2013年9月28日土曜日

警戒が必要な鳥インフルエンザ

H7N9型再び

鳥インフルエンザウイルス(H7N9型:今春、中国で人への感染が相次いだもの)が再び注視されています。一般にインフルエンザウイルスは夏に活動が低下し、秋以降に活発化する傾向がありますが、専門家はH7N9型ウイルスに関して、感染がまた発生する可能性が残っているとみて警戒しています。
 H7N9型は今年3月、中国が人への感染例を発表し、その後も相次ぎ患者が見つかりました。発生地域も順次拡大、台湾でも患者が確認されています。鳥インフルエンザは水鳥やニワトリなどが感染するもので、本来は人に感染しにくいのですが、今回は従来よりも人に感染しやすい新種が登場しました。さらに変化が進んで人間同士で簡単に感染するようになると、呼び方が「新型インフルエンザ」になります。H7N9型はそこまでは進んでいませんが、人への感染が広がる間に変化が進む可能性があり、警戒されています。毎年冬に流行する季節性インフルエンザと違い、新型は多くの人が過去にかかったことがなく、免疫の抗体を持たないため重症になる恐れがあると考えられています。

 世界保健機関(WHO)のまとめでは、これまでのH7N9型の患者数は135人、死者は44人ですが、6月以降は7月の感染者2人。ただ、専門家の間では春の段階からすでに、秋以降も油断せずに注意を要すとの見方が出ていました。インフルエンザウイルスは一般に夏の暑い時期にはおとなしくなりますが、秋から冬にかけて活発になる可能性があるためです。寒い季節を迎えることのほか、感染者2人と少ないとはいえ、7月にも患者が発生したこと、大もとの感染源の動物がまだ不明なこと感染しても症状が現れないタイプの人がウイルスを持っている可能性かあることも警戒の材料です。
 国立感染症研究所は、ウイルスがほ乳類への適応性を高めている恐れを指摘、「残り数ヶ所の遺伝子変異が生じるとパンデミック(世界的大流行)を起こす可能性は否定できない」と見ています。冷静に忘れずに「焦ることなく、きちんと見ていく」ことが大事だということです。

■H7N9型インフルエンザの対策

これまでに判明している今回のH7N9型の特徴は、重症例が多く、死亡率は3割程度。患者は高齢者が多く、女性が全体の約3割で男性の方が多い傾向にあります。症状は発熱と咳が主で、重症では肺炎が多くみられます。

上気道で増殖しやすく変異

今回のH7N9型は、動物実験により、くしゃみで飛び散る唾などによる飛沫感染がある程度起きることが分かっています。従来よりも人の細胞にくっつきやすく、人の鼻から喉にかけての上気道の温度で増殖しやすいように遺伝子が変異しています。

上気道でウィルスの侵入を防ぐ

上気道の粘膜細胞には繊毛という細い毛が生えていて、この毛が動くことによって、鼻、口、喉から侵入したウイルスをはじめとする異物を排除しようとします。しかし、粘膜バリアの粘液が少なくなったり、繊毛の力が弱くなるとインフルエンザウイルスは容赦なく粘膜細胞に入り込みます。すると細胞を壊しながら次々と粘膜細胞に感染してしまうので、上気道でのウィルス阻止が理想的です。それにはのどでウイルスを捕まえる「のど飴」のような形態が有効で、ウイルス不活性化につながります。
 康復医学学会の研究開発を基に商品化された『レイシセンダン葉のど飴』(製造・販売:和漢生薬研究所)は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で、99.9%が不活化したという驚くべき数値データを確認しています。

飛沫感染対策は、「咳エチケット」

飛沫感染の予防策は、マスクで口と鼻を覆うことが有効です。咳やくしゃみの症状がある人は、マスクをして咳エチケットを心がけましょう。マスクは、WHO規格のウイルス対策マスクが必須です。

 康復医学学会がお薦めしているマスクは、EU規格合格、WHO推奨規格「EU・FFP2」認定の密着立体タイプです。隙間からのウィルス侵入を考えて、マスクと顔を密着させるクチバシ型の立体形状をしており、擬似ウイルスサイズの捕集効率99.77%を実現。12時間使用可能(通常は3時間)、30回使用可能(乾燥)の優れものです。政府は、N95以上の規格を推奨しています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月25日水曜日

肩こり対策

慢性的な肩こりは幾重にも深く!

慢性的な肩こりとは、週に1回以上のこりを感じる人を指します。そしてその原因は、深い部分のこりとその広がりにありました。

 肩こりの実態調査では、慢性的なこりのある人は慢性的なこりのない人に比べて、こりが深い部分にある気がすると感じている人が、4倍も多いことが分かりました。しかも、こりが深い深部にあると感じている人の31.4%が、10年以上も肩こりに悩んでいると答えています。

「こりが深い部分にある慢性的な肩こりは、何層にも重なり合った筋肉と筋肉の間にある筋膜のよじれが、引き起こしています」と話すのは、首都大学東京 健康福祉学部の竹井仁教授。
 深い部分のよじれは、戻りにくい性質があり、こりの重なり合いが解消せず、さらに他の部位にも連鎖して広がる傾向があります。このような深い部分のよじれで起こる肩こりは、何層にもなっているケーキのミルフィーユに例えて“ミルフィーユこり”とも言われています。

ミルフィーユこりには、“こりやすく、ほぐれにくい”という性質があります。深い部分の筋肉のこりまでほぐさないと、肩こりが解消されずに、慢性化する原因となってしまいます。こりが重なり合った状態で、深い部分の筋肉のこりが取れておらず、ぶり返してしまうのです」(竹井教授)。

 慢性肩こりの人を対象に「こりの広がり」について調査したところ、上半身・下半身の各部位までこっている人が多いことがわかりました。慢性肩こりの人は、特に下半身の方までこっている傾向がみられます。

 また「慢性肩こり」の中でも「深い部分のこりを感じている」人の回答を見ると、上半身・下半身の各部位が、さらにこっている傾向であることがわかりました。

※参考:「現代人のミルフィーユ肩こり」http://www.pip-club.com/enjoy/millefeuille/index.html


■慢性的な肩こりへの対策

肩こりに関係する筋肉は、表層の筋肉である僧帽筋の下に、深層筋の筋肉が2重、3重に重なり合っています。より深層の筋肉がこりも強く、ほぐれづらいという特徴があります。このように、表層筋から深層筋までのこりが重なった状態を通称「ミルフィーユこり」と呼びます。

こりは、筋膜の影響が大きく関わっている

こりは、筋膜の影響が大きく関わっています。筋膜は、皮下から筋肉内にあり、コラーゲンとエラスチンからできています。筋膜も肌と同じように、年齢を重ねると、弾力性が奪われ、コラーゲンやエラスチンの数も減少してしまいます。それに伴って筋肉も働きが衰えて硬くなり、なかなかこりが解消しません。
 さらに、正常な新陳代謝が行われず、古いものが筋膜に居座った結果、筋膜の弾力がなくなり、筋膜や筋肉の自由度が低下してしまいます。その結果、背中や腰にこりに伴う痛みを感じやすくなってしまいます。

慢性的な肩こりで抑うつ?

「肩こりの辛さは、本人だけが感じ取れるものです。肩こりが、長期化すると、長引く痛みや不快感からストレス・精神的負担もたまり、本人以外には誰もその辛さを理解できないという気持ちから、引きこもり・ふさぎこみがちになる場合も多くあります。肩こりを軽視して放置したり、対策をあきらめたりすることは、メンタルヘルス面からも危険なことだと言えます」(竹井教授)。


============================

 慢性的な肩こりは、筋肉の深層部分で起っています。肩もみやマッサージなどでも解消されないものは、深層部のこりです。

 康復医学学会が推奨しているこり対策は、
「HM-3000(特系霊芝)」で深層部筋肉の血流を改善し、
「コエンザイムQ10」でミトコンドリアを活性させてエネルギー産生を促し、
良質な「コラーゲン」を補給する、
という3点です。

 また、長期にわたり慢性的な肩こりに悩んでいる方は、肩こりによって生じるストレスへの対策も必要となります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月22日日曜日

血糖値とアルツハイマー病

血糖コントロールで認知症を回避!

血糖値が高くなると、集中力や注意力が落ちる糖尿病の患者さんを診ている医師であれば、よく経験することです。これを裏付ける研究が、世界中からたくさん報告されています」。糖尿病が専門で、アルツハイマー病との関係にも詳しい東京都健康長寿医療センター内科総括部長・荒木 厚医師は言います。

 世界中から報告された16の論文を解析し直したものを見ると、5,000人の糖尿病患者と3万6,000人の非糖尿病患者を比較しています。「この解析で、糖尿病の患者さんはそうでない人の2.48倍アルツハイマー病にかかりやすいことが明らかになりました。脳血管性認知症は1.46倍。いずれにしても、糖尿病になると認知症を発症しやすいということです」(荒木医師)。

 アルツハイマー病は、脳の神経細胞の性質が変化して細胞死することで認知機能が失われていく病気です。進行すると自分で摂食や排泄もできなくなり、ついにはほぼ寝たきりの状態になってしまいます。この病気にかかった人の脳を調べると、ベータアミロイド(βA)というたんぱく質がたまって、「老人斑」という独特のシミができています。「もともとある遺伝的な要因(アルツハイマー病になりやすい体質)に、何らかの要因が加わると老人斑ができ、さらに神経の変化(神経原線維変化)が起こります。老人斑を作ったり、神経の変化を招いたりする要因の一つが、インスリン抵抗性*糖尿病だと考えています」。そうであればインスリン抵抗性や糖尿病の改善が、アルツハイマー病から自分の身を守る方策なのではないかとのことです。「アルツハイマー病は、その原因解明がまだ十分ではなく、現在開発中の治療薬をもってしても発症を100%予防することはかなりむずかしいでしょう。しかし、インスリン抵抗性の改善と良好な血糖コントロールでその発症を5年、10年と遅らすことができる可能性はあります」(荒木医師)。

血糖値のコントロールについては、運動、食事の改善など、生活習慣の見直しが必要なのですが、意外と盲点なのは飲み物です。糖質が多い清涼飲料水は控えなければなりませんが、「カロリーオフ」と謳っている飲料にもかなりの量の糖質が含まれています。カロリーオフのスポーツドリンクやビタミンC入りドリンクなどの500mlには、角砂糖にして6~8個分もの糖質が入っている場合があります。「カロリーオフだからと安心してたくさん飲んでしまえば、結果的に糖質過剰となります。

 睡眠に関しては5時間以上9時間以内なら、インスリン抵抗性を改善する(弱める)効果があります。このほか、ストレスをためないこと禁煙などもインスリン抵抗性を改善します。

*インスリン抵抗性とは:
標的となる細胞でインスリンが効きにくい状態にあることを指します。これを「インスリン抵抗性がある」と表現します。


■血糖値コントロールの盲点

血糖値をコントロールする際に注意をするのが炭水化物です。炭水化物は、食物繊維と糖質からできています。そして、糖質は右図のように「糖類」「多糖類」「糖アルコール」などの総称です。糖類はあくまでも糖質の一部なので、「糖類ゼロ」と表示されても、その他の糖質が含まれています。
 糖質量が100g当たり糖類0.5g未満の商品なら「無、ゼロ、ノン、レス、フリー」などと表示でき、100g当たり糖類5g以内、1000ml当たり糖類2.5g以下の商品なら「低、ひかえめ、ライト、ダイエット」などと表示できるのです。

基本は糖質の摂取に注意!

糖質の摂取で注意したいのは、食品パッケージなどに書いてある「糖類ゼロ」という表記です。「糖類ゼロ」と表記してあっても、「糖質ゼロ」ではありません(上図参照)。
 また、ノンシュガーや人工甘味料も還元麦芽糖(マルチトースなど)を使っていると血糖値を上げてしまいます。よく使われる人工甘味料のソルビトール・マルチトール・キシリトール・還元水飴なども血糖値を上げてしまいますのでご注意を。

「睡眠の質」が血糖値に影響!

職場や学校、家庭などで受けるストレスは「睡眠の質」にも影響します。睡眠の質と睡眠時間は血糖値・糖代謝に影響します。“睡眠時間7~8時間の人が糖尿病と糖代謝異常が少ない”という研究データがあります。

================================

 清涼飲料水やスポーツドリンクなど、「糖類ゼロ」と表示していても糖質は含まれており、血糖値のコントロールを難しくする食品があります。

 康復医学学会の研究から生まれた甘味調味料『甘みストレスフリー』(製造・販売:和漢生薬研究所)は、十分に甘く、しかも炭水化物ゼロ(=糖質ゼロ)。そのうえ、主原料グリシンはアミノ酸ですので、人工甘味料のような有害性がなく安全・安心です。血糖値対策糖質制限によるストレス対策にはお奨めの商品です。
 また、グリシンは「睡眠の質」の改善への影響も広く知られています。

※2月27日からお届けした特集【最悪の老化物質「AGE」①~⑲】も参考にしてください。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月19日木曜日

高齢者ほどたんぱく質は必要!

たんぱく質不足は、老化を早める

「健康的な食事」という言葉からあなたがイメージするのは、肉と脂の少ない「粗食」ではないでしょうか。しかし、老化と栄養の関係を研究してきた人間総合科学大学(さいたま市)の熊谷修教授は、高齢者ほど肉などの動物性たんぱく質や脂質を十分に食べるべきだ、と話します。
 肉や脂を控えた粗食が健康に良いとされるのは、心臓病や脳卒中の原因となるメタボ予防のためです。しかし、「メタボ予防が必要なのは、40~50歳代の中年期までの話。60歳を超えてくると、粗食は次第に健康にとって害が大きくなる」と熊谷教授は指摘しています。
 高齢者にとって粗食がよくないのは、「病気よりも老化そのものが問題」となってくるからです。肉や脂を控えた食事を続けると、たんぱく質不足になって栄養状態が悪くなり、筋肉や骨の量が減っていきます。「老化は、人間の身体からたんぱく質が抜けて、乾いて、縮んで、ゆがんでいく過程。たんぱく質不足は、老化を早めることになるんです」 
 体の老化が進むと、転倒して寝たきりになるリスクが高くなりますし、心臓病などの病気のリスクも高くなることが研究で分かってきました。「老化を少しでも先延ばしするには、筋肉や骨の材料となるたんぱく質が欠かせません」

 医学的にも、高齢者の低栄養問題は注目されています。東大医学部付属病院手術部の深柄和彦准教授は「入院時に低栄養状態の患者が2~4割います。その状態では、病気の経過が良くないうえ、手術後の合併症のリスクが何倍にもなってしまいます」と話しています。

 自身や家族が低栄養になっていないかを知るためには、体重を定期的に量るほか、二の腕の内側をつまんで、皮下脂肪が男性なら1㎝、女性なら2㎝以上あるかどうか、また、ふくらはぎが細くなっていないかなどをチェックすると良いといいます。
「かつては、高齢になれば食が細くなるのは当然と考えられてきました。しかし、寿命が延びた現在、元気に生活を楽しむには食事が大切。最近は、硬さを工夫した栄養価の高い食品も売っています。食欲がなくても工夫して食べましょう」(深柄准教授)。

 高齢になると、筋肉量は70歳で20代の6~7割程度となり、「サルコペニア(加齢性筋肉減少症)」と言われる状態に陥りやすくなります。転倒・骨折、または要介護や寝たきりを予防するためにも、筋肉の原料となるたんぱく質を十分摂取し、適度な運動を続けて、筋肉をつけることが大切です。


■サルコペニア(加齢性筋肉減少症)

一人暮らしで食事を作るのが面倒になる、入れ歯が合わずに良く噛めない、病気なって食欲が落ちるなどのちょっとした要因で、すぐに高齢者は栄養不足に陥ります。要介護状態となるのを予防し、健康寿命を延ばすためにも、高齢者のたんぱく質不足をしっかりチェックすることが大切です。

筋肉を作るたんぱく質

――アミノ酸の経口摂取による筋肉合成に年齢関係なし――

筋肉は、たんぱく質を摂取しなければ、合成が促されず発達しません。そしてそのたんぱく質も、筋肉の合成に必要な材料のアミノ酸が揃っていなければ意味がありません。アミノ酸の投与に対する高齢者の骨格筋たんぱく質代謝の反応は、若齢者と差はなく、アミノ酸の経口摂取による高齢者の骨格筋たんぱく質合成は、若齢者と同程度に増加することがわかっています。

筋肉量の減少がエネルギー産生低下・基礎代謝の低下を招く

筋肉の中には多くのミトコンドリアが存在します。心臓にミトコンドリアが多いのは心臓の大部分が筋肉で出来ているからです。筋肉量の減少は、ミトコンドリアの減少・活性低下につながり、エネルギー不足に陥りサルコペニアの原因となります

 筋肉の役割は身体を動かすだけではなく、体液の循環や体温の維持が挙げられます。特に基礎代謝量は筋肉量と関係が深い(基礎代謝の内約40%が筋肉で消費されている)ため、筋肉量が減ると基礎代謝の低下につながるのです。

アミノ酸スコア100のコラーゲンペプチド

 アミノ酸スコアとは、たんぱく質の品質を評価するためのスコアです。たんぱく質を体内で利用するに必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれ、それらが全て存在する場合にはアミノ酸スコアが100となります。
 そして、吸収にはアミノ酸が“コラーゲンペプチド”の状態が理想的です。コラーゲンペプチドとは、コラーゲンを酵素処理で分解し、低分子化したもので、食品として摂取した場合、体内でアミノ酸に分解しやすいため、吸収性が高められています。

康復医学学会の研究成果の一つ『薬膳の素』(製造・販売:和漢生薬研究所)は、「アミノ酸スコア100のコラーゲンペプチド」の理想的なうま味だし商品です。
 良質なたんぱく質の摂取によって基礎代謝が高まるため、健康的なダイエット効果も報告されています


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月14日土曜日

夏風邪にご注意!

夏風邪は長引く!

冬の風邪は、数日で治るのが普通です。これに対し夏場の風邪は何週間も続くことがあり、去ったかと思うと猛烈な勢いで突然戻ってきます。この違いは、鼻づまりやくしゃみをもたらす冬のウイルスと、夏風邪を引き起こすウイルスが違うために生じます。また、活発な行動や、空調の効いたビルの出入りなど、夏にありがちな行動のいくつかも風邪を長引かせる要因です。

 ノースショア大学病院(ニューヨーク州マンハセット)の伝染病専門家・ブルース・ヒルシュ氏は「冬の風邪は重く、野蛮だ。そして短い」と述べています。これに対し、夏風邪は長引く傾向があり、何週間も続いたり再発したりすることがあります。
 6月から10月にひく夏風邪は、冬の風邪に比べた発生の確率は25%程度にすぎません。しかし、くしゃみや咳のほかに、冬風邪よりも深刻な、インフルエンザに似た症状が出ることもあります。治る兆しがないために、アレルギーと勘違いする人も多いようです。

 また、温かい屋外と空調の効いた屋内を行き来する夏は、より病気に脆弱な状態になり得ると、英カーディフ大学風邪センターのディレクター、ロナルド・エックルス氏は言っています。これは、突然の寒さで「血管が収縮し、鼻やのどの防御機能が落ちる」のが原因です。「既にウイルスがあれば、これが免疫力を低下させる」といいます。

 夏風邪には意外と思われる症状もあります。鼻づまりのほか、発熱、下痢、うずきなどに見舞われることがあります。症状は患者の年齢によって違うことがあり、乳児には鼻水や軽い熱がみられ、子どもや大人では高熱や発しんが出るケースがあります。

 通常、夏風邪を引き起こすエンテロウイルス(*1)も冬風邪の原因になるライノウイルス(*2)も、くしゃみや咳、細菌だらけの表面にじかに接触することで広まります。また、トイレのドアノブなどについた大便菌への接触でも広がります。エンテロウイルスもライノウイルスも一年中あり、専門家は「夏風邪はどちらか一方のウイルスによって引き起こされることが多く、原因はわからない」と話しています。夏風邪のウイルスのほうが繊細な可能性を示唆しています。
 冬風邪は夏風邪より頻度が高いですが、いずれの種類のウイルスも、学校、公共交通機関、スポーツの試合、飛行機の中など、大勢の人が集まるところで広まるのは共通しています。

*1【エンテロウイルス】:感染しても何の症状もない人が多い。症状が出る場合、かぜ症候群やインフルエンザ様症状を起こすこともある。経口あるいは糞口感染する。ウイルスは胃液の強酸や膵液のアルカリで死滅することなく消化管(特に腸)の中で増殖する。
*2【ライノウイルス】:一般的にはヒトライノウイルスを指す。 RNAウイルスであり、風邪(普通感冒)の代表的な原因ウイルスとして知られている。


■夏の風邪対策

ウイルスの侵入経路であるのどの「上気道」では、粘膜免疫を初めとするウイルス対策機能が働いています。しかし、上気道の粘膜免疫に関わる粘膜は、エアコンなどの乾燥に非常に敏感になっています。

ウイルスの不活化と粘膜免疫の保護

『レイシセンダン葉のど飴』(和漢研)
ウイルスは、鼻や口から侵入し、のどの上気道で感染しますので、のどでのウイルス不活性化には「のど飴」のような形態が有効です。
 康復医学学会では「霊芝エキス」と「センダン葉エキス」を配合したのど飴を研究して開発しました。こののど飴は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で、99.9%/hが不活化したという驚くべきデータが得ています。上気道でのウイルス阻止に期待できます。
 また、上気道の粘膜免疫の保護に関しては、就寝時(特にエアコン使用時)に口呼吸になってしまうことが、上気道を乾燥させて粘膜免疫に悪影響を与えます。就寝時に「HM-3000(特系霊芝)」のサプリメントを1、2粒、口に含むことをお奨めします。霊芝粒を口に含むことによって無意識に口を閉じます。さらに、霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促しのどの乾燥を和らげるので、上気道の粘膜免疫の保護と機能向上に役立ちます

微小循環の保護と免疫の調整作用

ウイルスに対する体の炎症反応で、血管内皮細胞の損傷毛細血管の透過性増加などが起こります。毛細血管の透過性が増すと血液中の成分が滲出し(漏れ出し)たります。
 康復医学学会では「ルチン」を研究していますが、このルチンが血管の透過性を正常に保ちつつ血管壁を強化させます
 そして「H-3000(特系霊芝)」は、免疫系に対して調整的な双方向性があるため、さまざまな免疫失調症に対する効果が期待できます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージやNK細胞の活性化、造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効性を発揮すると期待されています。

===============================

 この季節、夏の疲れが残り体力が低下していると、ウイルスに感染しやすくなっています。また、ウイルス感染し発熱や自覚症状を伴うと体力が奪われます。体力の低下は感染を進行させ、完治が遅くなります。
「HM-3000(特系霊芝)」や「コエンザイムQ10」を補給して、エネルギー産生を促進させましょう!


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月13日金曜日

慢性疲労とセロトニン

慢性的な疲労と神経伝達物質

疲労は、疲れを感じた体からの「休め」という合図です。しかし、現代人は、年を重ねていくと「休んでいる暇はない」と考えてしまうので、疲れを感じている時間が長くなり、疲労が慢性化してしまいます。また、IT化などで生活スタイルも変化し、睡眠時間が削られ疲労の蓄積が慢性化する傾向にあります。
 慢性疲労を軽く考えてはいけません。慢性疲労の約50%の人が日常生活に支障がでるほどの疲労を感じているのです。慢性疲労の人の特徴は、日常的な作業効率の低下です。しかも、慢性疲労の人の多くは、睡眠の質が低下しているため、たとえ睡眠時間が長くても、疲れがとれない状態が続きます。

 疲労は、休めば治る健康的な疲労と、休んでも治らない健康的でない疲労に分けられます。疲労の研究において、疲労物質の候補として免疫物質の一つが関わっていること、運動を行った後にこの免疫物質が増えることがわかっています。運動をやめて安静にしていると、この物質の生産は自然に減少し、それとともに疲労も回復します。しかし慢性疲労を感じている人は、運動をしたわけでもないのにこの免疫物質が多く、たとえ安静にしていても減少しません。つまり、疲労がたまっているときは生産され続けている状態だと考えられています。

 調査や研究で、この免疫物質と慢性疲労の関係が明らかになるにつれて、慢性疲労症候群を引き起こす大きな要因がわかってきました、それは、「感染症」「生活ストレス」です。
 ストレスを抱えていると、免疫細胞の働きが低下します。軽微なウイルスに感染しただけでも、免疫物質をどんどん放出してしまいます。すると、脳の中の神経伝達物質・セロトニンの生合成を低下させてしまうことがわかっています。セロトニンの減少によって、脳内の情報がうまく伝わらなくなり、体のだるさや集中力の低下などの症状として表われてくるのです。


■解明が進んでいる慢性疲労症候群

脳内の神経伝達物質の異常は,慢性疲労だけでなくうつ病でもみられる現象です。うつ病患者の脳でも、慢性疲労症候群の患者の脳と同様にセロトニンが減少しています。
 しかし、うつ病と慢性疲労は異なります。

慢性疲労とうつの共通点は“セロトニンの低下”

うつ病では、セロトニンの分泌量が低下するとともに、再取り込み口からセロトニンを回収する量が増します。結果的に神経と神経の間「シナプス間隙」のセロトニン量を減らしてしまいます。
 一方、慢性疲労症候群では、脳の一部でセロトニン神経系の脱離や低下があるため、セロトニンの量が少なくなるのです。

進んでいる「慢性疲労対策」

疲労のメカニズムの解明が進む一方で、疲労対策の研究も進んでいます。
「研究によって、ビタミンCやコエンザイムQ10(Co-Q10)など、体の酸化をおさえる物質が見いだされました。また、修復エネルギーの生産に重要なCo-Q10ビタミンB1クエン酸アミノ酸などが、疲労回復に効果をもたらすことがわかってきました」(大阪市立大学大学院医学研究科・渡辺恭良教授)。

=======================================

http://tukaretana.com/
疲労には“ストレス”が大きく関わっています。ストレスは人それぞれに違うので、自己のタイプを知ることが重要になります。
 疲労とは何か? 慢性疲労の元・ストレスの解消法は? 疲労の対処方法は? 一度『疲れたなぁ.com』サイトを訪れて勉強してみてください。このサイトは康復医学学会が内容を監修しています。森昌夫理事長のインタビュー記事なども載っていて、非常にお役に立つサイトです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月7日土曜日

血栓症

血栓症と血管内皮細胞

心臓や脳血管などのトラブルは、血管内にできた血液の塊「血栓」が引き起こします。そして、こ
れに拍車をかけるのが高血圧です。高血圧は血管壁に過剰なストレスを与えるので、血管障害を促進する重要な要因のひとつと考えられています。
 血圧が高い状態が続くと、血管はその圧に負けまいとして壁の厚さを増してきます。また、血管の内腔をおおっている血管内皮細胞は直接高い圧にさらされるため、小さな傷ができたり、血栓を抑制する機能などが低下します。すると、血管壁に慢性的な炎症反応が生じ、血栓ができ易くなります。また、白血球やコレステロールなどが血管の内側の層に集まってきて動脈硬化が進行し、血管の狭窄も起ります。この血管内皮細胞に関しては、炎症反応を抑えることで老化を遅らせ、平均寿命を3割伸ばすことに成功したマウスのデータなどもあり、アンチエイジングにも期待されています。
 このような血管の障害は、特に脳、心臓、肺、腎臓の血管に起こりやすく、その結果、心臓病や脳卒中、肺塞栓、腎不全などの合併症が引き起こされます。もちろん、これらの疾患が突然発症することはないのですが、微小循環領域では、早い段階から血流の障害が起こり始めています。原因不明とされる本態性高血圧(高血圧の95%を占める)も、微小循環での血流が滞ることが原因で血圧が高くなるのです。

 今年は残暑の厳しい毎日が続き、熱中症がニュースになっていますが、もう一つ気をつけなければいけないもの、それが「血栓症」なのです。発汗により血液粘度が上昇すると、血栓形成が促進して血管障害が起りやすくなります
 仕事の後の冷えたビールは最高の贅沢ですが、アルコールには利尿作用があり、喉が渇いている時に飲んでしまうと、体内の水分がさらに奪われ、逆に血栓症になりやすい状態を作ってしまうので注意が必要です。


■血栓症とその対策

血栓症は、糖尿病、高脂血症、動脈硬化などが引き金となります。急激な血圧低下や脱水が原因で血液の成分濃度が高くなり、血液の流れが停滞して発症することが多いのが特徴です。たとえば、夏場のこの時期に屋外の仕事やスポーツなどに夢中になり、十分な水分補給ができない場合など。このような状況では脱水症状に陥りやすく、脳や心臓に血栓が詰まり倒れる場合もあります。

血栓と塞栓

血栓症は、高血圧、糖尿病、高脂血症などが原因となります。血管の内側を一面覆っている内皮細胞がはがれて、コラーゲンを含む血管壁が露出すると、血小板が活性化され、どんどん集まってきてくっつき始めます。また、フィブリン(血液凝固に働く繊維状タンパク質で、血餅や血栓形成の主役)も出てきて、この血魂が大きくなり動脈硬化などで細くなった所に少しずつ集まり血流をせき止めてしまいます(上図)。
 塞栓は,主に心臓でできた血栓が流れてきて動脈を詰まらせることで起きます(下図)。不整脈などの心疾患などが引き金となり、過労や飲みすぎが原因となって、発作に突然みまわれます。年齢を問わず起きることが多く、若い人も例外ではありません。

特系霊芝の血栓形成抑制効果

血栓は、夜間の睡眠中、血圧の低下によって起きることもあります。血栓症は、徐々に進行していくガンなどと違い兆候が見えにくく、突然、重篤な疾患を起こし、心筋梗塞や脳内出血などで死に至るケースもあります。しかも、現代では血栓症は急速に低年齢化し、脅威は身近なものとなっています。
 康復医学学会の主要研究テーマ「HM-3000(特系霊芝)」は、血小板血栓及びフィブリン血栓を必要以上にできにくくする抑制効果があります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2013年9月5日木曜日

血管と血液のアンチエイジング

個人差が大きい血管の老化

女性なら誰でも“お肌のエイジング”は気になるものです。しかし、血液と血管のエイジングを意識することなど、ほとんどないでしょう。血液も血管も、確かに普段は意識しにくいものですが、医学的に見ると、実は全身のエイジングに大きな影響を与えるものなのです。
 100歳を過ぎても元気な人は、全身がまんべんなく若々しく保たれています。ひとつでもダメなところがあるとそれが足を引っ張るので、ほかが良くても老化が進んでしまいます。心臓が丈夫でも腎臓が悪くなるとダメですし、内臓全部が若くても脳の認知機能が低下すると最後は寝たきりになってしまいます。内臓も脳もピカピカに磨いておかないとアンチエイジングにはなりません。そして、その内臓と脳を養っているのは血液であり、血液を巡らせているのが血管なのです


 血液と血管のアンチエイジングは、いつまでも若々しい体と脳を保つ基本です。血液と血管の機能が保たれていると、とくに脳と心臓の働きの維持につながります。脳も心臓も大事な臓器ですが、それらは血液と血管の機能に大きく左右されます。
 血液が運ぶ酸素がないと、細胞はエネルギーを作り出すことができません。したがって、休みなく活発に動いている脳や心臓のような臓器ほど、より多くの酸素を供給するために血液を常時多く消費してしているのです。そして、血液を大量に消費している臓器だからこそ、その供給が断たれると取り返しがつかなくなるのです。 血液の供給が絶たれる一番の原因は、血管が硬く狭くなる動脈硬化です。脳で動脈硬化が起こると脳梗塞などの脳卒中、心臓で動脈硬化が起こると心筋梗塞などの心臓病になります。日本人の死因の1位はがん、2位心臓病、3位は肺炎、そして4位は脳疾患です。でも、原因という見地に立つと、1位が動脈硬化(心臓病+脳疾患)、2位が悪性腫瘍(各種がん)と逆転します。
 よく「人は血管とともに老いる」といいますが、これは動脈硬化のことなのです。動脈硬化には男女差があります。女性ホルモンは動脈硬化を防ぐ働きがありますから、女性は男性よりも20歳は血管が若いと言われています。45~55歳で閉経を迎えて女性ホルモンが減ると、動脈硬化のリスクが高くなります。動脈硬化は長い時間をかけて進行しますから、閉経したからといって一気に動脈硬化が起こるわけではありません。男性と比べて20歳のアドバンテージがあるわけですから女性は50歳くらい、男性は30歳くらいから起こりはじめます。しかし、血管の老化は個人差が大きいのが特徴です。遺伝的な要因よりも、食生活や運動といった環境要因のほうが影響しやすいので、同じ年でも血管の老化の度合いはさまざまなのです。


■血管と血液のアンチエイジング

動脈硬化:原因はさまざま

動脈硬化は、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣によって大きく影響されることがわかっています。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪などは過酸化脂質を増加させ、血管壁に付着して血管を詰まらせたり、血管が破れたりする原因になります。右の表のように危険因子に注意することが大切です。また、動脈硬化は加齢とともに進行するため、血液や血管のアンチエイジングを心がける必要があります。

微小循環の血流改善は、血液のアンチエイジング

血液の40~45%が赤血球です。生活習慣や加齢、ストレス、疾患などが原因で赤血球表面の粘度が増すと、赤血球どうしがくっついて凝集が起り微小循環の血流が低下する原因になります。また、赤血球が酸素の供給を行う毛細血管は、赤血球の大きさが血管の内径より大きいため、赤血球は自らが変形して通っていきます。しかし、赤血球の変形能(弾力性)の低下が起きると、赤血球自体が毛細血管に入りにくくなり、血液の機能も低下します。この、赤血球の変形能、赤血球の凝集の改善が血液のアンチエイジングにつながります

血管のアンチエイジングは、一酸化窒素の産生促進

高血圧になったり中性脂肪や酸化ストレスが増加したりすると、動脈の血管内皮細胞が阻害され、NO(一酸化窒素)の産生が低下し、血管が収縮して炎症を起こし易くなります。その結果、血栓が形成され易い血管になり動脈硬化も進行してしまいます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ