2012年1月20日金曜日

季節性情動障害!


安易な処方に要注意!

「薬を中断したら翌日から幻覚、幻聴が始まった」


 2年半前、40代男性は眠れなくなり、通勤中に急に動悸が襲い、気分が悪くなりました。そして、かかりつけの内科で精神科診療所を紹介してもらい、「パニック障害」と診断されました。最初に処方された薬は5種類。抗不安薬、抗精神病薬、抗うつ薬のほか、効く時間の長さが違う睡眠導入薬が2種類あったそうです。しかし、半年たっても眠れず、主治医は鎮静作用の強い睡眠薬や効き目が長い睡眠導入薬を順次追加。薬は11種類に増えたのでした。そのころから、話しかけられても反応が鈍くなったとのこと。診察に同席した妻が、「そんなにたくさん飲んで副作用はないんですか」と尋ねたが、医師は「大丈夫」というだけ。

 心の病気は、検査数値で診断したり、薬の効きめを評価したりするのが難しく、しかも、使うのは脳に直接働くデリケートな薬なのです。同じ作用の薬なら「最初は1剤から様子をみるのが一般的」(北里大学精神科・宮岡等教授)。同じタイプの抗うつ薬や睡眠導入薬を最初から重ねて処方されたら、説明を求めた方がいいでしょう。医師に聞きづらいときは、薬剤師に「同じ系統の薬はあるか」と尋ねたり、似た効能の薬が複数あれば「効き方がどう違うのか」と確認したりすることを勧めています。治療が長く続くと、主治医の判断で、同系統の薬を重ねることはあるようですが、「具合が悪いと訴えるたびに薬が増える」というときは、複数の医師の意見を聞くのがよいでしょう。また、初診で「薬を飲んで休めば治る」と言い切られたときも要注意です。精神科では、家族の見守りや生活環境を整えることも治療の一環です。「そこを省略して『薬で治る』と言われたら、気をつけて欲しい」(宮岡教授)。初診時に生活習慣や性格に関する問診も無く、簡易なチェック形式の問診だけで、短時間で「うつ病」と診断された場合も注意が必要です。

 そんな「心の病」は冬場のこの時期に発症しやすくなります。


■季節性情動障害
 季節性情動障害とは、特定の季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る脳機能障害の一種です。季節性気分障害、季節性感情障害などともいいます。「冬季うつ」などがよく知られています。

夏場は元気で食欲が増す傾向
 季節性情動障害は、倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られるのが特徴。患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態な人が多いようです。

原因は、日照不足によるセロトニン分泌の低下
季節性情動障害は、冬季を中心に発症し、高緯度地域における発症率が高いことから、日照時間が短くなることに原因があると考えられています。北欧のスウェーデンなどでは、冬場に太陽が昼時でも水平線より5度の角度までしか上がらず日照時間も短くなり、年間の心療内科科の来院数も冬場に極端に増えるそうです。原因としては、日照時間が減ることで神経伝達物質のセロトニンが減り、脳の活動が低下してしまうと考えられています。
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 季節性情動障害は、セロトニン分泌の低下が大きな原因です。冬場のこの時期に限らず、日頃、日光を浴びる時間が短い人仕事上夜間勤務等が多い人夜型人間などは、日照不足状態からセロトニン分泌の減少傾向になると考えられます。

 セロトニン神経の活性に期待できるのが、リラックスハーブ「ラフマ」です。
羅布麻(ラフマ)



 いつもありがとうございます。
 愛・感謝 五月雨ジョージ

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