2024年12月25日水曜日

飲酒と認知症

 年末年始、お酒はほどほどに

 体の中で飲酒の影響を最も受けやすいのは肝臓です。肝臓には、アルコールを分解したり、余ったエネルギーを中性脂肪として蓄えたりする働きがあります。しかし、飲み過ぎによって、摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ると、余ったエネルギーは肝臓に運ばれて中性脂肪になり、どんどん肝臓にたまり、脂肪肝を招きます。

 脂肪肝の初期は自覚症状が少なく、そのまま飲酒を続けると「アルコール性肝炎」⇒「肝硬変」に至ります。肝臓は"沈黙の臓器"と呼ばれなかなか音を上げないため、定期健診などで早期発見することが大切です。飲酒による脂肪肝なら、短期間の禁酒で改善できます。

 お酒の飲み過ぎは、肥満も招きます。お酒と一緒に高カロリーなつまみを食べ、摂取カロリーがオーバーしがちだからです。

 長期間の飲酒は高血圧の原因になります。また、アルコールそのものの作用や代謝に伴い、血糖値にも影響し、糖尿病のリスクも高めます。

【節度ある適度な飲酒とは】

 量としては純アルコールを1日平均20g程度。ビール→中ビン1本、日本酒→1合、チューハイ(7%)→350mL缶1本、ウイスキー→ダブル1杯に相当。また、肝臓のためにも、週に2日は休肝日を設けることが重要です。

 寝酒は睡眠を浅くします。精神的に不安なときや興奮しているときは、飲み過ぎることも多いため、できるだけ飲酒は控えましょう。薬を服用しているときも控えてください。

 お酒は「エンプティカロリー」と言われ、カロリーはあっても栄養成分はほとんどありません。適度な量のたんぱく質や糖質、野菜をバランスよく食べながら楽しみましょう。冷奴や枝豆、お刺身や赤身肉、ゆで野菜・蒸し野菜など、カロリーを抑えた料理がお勧めです。

 多種類のお酒を飲む“チャンポン”は、逆に飲酒量が増える傾向があるので要注意です。

 年末年始は、飲み過ぎと飲み方に注意。一気飲みなどは、急性アルコール中毒を起こし、意識レベルが低下し、嘔吐や呼吸状態の悪化を招き、命にかかわることもあります。

「酒は百薬の長」といわれる一方で依存性のある嗜好品でもあります。習慣的に飲酒を続けると、「酔い」を求めて徐々に酒量が増加していきます。そして、お酒に対する欲求が高まり、飲み方がコントロールできなくなります。さらには、お酒が切れると、不眠・発汗・手足のふるえ、不安・いらいら感などの「離脱症状」と呼ばれる症状が出現します。

 アルコールの過剰摂取は、肝臓以外にも膵臓、脳・神経などのさまざまな臓器に悪影響を及ぼします。また、生活面でも飲酒による体調不良で仕事にも影響が及ぶ場合があります。さらには、家族間の信頼の喪失、関係の悪化により、ストレスで一層酒量が増えてしまい、やがては社会に適応できなくなることも‥‥。お酒の飲みすぎには注意が必要です。

(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)


■飲酒と認知症について

 疫学調査結果から、アルコール依存症及び大量飲酒者は、認知症のリスクが高まることがわかっています。一方で少量の飲酒は認知症の原因にはならないだけでなく、認知症を予防する可能性があります。

アルコールの脳への影響

 以前から、大量に飲酒する人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られていましたが、近年の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち、飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。また、飲酒による脳萎縮は、断酒することによって改善することも知られています。萎縮以外の影響としては、アルコールが加齢による記憶・学習の低下を促進することが動物実験で証明されています。

大量飲酒と認知症について

 アルコールには脱水作用があり、これで血液中の水分が奪われると、血管が詰まり脳梗塞などを発症するリスクが増します。また、血管性認知症の原因になります。

 施設に入っている認知症高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症という調査結果があります。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用や大量飲酒経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。大量の飲酒は、認知症のリスクを高めるということです。

 一方で、アルコールには善玉コレステロールを増やしたり、血管を拡張したり、血液をサラサラにしたりする働きがあります。少量だとこれらが効果的に作用するのではないかとみられています。飲酒しない人または大量飲酒する人より、少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる、言い換えれば少量飲酒は認知症の予防になる可能性を示唆しています。

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「HM-3000(特系霊芝)」の持つ、高血圧・高血糖・脳血管障害に対する微小循環の血流改善作用は、認知機能改善に有効であるばかりか、肝臓保護・肝障害改善効果も期待できます。

 また、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進作用や肝機能障害予防効果が認められていますので、飲酒前に摂っておくと効果的です。

 そして、飲酒により心臓の負担が増加してうっ血傾向にある人の場合は、特に心臓に戻る静脈血が滞りやすくなるので、心機能を高めることが大切です。康復医学学会では「コエンザイムQ10」をお勧めしています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年12月18日水曜日

低体温

 冷え性よりも危険な“低体温”

“冷え性”は、人が寒さを感じない程度の温度環境で、手足や下半身などが冷えて、つらいと感じる自覚症状のこと。指先などが冷たくなっていても、身体の中心部の温度は正常なことが多くあります。一方“低体温”は、深部体温(脳や内臓など身体内部の温度)が下がってしまうことをいいます。

 深部体温が35度以下になると、激しい震えや、判断力の低下などの症状があらわれ、「低体温症」と診断されます。体温が下がるにつれ、筋肉の硬直、脈拍や呼吸の減少、血圧の低下などが起こり、死に至ることも。自覚がないまま進行することもあるため、高齢の人や、寒い中屋外作業をする人は注意が必要です。

 厚生労働省によると、2021年の熱中症での死亡者数641人に対して、低体温症による凍死は1245人。そのうち65歳以上が全体の80%以上となっています。

 凍死というと、「雪山での遭難」など、日常とは遠いところで起こるイメージが一般的ですが、実は多くが家などの屋内で発生しています。年齢を重ねると、身体能力の衰えや持病等により低体温症になりやすい上、寒さを自覚しにくくなることが要因の一つです。

 36度未満の軽度低体温でも、免疫力が低下し、感染症や脳血管障害、糖尿病など、身体に様々な不調が出やすくなる可能性があるといわれています。疲れやすくなったり、風邪をひきやすく、また風邪がなかなか治らないといった症状も。肺炎やインフルエンザのリスクも高まります。

 身体の深部温度は直腸で測るため、一般的な体温計では測定できません。普段から身体を冷やさない生活習慣を心がけましょう。ポイントは、衣服食事運動の3つです。

 衣服 :暖房での温度調整、厚手の靴下、マフラー・レッグウォーマー、ひざ掛け等を利用して、室内にいても、しっかり防寒対策しましょう。

 食事 :食事の7割は身体の熱になります。朝食をしっかり摂り、身体を温める食材(しょうが、にんにく、鍋料理など)を積極的に食べましょう。

 運動 :筋肉は身体の熱量の6割を作り出します。スクワットやストレッチなどで筋肉をつけましょう。暖かい室内でできる運動がおすすめです。

 ちょっとした心がけの積み重ねが、健康維持につながります。できることから実践して、体温アップを目指してみてください。

(出典:https://www.dydo.co.jp/)


■日常でも多い低体温の弊害

 一枚目でお伝えした通り、低体温症は、都会など普段の生活の中で生じる身近な危険として見過ごせません。事実、救急車で病院へ運ばれる低体温症の患者のうち、自宅など屋内で低体温症を起こした患者は、屋外での発症者の3倍以上と言われています。

 初めは皮膚表面の血管の収縮から鳥肌が立ち、熱を得るために体がカタカタと震え始めます。言葉が思うように出なくなり、歩行もままならなくなります。体熱の喪失が発熱を上回るようになると、中心温は33℃以下(中等症)へ低下。やがて体の震えは止まり、意識障害で朦朧となったり、支離滅裂なことを口走ったり、呼びかけに無反応になったりします。さらに30℃以下(重症)の低下で昏睡状態に陥り、脈拍は微弱となります。そして、心停止に至る‥‥というのが低体温症です。

 屋内の場合、たとえば同居家族が不在中の昼間、トイレに行く途中で階段を踏み外し、倒れたまま動けなくなり、助けを呼べずに低体温症になった老人のケースもあります。認知症の高齢者を抱える家庭では、特に注意しなければなりません。

 脳卒中や狭心症・心筋梗塞、低栄養などの病気を患っている場合、低体温症の発症をきっかけに病状を悪化させ、後遺症を残したり、死に至るケースも少なくありません。中でも糖尿病患者は要注意です。いわば糖は、体内でエネルギーを作り出すガソリン。このガソリンを燃焼させるため、血液中から糖を細胞の中へうまく取り込む必要がありますが、糖尿病はそれがスムーズにできなくなるので、低体温症に陥りやすいのです。自分一人で身の回りのことができなかったり、独り暮らしだったりする高齢者が低体温症になりやすいと言えます。体が冷えたまま、当初の体の震えがなくなったら危険な兆候です。ただちに救急車を。

 低体温症は、重症になると命に関わります。低体温は体質だけでなく、薄着などで熱が奪われたり、偏食(ダイエット等)による栄養不足、不規則な生活習慣、運動不足なども原因と考えられています。また、ストレスなどにより交感・副交感神経のバランスが崩れると体温が36℃を下回り、低体温特有の疾患や免疫力の低下などが表れることがわかっています。

低体温に陥る生活習慣

ストレスによる血行不良・自律神経の乱れ

 過度のストレスは血行不良を呼び起こして低体温の原因となります。また、ストレスは、ホルモンバランスを崩し自律神経の働きを乱すため、体温コントロールが難しくなり、低体温になることがあります。

エネルギー産生の不足

 エネルギー産生機能が低下してエネルギー不足になると、基礎代謝が低下するため、冷え性や低体温の原因になります。

たんぱく質不足

 ダイエットや高齢者の摂食障害でたんぱく質が不足すると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となります。細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が減ると、ミトコンドリアの数も少なくなり、それにともなって体温が下降すると考えられます。


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愛・感謝 村雨カレン

2024年12月11日水曜日

短鎖脂肪酸

 2週間で腸内環境は変わる

新型コロナ禍の「巣ごもり便秘」が指摘されてから、すでに数年になります。第11波と言われる感染が広まる中、大腸劣化を食い止めるには、どうすればよいでしょうか。消化器病専門医で帝京平成大学教授の松井輝明氏が勧める腸活方法を紹介します。

 私たちの大腸には1,000種類、100兆個以上とも言われる腸内細菌がすんでいます。この細菌が元気に働き続けられるかどうかは、私たちの心掛け次第。大腸ケアに手遅れはありません。2週間で腸内フローラのバランスは劇的に変わります。

 朝1杯の水分で大きな活力 :朝起きたら、コップ1杯の水分を摂りましょう。まだ眠っている胃腸を目覚めさせます。また、朝食は必ず摂りましょう。朝食を摂ることで、「胃・結腸反射」がおこり、その刺激で腸が動き出します。

 朝のトイレを習慣づける :朝食後には必ず排便する習慣を。副交感神経を優位にし排便しやすくするためにも、トイレでの数分くらいはリラックスした気分で過ごしたいもの。

 ストレスと上手につきあう :ストレスや睡眠不足は、交感神経が優位になりやすく、腸の動きが悪化します。腸と脳との連動(脳腸相関)で、お互いがストレスを敏感に感じ取ります。好きな音楽を聴く、散歩や運動をするなどの時間を、毎日持つようにしましょう。

 毎日30分の運動習慣 :毎日30分の有酸素運動は血行をよくし、運動の刺激が腸を活発にします。少し早足で歩く、階段を使う、遠回りをするなど、できる範囲でかまいません。

 炭水化物抜きダイエットは避ける :腸内細菌のエサは食物繊維。日本人にとってお米は貴重な食物繊維源です。「食物繊維は野菜で」と思っている人も多いですが、実は、野菜より穀物のほうが食物繊維を多く含みます。ごはん抜きの食事は不足しがちな食物繊維摂取量を一層減らします。食事制限の指導がない限りは炭水化物抜きダイエットはNGです。

 水溶性食物繊維を一品プラス :有用菌の代表格、ビフィズス菌は加齢とともに減少します。ビフィズス菌のエサとなる食物繊維、特に水溶性食物繊維を摂るように心掛けましょう。食事に一品、ワカメの酢のものなど海藻を加えたり、白米を雑穀米にしたり、食後に果物を加えたりすることで、水溶性食物繊維を摂取できます。食事が不規則になりがちな人や外食の多い人は、オリゴ糖や天然のイヌリンなどを利用する方法もあります。

 発酵食品を上手に利用 :ヨーグルトや漬物、納豆などの発酵食品には、腐敗を防ぐ働きのある細菌や、腸内細菌が好むエサが含まれていて、大腸を元気にしてくれます。ヨーグルトは腸活効果を最も発揮させるため、寝る2時間くらい前に摂るのがベスト。夕食後、胃酸や胆汁の分泌が落ち着き、腸内細菌が活発になる時間帯だからです。

 食事は量より品数 :豊富な品数はバランスのよい食生活の基本です。外食時は丼物や麺類などより、食物繊維が摂れる小鉢付きの定食が良いでしょう。

(出典:https://www.asahi.com/)


■健康のカギを握る"短鎖脂肪酸"

 口から三大栄養素を摂り、消化・吸収されたあと、腸内では四つの現象が起こります。①発酵 ②腐敗 ③異常発酵 ④酸敗です。このうち①は健康に向かい、②③④は不健康へと向かいます。この発酵で産生する有機酸こそ、健康のカギを握る「短鎖脂肪酸」です

 脂肪酸には、炭素数12以上の長鎖脂肪酸、7~11の中鎖脂肪酸、6以下の短鎖脂肪酸があります。短鎖脂肪酸は、大腸内で、善玉菌が持つ酵素の働きによって行われる食物繊維(糖質)の発酵で生じます。短鎖脂肪酸は飽和脂肪酸です(不飽和脂肪酸には、短鎖及び中鎖脂肪酸は存在しません)。飽和脂肪酸は、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれ、中性脂肪やコレステロールを増加させ、動脈硬化を促進させる悪者‥‥これは間違いです。飽和脂肪酸がなければ、細胞膜はボロボロに崩壊し、細胞が存在できなくなります。細胞膜形成に欠かせない栄養素なのです。あり過ぎたり摂り過ぎたりすると問題なだけの話です。

ミトコンドリアの活性、免疫の強化に

 短鎖脂肪酸は、炭素の鎖の連結が短いために分解が容易ですぐにエネルギー源として働きやすいのです(体脂肪として蓄積されるのは、鎖が16以上ある脂肪酸であり、短鎖脂肪酸ではありません)。

 近年大きな注目を集めている「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」も短鎖脂肪酸です。酢酸は脂肪を合成する材料として、プロピオン酸は肝臓における糖新生の材料として使われています。酪酸は大腸の主要部分の栄養素となります。

 これら短鎖脂肪酸は、水溶性の食物繊維や糖質の発酵で生じ、免疫機能の向上や、健康増進・維持への有益性が認められてきました。短鎖脂肪酸の95%は大腸粘膜から吸収され、すべての消化管と全身の臓器の粘膜上皮細胞の形成・増殖を担い、粘液を分泌させる働きをしています。胃液も腸液、膵液、胆汁も全て短鎖脂肪酸が作っており、大腸粘液などは100%、短鎖脂肪酸をエネルギー源としています。さらに、細胞内のミトコンドリアに働き、エネルギー活性化を促進します。また、腸のpHを上げ、殺菌力を高めます。がんのアポトーシス(プログラムされた細胞死)にも関わっています。つまり短鎖脂肪酸は、人間の体液(粘液)のかなりの部分を作り、細胞のミトコンドリアを活性させ、粘液の強化に寄与しているのです。

短鎖脂肪酸を増やす食事を!

 短鎖脂肪酸を増やす材料は、熟した果物、わかめ、昆布などに含まれる水溶性の食物繊維です。穀物、大豆、キノコに含まれる不溶性食物繊維も材料となります。ほかには、酢(黒酢)、梅干し、漬物、キムチなどの発酵食品も、短鎖脂肪酸の材料になります。当然、康復医学学会の主要研究素材「HM-3000(特系霊芝)」には、不溶性食物繊維も豊富に含まれています。


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愛・感謝 村雨カレン

2024年12月4日水曜日

整腸剤

 整腸剤で得られる健康効果

 皆さんは「整腸剤」を飲んでいますか? 多くの人が「お腹の調子が良くない時に利用する」「下痢気味な時、便秘がひどい時に飲む」と答えます。もちろん、そんなとき整腸剤は効果を発揮してくれます。しかし、整腸剤にはそれ以上に大きなメリットがあります。

 一昔前までは「腸活=腸を整える」という、いわゆる「排便の改善」ばかりに注目されていましたが、近年、整腸剤は健康全体に大きな良い影響をもたらすことが明らかになってきていて、「アンチエイジング」や「美容」を目的に腸活している人が急増しています。

 整腸剤で得られる健康効果には以下のようなものがあります。

 食欲が激減、痩せやすくなる 

 整腸剤で、短期的に腸内環境を良好な状態に保つことができ、ジャンクフードへの欲求を減らすことができる。結果的に腸内環境が好循環に転換。さらに痩身効果から見ると、整腸剤はコレステロールを下げることが分かっている。2012年米心臓協会の発表では、高コレステロールに悩む人に整腸剤を飲んでもらったところ、LDLコレステロール:12%↓、総コレステロール値:9%↓という結果が得られている。

 肌がきれいになる 

 顔のテカリを放置しておくと、アクネ菌などのバクテリアが増殖、皮膚に炎症を起こし、ニキビや吹き出物の原因となる。しかし、整腸剤を摂ることで改善する可能性がある。皮脂の分泌により肌が荒れてしまうのは、腸内環境の悪化が原因とされており、整腸剤を使用することで腸内環境が好転、約80%の人のニキビが改善している。

 アレルギーやアトピーの改善 

 リーキーガット症候群により、異物に対して免疫が過剰に反応し、炎症を起こす。結果としてアトピー性皮膚炎やぜんそく、じんましん、食物アレルギーなどを引き起こしてしまう。アレルギーに悩む人には腸に問題があり、このリーキーガット症候群になっている人も多い。腸内環境が改善することにより、鼻づまりや花粉症が軽減した等のデータもある。

 下痢や便秘が改善する等お腹の調子が整う 

 整腸剤を飲むことで、腸内の善玉菌↑、悪玉菌↓となり腸内環境が改善、腸の不調をダイレクトに和らげてくれる。ただ、整腸剤は医薬部外品なので、即効性はない。毎日しっかりと飲み続けることが必要。

 疲労感が軽減する 

 研究によると、慢性疲労症候群の人は腸内環境が非常に悪いということがわかっている。慢性疲労症候群の患者を調べると、過敏性腸症候群を患っていたり、便秘だったりする人が多い。⇒腸内環境の悪さが日々の疲れやすさに関係している。整腸剤を飲むことで慢性疲労症候群の患者約70%に疲労感の回復が見られたという研究もある。

 メンタル不調が改善する 

 近年、腸内環境が脳にまで影響することが明らかになっている。「セロトニン」は腸で大半が作られるが、そのセロトニンが脳に働きかけることでメンタルが改善する。腸の働きが良ければ脳の機能が改善する。毎日整腸剤を服用した人は、健康増進はもちろん、うつ病や不安感、ストレスが改善したと報告されている。


■腸内フローラを整える

 腸内には数百種類の菌が生息しています。そして、この細菌の生息状態は一人ひとり異なります。腸はお腹の調子や消化吸収だけに関わる器官ではありません。免疫やホルモンの分泌、美肌、日々の調子など心身すべてに関わる器官です。腸内には様々な種類の細菌が生息していて、腸内フローラ(細菌叢)を形成しています。腸内フローラのバランスの改善し、美と健康を維持するために「整腸剤」も一つの回答となります。

腸内環境を改善するためには

 腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があり、人体に有害な働きをする悪玉菌が優勢になると心身の健康を損なうことがあります。腸内環境を改善するためには、善玉菌が働きやすい環境を作ることが重要です。腸内フローラの理想的な状態は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌の比率が2:1:7であると言われています。菌の割合の把握は難しいですが、食事と生活習慣を見直すことで、腸内フローラを整えることが可能です。

 食事では、発酵乳製品や漬物など善玉菌を含む食品・増やす食品(腸内で消化されにくい、オリゴ糖類食物繊維など)を摂ることと、腸内環境に悪影響を与える食材(高たんぱく高脂質化学調味料・添加物)を控えることが重要です。

 日常的なストレスは交感神経を刺激して便の排泄を抑制します。便の排泄が滞ることで、悪玉菌や、悪玉菌の作る有害物質(アンモニアや硫化水素)の排出ができなくなり、腸内フローラが悪化します。また、十分な睡眠時間を確保し、リラックスして入浴するなどして副交感神経を刺激することも重要です。

腸内フローラを整えることで期待できること

 腸内フローラの改善は、全身の健康も維持し、以下のような効果が期待できます。

【美肌効果】:腸内細菌がビタミンB群の生成を促進するため

【便秘解消】:善玉菌の増加で乳酸や酢酸などの有機酸が産生され、腸を刺激するため

【肥満予防】:腸内細菌が生産する脂肪酸がエネルギー代謝に関わる受容体を刺激するため

【体臭改善】:悪玉菌が産生するアンモニアや硫化水素が減少するため

【免疫力強化】:人体の免疫の7割を担う腸の免疫細胞を腸内細菌が刺激するため

【がんリスク低下】:がんの要因となる有害物質(アンモニアや硫化水素など)が減少するため

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 康復医学学会が、新しい甘味料のあり方として提案している「グリシン+霊芝炭」は、さまざまな健康作用が確認されています。整腸作用が高いこともそのひとつで、便通改善物質として働きます。グリシンは腸内善玉菌を増殖させて腸の働きを活発にするため、便秘や下痢になりにくくなるのです。また、食物繊維の一種「難消化性デキストリン」にも善玉菌を増やすことが知られており、腸内フローラを整えて健康的なお腹が期待できます。


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愛・感謝 村雨カレン

2024年11月27日水曜日

老化のしくみ

 若者の老化が進んでいる!?

 世界中で「早期発症がん」、つまり14歳から49歳までに診断されたがんが増えています。過去30年間(1990~2019年)で、50歳未満の新規がん患者は約80%も増えているのです。

(※浙江大学医学部、ハーバード大学、エディンバラ大学などの研究者らが昨年、英医師会雑誌に報告済)

 研究者たちは、2019年の世界疾病負担調査のデータを基に、204カ国の14~49歳の人々のがん罹患率と死亡率の変化を調査。2019年は、50歳未満の100万人以上ががんで死亡し、1990年から約28%も増加していました。研究者らは、2030年には、世界の新たな「早期発症がん」の症例数は31%、関連する死亡者数は21%増加すると推定しています。

 日本でも「国立がん研究センター」のがん情報サービスのデータによると、特に女性の「早期発症がん」が増えているそうです。

「早期発症がん」増加の原因のひとつとして考えられているのが、“老化が進んでいる”ことです。ワシントン大医学部の研究者らが、今年4月、若年成人のがんリスク増加と老化の加速が関連していることを、米国がん学会で指摘しています。

研究チームは、2つの関連を調べるために、英国バイオバンクに登録された約15万人のデータを使って、血液中の9つのバイオマーカーを分析し、参加者の生物学的年齢を算出しました。すると、1965年以降に生まれた人は、1950~54年の間に生まれた人にくらべて、生物学的年齢が年代よりも17%高かったといいます。

 次に研究チームは、加速する老化と「早期発症がん」発症の可能性との関連を調査。その結果、体の老化が早ければ早いほど、肺がん、消化器がん、子宮体がんの早期発症が高まっていました。やはり、50歳未満の新規がん患者が、過去30年間で約80%も増えているのは、老化が進んでいるからなのでしょうか。

 ボストン在住の内科医・大西睦子氏は言います。

「なぜ早期発症がんが増えているのか、その理由を見つけるために専門家は苦闘している。若い人の老化はひとつの理由であるかもしれないが、まだハッキリした理由は分かっていない。アルコールの飲み過ぎ、適切な睡眠の不足、日光への暴露、ストレス、長時間の座りっぱなし、メンタルヘルスの問題、交際関係の欠如などが考えられる。特にこれが悪いということではなく、食生活が乱れている人は、活動レベルが低くて、睡眠不足になりがちということもある。アメリカの研究では、1965~80年に生まれたX世代は、ベビーブーマー世代(1946~64年生まれ)に比べて、健康状態が悪く、また、飲酒や喫煙などの不健康な行動が多く、うつ病や不安症が多いことが指摘されている。便利な社会になり、インターネット、ソーシャルメディアなどと共に過ごす時間もますます増えている。これらに依存した生活は、ヘルシーなライフスタイルがしにくくなる、ということはあると思う」

(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)


■老化のメカニズム

「老化」とは一般的に、成熟期以降に起こる“生理機能の衰退”を意味し、遺伝的な要因や外界からのストレスに対し、適応力が低下することで起こる変化と考えられます。

 老化のメカニズム 

 生物学的に老化への太刀打ちは難しいとする「プログラム説」と、成熟後の有害遺伝子の発現で老化していくという「擦り切れ説」があります。成長スピードと同様に、老化スピードにも個人差がありますが、また、体内の組織や細胞によってもそのスピードは違うので、老化が進んでも、組織によっては実年齢よりも若いこともあります。

 老化の原因 

 老化の原因の一つは、「活性酸素による体の錆び」と考えられています。活性酸素生成の原因も様々で、呼吸による酸素の活性酸素化や、車の排気ガス、たばこ、紫外線、激しい運動や心理的ストレスなども活性酸素の蓄積を誘発し、老化の原因になります。また、老化スピードは40歳代から加速しますが、それは40歳代になると「抗酸化酵素」の能力が急速に減少するからです。このことから、逆に老化抑制には代謝を抑え、活性酸素の蓄積を抑えることが有効とする、カロリー制限説が唱えられるようになりました。一方で、老化には活性酸素のみならず、様々な複雑な要因があることから、一概に「老化を確実に抑え込む」ことはできないという考え方もあります。

老化はいつから始まるか

 細胞レベルで見ると、老化は生まれた直後から始まります。研究で、胎児から採取した細胞は約50回の分裂が限界であることが分かりました。そして限界まで分裂した細胞を“老化細胞”と呼びます。老化細胞に増殖を促す処理を施しても、二度と増殖しません。若い頃は機能低下した細胞は除去され、新しい細胞が補充されて機能を保ち、老化を防いでいます。しかし、年齢と共に細胞の入れ替わりは遅くなり、それ自体が停止すると、組織の機能が低下し、徐々に老化が進行していきます。やがて、老化細胞で生きていかねばならなくなります。

 一方、極めて稀ですが遺伝子の異常によって、正常な人より早いスピードで老化する病気もあります。「早老症」といい、国の難病にも指定されています。

老化による身体への影響

 老化は、右表(⇒)のように体に様々な影響を引き起こします。このほかにも、視力の低下や聴力の低下など、高齢者には様々な身体の影響が出てくるのです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2024年11月20日水曜日

てんかん

 てんかん、認知症との誤診に注意

 自動車整備工場で働く60代後半の男性は、2~3年前から職場で「ぼんやりしていて会話が成り立たない」「指示した内容を何度も忘れる」と指摘されていました。

 近所の脳神経内科では、アルツハイマー型認知症の疑いありとの診断。経過観察状態が続いたが、約半年前、家族旅行からの帰宅後、旅行の記憶がスッポリ抜け落ちていることに気が付く。家族に促され、大学病院で検査を受けた。診断名は「てんかん」だった――。

「てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することで一時的な症状が繰り返し起こる脳の慢性疾患。高齢者てんかんで最も多いのが脳卒中の後遺症で、3~4割を占める。ほかにも脳腫瘍や頭部外傷、アルツハイマー病によって発症するが、全体の3分の1は原因不明とされ、誰にでも発症する可能性がある」(相模原市認知症疾患医療センター長の大石智氏)

 子供のてんかんではけいれん発作が多いですが、高齢者の場合は非常にまれで、けいれんを伴わない“複雑部分発作”がよく見られます。「ボーッとしている」「呼びかけに無反応」等の意識障害や、「口をペチャペチャモグモグさせる」「机や膝の上を指でトントン叩く」等の状態。1~2分ほど続きますが、目立つ症状ではないため、異変に気付きにくいそうです。

「高齢者がてんかん発作を起こすと、発作直後に意識障害が残る『もうろう状態』になることがある。自力で食事が摂れないだけでなく、あちこちウロウロと動き回るので、壁にぶつかったり転落したりする危険がある」(同氏)

 発作の後のもうろう状態は、数十分から1週間続きますが、本人はその間の記憶がないので、意識が回復しても周囲と話が噛み合いません。発作は飲酒や寝不足のほか、抗コリン作用を含む薬剤によって誘発されやすいので、注意が必要です。

 通常、てんかん発作は数分で消滅しますが、高齢者は意識障害が回復する前に何度も発作を繰り返す「てんかん重積」を起こしやすくなります。入浴中なら溺死、運転中なら事故につながりかねません。さらに一度重積状態を起こすと、再度起こしやすくなります。脳の一部が興奮した状態が長時間続き、脳細胞がダメージを受けて脳機能障害や精神機能障害などの後遺症が残る恐れがあります。

 早期の診断・治療のためにも、問診で発作発生時の状況を詳しく伝えるのが重要です。

「診察では、いつから、どんな時に、どんな症状かを伝えること。発作の頻度を把握し、てんかんの疑いが高ければ脳波検査で突発波と呼ばれる異常な脳波の有無を確認する」(同氏)

 てんかんの治療は、抗てんかん薬の経口投与が一般的。高齢者の場合、少量でも治療効果が非常に高く、9割は発作を消失または抑制できるとの報告もあります。一方で、認知症と誤診されるとてんかん治療の機会を逃すだけでなく、認知症の薬は逆にてんかん発作を誘発します。物忘れ=認知症と思い込まず、てんかんの疑いも持つべきでしょう。

(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)


■てんかんは“慢性の脳疾患

「てんかん」は国際保健機関(WHO)によって「大脳神経細胞の過剰な電気的発射に由来する、反復性の発作を主張する慢性の脳疾患」と定義付けられています。つまり、てんかんは、脳の興奮(=発作)を一回だけでなく繰り返す疾患だということです。

 人間の脳の回路は「興奮」と「抑制」の絶妙なバランスによって成り立っています。誰の脳でも(てんかん発作のない人でも)このバランスが崩れれば、回路が暴走して痙攣発作を起こす危険性を秘めています。例えば、酸欠状態や低血糖状態など特殊な環境下や、外傷や脳卒中で脳が傷つけられた急性期などです。

 てんかんとは、何らかの原因により(原因は様々)大脳の一部または全体に、普段から暴走しやすい回路ができている状態と言えます。その暴走しやすい回路は、過剰な電気的発射を起こす場所でもあり、「てんかん焦点」と呼ばれます。てんかんはこの焦点の分布のしかたで分類したものが「全般てんかん」と「局在関連てんかん」(=部分てんかん)です。 ※原因による分類は「特発性」と「症候性」

生体電流を乱す原因

 私たちを取り巻く現代の生活環境は、身体に有害なものをたくさん含んでいます。日常的に以下のような環境に置かれていると、生体電流の滞り、電位の乱れの可能性が大きくあり、「てんかん焦点」が形成されやすくなってしまいます。

▼食生活の乱れや運動不足 ▼パソコンやスマートフォン・携帯電話など家電の電磁波

▼加齢(40歳前後から生体電流は衰え始める) ▼ホルモンの変化(女性ホルモンの影響も大) ▼ストレス ▼疲労 ▼睡眠不足・睡眠リズムの乱れ

 携帯電話やTV、パソコン、電子レンジなど微弱な電磁波を常に発している機器、私たち自身の食生活や睡眠リズムの乱れ、ストレス、運動不足、加齢による生体電流生産の衰えなどが原因となって生体電流に乱れを生じさせるのです。

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 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」に含まれる成分として有機ゲルマニウムがあります。有機ゲルマニウムには、血行促進、免疫細胞活性化、骨代謝調整ホルモンのバランス調整などの他に、生体電流を整える作用も認められています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン


2024年11月13日水曜日

過酸化脂質

 最強の毒ALE 発がん性と神経毒性

 老化物質AGE(advanced glycation end products;糖化最終産物)の危険性については、何度かお伝えしているのでご存知のことと思います。このAGEと同じくらい、いやむしろAGE以上に危険だとする研究者もいるくらいの危険物質が「ALE(advanced lipoxidation end products;脂質過酸化最終産物)」なのです。

 揚げ物が好きな人は多いと思います。唐揚げ、とんかつ、エビフライ‥‥でも、こうした美味しいものに限って危険が潜んでいるものです。高温調理過程の中でできてしまう毒、それがAGEであり、ALEなのです。

 AGEはたんぱく質が糖化されること(コゲによる劣化)によって生まれます。それが私たちの体に蓄積されることによって様々な障害を起こすのです。一方、高温調理で油が酸化され、過酸化脂質になります。この過酸化脂質がさらに酸化され、アルデヒド(酸化二次生成物)という毒になります。そしてアルデヒドがたんぱく質にくっついて過酸化されたもの(サビによる劣化)がALEです。これが体内に蓄積すれば、様々な病気の原因になるのです。

ALEを作るアルデヒド

 過酸化脂質が増えると、アルデヒドなど多くの酸化二次生成物をもたらします。過酸化脂質が発生してから少しずつ分解されていき、嫌な臭いを強く感じるようになります。この臭いの主成分がアルデヒド。「油酔い」と言われるもので、味も悪くなっていきます。

ALE産生の2パターン

①外因性:揚げ物などに含まれるアルデヒドの大量摂取により、活性酸素⇒ALEの形成。

②内因性:悪い生活習慣や炎症により、組織内にアルデヒドが産生される。

脂質アルデヒドの毒性(各種論文より)

▼腎臓や結腸における4-HNEたんぱく質(ALE)の形成は、がんの成長・進行を促進する。

▼4-HNEのレベルの上昇は、肝臓がんや膵臓がんの発症リスクを高める。

▼4-HNEは脳の神経細胞、血管筋・肝・骨格筋細胞のミトコンドリアに酸化ストレスを誘発。

▼4-HNEは発がん性、遺伝毒性、変異原性がある。


 私たちの体はもともとGST、GSH、ADH、AKR、ALDHなどアルデヒドを解毒する酵素持っていますが、揚げ物を摂り過ぎると、これらの酵素では対応しきれなくなり、結果的にアルデヒドが体内に蓄積されてしまうのです。

(出典:栄養チャンネルhttps://www.youtube.com/)


■過酸化脂質と疾病への関与

 体内の過剰な活性酵素・過酸化脂質は、組織の老化を加速させ、細胞の機能低下や細胞数の減少によって、様々な病気の発症につながる恐れがあります。

過酸化脂質って?

 過酸化脂質とは、活性酵素がコレステロール中の不飽和脂肪酸と結びつき酸化して出来た脂質の総称で、悪玉コレステロールと言われています。

 過酸化脂質を生み出す原因としては、▼ストレス ▼喫煙 ▼激しい運動 ▼大気汚染 ▼残留農薬 ▼紫外線 ▼食品添加物‥‥などがあります。

過酸化脂質の病気への影響

 過剰な過酸化脂質は、肌の老化からアルツハイマー病やガンまで、その影響は甚大です。血管内に付着・血管に溜まる過酸化脂質は、動脈硬化脳卒中心筋梗塞などに影響しますし、皮脂が酸化してできた過酸化脂質は、皮膚の細胞を傷つけ、アトピー性皮膚炎火傷の悪化かぶれシミソバカスなどの炎症を引き起こします。

 脂質異常症患者や冠動脈狭窄患者の血液では、過酸化脂質の濃度が健常者に比べて数倍高く、過酸化脂質が動脈硬化症発症に関与しています。また、過酸化脂質が蓄積した老化赤血球の数が多くなると、アルツハイマー型認知症のリスクが高まることも確認されています。

過酸化脂質を減らすには

 過酸化脂質対策には、活性酸素を抑える役割を持つ「抗酸化物質」が有効です。私たちの体内には元々抗酸化酵素や抗酸化物質が存在しています。しかし体内の抗酸化機能は肥満や食生活の乱れ、加齢によって低下しますので、食品から抗酸化作用をもつ成分を摂ることが重要となります。代表的な抗酸化物質としては、ビタミンAビタミンCビタミンEポリフェノールカロテノイドなどがあります(右表)。また、クロレラなどの食品から摂取するルテインによって、老化赤血球の増加が防げたり、味噌や醤油に含まれる糖化褐変物(メイラード反応産物)には抗酸化作用があることも分かっています。

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「HM-3000(特系霊芝)」には、非常に強い抗酸化作用を持つ酵素である「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)の産生・増加作用があることが確認されています。


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愛・感謝 村雨カレン