2026年10月21日水曜日

多血症

 血液がドロドロになる"多血症"

 頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感、視覚障害といった症状に悩んでいる人は「多血症」かもしれません。血液中の赤血球の濃度が高くなる病気で、放置していると命に関わる病気につながる危険もあります。多血症とは、血液中の赤血球が過剰に増加し、血液が「ドロドロ」と濃くなる状態を指します。この血液の粘度上昇は血流障害を引き起こし、放置すると脳梗塞や心筋梗塞など深刻な病気のリスクを高めるため、注意が必要です。

 多血症は「相対的多血症」と「絶対多血症」に分類され、絶対的多血症は「真性多血症」と「二次性多血症」があります。

1. 相対的多血症

 血液中の血漿が減少して、相対的に赤血球濃度が高くなった状態の多血症です。ストレスや肥満、高血圧、生活習慣病の合併例にも多く見られます。

2. 真性多血症(原発性多血症)

 赤血球が血液がんのように増加したもので、白血球や血小板の増加も伴い、脾臓が腫れ、JAK2遺伝子の後天的変異が関係します。

3. 二次性多血症

 高地での居住、過剰喫煙、心臓や肺の病気などによる低酸素状態が腎臓で造血因子エリスロポエチン産生を増やすもの、腎疾患やエリスロポエチンを産生する腫瘍によるものがあります。

 多血症の主な原因として、生活習慣、遺伝子異常、酸素不足が考えられます。

【生活習慣因子】:過度のストレス、高血圧、肥満、糖尿病、脂質異常症、喫煙、脱水など、生活習慣が背景となる場合が多く、中年以降の男性に多い特徴があります。

【遺伝子異常・腫瘍】:真性多血症は遺伝子異常が要因であり、これにより骨髄で血液成分が過剰生産されます。

【体内の酸素不足・薬剤使用】:喫煙や呼吸器疾患などによる低酸素、利尿剤・SGLT2阻害薬の使用で血漿量(液体分)が減り、見かけ上赤血球が増加します。

 多血症は、初期にはほとんど自覚症状がなく、健康診断などで偶発的に判明することもあります。高度になると血流悪化から以下の症状が出ます。●頭痛、頭重感、めまい ●顔面や粘膜の充血、皮膚のかゆみ ●赤ら顔、眼瞼結膜や口腔粘膜の充血 ●腹部膨満(脾腫などの合併例)

さらに症状が進行すると、血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な合併症が発生する危険性が高まります。

多血症の予防には、適度な水分摂取、生活習慣の改善、禁煙、定期的な健康診断などが重要です。

 以上のように、多血症は血液が「ドロドロ」になることで動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など命に関わる合併症を引き起こす危険性があるため、原因に合わせた治療と予防、定期的な健康管理が重要です。


■多血症の治療と霊芝

  多血症の治療は、その種類と重症度により異なります。真性多血症の場合、瀉血(血液を抜くこと)によって赤血球数を減らしたり、骨髄抑制剤で赤血球の産生を抑えたりします。アスピリンなどの抗血小板薬も、血栓症予防に用いられることがあります。二次性多血症の場合には、原因疾患の治療が中心となります。例えば、酸素不足が原因であれば酸素療法が行われ、腎臓病が原因であればその治療を進めることで多血症の改善を目指します。

このような多血症に対して、近年、様々な自然療法や補完療法に関心が集まっています。その中でも特に注目されているのが「霊芝」(学名:Ganoderma lucidum)です。霊芝は、古くから東洋医学において"不老長寿の妙薬"として珍重されてきたキノコの一種です。β-グルカン、トリテルペン類、ガノデリン酸などの有効成分が豊富で、免疫賦活作用、抗酸化作用、抗炎症作用、血圧降下作用、血糖降下作用など、多様な生理活性が報告されています。

 霊芝が多血症に対してどんな効能を持つのか、いくつかのメカニズムが考えられます。

 まず、霊芝の「抗酸化作用」は、多血症による細胞の酸化ストレスを軽減します。多血症では、赤血球の増加に伴い、体内で過剰な活性酸素が発生しやすくなります。この活性酸素は細胞を傷つけ、血管内皮機能の障害や炎症を引き起こす一因となります。霊芝に含まれる多糖類やトリテルペン類は強力な抗酸化物質であり、活性酸素を除去することで、これらのダメージを軽減し、合併症のリスクを低下させる効果が期待されます。

 次に、霊芝の「血液循環改善作用」です。多血症では血液の粘度が高まり、血流が悪くなることで血栓ができやすくなります。霊芝には血液サラサラ効果があるとする研究報告もあり、血小板凝集を抑制したり、血管を拡張させたりすることで、血流を改善し、血栓形成のリスクを低減する可能性が示唆されています。これにより、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な合併症の予防に寄与するかもしれません。

 さらに、霊芝の「免疫調節作用」も間接的に多血症に良い影響を与えます。真性多血症は骨髄の異常によるものですが、免疫系のバランスが崩れることで、病態が悪化します。霊芝は免疫細胞の活性を調節し、過剰な免疫反応を抑制したり、低下した免疫機能を向上させたりする作用があるため、全身の健康状態を改善し、多血症の進行を緩やかにする可能性が期待されます。

 ただし、霊芝の効能は、あくまで補完的なものであり、多血症の根本的な治療に代わるものではありません。霊芝を摂取する際には、必ず医師や薬剤師に相談し、適切な指導のもとで行うことが重要です。特に、抗凝固剤や免疫抑制剤など、他の薬剤を服用している場合は、霊芝との相互作用に注意が必要です。

 現在、霊芝の多血症に対する大規模な臨床研究は不足しており、その有効性と安全性についてはさらなる研究が待たれます。しかし、霊芝の持つ多様な生理活性は、多血症患者の生活の質の向上や合併症のリスク軽減に貢献する可能性を秘めていると言えるでしょう。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2026年10月14日水曜日

大腸がん

 食生活と大腸がん

 大腸がんの発生には、食生活や飲酒習慣が深く関わっていると考えられています。近年、日本を含む先進国で大腸がんが増加傾向にある背景には、食生活の欧米化が大きく影響していると指摘されています。

1. 肉類の摂取

 特に赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)や加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)の過剰摂取は、大腸がんのリスクを高めることが多くの研究で示されています。世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は、加工肉を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、赤肉を「おそらくヒトに対して発がん性がある(グループ2A)」と分類しています。

  赤肉  高温で調理された赤肉は、ヘテロサイクリックアミン(HCAs)や多環芳香族炭化水素(PAHs)といった発がん性物質を生成する可能性がある。これらの物質はDNAに損傷を与え、がんの発生を促進すると考えられている。また、赤肉に含まれるヘム鉄が腸内で活性酸素を発生させ、腸粘膜を傷つける可能性もある。

  加工肉  加工肉には、発色剤として添加される亜硝酸ナトリウムが腸内でニトロソ化合物という発がん性物質を生成する。

2. 食物繊維の不足

 食物繊維は、便通を良くし、腸内環境を整える重要な役割を担っています。食物繊維が不足すると、便が大腸に留まる時間が長くなり、便中の有害物質が腸粘膜に接触する機会が増加します。また、食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり、酪酸などの短鎖脂肪酸を生成します。これらの短鎖脂肪酸は、腸粘膜の細胞の健康を維持し、がん細胞の増殖を抑制する効果があると考えられています。

3. 野菜・果物の不足

 野菜や果物には、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの成分は、体内の酸化ストレスを軽減し、細胞の損傷を防ぐことで、がんの予防に役立つと考えられています。特に、ポリフェノールやカロテノイドなどの抗酸化物質は、発がん性物質の作用を抑制する効果が期待されています。

4. 脂肪の過剰摂取

 動物性脂肪の過剰摂取は、胆汁酸の分泌を増やし、それが腸内細菌によって二次胆汁酸に変換されることで、大腸がんのリスクを高める可能性が指摘されています。

【飲酒と大腸がん】

 アルコールの摂取もまた、大腸がんのリスク要因の一つです。アルコールは体内でアセトアルデヒドという物質に分解されます。アセトアルデヒドは発がん性物質であり、DNAに損傷を与え、細胞の異常な増殖を促すと考えられています。

 葉酸の欠乏  アルコールは葉酸の吸収を妨げ、体内での葉酸の働きを低下させる。DNAの合成や修復に重要な役割を果たすため、その欠乏はがんのリスクを高める。 

 酸化ストレス  アルコールの代謝過程で発生する活性酸素は、細胞に酸化ストレスを与え、DNA損傷を引き起こす。

 大腸がんの予防のためには、●赤肉・加工肉の摂取を控える(特に加工肉は避け、赤肉も週500g程度に抑える) ●食物繊維を豊富に摂る(全粒穀物、豆類、野菜、果物、きのこ、海藻など) ●野菜・果物を十分に摂る ●アルコール摂取を控える(可能であれば休肝日を設ける)――をバランス良く行うことが大切です。


■大腸がんと霊芝の効果

 大腸は、食物の消化吸収を行う消化管の最後の部位です。大腸は右下腹部にある盲腸から始まり、次が腹部右上に向かう部分である上行結腸、その次が腹部右上から左上に向かう横行結腸、その次が左上から左下に向かう下行結腸、さらに左下からSの字の形を描くS状結腸、S状結腸と直腸の間の直腸S状部、大腸の最後の部分である直腸という順に食物は大腸を通過していき、最後に肛門から便となって排泄されます。大腸は軟らかい管状の臓器で、内視鏡検査の時に折りたたんでいくと肛門から盲腸まで約70cmで到達しますが、空気を入れて引き伸ばすと2mにもなります。

大腸がんの発生場所

 大腸がんが最も多く発生するのは直腸とS状結腸で、次いで上行結腸です。2005年3月から2009年12月までの約5年間にがん研有明病院で外科手術を受けた初発大腸がんの患者2822名をみると、盲腸がん7%、上行結腸がん14%、横行結腸がん8%、下行結腸がん4%、S状結腸がん26%、直腸S状部がん12%、直腸がん29%となっています。

ポリープがん化説の崩壊

 大腸にはポリープ(良性の隆起性病変)が頻繁に見られます。このポリープががん化して早期がん(粘膜内がん)になり、さらに周囲組織に浸潤し、やがて進行がんに‥‥とこれまで考えられてきました。このポリープがん化説はいまだに欧米を中心に根強い支持があり、早期手術によって削除する方法が多いようです。しかし2006年、日本の研究者が、一見正常に見える平坦な大腸粘膜の中に、やはり平坦で正常粘膜と区別しがたい早期がんが生じ、それが急に進行がんになることを報じ、状況は一変。現在日本では、進行大腸がんのほとんどがこのルートを通ると考える説が有力になり、ポリープ段階での手術は減少しています。

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霊芝の大腸がん予防効果

「霊芝」の菌糸から抽出したエキスに大腸がんの予防効果があることが広島大大学院医歯薬学総合研究科のグループによる試験で確認されています(2010年)。これは、2004年から広島大病院で、内視鏡検査で大腸がんに進む恐れがある腫瘍があった40歳以上の患者に、抽出物0.75gを1日2回飲んでもらい行った試験です。1年間抽出物を飲んだ96人の平均腫瘍数は2.29個から1.87個に減少し、腫瘍の大きさも縮小しました。一方、服用しなかった102人の平均腫瘍数は1.52個から2.18個に増加しました。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2026年10月7日水曜日

食後血糖値

 "隠れ糖尿病"が増加中!

「隠れ糖尿病」とは、一般的な検査では異常が見られないものの、食後の血糖値が異常に高くなるなど、糖尿病予備軍の状態にあることです。見過ごされがちなこの状態は、将来的に本格的な糖尿病へと進行し、心臓病、脳卒中、腎臓病、失明といった重篤な合併症を引き起こすリスクを高めるため、その実態と対策が喫緊の課題となっています。

 日本糖尿病学会が発表している「糖尿病実態調査」など複数の調査報告によると、日本における糖尿病患者数は約1000万人と推計されており、さらに糖尿病予備軍は約1000万人いるとされています。この予備軍の中には、自覚症状がなく、通常の健康診断では発見されにくい「隠れ糖尿病」の状態にある人が相当数含まれていると考えられています。

 健康診断で正常とされた人々のうち、ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行うと、約20%が隠れ糖尿病に該当したというデータもあります。また、別の調査では、特に40代以降の世代で隠れ糖尿病の有病率が高まる傾向が指摘されており、食生活の変化や運動不足といったライフスタイルが大きく影響していると結論付けられています。

 通常の健康診断で行われる空腹時血糖値やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、糖尿病の診断基準として重要ですが、「血糖値スパイク」(食後の血糖値の急激な上昇)を捉えにくいという側面があります。この血糖値スパイクは、血管の内壁にダメージを与え、動脈硬化を進行させる要因となることが知られています。隠れ糖尿病の多くは、この血糖値スパイクを頻繁に起こしている状態にあると言えるでしょう。

 隠れ糖尿病が見過ごされやすい最大の理由は、"自覚症状がほとんどない"ことにあります。糖尿病の典型的な症状(喉の渇き、頻尿、体重減少など)が現れるのは、血糖値がかなり高い状態になってからです。そのため、隠れ糖尿病の段階では、多くの人が自身の体の変化に気づかず、医療機関を受診する機会も少ないのが現状です。

また、前述のように、発見しにくいという問題もあります。空腹時血糖値が正常範囲内であっても、食後急激に血糖値が上昇するタイプの人を見つけるためには、食後血糖値を測定したり、より詳細なブドウ糖負荷試験を行ったりする必要があります。しかし、この検査は、一般的な健康診断には含まれていないことが多く、見逃されてしまうのです。

 隠れ糖尿病の状態が続くと、膵臓からインスリンが過剰に分泌され、膵臓が疲弊してインスリンの分泌能力が低下し、やがて本格的な糖尿病へと進行するリスクが高まります。さらに、隠れ糖尿病の段階でも、すでに血管へのダメージは始まっています。

 ある疫学調査では、空腹時血糖値は正常でも食後高血糖を示す人では、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが2倍以上に高まるという報告があります。これは、食後の高血糖が活性酸素の生成を促進し、血管の内皮細胞を傷つけ、動脈硬化を加速させるためと考えられます。

(出典:https://www.zakzak.co.jp/)


■要注意、食後高血糖

 糖尿病の予防には、「食後高血糖」の管理が非常に重要です。食後高血糖とは、食事を摂った後に血糖値が急激に上昇し、高止まりする状態を指します。健康な人でも食後に血糖値は上がりますが、インスリンの働きで速やかに正常値に戻ります。しかし、インスリンの分泌不足や、働きの低下(インスリン抵抗性)により、食後の血糖値が異常に高くなるのです。

食後高血糖が糖尿病予防に重要な理由

【血管へのダメージ蓄積】:高血糖状態が続くと、血管の内皮細胞が傷つき、動脈硬化が進行。食後高血糖は、特に食後に血管に大きな負担をかけるため、心臓病や脳卒中などの合併症リスクを高める。

【インスリン分泌能力の低下】:膵臓のβ細胞は、血糖値の上昇に応じてインスリンを分泌する。しかし、食後高血糖が続くと、β細胞は常に過剰なインスリン分泌を強いられ、疲弊してしまう。これにより、インスリンの分泌能力がさらに低下し、糖尿病の発症や悪化の加速という悪循環に陥る。

【糖尿病への移行リスク】:食後高血糖は、糖尿病予備群(境界型糖尿病)の典型的な症状の一つ。空腹時血糖値が正常範囲内でも、食後血糖値が高い状態が続くと、2型糖尿病に移行するリスクが著しく高まる。

糖尿病の診断基準と食後高血糖

 日本の糖尿病の診断基準(2024年 日本糖尿病学会)では、右表のいずれかに該当する場合に糖尿病と診断されます。

注目すべきは、「75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値」です。これは、ブドウ糖を摂取した後に血糖値がどのように変化するかを見る検査であり、食後高血糖の状態を評価するために非常に重要です。OGTTの2時間値が200mg/dL以上であれば糖尿病と診断されますが、140mg/dL以上200mg/dL未満の場合は「境界型糖尿病」と診断され、糖尿病予備群として注意が必要です。また、HbA1cは過去1~2ヶ月の平均的な血糖値を反映する指標ですが、食後高血糖が頻繁に起こっていると、このHbA1cも上昇します。

 食後高血糖の予防には、①食事の見直し ②適度な運動 ③規則正しい生活 ④定期的な健康診断 などが大切です。

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 高血糖によるAGE(終末糖化産物)は、毎日の生活で少しずつ体内に溜まります。糖質の摂取に気をつけなければなりません。しかし、「甘み」を制限は、ストレスを生じかねません。当学会が研究開発して商品化に結び付いた甘味調味料「グリシン+霊芝炭」の製品は、十分に甘いうえに、糖質ゼロ。しかも、グリシンはアミノ酸ですので、人工甘味料特有の有害性がなく安全・安心。食後高血糖対策、糖質制限には最適の商品です。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン