胞が小腸に集中している(70%)という理由も有力です。

 しかし、最近、その珍しいといわれる小腸がんが増えているのです。十二指腸を除き、小腸はpH(水素イオン濃度)5~6.5の弱酸性に保たれていなければいけないのですが、最近の傾向として空腸(十二指腸から続く小腸の上部)や回腸(小腸の下部で大腸に続く部分)でもpHが7以上になることが多くなっています。
(【酸性】pH 0~7←【中性】→pH 7~14【アルカリ性】)
 言い換えれば、十二指腸で上がったpHが、小腸で下がらなくなっているのです。

 pHを上げる要因となっているのは、ショ糖の入った食品の過剰摂取です。ショ糖は、カンジダ菌などの強い繁殖剤ですが、これらの悪玉菌がショ糖を食べて繁殖するとpHのコントロールが利かなくなり、空腸、回腸でもpHが下がらなくなってしまいます。
 悪いことに腸内が腐敗すると、膵臓から重炭酸塩が出なくなり、十二指腸で胃からの内容物の酸性が中和されません。そのためpHが上がらなくなります。すると膵酵素が出なくなり、消化ができなくなります。結果、また腸内は腐敗するのです。まさに悪循環です。
 この腸内の腐敗が、小腸がんを発生させているのだと考えられます。

 また、肉、魚などの動物性タンパクの摂り過ぎも細菌を繁殖させます。現在の日本の食生活の乱れが、昔の日本人にほとんどなかった小腸がんを生み出しているのです。
 ちなみに、胆管がんも、胆のうがんも、小腸のpHがアルカリ性に傾いた時に出現します。小腸のpHは、弱酸性でなければいけないのです。

 「人間は弱アルカリ性だから、健康のためにはアルカリ性食品をいっぱい摂らなければ」と懸命になっている人もいますが、アルカリイオン水などアルカリ度の高い食品の大量摂取も、胃酸を薄めてしまい危険を増大させることになるので注意が必要です。
出典:http://www.tsurumiclinic.com/

■人間の体のpHと健康

“体の外は酸性、内はアルカリ性”が基本

人間の体は、「ホメオスタシス」(生体の恒常性維持機能。哺乳類では自律神経と内分泌腺が主体となって行なわれる)によって、pH 7.35~7.45の弱アルカリ性に保たれています。

 血液などの体液はpH 7.4前後の弱アルカリ性ですが、皮膚や髪の毛は、細菌やカビから守るためpH 5.5~6.5の弱酸性です。

胃は、通常pH 5以下ですが、食物が入ってくるとpH 1.5くらいの強酸になります。この強い酸で食物を溶かし、細菌を殺しているのです。
 小腸はpH 5~6.5、大腸はpH 5~6の弱酸性に保たれています。その理由は、胃酸でも殺されずに残った悪い細菌や、あらたに繁殖した細菌などに備えるためです。

 人間の体は「外は酸性、内はアルカリ性」です。口腔から肛門までの1本の長い管である消化管が“内なる外”であることがわかります。ただし、十二指腸だけは例外で弱アルカリ性です。 これはpH 8にならないと、膵臓酵素が働かないからです。食物が胃から十二指腸に入った時、コレシストキニンとセクレチンというホルモンが分泌され、重炭酸塩を十二指腸に送ります。これで一気にpHがアルカリ性になり、膵臓からのアルカリ性酵素は、酸で変性されずに働けるのです。
 それでもpHは、次の空腸・回腸で、また酸性に戻ります。

血液のpHについて

微小循環系がうまく機能せず二酸化炭素が体内に溜まっている時や、腎臓でうまく酸の排出が出来ない時、下痢をした時、乳酸などの酸性物質が体内に溜まった時などは血液が酸性になります。頭痛や眠気、呼吸の障害、吐き気や疲労感などが症状として表れます。

 一方、高地に行った時や呼吸数が増えて体内の二酸化炭素が少なくなった時、また、嘔吐した時などは血液がアルカリ性に傾きます。体がアルカリ性になると、筋肉が痙攣したり、引きつりを起こしたりします。

 健康体であれば、血液が一時的に酸性やアルカリ性に傾いてもすぐに元に戻りますが、腎臓や肺・心臓などに病気がある場合や、生活習慣の乱れによって消化・代謝機能のバランスを崩している場合は体の様子の変化に注意する必要があります。

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「HM-3000(特系霊芝)」には、

 ①ホメオスタシスの保持・調整作用がある 
 ②毒性(副作用)がない 
 ③「温寒」の性質に対して双向性に優れている 
 ④作用が特定の臓器、器官に限定されす、正常化作用を持つ

――など、アダプトゲンとしての特長がみられます。ですからHM-3000は体のpHの正常化に向けて作用し、好影響を与えるのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月11日水曜日

健康リスク増す「生活習慣病」

塩分過多や喫煙、生活習慣に起因する死者が増加!

 世界で高血圧や喫煙などの回避可能な健康リスクとの関連による死者数が、1990年以降約23%増加したとする研究論文が9月に発表されました。

 英医学誌「ランセット」に掲載されたこの研究は、世界188か国を対象としたもので、世界保健機関(WHO)や世界銀行などの各種データに加えて、100か国を超える国々の科学者約1,000人から提供された統計を基にまとめられたものです。
 研究は、79の健康リスクによって2013年に3,080万人が死に至ったとの結論に達しています。人口増加と高齢化を考慮した場合でも、1990年比で570万人も増えています。

 2013年に危険度が最も高かった健康リスクは、診断も治療も容易な「高血圧」で、計1,040万人の死亡要因となっていました。高血圧に続く上位の健康リスクは、「喫煙」「肥満」「高血糖」「塩分の過剰摂取」の四つで、世界全体の死者数を22.7%押し上げています。

 最も危険な健康リスクは1990年以降、“欠乏”に起因するものから“過剰摂取”を原因とするものへと著しく変化しました。
 死亡につながる健康リスクの上位グループは、すべて食習慣に関連したものです。赤身肉や糖分含有飲料を多く摂取する一方で果物・野菜の摂取量が少ない食生活が一因で死亡した人は、2013年の死者のうち21%を占めています。

 このほか、性別によって疾病の発症や死亡に大きな違いが生じることが明らかになっています。例えば「喫煙」は、男性では死につながるリスク要因の第2位で、2013年には440万人が死亡しています。これに対し、女性で喫煙を原因とする死者は、男性よりも6割も少なくなっています。またアルコール摂取についても、男性ではリスク要因の上位10内に入りますが、女性の場合は主な死亡原因ではなく、塩分の過剰摂取など食生活に起因するリスクが最も高くなっています。

 こうした研究結果について論文共同執筆者の一人は、「端的に言えば、われわれは悪しき生活習慣を送っているということです」と説明。「しかし、こうした習慣は避けられるもので、個人でも地域としても、なんらかの手段を講じられるはずです」と述べ、生活習慣に起因した死を予防する必要性を強調しています。
出典:http://www.afpbb.com/

■生活習慣病の予防と対策

「生活習慣病」という用語は、従来用いられていた「成人病」対策が、二次予防(病気の早期発見・早期治療)に重点を置いていたのに加えて、生活習慣の改善を中心にした一次予防(健康増進・発病予防)に重点を置いた対策を推進するために新たに導入された概念です。

主な生活習慣病

▼脳出血 ▼脳梗塞 ▼高血圧 ▼心筋梗塞 ▼狭心症 ▼COPD(慢性閉塞性肺疾患) ▼肺扁平上皮がん ▼大腸がん ▼アルコール性肝炎 ▼脂質異常症(高脂血症) ▼痛風 ▼糖尿病 ▼歯周病 ▼メタボリックシンドローム  

健康習慣「一無、二少、三多」の勧め (日本生活習慣病予防協会)

①【一無(いちむ)とは「禁煙」のことです。以前は「ニコチン・タール・一酸化炭素」が"タバコの三悪"と言われていましたが、現在では、「身体への悪影響・他人への迷惑・環境汚染」がより重大な三悪として社会問題となっています。タバコの煙に含まれるダイオキシン濃度は、ごみ焼却場から出る排煙より高く、3~18倍にもなります。

②【二少(にしょう)は、「少食」「少酒」です。昔から「腹八分目に医者いらず」と言われているように、暴飲暴食を控えることは、身体の機能を健康な状態に維持していく上でたいへん重要です。よく生活習慣病で"食事療法"という言葉が用いられることからも、糖尿病、脂質異常症、高血圧の予防・治療の基本は常に日常の食生活にあります。

③【三多(さんた)とは、「体を多く動かすこと(多動)」「しっかり休養をとること(多休)」「多くの人・事・物に接すること(多接)」です。メリハリのある生活は、健康長寿には欠かせない要素です。

康復医学における生活習慣に関わる3大要素

「血流観察会」の様子
(1)血流(血液を流す)
流動性など血液の質を論じるだけでなく、マイキュレーターによる定期的な微小循環血流の観察によって“血液の機能”をチェックすることが大切です。当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には微小循環の改善、抗酸化作用など、生活習慣病予防のための様々なエビデンスがあります。

(2)休息(睡眠)
日常のストレスや睡眠障害は、様々な生活習慣病の引き金になります。「ラフマ」には抗ストレスに関するデータがあります。また、ラフマは、睡眠ホルモン「メラトニン」の原料となる脳内セロトニンの産生を促します。

(3)体力(食事と運動)
体力の低下(エネルギー産生の低下)は、生活習慣病を招くだけでなく、免疫機能も正常に働きません。また、老化や健康寿命にも大きく影響を与えます。エネルギーの多くが細胞内のミトコンドリアで作られますが、そこでエネルギー産生に不可欠なものが「コエンザイムQ10」(Co-Q10)です。Co-Q10は加齢により減少しますので、サプリメントで補給することが大切になります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月6日金曜日

新型ノロウイルス

“新型ノロウイルス”大流行のおそれ! 


 激しいおう吐や下痢などを引き起こすノロウイルスに、遺伝子が変異した新型が発見され、国内で感染を広げています。
 神奈川・川崎市では、2015年6月までに、この新型のノロウイルスに感染した患者が36人確認されていて、従来型の感染者数を上回っています。
 川崎市健康安全研究所と国立感染症研究所などのチームの調査によると、例年は「GⅡー4」という型が主に流行していましたが、2015年に入って新型のノロウイルス「GⅡ-17の変異種」が急増しています。

 感染経路は、基本的に口からウイルスが入る経口感染です。ノロウイルスに汚染された牡蠣・アサリ・シジミなどの二枚貝を生や加熱が不十分な状態で食べたり、ノロウイルスに感染した人が調理した際に手や指などを介して汚染された食品を食べたりして感染するケースが多いといわれます。

 口からノロウイルスが入ると、小腸の上皮細胞に感染し、24~48時間の潜伏期間を経て症状が表れます。特に、突発的な吐き気やおう吐、下痢、腹痛などの急性胃腸炎の症状を起こしますが、大半は数日間で自然に回復します。
 ただ、体力のない高齢者や乳幼児などの場合、おう吐物による窒息や、誤嚥性肺炎で死亡することもあります。
 回復しても、糞便中には通常1週間ほど、長ければ1カ月以上もノロウイルスが排出され、手指に付着してドアのノブやおもちゃなどを汚染し、二次感染や集団感染を引き起こす恐れもあります。

 川崎市立川崎病院では「皆さんには抗体とか免疫がありませんので、やはり1人発病すると、周囲の方が感染して発病するリスクは従来型ウイルスよりも高くなります」と話しています。従来型のウイルスの免疫を持っている人でも、新型には効力がないため、大流行する可能性があります。2006年や2012年にも大流行したノロウイルス。このときも変異したウイルスが原因で、全国各地で学級閉鎖などが相次いだものです。

 新型のノロウイルスは、現在わかっているだけでも、川崎市以外に埼玉、栃木、長野、さらに三重でも確認されています。また、中国や台湾、アメリカでも同じ型の新型ウイルスが検出されていて、世界中に広がっているおそれがあります。毎年、秋から冬にかけて流行するノロウイルスですが、用便後はしっかり手を洗うなど、例年以上に徹底した予防、対策が必要です。

■ノロウイルス感染の予防

食中毒の中で、患者数はノロウイルスが最も多いといわれています。特に新型ノロウイルスは抗体や免疫がないため、一人でも感染するとそこから感染者が広がるリスクは従来型ウイルスよりも高いので、今まで以上の注意が必要です。

感染症状が表れない「不顕性感染」

ウイルスの流行の背景にあるのが、ウイルスが体内に入り込んでも症状が出ない「不顕性感染」です。感染者の5~10%が不顕性感染とされます。
 不顕性感染は感染を自覚できないため、家庭や学校・職場で普段と同じ生活を続けることになります。身近な人に症状が出ていなければ「うちは感染していない」と思いがちで、もし誰かが不顕性感染をしていれば、ドアノブや共用の手拭きタオルなどを介し、ウイルスが家族間で広がる恐れもあります。

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ホタテ貝殻焼成カルシウムによる対策

特効薬的なワクチンの開発が難しいウイルスには、体内に侵入させない予防策が必要です。ノロウイルスをはじめとするウイルスや細菌の感染経路は、経口や接触、嘔吐物・糞便などです。そのため徹底した洗浄による予防が有効です。

 康復医学学会の研究テーマの一つ「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液は、最強ウイルスといわれるガチョウパルボウイルス(GPV)に対する効果も認められている抗ウイルス・除菌・消臭剤です。多くの消毒剤が、有機物存在下で抗ウイルス・抗微生物効果が著しく減弱したり、揮発性のため効果にムラがあり、持続しなかったりする中、焼成カルシウムは効果が確認されています(下表参照)。
 家庭や学校・施設、職場、作業場などでの感染対策におすすめです。帰宅時の手洗い、キッチン、ドアノブ、トイレ、浴室、マスク、子供のおもちゃ、ぬいぐるみなどにストレートタイプをスプレーしたり、嘔吐物やオムツの糞便などには濃縮タイプを直接注いで処理します。また、希釈液をつくってうがいに使用すると、予防効果が高まります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年11月4日水曜日

WHOの指摘が世界中で大問題に

“加工肉の発がん性” WHO組織が正式に認定 

世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)はこのほど、ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉を、「人に対して発がん性がある」とする「グループ1」として正式に指定しました。また、牛や豚、羊などの赤肉も、「人に対しておそらく発がん性がある」とする「グループ2A」に分類しました。

 この結論は、800件を超える疫学調査の分析を、22人の専門家でつくる委員会が審査して得られたもので、結果は『Lancet Oncology(腫瘍学)』誌で発表されました。分析には、さまざまな国や民族、食生活にわたるデータが含まれているため、「偶然や偏り、混同などで説明されるとは考えにくい」とされています。

 関連性が最も顕著に表れているのは、「加工肉の消費量」と「結腸がん」との関連ですが、加工肉は胃がんとも関連付けられています。
 これを裏付ける証拠のひとつとして、委員会では2011年のメタ分析結果を引用しています。これは、日常的に摂取する加工肉を50g増やすごとに、人が結腸がんになる相対リスクは18%高くなると結論付けたものです。
 さらにこの調査では、日常的に摂取する赤肉を100g増やすごとに、人が結腸がんになる相対リスクが17%高くなることもわかっています。証拠が限られているため、赤肉とがんとの相関性に関する委員会の結論は、「おそらく」発がん性があるという表現にとどまっています。ただし、結腸がんのほかに、膵臓がんや前立腺がんとも相関性があることがわかっています。

 肉とがんとの関係については、そのメカニズムに関する強力なデータがあります。塩漬けや燻製などの肉の加工方法によって、ニトロソ化合物多環芳香族炭化水素などの発がん性化学物質が形成されるのです。焼く、揚げるなど高温で赤肉を調理した場合も、ヘテロサイクリック芳香族アミンなどの既知の発がん性物質や、その疑いがある物質が形成されます。

 「ガンを作る食物群の中でも、最も避けるべきは、動物性タンパク質の『肉』『牛乳』『卵』です。この三つは、腸の中に腐敗菌などの有害な細菌を繁殖させてしまいます。有害な細菌が繁殖すれば、さまざまな毒素が発生し、それが血液の中に取り込まれ、体中をかけめぐり、ガンや他の病気も発生させることになります」(『ガンは食事で治す』森下敬一著から抜粋)
出典:https://wired.jp/

■赤肉や加工肉は本当に悪いのか!?

がんの死亡リスクから見るとWHOの発表ではありますが、ここは慎重に考えなければならない話題です。“がんの死亡リスク”をWHOの統計で見てみると、日本は30%以上あり、肉食中心の欧米諸国の方が低くなっています。イタリアやドイツでも25%強です。今回のWHOの発表は、IARCががんのリスクを認め、「喫煙」や「アスベスト」、「ヒ素」、「放射性物質」と同じに分類され、世界的な医学誌「Lancet(ランセット)」に発表されています。実際大腸がんは増えていますし、あらゆるデータが肉食との相関関係を示しているのは間違いありません。

考えたい近代日本の食肉事情

では肉やソーセージという食材自体が悪いかというと、実は違うのではないかと思われるのです。ここはやはり生物原則に着目する必要があります。
 昔から保存肉をよく食べていた欧米人も、ネイティブアメリカンやイヌイットなど先住民も、がんなどは全くといっていいほど存在しないからです。昔の肉や保存食でもニトロソ化合物や多環芳香族などは生じますが、同時の多くの栄養も摂取しており、生活習慣や人間の生存機能構造によって相殺できると推測できるのです。

 では、何が問題かというと、まず“肉の質”が悪いことです。食肉用として育てられる動物の餌はGMO(遺伝子組み換え作物)ですし、レンダリングプラント(動物性脂肪精製工場)やケージ飼いなどの弊害、ホルモン剤や抗生物質、ワクチンの影響、そして加工時の添加物及びその添加物に火が入った場合の影響、それらを完全に考慮して研究するのは不可能です。

 なので、消費者は商品を選ぶ力を養うことがポイントです。私たち一人一人が情報を判断し、勉強しなければならない時代になってきました。“本物”の肉やソーセージやハムを食べることが重要なのです。

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 動物性食品を摂らないとどうしても不足する栄養素もあります(特にアミノ酸ビタミンB群)。
 しかし、医学の祖・ヒポクラテスは、「火食(加熱食)は過食に通ず」と言っています。過食が病気に通じるのは現代では周知の事実ですが、“火食”もまた病気に通じています。なぜなら、最も大事な栄養素の一つである「酵素」が火で失われてしまうからです。
 お肉を食べるときは、生の野菜や果物など消化を助ける体外酵素も一緒に摂ることを忘れずに。


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光・愛・感謝 村雨カレン